35 / 802
二章 アヴァランチェ編
31 酔っ払い と 訳あり子供 と 乗り掛かった船
しおりを挟む
声のする方向を見ると、酔っ払いの男が、男女の子供二人に絡んでいた。
周辺には誰もいなく、というか居ても出て来て助けもせずにいる。
男の子が盾になって、酔っ払いから女の子をかばっていた。
面倒事は嫌だか、子供相手に殴りかかろうとしていた為に、さすがにこれは見逃したらダメだろうと思い、絡んでる男を、常時発動にしている【万物ノ眼】で、相手のステータスと状態を見ながら止めに入る。
酔っ払いは、Dランクの冒険者で、叫んでいる内容を聞いていると、依頼に失敗した後、酒を飲んで歩いていた時に、子供達の方が、ぶつかってきたと言って怒っているようだ。
「やめて! お兄ちゃんを叩かないで! 誰か助けて!」
「いい大人が、子供相手に、何をやっているんですか!」
「なんだテメェは! 引っ込んでろ!」
「ハイハイそうですか」
振り上げた腕を掴み、後ろにひねり人のいない方向へ軽く押し出すと、酔っ払いの男は足が縺れて転倒した。
その隙に子供達に声をかけて、路地裏へと走り、その場を離れる。
「君たち大丈夫か?」
「俺はこのぐらい平気だ」
「あ、あの。ありがとうございます」
「いったいどうしたの?(何となく予想は付くが)」
「さっきの酔っ払いが、店から急に出てきた時に、妹にぶつかったから、俺が謝れって言ったら、いきなり怒り出して、妹が悪いって言って、殴りかかってきたんだ」
ああやっぱり、そんなことだろうと思った。
「君たち兄妹か」
「ああ、そうだけど」
「一つ教えとく。大人相手に、正しいと意見を言うのは勇気があって良いが、時には耐えることも必要だぞ」
「でもあの酔っ払いが妹に……」
「お兄ちゃんを悪く言わないで!」
「別に君が悪いとは言っていない。ただ時には正しくても、耐え忍び、逃げることも必要だと、覚えておいた方が良い」
「あんたに何が分かるのさ!」
「そうだな、分からないかも知れない。だが、君の行動が、妹を危険に去らしたんだぞ」
「じゃあ、どうすれば良かったんだよ。俺がさっきの奴に勝てる程強くもないし……それに」
「強くなれば良いさ。だが今は子供なんだから無理することはない。恥ずかしいこともないから、誰か助けを呼べばいいさ」
「誰も来やしないさ」
「少なくとも、俺は来たぞ」
「あんたが変わってるだけさ」
……ここでもいきなり変わり者か扱いか。
「お兄ちゃん、この人なら」
「バカ、黙ってろ」
「でも……助けてくれたし」
「優しくして、騙してるかも知れないじゃないか……アイツらみたいに」
「二人共、怪しいなら、俺はもう行くよ。だから早く帰りな」
「ちょっと待てよ。あんた外から来たんだろ。今日泊まる所あるのか?」
「特に決まってないが」
「じゃあ、ついて来いよ」
「どこに?」
「俺達の家だよ。小さいが宿だからさ」
「そうか。それは助かる」
「お兄ちゃん……」
どうも様子が変なので、ついていってみることにする。
裏路地を二十分程歩いたら、住宅が建ち並ぶ場所に来た。
すると、一軒の建物を指差し、話しかけてきた。
「あそこの家だ。話して来るから待っててくれ」
子供達が家の中に入って行き、少ししたら戻ってきた。
「部屋空いてるから良いってさ」
「じゃあ、一泊頼む」
宿の入ると、奥の部屋から一人の男が、ニヤニヤしながら出てきた。
「いやー、なんでも子供達が危ない所を助けてもらったみたいで。まったく、こんな時間まで外に出ているから、危ない目に会うと言っただろ!」
「ごめんなさい」
「ご、ごめんなさい」
「これは失礼しました。私はこの宿の主人でして、それで泊まる所を探していると」
「ええ。宿屋を探している時に、お子さん達に会いまして、こちらに連れて来てもらったんです」
「そうでしたか。どうぞ泊まってください」
「料金はどのくらいなんですか?」
「一泊で6,500GLです。食事は無いですが、今日はサービスで、こちらの酒を付けますので、飲んでゆっくり休んでください」
「わかりました。それで、子供たち……」
「アイツらなら、自分の部屋にいますが何か?」
「いえ別に」
料金を支払い部屋へと案内された。
部屋には小さなベッドが一つあるだけの狭い部屋で、窓はあるが、隣の建物で外は見えず、昼間でも暗そうだ。
窓枠や部屋の隅には、ほこりが溜まっている。
部屋に来てから一時間程した頃、渡された酒を窓から外へ捨て、容器を床に転がしておく。
そのままベッドに横になり、寝たふりをする。
暫くすると、部屋に誰かが入ってきた。
「こんな夜更けに何か用かな」
「チッ、薬が効かなかったか。めんどくさい、大人しく持っている物を全部出しな」
【マップ】で確認すると、この建物な中にあと一人、子供の近くにいる。
「断ったら」
「じゃあ死ねや!」
男がナイフを持って斬りかかってきたが、ナイフを避け、その腕を持って手から〈ライトニングショット〉と言葉に出さずに最小限で放つ。
襲い掛かってきた男が、悲鳴をあげることもなく痺れて倒れた。
置いてあった縄を使い縛り上げ、気休めではあるが、適当な布で口を覆い縛る。
【マップ】で子供達ともう一人のいる場所を確認して、静かに部屋に近付き、扉の隙間から中を覗くと、さっきの主人と言った男が、酒を飲んで椅子に座っている。
子供達は部屋の隅に、二人くっついて床に座っている。
【万物ノ眼】で部屋の中に何か危険な物がないが調べるが、男に近くに剣が一本あるだけで、他は無い。
扉を開けこちらを向く前に〈ライトニングショット〉を最小限で放つ。
男は一瞬痺れて、意識を失い倒れる。
それに驚いていた子供達に、落ち着くよう言って話しかける。
「二人共、平気か?」
「あんたどうして」
「二人の様子が、変だったからな。コイツら盗賊か」
「ああそうだ」
「なんで外に出ているときに、逃げなかったんだ?」
「父ちゃんと母ちゃんがコイツらに捕まって、俺達が言うこと聞かないと、もう会えないって。それで適当な人を、連れて来いって。薬で眠らせている内に、持ってる物を、奪うからその手伝いをしろって」
「君達の親は、どこに連れていかれたか、知っているのか?」
「コイツらのアジトに居ると思う」
「なんでわかるんだ?」
「俺達が、そこから父ちゃんと母ちゃんから離されて、連れて来られたんだ」
「う~ん、捕まっているのは、君達二人で、親はどこか同じように、働かされてる可能性もあるな」
「そうなのか!」
「多分な。でだ、どうする? 衛兵の所に行くか?」
「ダメだ! アイツらが、どこかで見張ってるから。だから俺達も、助けを呼びに行けないんだ」
「盗賊は何人居るか分かるか?」
「おそらくアジトに五人は居ると思う」
だとすると、倍の十人は居るとして、ここの盗賊を調べた感じでは、何とかなるだろう。
まったく厄介な事に関わっちゃったな。
かと言って見捨てる訳にもいかないし、やるだけやってみるか!
「なら坊主、そのアジトまで案内してくれ。近くにまででいいから」
「あんた何するつもりだよ」
「助けに行くんだけど」
「アジトに居る連中はコイツらよりも強いし、しかも何人もいるんだぞ!」
「何とかなるさ。それにこのままで良いのか?」
「……」
「お兄ちゃん、この人に頼もうよ。私、お父さんとお母さんに会いたいよ」
「本当に出来るのか? 助けてくれるのか!」
「そのつもりで来たんだが」
「お父さんとお母さんを、助けて下さい。お願いします」
「たす…け…て……父ちゃんと母ちゃんを、俺達を助けてくれよ」
二人共泣きながら助けを求めてきた。
「ああ、助けてやるさ。行こう」
倒れている男も縛り上げ、部屋で襲ってきた男と同じ部屋に突っ込んでおいた。
【マップ】を半径200m程に広げて、アジトに向かい移動する。
入り組んだ住宅区を移動すること三十分、子供達が一軒の廃屋を示した。
「あそこが奴らのアジトだ」
【マップ】で確認すると、建物の中に数人程固まっている人達と、動いているのが八人。
……他にも同じ様な目にあって、捕まっている人達がいるのか、中に入って見てみるしかないか。
子供達に近くに隠れるさせて、一人で廃屋に入って行く。
周辺には誰もいなく、というか居ても出て来て助けもせずにいる。
男の子が盾になって、酔っ払いから女の子をかばっていた。
面倒事は嫌だか、子供相手に殴りかかろうとしていた為に、さすがにこれは見逃したらダメだろうと思い、絡んでる男を、常時発動にしている【万物ノ眼】で、相手のステータスと状態を見ながら止めに入る。
酔っ払いは、Dランクの冒険者で、叫んでいる内容を聞いていると、依頼に失敗した後、酒を飲んで歩いていた時に、子供達の方が、ぶつかってきたと言って怒っているようだ。
「やめて! お兄ちゃんを叩かないで! 誰か助けて!」
「いい大人が、子供相手に、何をやっているんですか!」
「なんだテメェは! 引っ込んでろ!」
「ハイハイそうですか」
振り上げた腕を掴み、後ろにひねり人のいない方向へ軽く押し出すと、酔っ払いの男は足が縺れて転倒した。
その隙に子供達に声をかけて、路地裏へと走り、その場を離れる。
「君たち大丈夫か?」
「俺はこのぐらい平気だ」
「あ、あの。ありがとうございます」
「いったいどうしたの?(何となく予想は付くが)」
「さっきの酔っ払いが、店から急に出てきた時に、妹にぶつかったから、俺が謝れって言ったら、いきなり怒り出して、妹が悪いって言って、殴りかかってきたんだ」
ああやっぱり、そんなことだろうと思った。
「君たち兄妹か」
「ああ、そうだけど」
「一つ教えとく。大人相手に、正しいと意見を言うのは勇気があって良いが、時には耐えることも必要だぞ」
「でもあの酔っ払いが妹に……」
「お兄ちゃんを悪く言わないで!」
「別に君が悪いとは言っていない。ただ時には正しくても、耐え忍び、逃げることも必要だと、覚えておいた方が良い」
「あんたに何が分かるのさ!」
「そうだな、分からないかも知れない。だが、君の行動が、妹を危険に去らしたんだぞ」
「じゃあ、どうすれば良かったんだよ。俺がさっきの奴に勝てる程強くもないし……それに」
「強くなれば良いさ。だが今は子供なんだから無理することはない。恥ずかしいこともないから、誰か助けを呼べばいいさ」
「誰も来やしないさ」
「少なくとも、俺は来たぞ」
「あんたが変わってるだけさ」
……ここでもいきなり変わり者か扱いか。
「お兄ちゃん、この人なら」
「バカ、黙ってろ」
「でも……助けてくれたし」
「優しくして、騙してるかも知れないじゃないか……アイツらみたいに」
「二人共、怪しいなら、俺はもう行くよ。だから早く帰りな」
「ちょっと待てよ。あんた外から来たんだろ。今日泊まる所あるのか?」
「特に決まってないが」
「じゃあ、ついて来いよ」
「どこに?」
「俺達の家だよ。小さいが宿だからさ」
「そうか。それは助かる」
「お兄ちゃん……」
どうも様子が変なので、ついていってみることにする。
裏路地を二十分程歩いたら、住宅が建ち並ぶ場所に来た。
すると、一軒の建物を指差し、話しかけてきた。
「あそこの家だ。話して来るから待っててくれ」
子供達が家の中に入って行き、少ししたら戻ってきた。
「部屋空いてるから良いってさ」
「じゃあ、一泊頼む」
宿の入ると、奥の部屋から一人の男が、ニヤニヤしながら出てきた。
「いやー、なんでも子供達が危ない所を助けてもらったみたいで。まったく、こんな時間まで外に出ているから、危ない目に会うと言っただろ!」
「ごめんなさい」
「ご、ごめんなさい」
「これは失礼しました。私はこの宿の主人でして、それで泊まる所を探していると」
「ええ。宿屋を探している時に、お子さん達に会いまして、こちらに連れて来てもらったんです」
「そうでしたか。どうぞ泊まってください」
「料金はどのくらいなんですか?」
「一泊で6,500GLです。食事は無いですが、今日はサービスで、こちらの酒を付けますので、飲んでゆっくり休んでください」
「わかりました。それで、子供たち……」
「アイツらなら、自分の部屋にいますが何か?」
「いえ別に」
料金を支払い部屋へと案内された。
部屋には小さなベッドが一つあるだけの狭い部屋で、窓はあるが、隣の建物で外は見えず、昼間でも暗そうだ。
窓枠や部屋の隅には、ほこりが溜まっている。
部屋に来てから一時間程した頃、渡された酒を窓から外へ捨て、容器を床に転がしておく。
そのままベッドに横になり、寝たふりをする。
暫くすると、部屋に誰かが入ってきた。
「こんな夜更けに何か用かな」
「チッ、薬が効かなかったか。めんどくさい、大人しく持っている物を全部出しな」
【マップ】で確認すると、この建物な中にあと一人、子供の近くにいる。
「断ったら」
「じゃあ死ねや!」
男がナイフを持って斬りかかってきたが、ナイフを避け、その腕を持って手から〈ライトニングショット〉と言葉に出さずに最小限で放つ。
襲い掛かってきた男が、悲鳴をあげることもなく痺れて倒れた。
置いてあった縄を使い縛り上げ、気休めではあるが、適当な布で口を覆い縛る。
【マップ】で子供達ともう一人のいる場所を確認して、静かに部屋に近付き、扉の隙間から中を覗くと、さっきの主人と言った男が、酒を飲んで椅子に座っている。
子供達は部屋の隅に、二人くっついて床に座っている。
【万物ノ眼】で部屋の中に何か危険な物がないが調べるが、男に近くに剣が一本あるだけで、他は無い。
扉を開けこちらを向く前に〈ライトニングショット〉を最小限で放つ。
男は一瞬痺れて、意識を失い倒れる。
それに驚いていた子供達に、落ち着くよう言って話しかける。
「二人共、平気か?」
「あんたどうして」
「二人の様子が、変だったからな。コイツら盗賊か」
「ああそうだ」
「なんで外に出ているときに、逃げなかったんだ?」
「父ちゃんと母ちゃんがコイツらに捕まって、俺達が言うこと聞かないと、もう会えないって。それで適当な人を、連れて来いって。薬で眠らせている内に、持ってる物を、奪うからその手伝いをしろって」
「君達の親は、どこに連れていかれたか、知っているのか?」
「コイツらのアジトに居ると思う」
「なんでわかるんだ?」
「俺達が、そこから父ちゃんと母ちゃんから離されて、連れて来られたんだ」
「う~ん、捕まっているのは、君達二人で、親はどこか同じように、働かされてる可能性もあるな」
「そうなのか!」
「多分な。でだ、どうする? 衛兵の所に行くか?」
「ダメだ! アイツらが、どこかで見張ってるから。だから俺達も、助けを呼びに行けないんだ」
「盗賊は何人居るか分かるか?」
「おそらくアジトに五人は居ると思う」
だとすると、倍の十人は居るとして、ここの盗賊を調べた感じでは、何とかなるだろう。
まったく厄介な事に関わっちゃったな。
かと言って見捨てる訳にもいかないし、やるだけやってみるか!
「なら坊主、そのアジトまで案内してくれ。近くにまででいいから」
「あんた何するつもりだよ」
「助けに行くんだけど」
「アジトに居る連中はコイツらよりも強いし、しかも何人もいるんだぞ!」
「何とかなるさ。それにこのままで良いのか?」
「……」
「お兄ちゃん、この人に頼もうよ。私、お父さんとお母さんに会いたいよ」
「本当に出来るのか? 助けてくれるのか!」
「そのつもりで来たんだが」
「お父さんとお母さんを、助けて下さい。お願いします」
「たす…け…て……父ちゃんと母ちゃんを、俺達を助けてくれよ」
二人共泣きながら助けを求めてきた。
「ああ、助けてやるさ。行こう」
倒れている男も縛り上げ、部屋で襲ってきた男と同じ部屋に突っ込んでおいた。
【マップ】を半径200m程に広げて、アジトに向かい移動する。
入り組んだ住宅区を移動すること三十分、子供達が一軒の廃屋を示した。
「あそこが奴らのアジトだ」
【マップ】で確認すると、建物の中に数人程固まっている人達と、動いているのが八人。
……他にも同じ様な目にあって、捕まっている人達がいるのか、中に入って見てみるしかないか。
子供達に近くに隠れるさせて、一人で廃屋に入って行く。
88
お気に入りに追加
681
あなたにおすすめの小説
努力しても平均的だった俺が異世界召喚された結果
ひむよ
ファンタジー
全てが平均的な少年、山田 涼太。
その少年は努力してもしなくても、何をしても平均的だった。そして少年は中学2年生の時に努力することをやめた。
そのまま成長していき、高校2年生になったとき、あることが起こり少年は全てが異常へと変わった。
それは───異世界召喚だ。
異世界に召喚されたことによって少年は、自分のステータスを確認できるようになった。すぐに確認してみるとその他の欄に平均的1と平均的2というものがあり、それは0歳の時に入手していた!
少年は名前からして自分が平均的なのはこれのせいだと確信した。
だが全てが平均的と言うのは、異世界ではチートだったのだ。
これは平均的で異常な少年が自由に異世界を楽しみ、無双する話である。
hotランキング1位にのりました!
ファンタジーランキングの24hポイントで1位にのりました!
人気ランキングの24hポイントで 3位にのりました!
パーティを追い出されましたがむしろ好都合です!
八神 凪
ファンタジー
勇者パーティに属するルーナ(17)は悩んでいた。
補助魔法が使える前衛としてスカウトされたものの、勇者はドスケベ、取り巻く女の子達は勇者大好きという辟易するパーティだった。
しかも勇者はルーナにモーションをかけるため、パーティ内の女の子からは嫉妬の雨・・・。
そんな中「貴女は役に立たないから出て行け」と一方的に女の子達から追放を言い渡されたルーナはいい笑顔で答えるのだった。
「ホントに!? 今までお世話しました! それじゃあ!」
ルーナの旅は始まったばかり!
第11回ファンタジー大賞エントリーしてました!

称号は神を土下座させた男。
春志乃
ファンタジー
「真尋くん! その人、そんなんだけど一応神様だよ! 偉い人なんだよ!」
「知るか。俺は常識を持ち合わせないクズにかける慈悲を持ち合わせてない。それにどうやら俺は死んだらしいのだから、刑務所も警察も法も無い。今ここでこいつを殺そうが生かそうが俺の自由だ。あいつが居ないなら地獄に落ちても同じだ。なあ、そうだろう? ティーンクトゥス」
「す、す、す、す、す、すみませんでしたあぁあああああああ!」
これは、馬鹿だけど憎み切れない神様ティーンクトゥスの為に剣と魔法、そして魔獣たちの息づくアーテル王国でチートが過ぎる男子高校生・水無月真尋が無自覚チートの親友・鈴木一路と共に神様の為と言いながら好き勝手に生きていく物語。
主人公は一途に幼馴染(女性)を想い続けます。話はゆっくり進んでいきます。
※教会、神父、などが出てきますが実在するものとは一切関係ありません。
※対応できない可能性がありますので、誤字脱字報告は不要です。
※無断転載は厳に禁じます

異世界で家族と新たな生活?!〜ドラゴンの無敵執事も加わり、ニューライフを楽しみます〜
藤*鳳
ファンタジー
楽しく親子4人で生活していたある日、交通事故にあい命を落とした...はずなんだけど...??
神様の御好意により新たな世界で新たな人生を歩むことに!!!
冒険あり、魔法あり、魔物や獣人、エルフ、ドワーフなどの多種多様な人達がいる世界で親子4人とその親子を護り生活する世界最強のドラゴン達とのお話です。

異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。

王太子妃が我慢しなさい ~姉妹差別を受けていた姉がもっとひどい兄弟差別を受けていた王太子に嫁ぎました~
玄未マオ
ファンタジー
メディア王家に伝わる古い呪いで第一王子は家族からも畏怖されていた。
その王子の元に姉妹差別を受けていたメルが嫁ぐことになるが、その事情とは?
ヒロインは姉妹差別され育っていますが、言いたいことはきっちりいう子です。
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

伯爵令息は後味の悪いハッピーエンドを回避したい
えながゆうき
ファンタジー
停戦中の隣国の暗殺者に殺されそうになったフェルナンド・ガジェゴス伯爵令息は、目を覚ますと同時に、前世の記憶の一部を取り戻した。
どうやらこの世界は前世で妹がやっていた恋愛ゲームの世界であり、自分がその中の攻略対象であることを思い出したフェルナンド。
だがしかし、同時にフェルナンドがヒロインとハッピーエンドを迎えると、クーデターエンドを迎えることも思い出した。
もしクーデターが起これば、停戦中の隣国が再び侵攻してくることは間違いない。そうなれば、祖国は簡単に蹂躙されてしまうだろう。
後味の悪いハッピーエンドを回避するため、フェルナンドの戦いが今始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる