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一章 リアーデ編
1 現状確認 と 初期ステータス
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「……ハァー」
一万(カズマ)はため息が出た。
今持っている物は、スマホにリュックサック、中は『着替え一式、パン1つ、ボールペン、メモ帳、ペットボトル水500㎜㍑1本、趣味のトレカ』か。
飲み物と食料があったのは良かった。
トレカ(トレーディングカードゲーム)は旅先でトレカショップがあったら行こうかと入れといた物だけど、異世界じゃ意味無いか。
スマホを見たが、電波がないから通信手段としては無理。(当然だ)
それ以外は使えそうだけど、バッテリー切れたら意味ない。
幸いにも森の中と言っても、目線の先には、森が途切れてるっぽい所が見えているから、すぐに出られそうだ。
俺は少し歩き、森の出口らしき付近に行った。
先は開けていており、草原になっていた。
周りを見渡すと、丘のようになっている所もあった。
俺は出口付近の木に身を潜め、 周りを見回し、今のところは安全そうなので、この先どうするか考えた。
村や町に行くにしても、一万(カズマ)は、どっちに行ったらいい分からなかった。
草原には人が通った跡はないが、森を出入りしてるのか、獣道らしきものはある。(草が倒れて、細い道のようになっている)
まだ日は高いから、すぐに日が暮れないと思うけど、異世界だから狂暴な獣やモンスターがいてもおかしくないし、すぐに森から離れて、人がいそうな所を探がした方がいいか。
よし早速出発…の前に、とりあえずステータスを見よう。
「ステータス確認」
一万(カズマ)は、あえて声に出してみた。
「おっ出た!」
自分の正面に、薄い半透明状のアクリル板みたいなものが出てきた。
ステータス
『『』内は今回のみの表示』
名前: 栓山 一万 (クギヤマ カズマ)
年齢: 39
性別: 男
種族: 人
職業: 旅人
『村人の平均ステータス』
レベル: 1 『2』
力 : 15 『25』
魔力 : 15 『20』
敏捷 : 10 『15』
運 : 46 『35』
スキル
異世界言語
この世界の言葉、文字を理解し会話、読み書き出来る。
魔法&スキル習得
一般的な魔法又は、スキルの獲得が可能になる。
経験値獲得倍加
自分自身が得る経験値が倍になる。
初期ステータス設定 一回限定
異世界に来た時に初期ステータスを好きなように設定できる。
ただし、村人の平均値を上回ることはできなく、平均値より高い数値がある場合は、それより高い数値には設定できない。
数値を0または空白にはできない。(最低値を1とする)
ステータス画面内に書かれている物しか使用できず、書き加えることはできない。
初期ステータス設定は、発動後にステータス画面より消去される。(効果はステータス設定を終了するまで継続)
だいぶ簡略化されたステータス画面が出てきたな。
うわー本当に弱いな、村人の平均以下って、これじゃあ人の居る所を見つける前に死んじゃうよ。
経験値が倍になるったって、何か倒さないとレベル上がらないだろうし、その前にこっちが殺られるよ。(経験値表示もないし、なんだこれ?)
この歳でレベル1で、ステータスがこれ……仕方ないのか。
前の世界じゃあ、レベルなんて無いしな。
ん! ステータスが村人平均以下だけど、大人や子供にお年寄りだっているだろうから、それを踏まえての平均以下なら、子供より多少は高そうだし、なんとかなるか。
一万(カズマ)は、自分にそう言い聞かせた!
でも弱っちーて書いてあったな。
先ずはステータスを設定してから、人里を探しに行きますか。
「ではでは、初期ステータス設定!」
まったくもう、ほぼ丸投げされた挙げ句に、設定する所は少ないし、制限もあるんじゃあ、特別とは思えないよ。
何とか、この数値でも強くなるように…ましになるよう……ムズい!
「ダメだ」
ここに長居もできないし、こうなったら、これとあれをこうして、さらにここもこうしてと、これなら……どうた!
……おっ!
一万(カズマ)はため息が出た。
今持っている物は、スマホにリュックサック、中は『着替え一式、パン1つ、ボールペン、メモ帳、ペットボトル水500㎜㍑1本、趣味のトレカ』か。
飲み物と食料があったのは良かった。
トレカ(トレーディングカードゲーム)は旅先でトレカショップがあったら行こうかと入れといた物だけど、異世界じゃ意味無いか。
スマホを見たが、電波がないから通信手段としては無理。(当然だ)
それ以外は使えそうだけど、バッテリー切れたら意味ない。
幸いにも森の中と言っても、目線の先には、森が途切れてるっぽい所が見えているから、すぐに出られそうだ。
俺は少し歩き、森の出口らしき付近に行った。
先は開けていており、草原になっていた。
周りを見渡すと、丘のようになっている所もあった。
俺は出口付近の木に身を潜め、 周りを見回し、今のところは安全そうなので、この先どうするか考えた。
村や町に行くにしても、一万(カズマ)は、どっちに行ったらいい分からなかった。
草原には人が通った跡はないが、森を出入りしてるのか、獣道らしきものはある。(草が倒れて、細い道のようになっている)
まだ日は高いから、すぐに日が暮れないと思うけど、異世界だから狂暴な獣やモンスターがいてもおかしくないし、すぐに森から離れて、人がいそうな所を探がした方がいいか。
よし早速出発…の前に、とりあえずステータスを見よう。
「ステータス確認」
一万(カズマ)は、あえて声に出してみた。
「おっ出た!」
自分の正面に、薄い半透明状のアクリル板みたいなものが出てきた。
ステータス
『『』内は今回のみの表示』
名前: 栓山 一万 (クギヤマ カズマ)
年齢: 39
性別: 男
種族: 人
職業: 旅人
『村人の平均ステータス』
レベル: 1 『2』
力 : 15 『25』
魔力 : 15 『20』
敏捷 : 10 『15』
運 : 46 『35』
スキル
異世界言語
この世界の言葉、文字を理解し会話、読み書き出来る。
魔法&スキル習得
一般的な魔法又は、スキルの獲得が可能になる。
経験値獲得倍加
自分自身が得る経験値が倍になる。
初期ステータス設定 一回限定
異世界に来た時に初期ステータスを好きなように設定できる。
ただし、村人の平均値を上回ることはできなく、平均値より高い数値がある場合は、それより高い数値には設定できない。
数値を0または空白にはできない。(最低値を1とする)
ステータス画面内に書かれている物しか使用できず、書き加えることはできない。
初期ステータス設定は、発動後にステータス画面より消去される。(効果はステータス設定を終了するまで継続)
だいぶ簡略化されたステータス画面が出てきたな。
うわー本当に弱いな、村人の平均以下って、これじゃあ人の居る所を見つける前に死んじゃうよ。
経験値が倍になるったって、何か倒さないとレベル上がらないだろうし、その前にこっちが殺られるよ。(経験値表示もないし、なんだこれ?)
この歳でレベル1で、ステータスがこれ……仕方ないのか。
前の世界じゃあ、レベルなんて無いしな。
ん! ステータスが村人平均以下だけど、大人や子供にお年寄りだっているだろうから、それを踏まえての平均以下なら、子供より多少は高そうだし、なんとかなるか。
一万(カズマ)は、自分にそう言い聞かせた!
でも弱っちーて書いてあったな。
先ずはステータスを設定してから、人里を探しに行きますか。
「ではでは、初期ステータス設定!」
まったくもう、ほぼ丸投げされた挙げ句に、設定する所は少ないし、制限もあるんじゃあ、特別とは思えないよ。
何とか、この数値でも強くなるように…ましになるよう……ムズい!
「ダメだ」
ここに長居もできないし、こうなったら、これとあれをこうして、さらにここもこうしてと、これなら……どうた!
……おっ!
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