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二章 アヴァランチェ編
30 大都市アヴァランチェ と シャルヴィネ商会の片鱗
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カズ達が、リアーデを出でから四日後の昼頃、旅の道中に見えていた山脈の近くに『大都市アヴァランチェ』がある。
大都市の北側には、そびえる高い山々があり、山頂の方には雪が見えている。
北西の山から南東方向へ、深さ幅とも5m以上はあると思われる川がある。
水の深さは、1mもない程だが、流れているのは雪解け水と思われ、かなり冷たそうだ。
その川沿いに、高さ10mはある外壁が、作られている。
カズ達は、南西側にある門から、大都市へと入ることになる。
中へは、下ろされた跳ね橋で、川を渡り入って行く。
大都市だけあって、出入口に居る門番は、全て衛兵だ。
カズはギルドガードを、シャルヴィネは『商業ギルドの証』を提示して、問題なくシャルヴィネの荷馬車は中に入って行く。
結構な時間、荷馬車の荷台に乗って行くと、色々な店が建ち並ぶ場所に差し掛かり、辺りを見回していると、その一角に『服屋シャルヴィネ本店』と書かれた店があった。
荷馬車は、店の脇にある細い道に入って行く。
リアーデにあるシャルヴィネの服屋とは、比べ物にならない程の大きい店だ。
呆気に取られていると、シャルヴィネが話しかけてきた。
「カズさん着きました。ここがアヴァランチェにある、私の店です」
「都市の大きさと、人の多さにも驚きましたが、シャルヴィネさんのお店も、とても大きくて驚きました」
見た目は、四階建ての、マンションみたいだ。
シャルヴィネが言うには、一階二階が店舗になり、三階が品物を置く倉庫で、四階が事務所で使うように造ってあると。
「私が主に居るのが、この本店の四階にある事務所です」
「本店ですか、さすがに大きいですね!」
「本店と言いましても、私がアヴァランチェ内や、周辺の街で幾つか扱っている店を、まとめる為に使ってるのが、この店舗です」
「この都市で、お店を何件も、お持ちなんですか? そう言えば以前に、他にもお店を持っているとか、言ってましたね」
「店の大きさは様々ですが、他に宝石などの装飾品を扱っているお店に、家具屋、宿屋、雑貨屋に薬屋も経営してます。冒険者相手に、武器や装備を売っているお店もあります」
シャルヴィネが、こんなにも色々な店を経営しているのに驚いていたら、運んできた荷物を出す場所に、案内すると言われて我に帰る。
建物の裏口から中に入り、従業員用の階段を上がり、三階の倉庫へ向かう。
すれ違う人達は皆『お帰りなさいませシャルヴィネ様』『代表、お疲れ様でした』等と挨拶している。
「……シャルヴィネさんは、貴族なんですか? それとも、もっと上の方ですか?」
「カズさん、よして下さいよ。そんな大層な身分ではありませんよ。ただ色んな店の代表をしていると、どうしても権威がある様に、見せないといけないこともありまして、仕事上人前では、あのように呼ばれてるだけですよ」
「はぁ、そうなんですか……(とんでもない人と知り合ってしまったのか……)」
「カズさん、着きました。ここが荷物や品物を、保管庫する場所になります。運んでいただいた物は、あちらに出してもらえれば」
言われた先には、連絡がしてあったのか、すでに各種荷物を置く場所が作られていた。
「あの書いてある所に、出せば良いですか?」
「ええ、お願いします。あとで職員が整理しますので、出してもらえるだけでも構いません」
早速言われた所に、【アイテムボックス】から、荷物を書いてある場所に出していった。
アイテムボックス内は、リストで何があるか分かる為に、書いてある場所に、その荷物を出していった。
「カズさんお疲れ様でした。では依頼書にサインをしますので、少々お待ちください」
少し待ち、シャルヴィネから依頼書を受け取り、冒険者ギルドへの道を教えてもらい、店を出る。
わざわざ店の外まで、見送りに来てくれた。
「この数日ありがとうございました。大したこともなく着けて良かったです。それに、道中アヴァランチェの話を聞かせてもらい、嬉しかったです」
「大したことですか……。いえ、こちらこそ、ありがとうございました。カズさんがアイテムボックスを持っていたことで、予定よりも速く着くことが出来て、助かりました」
挨拶もそこそこに、冒険者ギルドへ行くことにした。
道もしっかり整備されて、大通りに出ると、リアーデとは比べ物にならない人の多さだ。
シャルヴィネのお店を出からて一時間程で、冒険者ギルドに着いた。
リアーデの冒険者ギルドの建物と比べると、倍以上の大きさはある。
早速中に入いり、周囲の様子を見ながら受付に行く。
「こんにちは。今日は、どのようなご用で?」
受付には男性と女性の二人が居て、話し掛けてきたのは、若い女性の方だ。
「リアーデから来たんですが、依頼の報告と、手紙の配達に」
受付の女性に、終えた依頼書と、クリスパさんから言われて、預かった手紙と紹介状を一緒に渡した。
「完了した依頼書と、リアーデの冒険者ギルドからの手紙ですね。確かに受け取りました。確認しますので、ギルドカードの提示もお願いします」
ギルドカードを受付の女性に渡した。
「確認後に報酬を出しますので、少々お待ちください」
受付の女性が提示したギルドカードと、渡した手紙と依頼書をもって奥へと入っていき、ものの五分程で戻ってきた。
「お待たせ致しました。確認できましたので、ギルドカードをお返しします。それとこちらが報酬になります」
シャルヴィネが出した依頼報酬の金貨六枚と、ギルドへの手紙を配達した報酬分、金貨一枚を貰う。
手紙の配達だけで、金貨一枚も貰るのか!
なんでこんなにするのか、聞いてみるかな。
ついでに、宿屋もどこか良いとこあるか、聞こうかな。
「あの、ちょっとお聞きしても良いですか」
「なんでしょう?」
「手紙の配達だけで、報酬が金貨一枚というのは多くないですか?」
「変わったことを聞かれますね? リアーデからでしたら、そんなものですよ。ただ驚きなのが、持ってきたのが、Eランクの方だということですね」
「何か不味いんですか?」
「ギルド宛てですから、大事な書類もありますし、荷物の内容にもよりますが、大抵は、Cランクの依頼ですから、Dランク以上の冒険者がやる依頼になってますので」
おいおいクリスパさん、いきなり変に思われてるよ。
う~ん……まだランクが低いから、今のところは、アイテムボックス持ちだとは、言わない方がいいな。
「まぁでも、最近は街道も安全ですし、それでリアーデのギルドでも、許可したんでしょう」
「そうですね。そうだと思います。あと、どこか、お手頃の宿屋ありませんか? アヴァランチェに来たの初めてでして」
「お手頃の宿屋ですか……この辺りは常連の方で一杯になっている所が多いですから、住宅区の方にある小さな宿屋なら、空いてると思います。でもあまり、おすすめは出来ませんよ」
「何か問題でも?」
「料金は安いかも知れませんが、部屋の状態が悪かったり、問題の多い所もありますから、行くなら気を付けた方がいいですよ。やはり高くてもしっかりした宿屋に泊まった方が、良いと思いますが」
「ご忠告ありがとうございます。とりあえず住宅区の方に行ってみます。……え~と、すいません、どっちの方向ですか?」
「住宅区は、都市の北東側と北西側にあります。わからないければ、大道りを都市の中心部に向かえば、中央広場に着きますから、そこから行けば、分かりやすいかと思います」
中央広場か、リアーデと同じ様な作りなのかな?
歩き回って、マップを埋めていくか。
「分かりました。ありがとうございます」
受付の女性にお礼を言って、アヴァランチェに入ってきた時に通った大道りから、中央広場へ向かって歩きだす(傾斜があり若干登っている)
【マップ】を見た感じだと、入ってきた門が南西側にあって、それに続く大通りを通って来たから……。
【マップ】の範囲を最大にしても、門と広場が同時に映らないほど広い。
冒険者ギルドを出てから三十分以上、大通りを歩いた頃、ようやく広場に着いた。
気付けば、さっきまで居たシャルヴィネの店があった。
どうやらお店の正面は、広場に面しているみたいだ。
広場の中央には、大きな噴水があり、五本の大通りが、広場から都市を囲む外壁の方へと続いている。
東と西に一本づつ、南西と東南に一本づつ、それに北へと続く大通りが一本、計五本の大通りがある。
取りあえず、北西側の住宅区で、宿を探す為に、西側へと続く大通りを、歩いて行く。
暫く歩くが宿らしい建物は見あたらなく、試しに路地へと入って行き、辺りを歩き回ってみるが、宿は無い。
一度広場へと戻り、誰か聞くことにした。
日が暮れてきた頃、商店が建ち並ぶ路地裏から、広場へと出てようとした時に、何か揉める声が聞こえてきた。
大都市の北側には、そびえる高い山々があり、山頂の方には雪が見えている。
北西の山から南東方向へ、深さ幅とも5m以上はあると思われる川がある。
水の深さは、1mもない程だが、流れているのは雪解け水と思われ、かなり冷たそうだ。
その川沿いに、高さ10mはある外壁が、作られている。
カズ達は、南西側にある門から、大都市へと入ることになる。
中へは、下ろされた跳ね橋で、川を渡り入って行く。
大都市だけあって、出入口に居る門番は、全て衛兵だ。
カズはギルドガードを、シャルヴィネは『商業ギルドの証』を提示して、問題なくシャルヴィネの荷馬車は中に入って行く。
結構な時間、荷馬車の荷台に乗って行くと、色々な店が建ち並ぶ場所に差し掛かり、辺りを見回していると、その一角に『服屋シャルヴィネ本店』と書かれた店があった。
荷馬車は、店の脇にある細い道に入って行く。
リアーデにあるシャルヴィネの服屋とは、比べ物にならない程の大きい店だ。
呆気に取られていると、シャルヴィネが話しかけてきた。
「カズさん着きました。ここがアヴァランチェにある、私の店です」
「都市の大きさと、人の多さにも驚きましたが、シャルヴィネさんのお店も、とても大きくて驚きました」
見た目は、四階建ての、マンションみたいだ。
シャルヴィネが言うには、一階二階が店舗になり、三階が品物を置く倉庫で、四階が事務所で使うように造ってあると。
「私が主に居るのが、この本店の四階にある事務所です」
「本店ですか、さすがに大きいですね!」
「本店と言いましても、私がアヴァランチェ内や、周辺の街で幾つか扱っている店を、まとめる為に使ってるのが、この店舗です」
「この都市で、お店を何件も、お持ちなんですか? そう言えば以前に、他にもお店を持っているとか、言ってましたね」
「店の大きさは様々ですが、他に宝石などの装飾品を扱っているお店に、家具屋、宿屋、雑貨屋に薬屋も経営してます。冒険者相手に、武器や装備を売っているお店もあります」
シャルヴィネが、こんなにも色々な店を経営しているのに驚いていたら、運んできた荷物を出す場所に、案内すると言われて我に帰る。
建物の裏口から中に入り、従業員用の階段を上がり、三階の倉庫へ向かう。
すれ違う人達は皆『お帰りなさいませシャルヴィネ様』『代表、お疲れ様でした』等と挨拶している。
「……シャルヴィネさんは、貴族なんですか? それとも、もっと上の方ですか?」
「カズさん、よして下さいよ。そんな大層な身分ではありませんよ。ただ色んな店の代表をしていると、どうしても権威がある様に、見せないといけないこともありまして、仕事上人前では、あのように呼ばれてるだけですよ」
「はぁ、そうなんですか……(とんでもない人と知り合ってしまったのか……)」
「カズさん、着きました。ここが荷物や品物を、保管庫する場所になります。運んでいただいた物は、あちらに出してもらえれば」
言われた先には、連絡がしてあったのか、すでに各種荷物を置く場所が作られていた。
「あの書いてある所に、出せば良いですか?」
「ええ、お願いします。あとで職員が整理しますので、出してもらえるだけでも構いません」
早速言われた所に、【アイテムボックス】から、荷物を書いてある場所に出していった。
アイテムボックス内は、リストで何があるか分かる為に、書いてある場所に、その荷物を出していった。
「カズさんお疲れ様でした。では依頼書にサインをしますので、少々お待ちください」
少し待ち、シャルヴィネから依頼書を受け取り、冒険者ギルドへの道を教えてもらい、店を出る。
わざわざ店の外まで、見送りに来てくれた。
「この数日ありがとうございました。大したこともなく着けて良かったです。それに、道中アヴァランチェの話を聞かせてもらい、嬉しかったです」
「大したことですか……。いえ、こちらこそ、ありがとうございました。カズさんがアイテムボックスを持っていたことで、予定よりも速く着くことが出来て、助かりました」
挨拶もそこそこに、冒険者ギルドへ行くことにした。
道もしっかり整備されて、大通りに出ると、リアーデとは比べ物にならない人の多さだ。
シャルヴィネのお店を出からて一時間程で、冒険者ギルドに着いた。
リアーデの冒険者ギルドの建物と比べると、倍以上の大きさはある。
早速中に入いり、周囲の様子を見ながら受付に行く。
「こんにちは。今日は、どのようなご用で?」
受付には男性と女性の二人が居て、話し掛けてきたのは、若い女性の方だ。
「リアーデから来たんですが、依頼の報告と、手紙の配達に」
受付の女性に、終えた依頼書と、クリスパさんから言われて、預かった手紙と紹介状を一緒に渡した。
「完了した依頼書と、リアーデの冒険者ギルドからの手紙ですね。確かに受け取りました。確認しますので、ギルドカードの提示もお願いします」
ギルドカードを受付の女性に渡した。
「確認後に報酬を出しますので、少々お待ちください」
受付の女性が提示したギルドカードと、渡した手紙と依頼書をもって奥へと入っていき、ものの五分程で戻ってきた。
「お待たせ致しました。確認できましたので、ギルドカードをお返しします。それとこちらが報酬になります」
シャルヴィネが出した依頼報酬の金貨六枚と、ギルドへの手紙を配達した報酬分、金貨一枚を貰う。
手紙の配達だけで、金貨一枚も貰るのか!
なんでこんなにするのか、聞いてみるかな。
ついでに、宿屋もどこか良いとこあるか、聞こうかな。
「あの、ちょっとお聞きしても良いですか」
「なんでしょう?」
「手紙の配達だけで、報酬が金貨一枚というのは多くないですか?」
「変わったことを聞かれますね? リアーデからでしたら、そんなものですよ。ただ驚きなのが、持ってきたのが、Eランクの方だということですね」
「何か不味いんですか?」
「ギルド宛てですから、大事な書類もありますし、荷物の内容にもよりますが、大抵は、Cランクの依頼ですから、Dランク以上の冒険者がやる依頼になってますので」
おいおいクリスパさん、いきなり変に思われてるよ。
う~ん……まだランクが低いから、今のところは、アイテムボックス持ちだとは、言わない方がいいな。
「まぁでも、最近は街道も安全ですし、それでリアーデのギルドでも、許可したんでしょう」
「そうですね。そうだと思います。あと、どこか、お手頃の宿屋ありませんか? アヴァランチェに来たの初めてでして」
「お手頃の宿屋ですか……この辺りは常連の方で一杯になっている所が多いですから、住宅区の方にある小さな宿屋なら、空いてると思います。でもあまり、おすすめは出来ませんよ」
「何か問題でも?」
「料金は安いかも知れませんが、部屋の状態が悪かったり、問題の多い所もありますから、行くなら気を付けた方がいいですよ。やはり高くてもしっかりした宿屋に泊まった方が、良いと思いますが」
「ご忠告ありがとうございます。とりあえず住宅区の方に行ってみます。……え~と、すいません、どっちの方向ですか?」
「住宅区は、都市の北東側と北西側にあります。わからないければ、大道りを都市の中心部に向かえば、中央広場に着きますから、そこから行けば、分かりやすいかと思います」
中央広場か、リアーデと同じ様な作りなのかな?
歩き回って、マップを埋めていくか。
「分かりました。ありがとうございます」
受付の女性にお礼を言って、アヴァランチェに入ってきた時に通った大道りから、中央広場へ向かって歩きだす(傾斜があり若干登っている)
【マップ】を見た感じだと、入ってきた門が南西側にあって、それに続く大通りを通って来たから……。
【マップ】の範囲を最大にしても、門と広場が同時に映らないほど広い。
冒険者ギルドを出てから三十分以上、大通りを歩いた頃、ようやく広場に着いた。
気付けば、さっきまで居たシャルヴィネの店があった。
どうやらお店の正面は、広場に面しているみたいだ。
広場の中央には、大きな噴水があり、五本の大通りが、広場から都市を囲む外壁の方へと続いている。
東と西に一本づつ、南西と東南に一本づつ、それに北へと続く大通りが一本、計五本の大通りがある。
取りあえず、北西側の住宅区で、宿を探す為に、西側へと続く大通りを、歩いて行く。
暫く歩くが宿らしい建物は見あたらなく、試しに路地へと入って行き、辺りを歩き回ってみるが、宿は無い。
一度広場へと戻り、誰か聞くことにした。
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