47 / 807
二章 アヴァランチェ編
43 都市外の依頼 と 回復薬の調合
しおりを挟む
「では遠慮なく。遺跡やダンジョンのこと、もしくは遺物(アーティファクト)についてなんですが」
「遺跡やダンジョンか。見つかってる所なら行くことは出来るが、そういった場所は、あらかた調べ尽くされてることが多いから、行っても何も無いと思うぞ」
「新しく見つかった場所は、ないんですか?」
「一攫千金目当てで探してる連中はいるが、そう簡単には見つからんさ。それに見つかったとしても、遺物(アーティファクト)があるとは限らないからな」
「そうですか」
とりあえず、行くのは禁止されてないみたいだな。
「それにだ、遺跡やダンジョンに出るモンスターは、強力な奴も多いし、特殊な個体も出るから危険も多い。だから見つかっている場所でも、簡単に教えることは出来ないんだ」
「どうしても駄目ですか?」
「桁違いのステータスをしているカズ君でも、Eランクの新人には、ギルマスという立場上教えることは出来んな」
「そうですか」
「落ち込むことはない。カズ君なら直ぐにランクは上がるさ」
地道にランクを上げるしかないか。
「あっ! それなら、ソーサリーカードの作り方とか見れませんか? この都市でも作ってるんですよね」
「作っては入るが……」
あれれ、これも駄目かな。
「ロウカスク良いじゃないか。カズなら悪用はしないでしょ」
ナイスだアレナリア!
「う~ん……良いだろう。今すぐという訳にはいかんが、話をつけておこう」
「ありがとうございます。アレナリアもありがとう」
「それよりカズ君、その汚れた格好をキレイにした方が良いぞ」
「そう……ですよね……(替えの着替えはないんだよな)」
「しょうがないわね。カズそのまま動かないで〈クリア〉」
カズとアレナリアが薄い光に包まれて、身体や衣服に着いた汚れが、なくなりキレイになった。
「何したのアレナリア?」
「汚れを除去してキレイにする魔法よ。やっぱり知らなかったのね」
そんな魔法あるなら、もっと早く知りたかった!
「こんな便利な魔法もあるんだ!」
「よく使われるから、生活魔法なんて言われてるわね。水属性が使えれば、難しくもないから大抵は使えるわよ」
「へぇー」
「カズってそれだけの魔力があるのに、魔法にの知識は乏しいのね」
うっ……痛いとこをつかれるな。
「そうだ! 私が魔法の基礎から教えてあげましょうか!」
それは良いかも知れな……
「それならいつも一緒の方が良いから、私の部屋で共にくらせ……」
「俺ランク上げる為に、依頼をもっと受けないとならないから、もう行くよ」
アレナリアの話を最後まで聞かず、急いで部屋を出て一階に行く。
「カズったら、まだ話の途中なのに」
「アレナリアは随分とカズ君に、ご執心なんなだな」
「なんだか私に近いものを感じてね。って誰がご執心よ! ロウカスクも、ふざけたこと言ってないで、ギルマスとして、職員を庇ってもらった借りがあるんだから、カズに頼まれたことを、早くしてやるのよ!」
「やっぱりご執心じゃないか! カズ君も大変だな」
「う、うるさい! 早く仕事しなさい!」
一階に来て依頼書を見に行こうとすると、受付の方から名前を呼ばれた。
そちら見ると、受付嬢のスカレッタとルグルが居たので、二人の所へ行く。
「カズさん。今回も本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「そんな何度も、もういいですよ。終わったことですから」
「私達から、何かお詫びとお礼を」
「そんなお構いなく」
「でもそれでは、私達の気がすみません」
スカレッタはお礼をしたいと、断固として引き下がらない。
「さぁ、なんでも言ってください。私達に出来ることでしたら」
スカレッタさん、結構頑固だな。
「それじゃあ、いつでも良いので、何か割りの良い依頼がありましたら、おしえてください」
「そんなことでしたら、任せてください。ありましたら直ぐにお伝えします」
「任せてください。私も探します」
スカレッタとルグルは、お礼が出来るとやる気満々でいる。
「そんな無理しなくても良いですから」
「あっそうだ! カズさんに、まだ水路掃除の報酬渡してませんでしたね」
「あっ! そうでした」
ルグルから水路掃除の報酬を受け取り、依頼書を見に行く。
今日も遅かった為に、貼ってある依頼書は少ない。
その残りの依頼から、容器の配達依頼を受けることにして、受付に依頼書を持っていく。
すると、今朝いい依頼が入ったことを思い出したと言って、ルグルが貼り出す前の依頼書を持ってきた。
「カズさん、この依頼なんですが、どうでしょう?」
「えーと、素材を調達する依頼ですか」
「調達と言いますが、採掘なんですけど。場所は都市外になってしまいますが、カズさんが受けれるランクで、報酬も多いですし、どうですか?」
依頼内容を聞くと、採掘場所は、アヴァランチェの直ぐ横を流れている川の上流。
採掘物は鉱石で、比較的簡単に採取できると。
ただ足場が悪く荷馬車などが使えないた為に、一度に持ってこれる量が少ないと言う。
期限日数は明日から三日あるので、明日にでも出発すれば間に合うとのことだ。
報酬は、採掘した鉱石の質と量で変わるが、ある程度安定した物が取れるそうだ。
「それに、カズさんがアイテムボックスを使えるなら、大変ではないと思います」(小声)
さすがにあれだけ騒げばバレるよな。
「ありがとうございます。この依頼受けさせてもらいます。今日行くにはもう遅いので、明日朝から行こうと思います」
「そうですね、それが良いでしょう。ではこちらをどうぞ。採掘する鉱石の特徴が書いてあります」
ルグルから、鉱石の特徴を書いた資料を受け取る。
この後は、容器の配達依頼をするのでギルドを出る。
職人区にある『容器製造所』に行き、小ビンの容器を受け取り、指定された数ヶ所の店に配達しに行く。
配達依頼は問題なく終わらせて、容器製造所に終了の報告に戻り、頼んで小ビンを十数本売ってもらった。
配達依頼を終わらせたので、ギルドに戻り依頼完了の報告をして報酬をもらう。
その後ギルドを出て買い物をしてから、多種族区にある、ノシャックの宿屋に行く。
「いらっしゃい。また来てくれたか!」
「どうも部屋空いてますか?」
「ああ空いてるよ。どうだい、毎日来るようなら、数日分前払いしては? そうしてくれるなら、安くしとくよ」
そうだな、他に宿屋探すのも面倒だし、安くしてくれるって言ってから、暫くここを拠点にするか。
「そうします。十日分食事付きで前払いします」
「おっ! 決心したか。そうだな……よし、十日食事付き前払いで、6,2000 GLで良いよ」
「はい、お願いします」
ノシャックに十日分の料金を払い、晩の食事まで少し時間があると言うので、泊まる部屋に行き、試したいことをする。
部屋の床に座り、路地裏の雑貨屋で買った『初心者でも安心調合セット特価お買い得』と書いてあった調合道具と、依頼先で買った小ビン、あとは薬草と、リアーデの鍛治屋で買ったナイフを【アイテムボックス】から出して準備をする。
調合セットの内容は『すり鉢一つ、すりこ木棒一本、木の器一つ、小さな木の器二つ、麻布、目盛りが入った容器』で、3,500 GLだった。(いわゆる売れ残り)
これから回復薬の調合を試してみる。
作り方は依頼で行った『薬草調合製造所』で聞いて、現場で見たやり方を、真似て作ってみる。
まずは一回分の量を試しに作る為に、回復草8枚と毒消草1枚を別々に細かく切り刻み、別々にすり鉢に入れてすり潰す。
それを小さな木の器に、別々に入れて置いておく。
次に目盛り付きの容器に、魔力変換で出した水を目盛りの一番したまで入れる。
最後に、すり潰した各薬草と、計ったを水を木の器に入れて、かき混ぜながら魔力を流す。
この時も回復薬が出来ることを想像して、魔力をゆっくりと少しずつ流す。
【万物ノ眼】の効果で、常に状態を把握しながらゆっくりと魔力を流し、かき混ぜ状態を確認していく。
一分くらいしたら変化が現れ、器の中身が回復薬と表示された。
この時、成功したと喜び、つい力が入って魔力を多く流してしまって、回復薬からただの草汁になってしまった。
詳しく分析してみたが、なんの効果もなく、一回分無駄にしてしまった。
要領は分かったので、今度は十回分を一気に作ってみる。
全てを器に入れて、混ぜる所までは順調で、あとは魔力の流す加減と、出来ても気を緩めないこと。
器の中に変化が現れ、回復薬と表示されたので、ここで魔力を流すのを止め少し待つ。
見えている表示も回復薬のまま安定したので、麻布でコシて小ビンに入れてる。
満タンに入れたのが悪かったのか、小ビン5個分しか取れなかった。
作り終わったから言っても、所詮は後の祭り、一つの小ビンに入った物を、鑑定をして詳しく効果を見てみることにした。
表示された内容を読むと『飲んで良し、かけて良し、ただし飲……』
「カズ、食事の支度が出来たから、降りてこいよ!」
「あ、はい。すぐ行きます」
ノシャックに呼ばれたので、片付けをして食事を食べに一階に下りて行く。
翌日は早くから出掛けるので、食べ過ぎないようにして、食後は部屋に戻って、ゆっくりと眠りにつく。
「遺跡やダンジョンか。見つかってる所なら行くことは出来るが、そういった場所は、あらかた調べ尽くされてることが多いから、行っても何も無いと思うぞ」
「新しく見つかった場所は、ないんですか?」
「一攫千金目当てで探してる連中はいるが、そう簡単には見つからんさ。それに見つかったとしても、遺物(アーティファクト)があるとは限らないからな」
「そうですか」
とりあえず、行くのは禁止されてないみたいだな。
「それにだ、遺跡やダンジョンに出るモンスターは、強力な奴も多いし、特殊な個体も出るから危険も多い。だから見つかっている場所でも、簡単に教えることは出来ないんだ」
「どうしても駄目ですか?」
「桁違いのステータスをしているカズ君でも、Eランクの新人には、ギルマスという立場上教えることは出来んな」
「そうですか」
「落ち込むことはない。カズ君なら直ぐにランクは上がるさ」
地道にランクを上げるしかないか。
「あっ! それなら、ソーサリーカードの作り方とか見れませんか? この都市でも作ってるんですよね」
「作っては入るが……」
あれれ、これも駄目かな。
「ロウカスク良いじゃないか。カズなら悪用はしないでしょ」
ナイスだアレナリア!
「う~ん……良いだろう。今すぐという訳にはいかんが、話をつけておこう」
「ありがとうございます。アレナリアもありがとう」
「それよりカズ君、その汚れた格好をキレイにした方が良いぞ」
「そう……ですよね……(替えの着替えはないんだよな)」
「しょうがないわね。カズそのまま動かないで〈クリア〉」
カズとアレナリアが薄い光に包まれて、身体や衣服に着いた汚れが、なくなりキレイになった。
「何したのアレナリア?」
「汚れを除去してキレイにする魔法よ。やっぱり知らなかったのね」
そんな魔法あるなら、もっと早く知りたかった!
「こんな便利な魔法もあるんだ!」
「よく使われるから、生活魔法なんて言われてるわね。水属性が使えれば、難しくもないから大抵は使えるわよ」
「へぇー」
「カズってそれだけの魔力があるのに、魔法にの知識は乏しいのね」
うっ……痛いとこをつかれるな。
「そうだ! 私が魔法の基礎から教えてあげましょうか!」
それは良いかも知れな……
「それならいつも一緒の方が良いから、私の部屋で共にくらせ……」
「俺ランク上げる為に、依頼をもっと受けないとならないから、もう行くよ」
アレナリアの話を最後まで聞かず、急いで部屋を出て一階に行く。
「カズったら、まだ話の途中なのに」
「アレナリアは随分とカズ君に、ご執心なんなだな」
「なんだか私に近いものを感じてね。って誰がご執心よ! ロウカスクも、ふざけたこと言ってないで、ギルマスとして、職員を庇ってもらった借りがあるんだから、カズに頼まれたことを、早くしてやるのよ!」
「やっぱりご執心じゃないか! カズ君も大変だな」
「う、うるさい! 早く仕事しなさい!」
一階に来て依頼書を見に行こうとすると、受付の方から名前を呼ばれた。
そちら見ると、受付嬢のスカレッタとルグルが居たので、二人の所へ行く。
「カズさん。今回も本当にありがとうございました」
「ありがとうございました」
「そんな何度も、もういいですよ。終わったことですから」
「私達から、何かお詫びとお礼を」
「そんなお構いなく」
「でもそれでは、私達の気がすみません」
スカレッタはお礼をしたいと、断固として引き下がらない。
「さぁ、なんでも言ってください。私達に出来ることでしたら」
スカレッタさん、結構頑固だな。
「それじゃあ、いつでも良いので、何か割りの良い依頼がありましたら、おしえてください」
「そんなことでしたら、任せてください。ありましたら直ぐにお伝えします」
「任せてください。私も探します」
スカレッタとルグルは、お礼が出来るとやる気満々でいる。
「そんな無理しなくても良いですから」
「あっそうだ! カズさんに、まだ水路掃除の報酬渡してませんでしたね」
「あっ! そうでした」
ルグルから水路掃除の報酬を受け取り、依頼書を見に行く。
今日も遅かった為に、貼ってある依頼書は少ない。
その残りの依頼から、容器の配達依頼を受けることにして、受付に依頼書を持っていく。
すると、今朝いい依頼が入ったことを思い出したと言って、ルグルが貼り出す前の依頼書を持ってきた。
「カズさん、この依頼なんですが、どうでしょう?」
「えーと、素材を調達する依頼ですか」
「調達と言いますが、採掘なんですけど。場所は都市外になってしまいますが、カズさんが受けれるランクで、報酬も多いですし、どうですか?」
依頼内容を聞くと、採掘場所は、アヴァランチェの直ぐ横を流れている川の上流。
採掘物は鉱石で、比較的簡単に採取できると。
ただ足場が悪く荷馬車などが使えないた為に、一度に持ってこれる量が少ないと言う。
期限日数は明日から三日あるので、明日にでも出発すれば間に合うとのことだ。
報酬は、採掘した鉱石の質と量で変わるが、ある程度安定した物が取れるそうだ。
「それに、カズさんがアイテムボックスを使えるなら、大変ではないと思います」(小声)
さすがにあれだけ騒げばバレるよな。
「ありがとうございます。この依頼受けさせてもらいます。今日行くにはもう遅いので、明日朝から行こうと思います」
「そうですね、それが良いでしょう。ではこちらをどうぞ。採掘する鉱石の特徴が書いてあります」
ルグルから、鉱石の特徴を書いた資料を受け取る。
この後は、容器の配達依頼をするのでギルドを出る。
職人区にある『容器製造所』に行き、小ビンの容器を受け取り、指定された数ヶ所の店に配達しに行く。
配達依頼は問題なく終わらせて、容器製造所に終了の報告に戻り、頼んで小ビンを十数本売ってもらった。
配達依頼を終わらせたので、ギルドに戻り依頼完了の報告をして報酬をもらう。
その後ギルドを出て買い物をしてから、多種族区にある、ノシャックの宿屋に行く。
「いらっしゃい。また来てくれたか!」
「どうも部屋空いてますか?」
「ああ空いてるよ。どうだい、毎日来るようなら、数日分前払いしては? そうしてくれるなら、安くしとくよ」
そうだな、他に宿屋探すのも面倒だし、安くしてくれるって言ってから、暫くここを拠点にするか。
「そうします。十日分食事付きで前払いします」
「おっ! 決心したか。そうだな……よし、十日食事付き前払いで、6,2000 GLで良いよ」
「はい、お願いします」
ノシャックに十日分の料金を払い、晩の食事まで少し時間があると言うので、泊まる部屋に行き、試したいことをする。
部屋の床に座り、路地裏の雑貨屋で買った『初心者でも安心調合セット特価お買い得』と書いてあった調合道具と、依頼先で買った小ビン、あとは薬草と、リアーデの鍛治屋で買ったナイフを【アイテムボックス】から出して準備をする。
調合セットの内容は『すり鉢一つ、すりこ木棒一本、木の器一つ、小さな木の器二つ、麻布、目盛りが入った容器』で、3,500 GLだった。(いわゆる売れ残り)
これから回復薬の調合を試してみる。
作り方は依頼で行った『薬草調合製造所』で聞いて、現場で見たやり方を、真似て作ってみる。
まずは一回分の量を試しに作る為に、回復草8枚と毒消草1枚を別々に細かく切り刻み、別々にすり鉢に入れてすり潰す。
それを小さな木の器に、別々に入れて置いておく。
次に目盛り付きの容器に、魔力変換で出した水を目盛りの一番したまで入れる。
最後に、すり潰した各薬草と、計ったを水を木の器に入れて、かき混ぜながら魔力を流す。
この時も回復薬が出来ることを想像して、魔力をゆっくりと少しずつ流す。
【万物ノ眼】の効果で、常に状態を把握しながらゆっくりと魔力を流し、かき混ぜ状態を確認していく。
一分くらいしたら変化が現れ、器の中身が回復薬と表示された。
この時、成功したと喜び、つい力が入って魔力を多く流してしまって、回復薬からただの草汁になってしまった。
詳しく分析してみたが、なんの効果もなく、一回分無駄にしてしまった。
要領は分かったので、今度は十回分を一気に作ってみる。
全てを器に入れて、混ぜる所までは順調で、あとは魔力の流す加減と、出来ても気を緩めないこと。
器の中に変化が現れ、回復薬と表示されたので、ここで魔力を流すのを止め少し待つ。
見えている表示も回復薬のまま安定したので、麻布でコシて小ビンに入れてる。
満タンに入れたのが悪かったのか、小ビン5個分しか取れなかった。
作り終わったから言っても、所詮は後の祭り、一つの小ビンに入った物を、鑑定をして詳しく効果を見てみることにした。
表示された内容を読むと『飲んで良し、かけて良し、ただし飲……』
「カズ、食事の支度が出来たから、降りてこいよ!」
「あ、はい。すぐ行きます」
ノシャックに呼ばれたので、片付けをして食事を食べに一階に下りて行く。
翌日は早くから出掛けるので、食べ過ぎないようにして、食後は部屋に戻って、ゆっくりと眠りにつく。
84
お気に入りに追加
692
あなたにおすすめの小説

器用貧乏の底辺冒険者~俺だけ使える『ステータスボード』で最強になる!~
夢・風魔
ファンタジー
*タイトル少し変更しました。
全ての能力が平均的で、これと言って突出したところもない主人公。
適正職も見つからず、未だに見習いから職業を決められずにいる。
パーティーでは荷物持ち兼、交代要員。
全ての見習い職業の「初期スキル」を使えるがそれだけ。
ある日、新しく発見されたダンジョンにパーティーメンバーと潜るとモンスターハウスに遭遇してパーティー決壊の危機に。
パーティーリーダーの裏切りによって囮にされたロイドは、仲間たちにも見捨てられひとりダンジョン内を必死に逃げ惑う。
突然地面が陥没し、そこでロイドは『ステータスボード』を手に入れた。
ロイドのステータスはオール25。
彼にはユニークスキルが備わっていた。
ステータスが強制的に平均化される、ユニークスキルが……。
ステータスボードを手に入れてからロイドの人生は一変する。
LVUPで付与されるポイントを使ってステータスUP、スキル獲得。
不器用大富豪と蔑まれてきたロイドは、ひとりで前衛後衛支援の全てをこなす
最強の冒険者として称えられるようになる・・・かも?
【過度なざまぁはありませんが、結果的にはそうなる・・みたいな?】

【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。
アノマロカリス
ファンタジー
少年テッドには、両親がいない。
両親は低ランク冒険者で、依頼の途中で魔物に殺されたのだ。
両親の少ない保険でやり繰りしていたが、もう金が尽きかけようとしていた。
テッドには、妹が3人いる。
両親から「妹達を頼む!」…と出掛ける前からいつも約束していた。
このままでは家族が離れ離れになると思ったテッドは、冒険者になって金を稼ぐ道を選んだ。
そんな少年テッドだが、パーティーには加入せずにソロ活動していた。
その理由は、パーティーに参加するとその日に家に帰れなくなるからだ。
両親は、小さいながらも持ち家を持っていてそこに住んでいる。
両親が生きている頃は、父親の部屋と母親の部屋、子供部屋には兄妹4人で暮らしていたが…
両親が死んでからは、父親の部屋はテッドが…
母親の部屋は、長女のリットが、子供部屋には、次女のルットと三女のロットになっている。
今日も依頼をこなして、家に帰るんだ!
この少年テッドは…いや、この先は本編で語ろう。
お楽しみくださいね!
HOTランキング20位になりました。
皆さん、有り難う御座います。

転生した体のスペックがチート
モカ・ナト
ファンタジー
とある高校生が不注意でトラックに轢かれ死んでしまう。
目覚めたら自称神様がいてどうやら異世界に転生させてくれるらしい
このサイトでは10話まで投稿しています。
続きは小説投稿サイト「小説家になろう」で連載していますので、是非見に来てください!

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
スキルが【アイテムボックス】だけってどうなのよ?
山ノ内虎之助
ファンタジー
高校生宮原幸也は転生者である。
2度目の人生を目立たぬよう生きてきた幸也だが、ある日クラスメイト15人と一緒に異世界に転移されてしまう。
異世界で与えられたスキルは【アイテムボックス】のみ。
唯一のスキルを創意工夫しながら異世界を生き抜いていく。
異世界召喚されました……断る!
K1-M
ファンタジー
【第3巻 令和3年12月31日】
【第2巻 令和3年 8月25日】
【書籍化 令和3年 3月25日】
会社を辞めて絶賛無職中のおっさん。気が付いたら知らない空間に。空間の主、女神の説明によると、とある異世界の国の召喚魔法によりおっさんが喚ばれてしまったとの事。お約束通りチートをもらって若返ったおっさんの冒険が今始ま『断るっ!』
※ステータスの毎回表記は序盤のみです。
虐殺者の称号を持つ戦士が元公爵令嬢に雇われました
オオノギ
ファンタジー
【虐殺者《スレイヤー》】の汚名を着せられた王国戦士エリクと、
【才姫《プリンセス》】と帝国内で謳われる公爵令嬢アリア。
互いに理由は違いながらも国から追われた先で出会い、
戦士エリクはアリアの護衛として雇われる事となった。
そして安寧の地を求めて二人で旅を繰り広げる。
暴走気味の前向き美少女アリアに振り回される戦士エリクと、
不器用で愚直なエリクに呆れながらも付き合う元公爵令嬢アリア。
凸凹コンビが織り成し紡ぐ異世界を巡るファンタジー作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる