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一章 リアーデ編
22 依頼をこなしてランクを上げよう 8 ギルマスと訓練 2
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やっぱりこうなったか。
大丈夫だろうか……?
「おお! すごい威力だな。今のが、加減せずに放った魔法か。Bランクの魔法使いと、同等の威力はあるだろう」
……Bランクと同等。
「それでだ、カズ君は自分ステータスを表示できるんだろ。魔力がどの程度減ったか、確かめて見るんだ」
「魔力ですか。分かりました(ステータス確認。魔力)」
【魔力】: 4492/4500
「8消費してます」
「8! あんな威力の魔法を放って、それだけしか減ってないのか!」
「通常だと、どの程度減るんですか?」
「職業や種族それにスキルなんかで違いはあるが、あの威力だと少なくとも40から、多ければ60以上は魔力を使うな」
「随分と違いますね」
「しかもカズ君は、魔法を3つも使ってるから、更におかしいと言える」
「……おかしい」
「そう気にするな。威力だって、加減して使えるように、数撃って慣れれば良いだろう」
「慣れですか」
「取りあえずは、常に威力を最小限にして、使用する訓練だ。そうしないと、とっさのときに使ったら、加減ができず……ああなる」
ブレンデッドは、ライトニングボルドを放って空いた大きな穴を指差しそう言った。
「まずは百発ぐらい撃ってみよう! 地面の穴は、気にせずやってれ!」
言われたとおり、加減の練習をするために、カズはライトニングボルドを撃ちまくった。
途中からは両手を前に出して、交互に撃ちまくる。
半分を過ぎた辺りから、舌が縺れてきたので、想像して連続で同時に撃てるか試してみた。
すると面白いように、両手から止まることなく、ライトニングボルドを撃ち続けることができた。
「ふぅー。こんなもんですかね」
「カズ君……君が今何をしたか分かってるか?」
「え? 魔法を使ってただけですが。何度か、加減できなかったことですか?」
「気が付いてないのか『同時に連続発動』この意味わかるかい?」
「いいえ。何か変ですか?」
「……クリスパが頭を抱える訳だ。君が今やったのは、とても高度な技術なんだよ」
「な!」
「同時、連続。どちらか一つを使うだけでも、魔力の消費が激しいのに、それをどちらも使うとは……どうやったらそうしようと結論を出したんだ?」
「いやぁ、あのぅ……百回も唱え続けるのが大変だったもんで、できるかなーと、何となく」
「簡単に言ってくれるな。この分じゃあ、複数の魔法を同時に使うことも、できちまいそうだな」
「そんなことは……」
「しかも最後の方なんか、魔法名を唱えてもいなかったろ」
「そういえば……(言葉に出さなくても、魔法を使えてたな。加減もできてたし)」
「ハァー。君はいったいなんなんだ」
「なんだと言われましても」
「今ある魔法は、殆んどが魔法名だけの『省略詠唱』なんて呼ばれているが、カズ君のは、言葉に出さなくて使う完全な『無詠唱』じゃないか」
「……省略詠唱に? 無詠唱?」
「それで、自分で使ってみた感じはどうだ?」
「言葉に出さない魔法の方が、威力を加減できて、良いと思いました」
「うむ。魔法は言葉に出さないと、発動しないのが、この世界の理(ことわり)だ。だか君は、それに当てはまらない。威力をおさえることができたのは、そのせいもあるだろう」
「そうなんですか」
「まったく、魔法は『想像し創造する』ことだと言うが、君を見てると、どんな事でもできそうだな」
「さすがにそこまでは無理ですよ」
「そうだと良いんだかな。今日は常に魔力消費を確認しながら、訓練した方が良いだろう。そうすれば、感覚で残りの魔力量も分かるようになるさ」
「はい(ステータス確認。魔力数値)」
【魔力】: 4257/4500
ライトニングボルド百発程で、235消費か。
さて、他の魔法も試してみたいが……あれだけライトニングボルドを撃った訳だから、ああなるよな。
訓練場の地面は、大小さまざまな穴が空いて、ぼこぼこになっている。
「地面があんなになってしまったんですが、良かったんですか?」
「なぁに、あの程度のことは、高ランクの冒険者同士が訓練すればああなるから、大したことじゃない。幾らでもやってくれ。それでカズ君は、魔法以外には何かあるか?」
「う~ん。あ! 武器を買ったんですが、その練習をしようかと」
「武器か、どんな物を買ったんだ? 自分に合った物を選べたか? 見せてくれたまえ」
「これです」
カズは【アイテムボックス】から刀を出して、ブレンデッドに見せた。
「ほう。これは変わった剣だな」
「そうですね。変わった形の剣とでも思ってください。俺の居た世界の『刀』と言われている剣に、類似している物です」
「刀? どこで手に入れたんだ」
「西門の近くにある、ドワーフがやっている鍛冶屋です。武器の売っている店を知らなかったので、一度行ったことのある鍛冶屋にダメ元で聞いてみたんです」
「あぁ。あのオヤジか」
「ご存じですか」
「ちょっとな……まあそれはいい。それで、刀を使ったことあるのか?」
「知識としては若干ありますが、使ったことはないです」
「オレもそれの使い方は知らないから教えてやれんが、その知識を頼りに、使えるようになるんだな」
「やるだけやってみます」
「あとスキルは何を使えるんだ?」
「えーと『マップ気配察知 調査 探査 分析 鑑定』とかですね。あと『攻撃スキル』が一つあります」
「それだけ聞くと、Bランク以上の冒険者だ。そうだな、オレのステータスを確認できるか?」
「たぶん、大丈夫です(ステータス確認。対象ギルマス)」
名前 : ブレンデッド
称号 : リアーデ冒険者ギルド ギルドマスター
種族 : 人
年齢 : 41
性別 : 男
職業 : ギルドマスター、剣闘士(グラディエーター)
ランク: A
レベル: 75
力 : 1230
魔力 : 610
敏捷 : 654
運 : 35
スキル
『格闘術』『体術』『片手剣術』『盾術』『捕縛術』
魔法属性『火 土 無』
カズは見た内容を、ブレンデッドに伝える。
「スキルに、魔法属性まで見れたか。かなり強力なスキルを持ってるな」
「そうですか。魔法属性に『無』とありましたが、なんでかす? 魔法が使えない、という意味じゃないですよね」
「ああそれは属性の無い魔法。例えば、『身体強化』が当てはまるな。つまりは魔力操作だけの、魔法とでも言った方が良いかな」
「無属性の魔法ですか」
「魔法と言うよりも、効果的には、スキルのようなものが多いな」
「あれでも、使える魔法名までは、見えなかったな?」
「それはな、相手に情報を見られないようにする、魔道具を持っているからだ」
「妨害してたから、全部見えなかったんですか」
「高ランクの冒険者になれば、自らの情報を、相手に知られないようにするのは当然だ。常に魔法やスキル、それに魔道具を使っているだろう」
「ほうほう、そうですか」
「本来ならば、名前と職業が見れれば、良い方なんだがな。どこのアホが君に、そこまでの能力を与えたんだかな」
それは、あの(チャラ神)アホが、与えたもんです、とは言えないからな。
「本当ですね。俺のような初心者に……」
「オレはギルドで仕事があるから戻る。カズ君は、好きにここを使って訓練してくれ。帰りは、来たときと同じやり方で戻れるから」
「あ、はい。分かりました。ブレンデッドさん、ありがとうございます」
「おう。ただ、クリスパには感謝しろよ。結構悩んだみたいだぞ。ステータスは伝説級なのに、本人は無知だからどうしたもんなのかと」
「うぐ……クリスパさんには申し訳ないです。もっと感謝しないとけませんね」
「本人は泣き言は言わないからな。気軽に、酒でも飲み交わしてやればいいさ」
「そうします」
「訓練に励みたまえ」
ギルマスのブレンデッドが訓練場を去ってから、一人で刀の訓練を始めた。
以前テレビや本で見た動作や使い方を、いろいろと試す。
『攻撃スキル』の風刃斬も、何度か試してみたけど、やはり魔力は減っていない。
これは本当に、創造したらなんでも出来てしまいそうだな。(変身もできたりして! 無理か)
どこかの建物内にあるのか、外の様子が分からないために、日が暮れてきたことに気が付かず、ずっと訓練をしていたら、訓練場にクリスパがやって来た。
「カズさん、いつまで訓練してるんですか。もう暗くなってますよ」
「クリスパさん。もうそんな時間ですか。外の様子が分からなかったので、つい熱中して気が付きませんでした」
「やり過ぎもよくない……って、何ですかこの穴だらけは!」
「魔法の訓練をしていたら、こうなってしまって。ブレンデッドさんが、大した事ないから幾らでもやってくれと」
「そうですか。あの、脳筋師匠が……。分かりました。後の処理は、私がしておきますから、今日は、帰りましょうか」
「はい。そうします(うわぁー怒ってるな。俺しーらないっと)」
大丈夫だろうか……?
「おお! すごい威力だな。今のが、加減せずに放った魔法か。Bランクの魔法使いと、同等の威力はあるだろう」
……Bランクと同等。
「それでだ、カズ君は自分ステータスを表示できるんだろ。魔力がどの程度減ったか、確かめて見るんだ」
「魔力ですか。分かりました(ステータス確認。魔力)」
【魔力】: 4492/4500
「8消費してます」
「8! あんな威力の魔法を放って、それだけしか減ってないのか!」
「通常だと、どの程度減るんですか?」
「職業や種族それにスキルなんかで違いはあるが、あの威力だと少なくとも40から、多ければ60以上は魔力を使うな」
「随分と違いますね」
「しかもカズ君は、魔法を3つも使ってるから、更におかしいと言える」
「……おかしい」
「そう気にするな。威力だって、加減して使えるように、数撃って慣れれば良いだろう」
「慣れですか」
「取りあえずは、常に威力を最小限にして、使用する訓練だ。そうしないと、とっさのときに使ったら、加減ができず……ああなる」
ブレンデッドは、ライトニングボルドを放って空いた大きな穴を指差しそう言った。
「まずは百発ぐらい撃ってみよう! 地面の穴は、気にせずやってれ!」
言われたとおり、加減の練習をするために、カズはライトニングボルドを撃ちまくった。
途中からは両手を前に出して、交互に撃ちまくる。
半分を過ぎた辺りから、舌が縺れてきたので、想像して連続で同時に撃てるか試してみた。
すると面白いように、両手から止まることなく、ライトニングボルドを撃ち続けることができた。
「ふぅー。こんなもんですかね」
「カズ君……君が今何をしたか分かってるか?」
「え? 魔法を使ってただけですが。何度か、加減できなかったことですか?」
「気が付いてないのか『同時に連続発動』この意味わかるかい?」
「いいえ。何か変ですか?」
「……クリスパが頭を抱える訳だ。君が今やったのは、とても高度な技術なんだよ」
「な!」
「同時、連続。どちらか一つを使うだけでも、魔力の消費が激しいのに、それをどちらも使うとは……どうやったらそうしようと結論を出したんだ?」
「いやぁ、あのぅ……百回も唱え続けるのが大変だったもんで、できるかなーと、何となく」
「簡単に言ってくれるな。この分じゃあ、複数の魔法を同時に使うことも、できちまいそうだな」
「そんなことは……」
「しかも最後の方なんか、魔法名を唱えてもいなかったろ」
「そういえば……(言葉に出さなくても、魔法を使えてたな。加減もできてたし)」
「ハァー。君はいったいなんなんだ」
「なんだと言われましても」
「今ある魔法は、殆んどが魔法名だけの『省略詠唱』なんて呼ばれているが、カズ君のは、言葉に出さなくて使う完全な『無詠唱』じゃないか」
「……省略詠唱に? 無詠唱?」
「それで、自分で使ってみた感じはどうだ?」
「言葉に出さない魔法の方が、威力を加減できて、良いと思いました」
「うむ。魔法は言葉に出さないと、発動しないのが、この世界の理(ことわり)だ。だか君は、それに当てはまらない。威力をおさえることができたのは、そのせいもあるだろう」
「そうなんですか」
「まったく、魔法は『想像し創造する』ことだと言うが、君を見てると、どんな事でもできそうだな」
「さすがにそこまでは無理ですよ」
「そうだと良いんだかな。今日は常に魔力消費を確認しながら、訓練した方が良いだろう。そうすれば、感覚で残りの魔力量も分かるようになるさ」
「はい(ステータス確認。魔力数値)」
【魔力】: 4257/4500
ライトニングボルド百発程で、235消費か。
さて、他の魔法も試してみたいが……あれだけライトニングボルドを撃った訳だから、ああなるよな。
訓練場の地面は、大小さまざまな穴が空いて、ぼこぼこになっている。
「地面があんなになってしまったんですが、良かったんですか?」
「なぁに、あの程度のことは、高ランクの冒険者同士が訓練すればああなるから、大したことじゃない。幾らでもやってくれ。それでカズ君は、魔法以外には何かあるか?」
「う~ん。あ! 武器を買ったんですが、その練習をしようかと」
「武器か、どんな物を買ったんだ? 自分に合った物を選べたか? 見せてくれたまえ」
「これです」
カズは【アイテムボックス】から刀を出して、ブレンデッドに見せた。
「ほう。これは変わった剣だな」
「そうですね。変わった形の剣とでも思ってください。俺の居た世界の『刀』と言われている剣に、類似している物です」
「刀? どこで手に入れたんだ」
「西門の近くにある、ドワーフがやっている鍛冶屋です。武器の売っている店を知らなかったので、一度行ったことのある鍛冶屋にダメ元で聞いてみたんです」
「あぁ。あのオヤジか」
「ご存じですか」
「ちょっとな……まあそれはいい。それで、刀を使ったことあるのか?」
「知識としては若干ありますが、使ったことはないです」
「オレもそれの使い方は知らないから教えてやれんが、その知識を頼りに、使えるようになるんだな」
「やるだけやってみます」
「あとスキルは何を使えるんだ?」
「えーと『マップ気配察知 調査 探査 分析 鑑定』とかですね。あと『攻撃スキル』が一つあります」
「それだけ聞くと、Bランク以上の冒険者だ。そうだな、オレのステータスを確認できるか?」
「たぶん、大丈夫です(ステータス確認。対象ギルマス)」
名前 : ブレンデッド
称号 : リアーデ冒険者ギルド ギルドマスター
種族 : 人
年齢 : 41
性別 : 男
職業 : ギルドマスター、剣闘士(グラディエーター)
ランク: A
レベル: 75
力 : 1230
魔力 : 610
敏捷 : 654
運 : 35
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『格闘術』『体術』『片手剣術』『盾術』『捕縛術』
魔法属性『火 土 無』
カズは見た内容を、ブレンデッドに伝える。
「スキルに、魔法属性まで見れたか。かなり強力なスキルを持ってるな」
「そうですか。魔法属性に『無』とありましたが、なんでかす? 魔法が使えない、という意味じゃないですよね」
「ああそれは属性の無い魔法。例えば、『身体強化』が当てはまるな。つまりは魔力操作だけの、魔法とでも言った方が良いかな」
「無属性の魔法ですか」
「魔法と言うよりも、効果的には、スキルのようなものが多いな」
「あれでも、使える魔法名までは、見えなかったな?」
「それはな、相手に情報を見られないようにする、魔道具を持っているからだ」
「妨害してたから、全部見えなかったんですか」
「高ランクの冒険者になれば、自らの情報を、相手に知られないようにするのは当然だ。常に魔法やスキル、それに魔道具を使っているだろう」
「ほうほう、そうですか」
「本来ならば、名前と職業が見れれば、良い方なんだがな。どこのアホが君に、そこまでの能力を与えたんだかな」
それは、あの(チャラ神)アホが、与えたもんです、とは言えないからな。
「本当ですね。俺のような初心者に……」
「オレはギルドで仕事があるから戻る。カズ君は、好きにここを使って訓練してくれ。帰りは、来たときと同じやり方で戻れるから」
「あ、はい。分かりました。ブレンデッドさん、ありがとうございます」
「おう。ただ、クリスパには感謝しろよ。結構悩んだみたいだぞ。ステータスは伝説級なのに、本人は無知だからどうしたもんなのかと」
「うぐ……クリスパさんには申し訳ないです。もっと感謝しないとけませんね」
「本人は泣き言は言わないからな。気軽に、酒でも飲み交わしてやればいいさ」
「そうします」
「訓練に励みたまえ」
ギルマスのブレンデッドが訓練場を去ってから、一人で刀の訓練を始めた。
以前テレビや本で見た動作や使い方を、いろいろと試す。
『攻撃スキル』の風刃斬も、何度か試してみたけど、やはり魔力は減っていない。
これは本当に、創造したらなんでも出来てしまいそうだな。(変身もできたりして! 無理か)
どこかの建物内にあるのか、外の様子が分からないために、日が暮れてきたことに気が付かず、ずっと訓練をしていたら、訓練場にクリスパがやって来た。
「カズさん、いつまで訓練してるんですか。もう暗くなってますよ」
「クリスパさん。もうそんな時間ですか。外の様子が分からなかったので、つい熱中して気が付きませんでした」
「やり過ぎもよくない……って、何ですかこの穴だらけは!」
「魔法の訓練をしていたら、こうなってしまって。ブレンデッドさんが、大した事ないから幾らでもやってくれと」
「そうですか。あの、脳筋師匠が……。分かりました。後の処理は、私がしておきますから、今日は、帰りましょうか」
「はい。そうします(うわぁー怒ってるな。俺しーらないっと)」
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