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一章 リアーデ編

3 管理神様と対面 2 ステータス

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『ここまでの経緯は分かったから、ステータス画面出して見せて』

『君がステータスを設定変更したときの状態が、記録されてるからそれと比べてみるよ』

「分かりました。ステータス確認」

 俺はステータス画面を表示させた。


 ステータス設定変更時


 名前: ヤマギク カズ
 年齢: 24
 性別: 男
 種族: 人
 職業: 旅人(杣)

 レベル: 1
 力  : 25
 魔力 : 15
 敏捷 : 15
 運  : 46

 スキル

 異世界言語
 異世界の言葉、文字を理解し会話でき読み書き出来る。

 全魔法&スキル習得
 一般的な魔法又はスキルの獲得が可能になる。

 経験値獲得一万倍加
 自分自身が得る経験値が倍になる。


『また随分(ずいぶん)と好き勝手にやってくれたねぇ。年齢の数値まで他に割り振って』

「使える数値が限られてたもので」

『運の数値を下げれば、もう少し余裕ができたんじゃないの?』

「運の数値だけは、村人より平均値が大幅に上回ってたもので、変化させたくなかったんですよ」

「それに運の数値を下げていたら、それこそ死亡フラグでしょう。それを考えたら……」

『だったら、年齢もっと若くしたらよかったんじゃないの? 18歳くらいとか。青春真っ盛り!』

「……え~っと、24歳が体力的に最も充実していた時期なもんでなんとなく。もしかして若返ってくれたらなーって」

『実在には若返ったり……う~ん……見た目は変わるかも。どうだろう?』

「分からないんですか?」

『こんなことは、僕がこの世界を管理してからなかった……忘れちゃった。その内に分かるでしょ』

「適当ぉだな」

『それで名前は、どう変えたの?』

「栓山の《栓》を《木》と《全》に分けて《全》を、移動させて、全魔法&スキル習得にしました」

『なるほど。それで《一万》の方はそのまま移動させて、経験値獲得を一万倍加にしたと!』

「まぁ《一万=いちまん》と読むので、ダメ元でやってみたら…」

「ふり仮名は文字を組み替えて《マとマ》は近づけたら重さなったので、一文字にして《木と山と()》を組み合わせて《(杣)》にしました」

『()なんて使わないでしょ普通』

「……で職業の所に移動させたのは《杣人》が木を切り出すきこりの意味らしいので、どうなるかと。でもこれはダメでした《杣》だけでは意味をなさないのか、()に入れたのがダメなのか」

『その結果が、こんなステータスができて確定してしまったと』

「そんなとこです」

『名前を分解して他に移動させたとか、新しく書き加えた訳じゃなく移動って…』

『とんち? 裏技? もう無茶苦茶だね』

「丸投げした神様がそれを言いますか?」

『……それでこれが現在のステータスだね』

「スルーですか?」


 現在のステータス

 名前: ヤマギク カズ
 年齢: 24
 性別: 男
 種族: 人
 職業: 旅人

 レベル: 160
 力  : 7400
 魔力 : 4500 
 敏捷 : 4250
 運  : 46

 スキル

 異世界言語
 異世界の言葉、文字を理解し会話でき読み書き出来る。

 全魔法&スキル会得
 全ての魔法とスキルが会得可能になる。

 経験値獲得一万倍加
 自分自身が得る経験値が一万倍になる。


『バランス崩しまくりだね』

『さすがに、このままはまずいからなぁ……かと言って、ここまでの数値が確定してることを変えるとなると、今の僕じゃあ、能力の使い過ぎで、弱体化して世界に何かあったときに、対処できなくなるからなぁ。でもこれは修正しないと……』

『取りあえず、経験値獲得スキルを消して』 

「えー!!  無くしちゃうんですか!?」

『もう十分強いから良いでしょ。数値はそのままだから』

『能力の上限値を付け加えて。こんなもんかな』

『代わりに何か、ほしいスキルとかあるかい?』 

「スキル貰えるんですか!?」

『消したり制限した代わりに多少与えれば、僕の力を使わずに済むからね』

「等価交換みたいなものですか?」

『そんなところだね! 経験値一万倍は強力どころか、異常過ぎるから。それで何かある?』

「それじゃあ、無限収納的なのが欲しいです」

『アイテムボックスだねOK! この世界にもあるよ無限ではないけどね。あとはあるかな?』

「色々な物を分析や鑑定したり、調査するようなスキルとかありますか?」

『色々と調べることができるスキルか……じゃあこれかな!』
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