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二章 アヴァランチェ編
96 強力なモンスターの襲来
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氷結花を採取した、北の山脈にある森に、ゲートで移動した俺は、近道で王都へ向かう為に、山脈を越える事を選んだ。
しかし雪で隠れて道は無く、しかも歩いて行けば、街道を行くより時間も掛かり危険も多い。
だがこれが幸いにも人が居ないので、練習がてら飛翔の魔法で、飛んで行こうと決めた。
山頂に行けば、王都が見えるはずだから、何もなければ、数日で着くだろうと思う。
先ずは【マップ】で、方向と人の居ないことを確認して飛翔魔法の〈フライ〉を使用して、森の上空を通過して、山頂を目指し飛んで行くことにした。
上手くいっていたので、重力魔法の〈アンチグラヴィティ〉を使い自分を軽くして、スピードを上げた。
ところが、自分を軽くしたことで、風の影響をもろにくらい、風下へと流されてしまった。
体勢を立て直す為に、一度地上に降りた。
風が強くなってきたので、重力魔法を解除して、フライの魔法だけで、飛んで行くことにした。
飛翔魔法で飛び始めてから、一時間が経過した頃、山の中腹付近に来たので、今日はどこか休める場所を探す事にした。
少し狭いが、休めそうな所があったので魔法で、土のかまくらを作り、今日の寝床を作った。
土のかまくらを作るのも二度目なので、前回より形の良い物が出来た。
寝床を作った頃には、日が傾き薄暗くなってきていた。
やはり山の日没は早い。
昼間買った食材で、温まる夕食作り、食べたら朝早くから行動するので、早く休むことにした。
◇◆◇◆◇
翌朝目覚めて外を見ると、曇っていて山頂が見えなかった。
昨日作った夕食の残りを食べて、土のかまくらを解除して元の土に戻し、出発する。
昨日と同じ様に〈フライ〉で飛んで行く。
今度は使用する魔力量を増やして、スピードが上がるか、小回りが利くか等を、試しながら飛んで行く。
山頂を目指し、木の少し上を飛ぶ。
標高が上がり、厚い雲を通過中【マップ】を見ると、モンスターが飛んで来るのが分かった。
かち合わないように、飛ぶ方向を変えたが、狙って来ているようで、こっちに向かって来る。
雲の中だとモンスターを目視出来ないので、地上沿いに飛ぶのを止め、急上昇した。
厚い雲を抜けて、強い日の光がさす青空の下に出たが、モンスターの姿は見あたらなかった。
【マップ】で、モンスターの動きを確認していると、数百mまで近付いていた。
どうやらモンスターも、雲の中を移動して姿を隠してるようだ。
どうやってこちらの動きを、認識しているのか、不思議に思った。
雲に隠れていても【マップ】に表示されて分かるので、接近される前に足場を確保する為、雲から飛び出ている山頂に向かった。
しかし、足場のある場所に着く前に、厚い雲からモンスターが姿を現した。
「おいおい。どう考えても、コイツの相手は、Aランク以上の冒険者パーティーだろ!」
体長6m以上はあり、広げている翼は10mはある、白いドラゴンだった。
「我が領域を侵すものは、貴様か!」
「喋った!?」
「人の言葉など、我には雑作もない」
なんだ【異世界言語】で分かるのかと思ったら、人の言葉を話してたのか。
って、それでもモンスターが、人語を話すのかよ!
「俺はただ、通りかかっただけで…」
「飛翔する人など珍しいが、我が領域を侵すものは、死をもって償え!」
「って、聞いてねぇー」
白いドラゴンが、正面から勢いよく向かって、攻撃してくる。
その初撃をなんとか避けて、足場を求め、急ぎ山頂に向かい移動する。
しかし慣れていない空中では、白いドラゴンに分があり、避けるのが精一杯だった。
何度目かの体当たりをかわした時、尻尾での攻撃が直撃して、大きく吹き飛ばされてしまった。
とっさにスキル《肉体強化》をしたが、この世界に来て、初めて無視できない痛みを感じた。
飛ばされて先が雲の中だったので、俺の姿を見失った白いドラゴンは、一旦攻撃を止めた。
しかし直ぐ様こちらへと、向かって来た。
「雲の中で姿は確認できないのに、なぜこちらの位置が分かるんだ!? 考えてる時間も無い。今できる事をやるだけだ!」
痛みはあるが動ける、回復は後回しにして〈身体強化〉と《筋力強化》を使う。
次に【隠蔽】を最大値の『5』にした。
すると突如対象を見失った白いドラゴンは、上昇して雲を抜けた先で、旋回をしている。
この隙に、雲の中を通って地上に降り、【アイテムボックス】から回復薬を出して飲んだ。
痛みと傷が消えたので、山を伝い雲を抜け、視界にとらえた白いドラゴンを【万物ノ眼】で分析して調べる。
『フロストドラゴン:モンスター・レベル86』
雪の積もる高い山に生息。
長く生きている程に知性は高く、縄張りを持つ。
風属性と水属性の魔法を得意とし、二種の合成魔法を使う。
弱点は火属性だが、生半可な火力では効果が無い。
一体で都市一つを、滅ぼせる力がある。
一体で都市を滅ぼせるって、なんでそんなモンスターと、かち合うんだよ!
いざとなったら、ゲートで退散出来るが、コイツがアヴァランチェに行ったら、大変だ!
しかも今は収穫祭で人も多い、なんとしても、ここで倒しておかないと……
戦う覚悟を決め、雲から出て姿を現すと、気付いた『フロストドラゴン』は、真っ直ぐに向かって来た。
俺の事を格下たと思っているフロストドラゴンは、魔法を使う事なく正面から突っ込んでくる。
そう思ってくれるなら、その隙をついて攻撃させてもらうだけだ!
幸い厚い雲があるなら、例え山に人が居たとしても、見られる事はないはずだ。
いつもより、数倍の魔力を込めて魔法を放つ。
「〈ファイヤーボール〉」
直径2mはある火の玉が、フロストドラゴンに向かって飛んで行く。
驚いているフロストドラゴンは、体をひねりファイヤーボールをかわした。
威力はあっても、距離が離れている為、避けられてしまった。
脅威を感じたフロストドラゴンは、距離をとり、魔法で攻撃してくる。
「〈ブリザードブレス〉」
フロストドラゴンのブレスは、 極寒の風と雪で、全てを凍らせていく。
いくら冷寒耐性があっても、さすがにヤバいと思ったカズは、とっさに〈アースウォール〉で壁を作り、ブレスの直撃を防ぐ。
しかしブレスで冷された壁は、みるみる凍りつき、ブレスが止まった頃には、氷の壁になっていた。
カズはなんとか攻撃を凌いだ。
攻撃しようにも、威力があっても遅い攻撃では、当たらないから意味がない。
こんな事なら、あの本を全部読んでおけば良かったと、後悔した。
ファイヤーボールより、いつも使ってる、ライトニングショットの上位版ライトニングボルトで攻撃をする事にした。
それが駄目なら、どうなるか分からないが、全魔力を込めて攻撃するしかない。
「弱小なる人よ、我が攻撃を耐えたのは誉めてやろう。だがこれで終わりだ!」
「そうかよ。ならその弱小なる俺からの攻撃を、受けてもらおうか」
「貴様の攻撃など遅くて、我には当たらん」
俺は氷の壁から姿を現し、フロストドラゴンを攻撃した。
「〈ライトニングボルト〉」
青白い電撃は、空気を切り裂く轟音と共に、フロストドラゴン目掛けて迸(ほとばし)る。
今度は避ける間もなく、ライトニングボルトが直撃した。
一瞬動きが止まり、よろめき下降しそうになったフロストドラゴンは、体勢立て直し、距離をとった。
「な、なんだ貴様は! 我に通じる高威力の攻撃を何度も、本当に人族なのか?」
話をして、回復されたら厄介だから、続けて攻撃をする。
「〈ライトニングボルト〉!」
「〈アイスシールド〉!」
フロストドラゴンの前に、氷で出来た厚い壁が出現した。
放たれた電撃は氷の壁を貫き、フロストドラゴンに直撃する。
しかし威力を軽減され、倒すまでには至らない。
自分にダメージを与える攻撃をしてきた人族に、動揺を隠せなくなったフロストドラゴンは攻撃を止め、話をしだした。
「待て人よ、話を聞け!」
「問答無用で、襲ってきたのはそっちだろ! 〈グラヴィティ〉!」
話に答えながらも攻撃は緩めず、動きの止まっているフロストドラゴンに、重力魔法をかけて飛べないようにする。
魔力を強めて、威力を上げた重力魔法は、フロストドラゴンの自由を奪う。
ゆっくりと降下するフロストドラゴンは、パニックになり始めていた。
「なんだどういう事だ! 動きが、体が重い。これは重力魔法? バカな。今の人族が使える訳が……ぐはっ!」
雲の中を降下して、地面に押し付けられたフロストドラゴンは、もはやその動きは、亀のようにゆっくりとしていた。
「念の為だ〈グラヴィティ〉!」
「ぐわぁぁー!」
「フロストドラゴンなんて脅威を、このままにしておけない。先に攻撃してきたのは、そっちだからな。悪いがここで…」
「ま…待って…くれ……頼む。もう…抵抗はしない」
フロストドラゴンは力を抜き、逆らわず動きを止めた。
俺は警戒をおこたらない様にして、一応話しだけでも聞いてやる事にした。
しかし雪で隠れて道は無く、しかも歩いて行けば、街道を行くより時間も掛かり危険も多い。
だがこれが幸いにも人が居ないので、練習がてら飛翔の魔法で、飛んで行こうと決めた。
山頂に行けば、王都が見えるはずだから、何もなければ、数日で着くだろうと思う。
先ずは【マップ】で、方向と人の居ないことを確認して飛翔魔法の〈フライ〉を使用して、森の上空を通過して、山頂を目指し飛んで行くことにした。
上手くいっていたので、重力魔法の〈アンチグラヴィティ〉を使い自分を軽くして、スピードを上げた。
ところが、自分を軽くしたことで、風の影響をもろにくらい、風下へと流されてしまった。
体勢を立て直す為に、一度地上に降りた。
風が強くなってきたので、重力魔法を解除して、フライの魔法だけで、飛んで行くことにした。
飛翔魔法で飛び始めてから、一時間が経過した頃、山の中腹付近に来たので、今日はどこか休める場所を探す事にした。
少し狭いが、休めそうな所があったので魔法で、土のかまくらを作り、今日の寝床を作った。
土のかまくらを作るのも二度目なので、前回より形の良い物が出来た。
寝床を作った頃には、日が傾き薄暗くなってきていた。
やはり山の日没は早い。
昼間買った食材で、温まる夕食作り、食べたら朝早くから行動するので、早く休むことにした。
◇◆◇◆◇
翌朝目覚めて外を見ると、曇っていて山頂が見えなかった。
昨日作った夕食の残りを食べて、土のかまくらを解除して元の土に戻し、出発する。
昨日と同じ様に〈フライ〉で飛んで行く。
今度は使用する魔力量を増やして、スピードが上がるか、小回りが利くか等を、試しながら飛んで行く。
山頂を目指し、木の少し上を飛ぶ。
標高が上がり、厚い雲を通過中【マップ】を見ると、モンスターが飛んで来るのが分かった。
かち合わないように、飛ぶ方向を変えたが、狙って来ているようで、こっちに向かって来る。
雲の中だとモンスターを目視出来ないので、地上沿いに飛ぶのを止め、急上昇した。
厚い雲を抜けて、強い日の光がさす青空の下に出たが、モンスターの姿は見あたらなかった。
【マップ】で、モンスターの動きを確認していると、数百mまで近付いていた。
どうやらモンスターも、雲の中を移動して姿を隠してるようだ。
どうやってこちらの動きを、認識しているのか、不思議に思った。
雲に隠れていても【マップ】に表示されて分かるので、接近される前に足場を確保する為、雲から飛び出ている山頂に向かった。
しかし、足場のある場所に着く前に、厚い雲からモンスターが姿を現した。
「おいおい。どう考えても、コイツの相手は、Aランク以上の冒険者パーティーだろ!」
体長6m以上はあり、広げている翼は10mはある、白いドラゴンだった。
「我が領域を侵すものは、貴様か!」
「喋った!?」
「人の言葉など、我には雑作もない」
なんだ【異世界言語】で分かるのかと思ったら、人の言葉を話してたのか。
って、それでもモンスターが、人語を話すのかよ!
「俺はただ、通りかかっただけで…」
「飛翔する人など珍しいが、我が領域を侵すものは、死をもって償え!」
「って、聞いてねぇー」
白いドラゴンが、正面から勢いよく向かって、攻撃してくる。
その初撃をなんとか避けて、足場を求め、急ぎ山頂に向かい移動する。
しかし慣れていない空中では、白いドラゴンに分があり、避けるのが精一杯だった。
何度目かの体当たりをかわした時、尻尾での攻撃が直撃して、大きく吹き飛ばされてしまった。
とっさにスキル《肉体強化》をしたが、この世界に来て、初めて無視できない痛みを感じた。
飛ばされて先が雲の中だったので、俺の姿を見失った白いドラゴンは、一旦攻撃を止めた。
しかし直ぐ様こちらへと、向かって来た。
「雲の中で姿は確認できないのに、なぜこちらの位置が分かるんだ!? 考えてる時間も無い。今できる事をやるだけだ!」
痛みはあるが動ける、回復は後回しにして〈身体強化〉と《筋力強化》を使う。
次に【隠蔽】を最大値の『5』にした。
すると突如対象を見失った白いドラゴンは、上昇して雲を抜けた先で、旋回をしている。
この隙に、雲の中を通って地上に降り、【アイテムボックス】から回復薬を出して飲んだ。
痛みと傷が消えたので、山を伝い雲を抜け、視界にとらえた白いドラゴンを【万物ノ眼】で分析して調べる。
『フロストドラゴン:モンスター・レベル86』
雪の積もる高い山に生息。
長く生きている程に知性は高く、縄張りを持つ。
風属性と水属性の魔法を得意とし、二種の合成魔法を使う。
弱点は火属性だが、生半可な火力では効果が無い。
一体で都市一つを、滅ぼせる力がある。
一体で都市を滅ぼせるって、なんでそんなモンスターと、かち合うんだよ!
いざとなったら、ゲートで退散出来るが、コイツがアヴァランチェに行ったら、大変だ!
しかも今は収穫祭で人も多い、なんとしても、ここで倒しておかないと……
戦う覚悟を決め、雲から出て姿を現すと、気付いた『フロストドラゴン』は、真っ直ぐに向かって来た。
俺の事を格下たと思っているフロストドラゴンは、魔法を使う事なく正面から突っ込んでくる。
そう思ってくれるなら、その隙をついて攻撃させてもらうだけだ!
幸い厚い雲があるなら、例え山に人が居たとしても、見られる事はないはずだ。
いつもより、数倍の魔力を込めて魔法を放つ。
「〈ファイヤーボール〉」
直径2mはある火の玉が、フロストドラゴンに向かって飛んで行く。
驚いているフロストドラゴンは、体をひねりファイヤーボールをかわした。
威力はあっても、距離が離れている為、避けられてしまった。
脅威を感じたフロストドラゴンは、距離をとり、魔法で攻撃してくる。
「〈ブリザードブレス〉」
フロストドラゴンのブレスは、 極寒の風と雪で、全てを凍らせていく。
いくら冷寒耐性があっても、さすがにヤバいと思ったカズは、とっさに〈アースウォール〉で壁を作り、ブレスの直撃を防ぐ。
しかしブレスで冷された壁は、みるみる凍りつき、ブレスが止まった頃には、氷の壁になっていた。
カズはなんとか攻撃を凌いだ。
攻撃しようにも、威力があっても遅い攻撃では、当たらないから意味がない。
こんな事なら、あの本を全部読んでおけば良かったと、後悔した。
ファイヤーボールより、いつも使ってる、ライトニングショットの上位版ライトニングボルトで攻撃をする事にした。
それが駄目なら、どうなるか分からないが、全魔力を込めて攻撃するしかない。
「弱小なる人よ、我が攻撃を耐えたのは誉めてやろう。だがこれで終わりだ!」
「そうかよ。ならその弱小なる俺からの攻撃を、受けてもらおうか」
「貴様の攻撃など遅くて、我には当たらん」
俺は氷の壁から姿を現し、フロストドラゴンを攻撃した。
「〈ライトニングボルト〉」
青白い電撃は、空気を切り裂く轟音と共に、フロストドラゴン目掛けて迸(ほとばし)る。
今度は避ける間もなく、ライトニングボルトが直撃した。
一瞬動きが止まり、よろめき下降しそうになったフロストドラゴンは、体勢立て直し、距離をとった。
「な、なんだ貴様は! 我に通じる高威力の攻撃を何度も、本当に人族なのか?」
話をして、回復されたら厄介だから、続けて攻撃をする。
「〈ライトニングボルト〉!」
「〈アイスシールド〉!」
フロストドラゴンの前に、氷で出来た厚い壁が出現した。
放たれた電撃は氷の壁を貫き、フロストドラゴンに直撃する。
しかし威力を軽減され、倒すまでには至らない。
自分にダメージを与える攻撃をしてきた人族に、動揺を隠せなくなったフロストドラゴンは攻撃を止め、話をしだした。
「待て人よ、話を聞け!」
「問答無用で、襲ってきたのはそっちだろ! 〈グラヴィティ〉!」
話に答えながらも攻撃は緩めず、動きの止まっているフロストドラゴンに、重力魔法をかけて飛べないようにする。
魔力を強めて、威力を上げた重力魔法は、フロストドラゴンの自由を奪う。
ゆっくりと降下するフロストドラゴンは、パニックになり始めていた。
「なんだどういう事だ! 動きが、体が重い。これは重力魔法? バカな。今の人族が使える訳が……ぐはっ!」
雲の中を降下して、地面に押し付けられたフロストドラゴンは、もはやその動きは、亀のようにゆっくりとしていた。
「念の為だ〈グラヴィティ〉!」
「ぐわぁぁー!」
「フロストドラゴンなんて脅威を、このままにしておけない。先に攻撃してきたのは、そっちだからな。悪いがここで…」
「ま…待って…くれ……頼む。もう…抵抗はしない」
フロストドラゴンは力を抜き、逆らわず動きを止めた。
俺は警戒をおこたらない様にして、一応話しだけでも聞いてやる事にした。
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