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俺の幼馴染みはとてつもなく可愛い。
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「僕、森口しんって言うの!あなたのお名前は??」
幼稚園の入園式後、初めてのクラスメートの中でも俺と席が隣だった真は、俺に話しかけてくれた。
当時の真はまごうことなく天使だった。
つやつやとして天使のわっかがある綺麗な黒髪に、今にもこぼれ落ちてしまいそうな飴色の瞳。
なにも塗っていないはずの唇は果実かのようにぷるぷるとしていて今思うとその場で食べてしまえば良かった。
「俺は佐野しょうた、だよ!よろしくな!真!!」
年齢が小さかったのもあり保護者が居ないところでは遊べなかったので、俺たちの活動範囲は園内だけだった。
小学生に上がった俺は、その後この状況がどれだけ恵まれていたか思い知ることになる。
事件があったのは小学校にも慣れていた夏休み前のこと。
この日はたまたま昇降口で会った真と、久しぶりに一緒に帰っていた。
小学校ではクラスがバラバラになってしまった俺たちは話すこと事態が久しぶりだった。
だから背後から忍び寄ってくる黒いバンに気づかなかった。
意識を失う前に見たのは真が黒い何かに覆われているところ。
意識を取り戻して最初に目に入ったのはガムテープで口元を止められて、俺の前に横たわる真。
声を出そうとしても俺の口から言葉が発せられることはなかった。
いまでも誘拐犯が言っていたことを一語一句覚えている。
あいつらは真を見て、可愛いと。
「児童ポルノに出すつもりで攫ったけどまず俺が具合を見てもいいよな?」
「処女の方が高く付くんだから手を出すなよ。」
と、そう言ったんだ。
真を児童ポルノ?処女?
俺はその時それらの意味が分からなかった。
でも、こいつらが真を傷つけようとしているのだけは理解出来た。
目が覚めているのは俺だけで、真はまだ眠ったままだった。
いっそそのまま眠っていてほしかった。
こんな穢れていて、汚いやつらを真の視界に入ってほしくなかった。
男たちがカチャカチャと機械の準備をし始めたとき、真の目が覚めてしまった。
きっと最初はこの状況を理解出来なかったんだろう。
俺と目を合わせて、しばらく俺と目を合わせた後キョロキョロと周りを観察すると、自分が誘拐されたことを理解し、酷く怯え始めた。
嗚咽が漏れはじめた真に男が気づき、周りの奴に声をかける。
すると男たちはあろうことか真に跨がったのだ。
一人はカメラを構え、一人は真の着ていた衣服を脱がせ始めた。
やめてくれ!その汚い手で真に触れないで!!!
今まで静かだった俺が暴れたことで服をぬがせていた手が止まる。
綺麗な雫を沢山溜めた目がこっちを向く。
そう、俺だけを見てて。
俺だけを_____
俺はそのあと殴られ気絶。
再び目を覚ますと俺は病院のベッドで寝ていた。
親と警察が言っていたのは、連れ去られるところを見ていた人が警察に通報してくれていたらしく、車の車種とナンバーが分かっていたため真は行為をされることなく返された。
真はショックによりこの一連の騒動のことだけを忘れてしまった。
俺はそれが嬉しかった。
あの男たちのことを忘れていてくれて、無垢な真のまま俺の手元に戻ってきたんだと。
それから俺は真を守れるように勉強し、知識を身につけた。
真がおれから離れていかないように俺は真がいないと生きていけないということを真に染みこませた。
いざという時に真を守れるように身体も鍛えた。
全て俺の真のため。
同じ高校にいけるように真の説得もした。
この先、真が家をでようものなら俺も着いていくし、就職するようなら俺も同じところに受かって見せよう。
なんなら俺から離れられないように俺が真を雇ってもいい。
真が離れていかないように何でもする。
これが俺の生きる意味だから。
真が俺のそばで幸せで居てくれることが。
俺のそばで、だけどね。
幼稚園の入園式後、初めてのクラスメートの中でも俺と席が隣だった真は、俺に話しかけてくれた。
当時の真はまごうことなく天使だった。
つやつやとして天使のわっかがある綺麗な黒髪に、今にもこぼれ落ちてしまいそうな飴色の瞳。
なにも塗っていないはずの唇は果実かのようにぷるぷるとしていて今思うとその場で食べてしまえば良かった。
「俺は佐野しょうた、だよ!よろしくな!真!!」
年齢が小さかったのもあり保護者が居ないところでは遊べなかったので、俺たちの活動範囲は園内だけだった。
小学生に上がった俺は、その後この状況がどれだけ恵まれていたか思い知ることになる。
事件があったのは小学校にも慣れていた夏休み前のこと。
この日はたまたま昇降口で会った真と、久しぶりに一緒に帰っていた。
小学校ではクラスがバラバラになってしまった俺たちは話すこと事態が久しぶりだった。
だから背後から忍び寄ってくる黒いバンに気づかなかった。
意識を失う前に見たのは真が黒い何かに覆われているところ。
意識を取り戻して最初に目に入ったのはガムテープで口元を止められて、俺の前に横たわる真。
声を出そうとしても俺の口から言葉が発せられることはなかった。
いまでも誘拐犯が言っていたことを一語一句覚えている。
あいつらは真を見て、可愛いと。
「児童ポルノに出すつもりで攫ったけどまず俺が具合を見てもいいよな?」
「処女の方が高く付くんだから手を出すなよ。」
と、そう言ったんだ。
真を児童ポルノ?処女?
俺はその時それらの意味が分からなかった。
でも、こいつらが真を傷つけようとしているのだけは理解出来た。
目が覚めているのは俺だけで、真はまだ眠ったままだった。
いっそそのまま眠っていてほしかった。
こんな穢れていて、汚いやつらを真の視界に入ってほしくなかった。
男たちがカチャカチャと機械の準備をし始めたとき、真の目が覚めてしまった。
きっと最初はこの状況を理解出来なかったんだろう。
俺と目を合わせて、しばらく俺と目を合わせた後キョロキョロと周りを観察すると、自分が誘拐されたことを理解し、酷く怯え始めた。
嗚咽が漏れはじめた真に男が気づき、周りの奴に声をかける。
すると男たちはあろうことか真に跨がったのだ。
一人はカメラを構え、一人は真の着ていた衣服を脱がせ始めた。
やめてくれ!その汚い手で真に触れないで!!!
今まで静かだった俺が暴れたことで服をぬがせていた手が止まる。
綺麗な雫を沢山溜めた目がこっちを向く。
そう、俺だけを見てて。
俺だけを_____
俺はそのあと殴られ気絶。
再び目を覚ますと俺は病院のベッドで寝ていた。
親と警察が言っていたのは、連れ去られるところを見ていた人が警察に通報してくれていたらしく、車の車種とナンバーが分かっていたため真は行為をされることなく返された。
真はショックによりこの一連の騒動のことだけを忘れてしまった。
俺はそれが嬉しかった。
あの男たちのことを忘れていてくれて、無垢な真のまま俺の手元に戻ってきたんだと。
それから俺は真を守れるように勉強し、知識を身につけた。
真がおれから離れていかないように俺は真がいないと生きていけないということを真に染みこませた。
いざという時に真を守れるように身体も鍛えた。
全て俺の真のため。
同じ高校にいけるように真の説得もした。
この先、真が家をでようものなら俺も着いていくし、就職するようなら俺も同じところに受かって見せよう。
なんなら俺から離れられないように俺が真を雇ってもいい。
真が離れていかないように何でもする。
これが俺の生きる意味だから。
真が俺のそばで幸せで居てくれることが。
俺のそばで、だけどね。
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