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一章 リアーデ編
28 大都市へ向かい街道を進む
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リアーデの街を出で二日、何事も起きず旅は順調。
【マップ】の範囲を広げ、辺りの警戒をしながら荷馬車は進む。
荷台には、シャルヴィネさんの私物しかなく軽いため、一日で移動できる距離も長く、この調子ならあと二日程で目的地の『大都市アヴァランチェ』に着く予定らしい。
移動中は、シャルヴィネさんから色々と話を聞くことができた。
まず硬貨の種類について、今までは『銅貨、銀貨、金貨』の三種類しか使っていなかったが、それより高価な『大金貨、白金貨』があり、それぞれ『大金貨が10万 GL』『白金貨が100万 GL』とある。
一般では殆ど出回らないが、更に高価な『王国金貨、王国白金貨』があり『王国金貨が1千万 GL』『王国白金貨が1億 GL』となっていて、この二種類は一部の貴族か、王族を相手に取引をする者達、または国同士の貿易で使われるくらいだと言う。
大金貨は金貨に比べて一回り大きく、硬貨に含まれる金の純度が違うと。
金貨の純度が『一割』くらいに対して、大金貨は純度が『五割』程度あるらしい。
金貨は見ためだけで『銀貨にメッキ仕様』大金貨は『14K』で、王国金貨は、金のみを使った『24K』だと思えばいい。
次にアイテムボックスに関して、一部の商人か冒険者などが、希に持っているスキルだと……前にも聞いたなような?
商人になっている人の場合は、容量が多く『荷馬車二台』から、最大で『荷馬車十台分』程ある者も居ると言う。(重量だと荷馬車一台で、約150㎏から200㎏)
このような人は、どこか大きな商会に入っているか、商業ギルドお抱えの配達人になっているのが殆どだと言う。
冒険者の場合は、商人に比べて容量は少なく、最大でも『荷馬車一台分』程だと。
ランクが低かったり実力が乏しいと、ただの荷物持ちとして使われることが多いので、低ランクの冒険者は秘密にしていることがよくあるみたいだ。
容量が『荷馬車二台分以上』あると、冒険者になるより、どこかで専用の配達人になった方が、儲かって良いらしい。
ただ注意すべきは、大手の商会で契約し専用の配達人になる者達や、貴族や王族の物だけを専門に配達する者達は、厳しい制約が施された『魔法の契約書』を使い登録をする必要があると言う。
『魔法の契約書』とは、分かりやすく言えば『ギルドの登録書』に似たような物だと思えばいいと。
ただし契約を破ったときの罰則はかなり厳しそうだ。
その代わり報酬は多いと。
シャルヴィネは更に、こんな話をした。
アイテムボックスを持っていることが、必ずしも利益に繋がるとは限らない。
以前に配達の依頼を受けた者が、荷物を届けもせずに、そのまま戻って来なかった事があり、捕獲依頼がでた事があったと。
その後犯人を捕まえる事が出できたものの、荷物は売り飛ばして無いと証言していて、調べたが売った先もわからず、本人以外の者がアイテムボックス内を確認できないために、最終的に荷物の行方は、不明のままだったと。
そのために『魔法の契約書』が必要になり、作られたと言う話だ。
配達依頼を出す側として危険なのは、国境に近い町や村へ行く配達、又は国境近い町や村からの依頼だと。
特に国交が少ない国の国境近くだと、国を越えて逃げるために、気を付けなければならないとシャルヴィネは言う。
そのために、アイテムボックスを持っている人に対しての配達依頼は、毎回同じ人を指命して雇うことが多く、商売をする者にとっては、配達人との信頼関係を作る必要が大事なことだと。
今の話でふと思ったことを、俺はシャルヴィネさんに尋ねた。
「大都市でも、アイテムボックスを持っている人を雇うときに、それだけ用心しないといけないのに、どうして俺が依頼を受けるのを承諾したんですか?」
「そうですね……一つは私の恩人である『ミル』さんに対して親切にしてくれたこと。もう一つは、冒険者ギルドのギルドマスターと、サブ・ギルドマスターと親しい関係だからと言ったところでしょうか」
「ギルドマスターと親しい関係だから、信用されてるのは分かりますが、ミルさんに親切にしたのは、取り入って騙し、荷物を盗むつもりだったかもしれないですよ」
「カズさんは、そんなことしないでしょう。リアーデでの噂もありましたし、私も商売人ですから、人を見る目はあるつもりです」
「俺はそんな大した者じゃ、ないんですけど」
「カズさん、謙遜はときに人を不快にさせることもありますから、誉められてるときは、素直に喜んでおいた方が良いですよ。これからは、色々な人と出会うわけですから」
「そうですね。気を付けます」
リアーデとアヴァランチェの物価については、商売絡みのことはあまり言えないが、日常的に使う物や食事の料金に、宿屋の料金なんかを教えてくれた。
日常的に使う物は、リアーデと大差はないと言う。
食事のできる所や、宿屋は大都市のため、一泊の料金も金貨数枚と高い所もあれば、銀貨二枚程度の安い所もあるとのことだ。
このあたりの話は、ギルマスのブレンデットさんにも聞いてたので、大体が同じ内容だ。
低価格の宿屋は大抵が寝るだけで、食事は無しの所ばかりらしい。
注意すべきは、そのような宿屋は、寝ている時に、持ち物を盗まれやすいので、あまりおすすめしないと。
先程、行商人ミルの名前が出てきたので聞いてみた。
「そう言えば、行商人のミルさんを恩人と言っていましたが、シャルヴィネさんも元は行商人だったんですか?」
「私は違います。私が商売を始めてた頃、仕入れ先でたまたまミルさんと出会ったんです。私も最初は一人でしたから。自分自身で仕入れにも行きましたし」
「そこで意気投合したんですか?」
「いえいえ、初めて会ったときは商売敵だと私は思い、ミルさんの前で見栄を張って無理に仕入れようとしました。そしたらミルが、助言してきたんです」
「初めて会ったのに助言ですか」
「そうですね。私も変わった人だと思いましたが、言われた内容を聞いていると、私の損にはならず、利益に繋がるようなことを言ってくれていたのが、後々になって解りました」
「ミルさんは、どうしてそんなことをしたんですかね?」
「私もそう思い聞いてみたんです。すると『見栄を張り、無理して他の人と対抗しなくてもいいと思うよ』と言われまして」
「見透かされてたんですか」
「ええ。それに『商売は利益ばかりに目がいってしまうと、あとで大きなしっぺ返しがくる。急ぐ必要はない、誠意をもって商売をしていれば、おのずと仕事は増えていくから』とも言われて。初めは私も疑ってましたが、商売をしていく最中に、その意味がようやく解りまして」
「それでミルさんに、商売について教えてもらったんですか?」
「そうなんですが、初めてお会いしてから、二年くらい経っていまして、その間仕入れ先などで、二度会っただけだったので、ミルさんを探した出すのは大変でした」
「行商人ですからね。色々な所に行かれるでしょうし、会うのは大変だったでしょう」
「それがその頃ミルさんは、お店をもっていたんです。もちろん行商人としても、やっていたみたいですが」
「ミルさんのお店ですか。どんなお店なんでしょうかね」
「カズさんもご存知のお店ですよ」
「?」
「リアーデにある、私の服屋がそうだったんです」
「え!」
「ミルさんが店をやめると聞いた時に、またいつでもできるように場所を残したいと思い私が譲り受けて、中はそのままの状態で経営をしてるんです。店の名前もそのまま残そうとしたら『君の店だから君の名前を付けなさい』と言われまして、渋々私は自分名前を付けたんですよ」
「そうだったんですか」
「ミルさんは、もう一ヵ所に留まって、商売をするつもりは、ないんでしょうね。それでも私のわがままで、あの店は残しておいてるんです。自ら、初心を忘れないようにする為もありまして。そのお陰で、先日ミルさんがリアーデに来てくれたんですよ」
「俺と初めて会った日ですか?」
「はい。リアーデに来ることが分かったので、従業員に店を見てもらって、私自らミルさんを迎えに行きました。久々に会えて嬉しかったです」
「そこでカズさんに親切にしてもらったと話を聞きまして、お礼もかねて探してたんです」
「それで露店で服を見ているときに、話しかけてきたんですか」
「まあそうですね。商売がら珍しい服も気にもなりましたし」
「あの後ミルさんは、足の怪我は大丈夫でしたか?」
「ええ。回復薬を使って、すぐに良くなりました」
「それは良かったです。ミルさんは今でもリアーデに?」
「いいえ、三日後にはもう行商の旅に出ました」
「どうも仕事と言うよりは、旅が好きみたいですね」
「まったくです」
穏やかな旅の最中、アヴァランチェまで道中あと二日程あるので、何か思いあたることがあれば、そのつど聞いてくれて構わないと、シャルヴィネに言われ、旅はまだ続く。
【マップ】の範囲を広げ、辺りの警戒をしながら荷馬車は進む。
荷台には、シャルヴィネさんの私物しかなく軽いため、一日で移動できる距離も長く、この調子ならあと二日程で目的地の『大都市アヴァランチェ』に着く予定らしい。
移動中は、シャルヴィネさんから色々と話を聞くことができた。
まず硬貨の種類について、今までは『銅貨、銀貨、金貨』の三種類しか使っていなかったが、それより高価な『大金貨、白金貨』があり、それぞれ『大金貨が10万 GL』『白金貨が100万 GL』とある。
一般では殆ど出回らないが、更に高価な『王国金貨、王国白金貨』があり『王国金貨が1千万 GL』『王国白金貨が1億 GL』となっていて、この二種類は一部の貴族か、王族を相手に取引をする者達、または国同士の貿易で使われるくらいだと言う。
大金貨は金貨に比べて一回り大きく、硬貨に含まれる金の純度が違うと。
金貨の純度が『一割』くらいに対して、大金貨は純度が『五割』程度あるらしい。
金貨は見ためだけで『銀貨にメッキ仕様』大金貨は『14K』で、王国金貨は、金のみを使った『24K』だと思えばいい。
次にアイテムボックスに関して、一部の商人か冒険者などが、希に持っているスキルだと……前にも聞いたなような?
商人になっている人の場合は、容量が多く『荷馬車二台』から、最大で『荷馬車十台分』程ある者も居ると言う。(重量だと荷馬車一台で、約150㎏から200㎏)
このような人は、どこか大きな商会に入っているか、商業ギルドお抱えの配達人になっているのが殆どだと言う。
冒険者の場合は、商人に比べて容量は少なく、最大でも『荷馬車一台分』程だと。
ランクが低かったり実力が乏しいと、ただの荷物持ちとして使われることが多いので、低ランクの冒険者は秘密にしていることがよくあるみたいだ。
容量が『荷馬車二台分以上』あると、冒険者になるより、どこかで専用の配達人になった方が、儲かって良いらしい。
ただ注意すべきは、大手の商会で契約し専用の配達人になる者達や、貴族や王族の物だけを専門に配達する者達は、厳しい制約が施された『魔法の契約書』を使い登録をする必要があると言う。
『魔法の契約書』とは、分かりやすく言えば『ギルドの登録書』に似たような物だと思えばいいと。
ただし契約を破ったときの罰則はかなり厳しそうだ。
その代わり報酬は多いと。
シャルヴィネは更に、こんな話をした。
アイテムボックスを持っていることが、必ずしも利益に繋がるとは限らない。
以前に配達の依頼を受けた者が、荷物を届けもせずに、そのまま戻って来なかった事があり、捕獲依頼がでた事があったと。
その後犯人を捕まえる事が出できたものの、荷物は売り飛ばして無いと証言していて、調べたが売った先もわからず、本人以外の者がアイテムボックス内を確認できないために、最終的に荷物の行方は、不明のままだったと。
そのために『魔法の契約書』が必要になり、作られたと言う話だ。
配達依頼を出す側として危険なのは、国境に近い町や村へ行く配達、又は国境近い町や村からの依頼だと。
特に国交が少ない国の国境近くだと、国を越えて逃げるために、気を付けなければならないとシャルヴィネは言う。
そのために、アイテムボックスを持っている人に対しての配達依頼は、毎回同じ人を指命して雇うことが多く、商売をする者にとっては、配達人との信頼関係を作る必要が大事なことだと。
今の話でふと思ったことを、俺はシャルヴィネさんに尋ねた。
「大都市でも、アイテムボックスを持っている人を雇うときに、それだけ用心しないといけないのに、どうして俺が依頼を受けるのを承諾したんですか?」
「そうですね……一つは私の恩人である『ミル』さんに対して親切にしてくれたこと。もう一つは、冒険者ギルドのギルドマスターと、サブ・ギルドマスターと親しい関係だからと言ったところでしょうか」
「ギルドマスターと親しい関係だから、信用されてるのは分かりますが、ミルさんに親切にしたのは、取り入って騙し、荷物を盗むつもりだったかもしれないですよ」
「カズさんは、そんなことしないでしょう。リアーデでの噂もありましたし、私も商売人ですから、人を見る目はあるつもりです」
「俺はそんな大した者じゃ、ないんですけど」
「カズさん、謙遜はときに人を不快にさせることもありますから、誉められてるときは、素直に喜んでおいた方が良いですよ。これからは、色々な人と出会うわけですから」
「そうですね。気を付けます」
リアーデとアヴァランチェの物価については、商売絡みのことはあまり言えないが、日常的に使う物や食事の料金に、宿屋の料金なんかを教えてくれた。
日常的に使う物は、リアーデと大差はないと言う。
食事のできる所や、宿屋は大都市のため、一泊の料金も金貨数枚と高い所もあれば、銀貨二枚程度の安い所もあるとのことだ。
このあたりの話は、ギルマスのブレンデットさんにも聞いてたので、大体が同じ内容だ。
低価格の宿屋は大抵が寝るだけで、食事は無しの所ばかりらしい。
注意すべきは、そのような宿屋は、寝ている時に、持ち物を盗まれやすいので、あまりおすすめしないと。
先程、行商人ミルの名前が出てきたので聞いてみた。
「そう言えば、行商人のミルさんを恩人と言っていましたが、シャルヴィネさんも元は行商人だったんですか?」
「私は違います。私が商売を始めてた頃、仕入れ先でたまたまミルさんと出会ったんです。私も最初は一人でしたから。自分自身で仕入れにも行きましたし」
「そこで意気投合したんですか?」
「いえいえ、初めて会ったときは商売敵だと私は思い、ミルさんの前で見栄を張って無理に仕入れようとしました。そしたらミルが、助言してきたんです」
「初めて会ったのに助言ですか」
「そうですね。私も変わった人だと思いましたが、言われた内容を聞いていると、私の損にはならず、利益に繋がるようなことを言ってくれていたのが、後々になって解りました」
「ミルさんは、どうしてそんなことをしたんですかね?」
「私もそう思い聞いてみたんです。すると『見栄を張り、無理して他の人と対抗しなくてもいいと思うよ』と言われまして」
「見透かされてたんですか」
「ええ。それに『商売は利益ばかりに目がいってしまうと、あとで大きなしっぺ返しがくる。急ぐ必要はない、誠意をもって商売をしていれば、おのずと仕事は増えていくから』とも言われて。初めは私も疑ってましたが、商売をしていく最中に、その意味がようやく解りまして」
「それでミルさんに、商売について教えてもらったんですか?」
「そうなんですが、初めてお会いしてから、二年くらい経っていまして、その間仕入れ先などで、二度会っただけだったので、ミルさんを探した出すのは大変でした」
「行商人ですからね。色々な所に行かれるでしょうし、会うのは大変だったでしょう」
「それがその頃ミルさんは、お店をもっていたんです。もちろん行商人としても、やっていたみたいですが」
「ミルさんのお店ですか。どんなお店なんでしょうかね」
「カズさんもご存知のお店ですよ」
「?」
「リアーデにある、私の服屋がそうだったんです」
「え!」
「ミルさんが店をやめると聞いた時に、またいつでもできるように場所を残したいと思い私が譲り受けて、中はそのままの状態で経営をしてるんです。店の名前もそのまま残そうとしたら『君の店だから君の名前を付けなさい』と言われまして、渋々私は自分名前を付けたんですよ」
「そうだったんですか」
「ミルさんは、もう一ヵ所に留まって、商売をするつもりは、ないんでしょうね。それでも私のわがままで、あの店は残しておいてるんです。自ら、初心を忘れないようにする為もありまして。そのお陰で、先日ミルさんがリアーデに来てくれたんですよ」
「俺と初めて会った日ですか?」
「はい。リアーデに来ることが分かったので、従業員に店を見てもらって、私自らミルさんを迎えに行きました。久々に会えて嬉しかったです」
「そこでカズさんに親切にしてもらったと話を聞きまして、お礼もかねて探してたんです」
「それで露店で服を見ているときに、話しかけてきたんですか」
「まあそうですね。商売がら珍しい服も気にもなりましたし」
「あの後ミルさんは、足の怪我は大丈夫でしたか?」
「ええ。回復薬を使って、すぐに良くなりました」
「それは良かったです。ミルさんは今でもリアーデに?」
「いいえ、三日後にはもう行商の旅に出ました」
「どうも仕事と言うよりは、旅が好きみたいですね」
「まったくです」
穏やかな旅の最中、アヴァランチェまで道中あと二日程あるので、何か思いあたることがあれば、そのつど聞いてくれて構わないと、シャルヴィネに言われ、旅はまだ続く。
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