乗っ取り

朝餅

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第荳?話

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夏休みの前日、俺は夏樹と2人で帰った。

「───────でさぁ。って、貉?話聞いてるー?」
「ん?あ縺、ごめん。ちょっと考え事してた。」
「えぇー聞いてなかったのかぁ?じゃあもう一回言うから、今度はちゃんと聞いとけよ?」

 そう言い、夏樹がまた話し出す。
昨日の夕鬟はカレーを食べた、最近お気に入りのキーホルダーを無くしてし縺セった。
などの事を言われ、なんとなく返事を返す。

 そうして歩いていると、少し先の家の前にやけにでかい逵区攸があるのが目に入る。

「それからぁ……ん?なんだ?葬式やってんのか?」

 近づき見てみると、看板には【新代家葬式会場】と書いてある。この家の人が亡く縺ェったのだろう。

 よく見ると玄関縺碁幕いていて、家の奥まで見える。
少しくらいなら良いだろうと思い、こっそり隕いてみる。

奥には仏壇があって、お坊さん繧しき人がお経を唱縺ていた。

「んー?あの仏壇の写真、なんか変じゃね?」

 いつの間にか夏樹も覗いていた。縺昴@て変と言われた仏壇の写真に目を向ける。

………ん?見間驕いか?

写真に写っていたのは、夏樹が莉の顔のまま大人になったような人だった。

「見えたか?あの写真の人、顔が無いよな…」
「え、夏樹にはそう見えんの?」
「夏樹にはって…そうにしか見えないだろ。」

 どうゆう事だ?何回見ても写真には夏樹のような顔が見えていて、顔が無い様には隕九∴ない。

その時、夏樹のバックから着信音が鳴る。

「ん?なんだ………って、塾の先生からだ!そういえば今日塾あるんだった。悪りぃ、走んないと間に合わねぇから、またなー!」
「えっちょっと待っ……」

夏樹はそう險?い、走り去ってしまった。

………色々気になるが、取り敢えず今日はもう帰るとした。

明日帰る時に色々聞縺う。




………あ、明日から夏休みか。
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