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三章 王都オリーブ編1 王都オリーブ
112 合わない人数 と 受けていた依頼!?
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「モルトさんアキレアさん。何か分かったんですか?」
「儂が調べた資料と、アキレアさんに調べていただいた資料を比べましたら、当時お屋敷を修繕していた人数が、合わないんですよ」
「私がお屋敷にあった資料を調べたら、修繕に関わった人数が三十六人でしたが、モルトさんに調べていただいた資料にを見ると、三十五人なんですよ」
「つまり誰かが紛れ込んでいたのが、確実だと言う事ですか」
「はい。ただその一人が誰なのか、まったく分からないんです」
「それぞれが担当する修繕場所があるなら、同じ場所を修繕していた人に聞けば、どんな人だったか分かるのでは?」
「それが、どうも一ヶ所で修繕をしていた訳ではなく、日によって転々と修繕場所を変えていたようなんです」
「それなら余計に、目立ちそうですけど?」
「儂の憶測ですが、何か認識阻害の効果がある物を装備していたか、そのような魔法やスキルを、使っていた可能性があると思われます」
「確かにそれはあり得ますね。誰にも気付かれず、三ヶ所に呪いを仕掛けた訳ですから。ただ気になるのは人形です」
「今回使われた、奥様の人形ですか?」
「ええ。呪いに使われた物の中で、人形だけが元々このお屋敷にあった物ですよね。それがどうして第二の標的にされた、マーガレットさんの物だと分かったのか?」
「確かに。当時あれはダリア坊っちゃまが持っていましたから、奥様の物だとは分からないはずです。知っているのは、ご家族と、お屋敷で働く私達メイドと、ジルバさんくらいしか……もしかして、私達の中に呪いを仕掛けた人物が居ると?」
「アキレアさん。それは早計かと思われます」
「ですがモルトさん。カズさんの話を聞くと……」
「そんなつもりでは……すいません」
「進展無しですか……」
「う~ん……取りあえず儂は、修繕に関わった人達をあたって話を聞いてみましょう。アキレアさんは奥様と、メイドの皆さんに、当時の事で何か気になることがないか、聞いてみてください」
「分かりました」
「アキレアさん、まだ調べて一日ですから、焦らずに行きましょう。取りあえずカズ君には、暫くこちらで居てもらって、お屋敷の皆さんを護衛してもらいますから」
「んっ? モルトさん。今なんて言いました?」
「カズ君には、こちらに暫く居ていただいて、皆さんの護衛をしてもらおうと」
「あのう、俺が王都に来たの、二日前なんですが」
「知ってますよ」
「まだCランクなんですが」
「ええ分かってます」
「貴族の護衛なら、Bランク以上の冒険者か、もしくは衛兵の方が、良いと思うんですが」
「今回の事を、どこの誰がやったのか分からないのですから、こちらに新たに人を入れるよりは、カズ君に護衛してもらった方が適任でしょう」
「そのことに関しては、私も同意です」
「既にBランクの依頼として、カズ君が受けてる事になってますので」
「えっ! いつの間にそんな依頼を?」
「今朝キウイに頼んで、モルトさんの所に行ってもらったんです。その時に」
「そう言えばギルドに行ったと、言ってましたが、その為にですか?」
「それだけではありませんよ。冒険者ギルドの通信魔道具で、王都に戻ってきてるお嬢様達と、アヴァランチェに居るジニア様に、奥様が元気になられた事を、連絡してもらうように頼んでもらったんです」
「そうなんですかモルトさん?」
「はい。アヴァランチェから王都までの街道にある、冒険者ギルドに連絡をしておきました。ジルバがやって来たら、伝言をと。ジルバは寄った街で、必ず一度は冒険者ギルドに顔を出しますから」
「なるほど。それで俺は、いつまでこちらに居れば?」
「取りあえずジルバが戻ってくれば、護衛に問題はないと思いますから、それまでは居てもらえれば。アキレアさんは、それでよろしいですか?」
「はい。それで大丈夫です」
「ところでモルトさんは、ジルバさんとは親しいんですか?(ジルバさんには敬称付けてないし)」
「ええ。ジルバとは、お互い現役の冒険者だった頃、共に過ごしたパーティーメンバーでして。そのこともあって、儂がオリーブ・モチヅキ家の方々と、知り合うことが出来たんです。それがきっかけで、こちらの担当になり、依頼の際等には、冒険者ギルドから儂が来るようになったんです」
「そう言えば、ジルバさんは元冒険者だと、言ってました。モルトさんとパーティーを組んでいたとは、知りませんでしたが」
「そう言うことなので、アヴァランチェからジルバが戻るまで、皆さんの護衛をお願いします」
「分かりました(と言ったものの、戻って来るまで、二十日くらいは掛かるんじゃないかな? アヴァランチェから最速で、十日と言っていたから)」
「儂はそろそろギルドに戻るとします。調べる事が多いですから」
「お願いします。私も他に手がかりがないか、調べてみます」
話を終えて、モルトは冒険者ギルドへと戻っていった。
「では明日からカズさんには、お屋敷に居る間は、色々と手伝ってもらいますね」
「手伝いですか?」
「正式に依頼を受けてもらったのですから、お客様ではなく、使用人同じ様にと扱わせていただきます。この件に関しては、奥様も承諾済みですので」
「あ、はい。分かりました(正式な依頼ったって、正確に言えば、俺は受けてないんだけどなぁ。まあ良いか)」
この日は前日と同じ様に扱ってくれたが、翌日からは、護衛以外にお屋敷の仕事をしてもらうと、アキレアさんに言われた。
ちなみに、夕食後に出される8個のプリンは、マーガレットが2個で、他の人が1個ずつと言うことになった。
カズは何度も食べてるので辞退したら、その1個をメイドの四人が、じゃんけんをして取り合っていた。
プリン争奪戦に、ベロニカは参加しなかった。
カズはじゃんけんを知っていたことに少し驚いたが、以前に来た異世界人が広めたものだろうと勝手に納得した。
プリン争奪戦を勝ち抜き、最後のプリンを手にしたのは、なんと大人しいビワだった。
ビワは幸せそうに、プリンを食べていた。
それから俺は、午前中がマーガレットさんの話し相手で、午後はお屋敷内や庭で力仕事や、メイドさんの手伝いをしていた。
お屋敷内で何かをしている時は、ミカンが話をしにきたり、キウイは仕事を教えると言いながらサボりに来たりと、昼間一人になることは、あまりなかった。
たまにビワと一緒に居ることもあったが、話し掛けてくることは少なかった。
だか何度が一緒に居たら、馴れてくれたのか、話してくれるようになった。
ただ恥ずかしいのか、顔を見ながらは話そうとしない。
依頼を受けた(?)ので、お客じゃないと言われたのに、泊まる部屋は同じお客様用の部屋だった。
なんでも、勝手に依頼を受けてもらったものだから、泊まる部屋は、お客様用にしたとのことだ。
俺的には、使用人が寝泊まりする部屋の方が落ち着きそうで、そっちの方が良かったのだが、今空いてる使用人部屋は、ビワとミカンが一緒に使ってる相部屋と言われたので、さすがに断った。
そして寝る前には、アラームの魔法を使い、警戒をするようにした。
どうもアラームの効果は、一日で切れてしまうようだ。
≪ カズがお屋敷で護衛をしてから、十数日が過ぎたある日 ≫
あれから何もなく平穏な日々が過ぎた昼頃、冒険者ギルドに行っていたキウイが、息を切らして帰ってき。
アキレアが訳を聞くと、キウイは『モルトさんが教えてくれてにゃ、お嬢様達の乗った馬車が王都に入ったらしいにゃ』と、言ってきた。
それを聞いた皆は喜び、いつもなら『メイドが走ってはいけません』と怒るアキレアだったが、今回はお説教がなかった。
それだけデイジーとダリアの帰りを、皆が心待にしてたようだ。
馬車は夕方には、お屋敷に着くそうなので、メイド達はいつにも増して忙しそう働いていた。
「儂が調べた資料と、アキレアさんに調べていただいた資料を比べましたら、当時お屋敷を修繕していた人数が、合わないんですよ」
「私がお屋敷にあった資料を調べたら、修繕に関わった人数が三十六人でしたが、モルトさんに調べていただいた資料にを見ると、三十五人なんですよ」
「つまり誰かが紛れ込んでいたのが、確実だと言う事ですか」
「はい。ただその一人が誰なのか、まったく分からないんです」
「それぞれが担当する修繕場所があるなら、同じ場所を修繕していた人に聞けば、どんな人だったか分かるのでは?」
「それが、どうも一ヶ所で修繕をしていた訳ではなく、日によって転々と修繕場所を変えていたようなんです」
「それなら余計に、目立ちそうですけど?」
「儂の憶測ですが、何か認識阻害の効果がある物を装備していたか、そのような魔法やスキルを、使っていた可能性があると思われます」
「確かにそれはあり得ますね。誰にも気付かれず、三ヶ所に呪いを仕掛けた訳ですから。ただ気になるのは人形です」
「今回使われた、奥様の人形ですか?」
「ええ。呪いに使われた物の中で、人形だけが元々このお屋敷にあった物ですよね。それがどうして第二の標的にされた、マーガレットさんの物だと分かったのか?」
「確かに。当時あれはダリア坊っちゃまが持っていましたから、奥様の物だとは分からないはずです。知っているのは、ご家族と、お屋敷で働く私達メイドと、ジルバさんくらいしか……もしかして、私達の中に呪いを仕掛けた人物が居ると?」
「アキレアさん。それは早計かと思われます」
「ですがモルトさん。カズさんの話を聞くと……」
「そんなつもりでは……すいません」
「進展無しですか……」
「う~ん……取りあえず儂は、修繕に関わった人達をあたって話を聞いてみましょう。アキレアさんは奥様と、メイドの皆さんに、当時の事で何か気になることがないか、聞いてみてください」
「分かりました」
「アキレアさん、まだ調べて一日ですから、焦らずに行きましょう。取りあえずカズ君には、暫くこちらで居てもらって、お屋敷の皆さんを護衛してもらいますから」
「んっ? モルトさん。今なんて言いました?」
「カズ君には、こちらに暫く居ていただいて、皆さんの護衛をしてもらおうと」
「あのう、俺が王都に来たの、二日前なんですが」
「知ってますよ」
「まだCランクなんですが」
「ええ分かってます」
「貴族の護衛なら、Bランク以上の冒険者か、もしくは衛兵の方が、良いと思うんですが」
「今回の事を、どこの誰がやったのか分からないのですから、こちらに新たに人を入れるよりは、カズ君に護衛してもらった方が適任でしょう」
「そのことに関しては、私も同意です」
「既にBランクの依頼として、カズ君が受けてる事になってますので」
「えっ! いつの間にそんな依頼を?」
「今朝キウイに頼んで、モルトさんの所に行ってもらったんです。その時に」
「そう言えばギルドに行ったと、言ってましたが、その為にですか?」
「それだけではありませんよ。冒険者ギルドの通信魔道具で、王都に戻ってきてるお嬢様達と、アヴァランチェに居るジニア様に、奥様が元気になられた事を、連絡してもらうように頼んでもらったんです」
「そうなんですかモルトさん?」
「はい。アヴァランチェから王都までの街道にある、冒険者ギルドに連絡をしておきました。ジルバがやって来たら、伝言をと。ジルバは寄った街で、必ず一度は冒険者ギルドに顔を出しますから」
「なるほど。それで俺は、いつまでこちらに居れば?」
「取りあえずジルバが戻ってくれば、護衛に問題はないと思いますから、それまでは居てもらえれば。アキレアさんは、それでよろしいですか?」
「はい。それで大丈夫です」
「ところでモルトさんは、ジルバさんとは親しいんですか?(ジルバさんには敬称付けてないし)」
「ええ。ジルバとは、お互い現役の冒険者だった頃、共に過ごしたパーティーメンバーでして。そのこともあって、儂がオリーブ・モチヅキ家の方々と、知り合うことが出来たんです。それがきっかけで、こちらの担当になり、依頼の際等には、冒険者ギルドから儂が来るようになったんです」
「そう言えば、ジルバさんは元冒険者だと、言ってました。モルトさんとパーティーを組んでいたとは、知りませんでしたが」
「そう言うことなので、アヴァランチェからジルバが戻るまで、皆さんの護衛をお願いします」
「分かりました(と言ったものの、戻って来るまで、二十日くらいは掛かるんじゃないかな? アヴァランチェから最速で、十日と言っていたから)」
「儂はそろそろギルドに戻るとします。調べる事が多いですから」
「お願いします。私も他に手がかりがないか、調べてみます」
話を終えて、モルトは冒険者ギルドへと戻っていった。
「では明日からカズさんには、お屋敷に居る間は、色々と手伝ってもらいますね」
「手伝いですか?」
「正式に依頼を受けてもらったのですから、お客様ではなく、使用人同じ様にと扱わせていただきます。この件に関しては、奥様も承諾済みですので」
「あ、はい。分かりました(正式な依頼ったって、正確に言えば、俺は受けてないんだけどなぁ。まあ良いか)」
この日は前日と同じ様に扱ってくれたが、翌日からは、護衛以外にお屋敷の仕事をしてもらうと、アキレアさんに言われた。
ちなみに、夕食後に出される8個のプリンは、マーガレットが2個で、他の人が1個ずつと言うことになった。
カズは何度も食べてるので辞退したら、その1個をメイドの四人が、じゃんけんをして取り合っていた。
プリン争奪戦に、ベロニカは参加しなかった。
カズはじゃんけんを知っていたことに少し驚いたが、以前に来た異世界人が広めたものだろうと勝手に納得した。
プリン争奪戦を勝ち抜き、最後のプリンを手にしたのは、なんと大人しいビワだった。
ビワは幸せそうに、プリンを食べていた。
それから俺は、午前中がマーガレットさんの話し相手で、午後はお屋敷内や庭で力仕事や、メイドさんの手伝いをしていた。
お屋敷内で何かをしている時は、ミカンが話をしにきたり、キウイは仕事を教えると言いながらサボりに来たりと、昼間一人になることは、あまりなかった。
たまにビワと一緒に居ることもあったが、話し掛けてくることは少なかった。
だか何度が一緒に居たら、馴れてくれたのか、話してくれるようになった。
ただ恥ずかしいのか、顔を見ながらは話そうとしない。
依頼を受けた(?)ので、お客じゃないと言われたのに、泊まる部屋は同じお客様用の部屋だった。
なんでも、勝手に依頼を受けてもらったものだから、泊まる部屋は、お客様用にしたとのことだ。
俺的には、使用人が寝泊まりする部屋の方が落ち着きそうで、そっちの方が良かったのだが、今空いてる使用人部屋は、ビワとミカンが一緒に使ってる相部屋と言われたので、さすがに断った。
そして寝る前には、アラームの魔法を使い、警戒をするようにした。
どうもアラームの効果は、一日で切れてしまうようだ。
≪ カズがお屋敷で護衛をしてから、十数日が過ぎたある日 ≫
あれから何もなく平穏な日々が過ぎた昼頃、冒険者ギルドに行っていたキウイが、息を切らして帰ってき。
アキレアが訳を聞くと、キウイは『モルトさんが教えてくれてにゃ、お嬢様達の乗った馬車が王都に入ったらしいにゃ』と、言ってきた。
それを聞いた皆は喜び、いつもなら『メイドが走ってはいけません』と怒るアキレアだったが、今回はお説教がなかった。
それだけデイジーとダリアの帰りを、皆が心待にしてたようだ。
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