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ヒロインになりたいのに13
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私が振り向くと、そこには仮面の男が立っていた……!
(あれっ!?あの人って確か私をさらった人じゃない……!
護衛の人ともう1人いたってこと?どうしてここにいるのかしら……!?)
私が驚いていると、彼は話を続けた。
「レオンの吸血鬼の力だけを封印したのは驚いたよ……!」
(そんなに凄いことなのかしら……?よく分かんないけど褒められるのは嬉しいわね……!
でもどうしてここにいるの?もしかして私を連れ戻しに来たのかな……?どうしようかしら……?)
私が悩んでいると、彼が話し掛けてきた。
「真菜、僕の妻になる決心はついたかい?」
(えっ!?どういうことかしら……?そもそも私レオンのことが好きなのに!
私には大切な人がいるから断らないといけないわよね……!)私は断ることを決意すると、彼に伝えた。
「ごめんなさい……私にはもう大切な人がいるのであなたのものにはなれません……」
(ふぅ……これで諦めてもらえるわね!良かったわ……!)
だが彼は全く諦めていない様子だった。(え……?どうしてかしら……!?何か嫌な予感がするんだけど……!)私が困惑していると、彼が口を開いた。
「君の気持ちはわかったよ……」
(えぇっ!?今ので納得してくれたのね……!良かったわ!これで一件落着ね……!)
だが彼はまだ諦めていなかったようだった……。
(あれ?またなんか言いたげだわ……?今度こそ終わりにしてほしいのだけど……)
私が不安になっていると、彼が口を開いた。
「だけどね、君は僕のものだということを忘れないで欲しいな……!」
(えぇっ!?どういうことなのかしら……?そんなこと言われても困るわ……!)
私が悩んでいると、彼が再び口を開いた。
「まぁ、気が変わったらいつでも言ってくれて構わないよ……!」
(うぅ……本当に困った人だわ……!でもそろそろ行かないとまずいわね!早くレオンを助けないといけないし……!)
私は覚悟を決めると、吸血鬼の力を解放した……!!
(やったわ!成功ね……!後は封印したレオンの吸血鬼の部分だけを倒すだけだわ!)
だがその時だった……。
(あれっ?なんか身体に力が入らないんだけど……!おかしいわね……!?どうしてかしら……?)
私が戸惑っていると、彼が話し掛けてきた。
「おや?どうしたんだい?」
(え……?どうしちゃったんだろう……?このままじゃまずいわ……!でもどうしたら良いのか全く分からないわ……!)
私は焦りながら考えていると、護衛の人が近寄ってきた。
「真菜!吸血鬼の力だけを倒すんだ!」
(えぇっ!?そんなこと言われても困るわ……!だって全然動けないんだもの!どうしたらいいのかしら……?)
私が悩んでいると、護衛の人が口を開いた。
「真菜!しっかりするんだよ!」
(え……?どういうことかしら……?全く意味が分からないわ……!)
私が混乱していると、仮面の人は話し始めた。
「それはね……君が吸血鬼の力を制御できていないからなんだよ……!」
(えぇっ!?私が制御できてないってどういうことなのかしら……?)
私が不思議に思っていると、彼は説明を続けた。
「君の力は凄まじいものだよ!とてもじゃないが人間の力で扱えるものじゃないんだ!」
(えっと……それってつまり私は化け物ってことなのかしら……?そんなの嫌だわ……!でもなんで急に力が使えなくなったのかしら……?)
私が悩んでいると、護衛の人が口を開いた。
「真菜!君は人間だ!化け物なんかじゃないんだよ!」
(あぁ……私のことを慰めてくれるのね……!でもどうやって力を制御すればいいのかしら……?このままじゃレオンを助けることすらできないわ……!)
私が悩んでいると、仮面の男が話し掛けてきた。
「それなら僕が教えてあげようじゃないか……!」
(え……?本当かしら……?教えてくれるなら助かるんだけど……でもどうすればいいのか分からないし……困ったわね……)
私が考えていると、彼が言葉を続けた。
「僕の血を飲むんだよ!」
(え……?血を飲めってことなの……!?そんなの無理よ……!怖いわ……!)
私が戸惑っていると、護衛の人が話し掛けてきた。
「真菜!君は1人じゃないんだよ!みんながついているんだ!」
(そうね……!私が弱気になってちゃダメよね……!みんながついてるんだもの!絶対に制御してみせるわ……!)
私は決意を固めると、仮面の男から血をもらった……。
(うぅ……飲みにくいわね……でも頑張らないとね……!)
私はゆっくりと口に含んで飲み込んだ……。
(うぅ……苦いわ……!でもこれで力が使えるようになるのよね……?)
私は不安になりながらもレオンの吸血鬼の部分だけを探すことにした。
(どこにいるのかしらね……?早く見つけないとまずいわよね……!)
しばらく探していると、ふと身体に違和感を覚えた……。
(あれっ?なんか身体が熱くなってる気がするんだけど気のせいかしら……?それに少し息苦しいような……)
そんなことを考えていると、突然頭の中に声が響いた。
『真菜、聞こえるか?』
(え……?もしかしてレオンの声なの……!?どこにいるのかしら?)
私が辺りを見渡すと、遠くにレオンの姿が見えた……!
『良かった!無事みたいだな!』
(えぇっ!?本当にレオンなのね……!良かったわ……!でもなんでここに居るのかしら……?ってそんなこと考えてる場合じゃないわよね……!早く助けないと……!)
私は急いで走り出したが途中で立ち止まってしまった。
(あれっ?身体が上手く動かないわ……なんでかしら……!?)
そんなことを考えている間に、レオンは仮面の人、敵に捕まってしまっていたのだ……。
(あっ……!このままだとまずいわね……助けないと……!でもどうすれば良いのかしら……?)
私が悩んでいると、頭の中に声が響いた。
『真菜、力を使うんだ!』
(え……?でもまだ上手く使えないんだけど大丈夫なのかしら……?)
私が戸惑っていると、声がまた聞こえてきた。
『大丈夫だ!君は強い!自信を持って使うんだ!』
(そうだわ……!私は1人じゃないんだもの……!みんながいるから怖くないのよね!頑張るわよ……!!)
私は覚悟を決めると、吸血鬼の力を解放した……!!
すると私の身体中から眩い光が溢れだして周りを飲み込んだ……!!
(うわぁっ!?眩しいよ~!!)
そしてそこにはレオンしか残っていなかった……!
(やったわ!成功したわね……!後は吸血鬼の部分のみを倒せば終わるんじゃないかしら……?)
私が喜んでいると、敵が話し掛けてきた。
「素晴らしい力だね……!」
(えっ?それって私のことを言っているのかしら……?ちょっと褒めすぎだと思うのよね……でも嬉しいけど照れちゃうわよね……!)
私が頬を赤く染めていると、彼は更に続けた。
「君なら僕の妻として相応しいかも知れないな……!」
(え……?どういうことかしら……?)
私が困惑していると、彼は話を続けた。
「僕たち結婚をすると認めてくれないかい……?」
(えぇっ!?これってもしかしてプロポーズされてるのかしら……?でも私にはもう大切な人がいるし……どうしようかしら……?)
私が悩んでいると、彼は口を開いた。
「今すぐにとは言わないよ!ゆっくり考えて決めてくれ」
(そうなのね……!それなら良かったわ……!でも本当にどうしようかな……)
私は考え込んでいると、突然彼が笑い出した。
「あはははっ!!」
(えっ!?どうして笑っているのかしら……?私何かおかしいこと言ったかしら……?)
私が不思議に思っていると、彼が口を開いた。
「いや……すまないね……!君の反応が可愛くてつい笑ってしまったんだ……!」
(あらっ?そうだったのね……!それなら良かったわ!てっきり怒らせちゃったと思ったわ……!)
私が安心していると、彼の様子がどこかおかしいことに気づいた……。
(あれっ?なんだか雰囲気が少し変わったような気がするんだけど気のせいかしら……?)
私は不安に思っていると、彼が話しかけてきた。「真菜、吸血鬼の部分を封印するときは気をつけるんだよ……!」(え……?どういうことなのかしら……?よくわからないけど一応覚えておくわね……!)
私は彼の言葉を不思議に思いつつも頷き返した。
すると、彼は嬉しそうな表情を浮かべながら私を見つめていた……。
(あれっ?どうして見つめてくるのかしら……?ちょっと恥ずかしいんだけど……!)
私が戸惑っていると、彼が再び口を開いた。
「真菜、僕のことが嫌いかい……?」
「えっ!?急にどうしたのかしら……?嫌いとかじゃなくてあなたは敵なのよ。」
(でも何でそんなこと聞くのかしら……?)
私が困惑していると、彼は話し始めた。
「そうだよね……だけど僕は君のことが好きになったんだ!」
(えぇっ!?どういうことかしら……?それはさすがに困るわ……!だって私には大切な人がいるんだもの……)
私が悩んでいると、彼が再び口を開いた。
「どうしてもダメかな……?」
(うっ……そんな目で見ないでちょうだい……!断るのが難しいじゃない……!でも絶対に負けちゃダメよね……!)
私は覚悟を決めると、彼の申し出を断った……!
「ごめんなさい……やっぱりあなたには協力できないわ……!」
(うぅ……なんとか断れたけど大丈夫かな……?)
私が心配していると、彼が口を開いた。
「そうか……残念だよ……」
(良かった……!諦めてくれたみたいね……!でもまだ油断はできないわ……!)
私はホッと胸を撫で下ろすと、彼が再び話し掛けてきた。
「でも僕は君を諦めないよ!必ず君を手に入れてみせる……!」
(え……?諦めないってどういうことかしら……?まさかまだ戦うつもりじゃないわよね……!?)
私が困惑していると、彼はまた話し始めた。
「さぁ、始めようじゃないか!」
(えぇっ!?どうして戦闘態勢に入ったのかしら……?私まだ何も言ってないのに……!)
私が戸惑っていると、彼は手から炎を出した……!
(ちょっと……!危ないじゃない!いきなり攻撃してくるなんて酷いわ……ってあれっ?何で当たらないのかしら……?)
不思議に思っていると、彼が口を開いた。
「真菜、君のことはしっかり調べさせてもらったよ」
(え……?私の何を調べたの……?怖いんだけど……)
私が戸惑っていると、彼はまた話し始めた。
「君は今吸血鬼の力を手に入れたばかりなんだよね?僕のスキルは相手の全てを見通すことができるんだよ……!」(えっ?そんなスキルがあったのね……!全然知らなかったわ……)
私は驚きながらも彼の言葉に耳を傾けた……。
「だから君の弱点も分かっているよ!」
(あらっ?そうなのね!でも私は負けないわよ!絶対に諦めないわ!!)
私が決意を固めていると、彼が口を開いた。
「じゃあ行くよ!君はこの攻撃をかわせるかな?」
そう言った瞬間、突然私の身体が動かなくなった……!
(えっ!?どうして動かないのかしら……!?もしかしてさっきの攻撃のせい……?)
私が戸惑っていると、彼が再び口を開いた。
「大丈夫!殺しはしないよ!」
(そっか……それなら安心ね……!なんてことはないわ!動けないのは怖いわ……早く何とかして欲しいんだけど……!)
私が不安に思っていると、彼は再び話し始めた。
「それじゃあ行くよ……!」
(え……?ちょっと待ってほしいんだけど……!!まだ心の準備ができてないんだけど……!)
そう思っている間に彼は指をパチンと鳴らした……。
その瞬間、私の身体に衝撃が走った……!
(うわっ!?何これ……?痛いんだけど……!)
私が苦痛に悶えていると、彼が再び口を開いた。
「まだまだいくよ!」
(嘘でしょ……?これ以上やられたら本当に死んじゃうわ……早く止めて……!)
私は必死に訴えるが、彼には聞こえていないようだった……。
(お願いだから止めてよ……!!誰か助けて……!!)
その時だった!
「真菜!!」
突然聞こえてきたその声に驚いて振り向くとそこにはなんとレオンがいた!!
(嘘でしょ!?どうしてここにいるのよ!?でも助けに来てくれたのね……!嬉しいわ……!!)
私は安堵しながら涙を流した……。
(あれっ!?あの人って確か私をさらった人じゃない……!
護衛の人ともう1人いたってこと?どうしてここにいるのかしら……!?)
私が驚いていると、彼は話を続けた。
「レオンの吸血鬼の力だけを封印したのは驚いたよ……!」
(そんなに凄いことなのかしら……?よく分かんないけど褒められるのは嬉しいわね……!
でもどうしてここにいるの?もしかして私を連れ戻しに来たのかな……?どうしようかしら……?)
私が悩んでいると、彼が話し掛けてきた。
「真菜、僕の妻になる決心はついたかい?」
(えっ!?どういうことかしら……?そもそも私レオンのことが好きなのに!
私には大切な人がいるから断らないといけないわよね……!)私は断ることを決意すると、彼に伝えた。
「ごめんなさい……私にはもう大切な人がいるのであなたのものにはなれません……」
(ふぅ……これで諦めてもらえるわね!良かったわ……!)
だが彼は全く諦めていない様子だった。(え……?どうしてかしら……!?何か嫌な予感がするんだけど……!)私が困惑していると、彼が口を開いた。
「君の気持ちはわかったよ……」
(えぇっ!?今ので納得してくれたのね……!良かったわ!これで一件落着ね……!)
だが彼はまだ諦めていなかったようだった……。
(あれ?またなんか言いたげだわ……?今度こそ終わりにしてほしいのだけど……)
私が不安になっていると、彼が口を開いた。
「だけどね、君は僕のものだということを忘れないで欲しいな……!」
(えぇっ!?どういうことなのかしら……?そんなこと言われても困るわ……!)
私が悩んでいると、彼が再び口を開いた。
「まぁ、気が変わったらいつでも言ってくれて構わないよ……!」
(うぅ……本当に困った人だわ……!でもそろそろ行かないとまずいわね!早くレオンを助けないといけないし……!)
私は覚悟を決めると、吸血鬼の力を解放した……!!
(やったわ!成功ね……!後は封印したレオンの吸血鬼の部分だけを倒すだけだわ!)
だがその時だった……。
(あれっ?なんか身体に力が入らないんだけど……!おかしいわね……!?どうしてかしら……?)
私が戸惑っていると、彼が話し掛けてきた。
「おや?どうしたんだい?」
(え……?どうしちゃったんだろう……?このままじゃまずいわ……!でもどうしたら良いのか全く分からないわ……!)
私は焦りながら考えていると、護衛の人が近寄ってきた。
「真菜!吸血鬼の力だけを倒すんだ!」
(えぇっ!?そんなこと言われても困るわ……!だって全然動けないんだもの!どうしたらいいのかしら……?)
私が悩んでいると、護衛の人が口を開いた。
「真菜!しっかりするんだよ!」
(え……?どういうことかしら……?全く意味が分からないわ……!)
私が混乱していると、仮面の人は話し始めた。
「それはね……君が吸血鬼の力を制御できていないからなんだよ……!」
(えぇっ!?私が制御できてないってどういうことなのかしら……?)
私が不思議に思っていると、彼は説明を続けた。
「君の力は凄まじいものだよ!とてもじゃないが人間の力で扱えるものじゃないんだ!」
(えっと……それってつまり私は化け物ってことなのかしら……?そんなの嫌だわ……!でもなんで急に力が使えなくなったのかしら……?)
私が悩んでいると、護衛の人が口を開いた。
「真菜!君は人間だ!化け物なんかじゃないんだよ!」
(あぁ……私のことを慰めてくれるのね……!でもどうやって力を制御すればいいのかしら……?このままじゃレオンを助けることすらできないわ……!)
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私が戸惑っていると、護衛の人が話し掛けてきた。
「真菜!君は1人じゃないんだよ!みんながついているんだ!」
(そうね……!私が弱気になってちゃダメよね……!みんながついてるんだもの!絶対に制御してみせるわ……!)
私は決意を固めると、仮面の男から血をもらった……。
(うぅ……飲みにくいわね……でも頑張らないとね……!)
私はゆっくりと口に含んで飲み込んだ……。
(うぅ……苦いわ……!でもこれで力が使えるようになるのよね……?)
私は不安になりながらもレオンの吸血鬼の部分だけを探すことにした。
(どこにいるのかしらね……?早く見つけないとまずいわよね……!)
しばらく探していると、ふと身体に違和感を覚えた……。
(あれっ?なんか身体が熱くなってる気がするんだけど気のせいかしら……?それに少し息苦しいような……)
そんなことを考えていると、突然頭の中に声が響いた。
『真菜、聞こえるか?』
(え……?もしかしてレオンの声なの……!?どこにいるのかしら?)
私が辺りを見渡すと、遠くにレオンの姿が見えた……!
『良かった!無事みたいだな!』
(えぇっ!?本当にレオンなのね……!良かったわ……!でもなんでここに居るのかしら……?ってそんなこと考えてる場合じゃないわよね……!早く助けないと……!)
私は急いで走り出したが途中で立ち止まってしまった。
(あれっ?身体が上手く動かないわ……なんでかしら……!?)
そんなことを考えている間に、レオンは仮面の人、敵に捕まってしまっていたのだ……。
(あっ……!このままだとまずいわね……助けないと……!でもどうすれば良いのかしら……?)
私が悩んでいると、頭の中に声が響いた。
『真菜、力を使うんだ!』
(え……?でもまだ上手く使えないんだけど大丈夫なのかしら……?)
私が戸惑っていると、声がまた聞こえてきた。
『大丈夫だ!君は強い!自信を持って使うんだ!』
(そうだわ……!私は1人じゃないんだもの……!みんながいるから怖くないのよね!頑張るわよ……!!)
私は覚悟を決めると、吸血鬼の力を解放した……!!
すると私の身体中から眩い光が溢れだして周りを飲み込んだ……!!
(うわぁっ!?眩しいよ~!!)
そしてそこにはレオンしか残っていなかった……!
(やったわ!成功したわね……!後は吸血鬼の部分のみを倒せば終わるんじゃないかしら……?)
私が喜んでいると、敵が話し掛けてきた。
「素晴らしい力だね……!」
(えっ?それって私のことを言っているのかしら……?ちょっと褒めすぎだと思うのよね……でも嬉しいけど照れちゃうわよね……!)
私が頬を赤く染めていると、彼は更に続けた。
「君なら僕の妻として相応しいかも知れないな……!」
(え……?どういうことかしら……?)
私が困惑していると、彼は話を続けた。
「僕たち結婚をすると認めてくれないかい……?」
(えぇっ!?これってもしかしてプロポーズされてるのかしら……?でも私にはもう大切な人がいるし……どうしようかしら……?)
私が悩んでいると、彼は口を開いた。
「今すぐにとは言わないよ!ゆっくり考えて決めてくれ」
(そうなのね……!それなら良かったわ……!でも本当にどうしようかな……)
私は考え込んでいると、突然彼が笑い出した。
「あはははっ!!」
(えっ!?どうして笑っているのかしら……?私何かおかしいこと言ったかしら……?)
私が不思議に思っていると、彼が口を開いた。
「いや……すまないね……!君の反応が可愛くてつい笑ってしまったんだ……!」
(あらっ?そうだったのね……!それなら良かったわ!てっきり怒らせちゃったと思ったわ……!)
私が安心していると、彼の様子がどこかおかしいことに気づいた……。
(あれっ?なんだか雰囲気が少し変わったような気がするんだけど気のせいかしら……?)
私は不安に思っていると、彼が話しかけてきた。「真菜、吸血鬼の部分を封印するときは気をつけるんだよ……!」(え……?どういうことなのかしら……?よくわからないけど一応覚えておくわね……!)
私は彼の言葉を不思議に思いつつも頷き返した。
すると、彼は嬉しそうな表情を浮かべながら私を見つめていた……。
(あれっ?どうして見つめてくるのかしら……?ちょっと恥ずかしいんだけど……!)
私が戸惑っていると、彼が再び口を開いた。
「真菜、僕のことが嫌いかい……?」
「えっ!?急にどうしたのかしら……?嫌いとかじゃなくてあなたは敵なのよ。」
(でも何でそんなこと聞くのかしら……?)
私が困惑していると、彼は話し始めた。
「そうだよね……だけど僕は君のことが好きになったんだ!」
(えぇっ!?どういうことかしら……?それはさすがに困るわ……!だって私には大切な人がいるんだもの……)
私が悩んでいると、彼が再び口を開いた。
「どうしてもダメかな……?」
(うっ……そんな目で見ないでちょうだい……!断るのが難しいじゃない……!でも絶対に負けちゃダメよね……!)
私は覚悟を決めると、彼の申し出を断った……!
「ごめんなさい……やっぱりあなたには協力できないわ……!」
(うぅ……なんとか断れたけど大丈夫かな……?)
私が心配していると、彼が口を開いた。
「そうか……残念だよ……」
(良かった……!諦めてくれたみたいね……!でもまだ油断はできないわ……!)
私はホッと胸を撫で下ろすと、彼が再び話し掛けてきた。
「でも僕は君を諦めないよ!必ず君を手に入れてみせる……!」
(え……?諦めないってどういうことかしら……?まさかまだ戦うつもりじゃないわよね……!?)
私が困惑していると、彼はまた話し始めた。
「さぁ、始めようじゃないか!」
(えぇっ!?どうして戦闘態勢に入ったのかしら……?私まだ何も言ってないのに……!)
私が戸惑っていると、彼は手から炎を出した……!
(ちょっと……!危ないじゃない!いきなり攻撃してくるなんて酷いわ……ってあれっ?何で当たらないのかしら……?)
不思議に思っていると、彼が口を開いた。
「真菜、君のことはしっかり調べさせてもらったよ」
(え……?私の何を調べたの……?怖いんだけど……)
私が戸惑っていると、彼はまた話し始めた。
「君は今吸血鬼の力を手に入れたばかりなんだよね?僕のスキルは相手の全てを見通すことができるんだよ……!」(えっ?そんなスキルがあったのね……!全然知らなかったわ……)
私は驚きながらも彼の言葉に耳を傾けた……。
「だから君の弱点も分かっているよ!」
(あらっ?そうなのね!でも私は負けないわよ!絶対に諦めないわ!!)
私が決意を固めていると、彼が口を開いた。
「じゃあ行くよ!君はこの攻撃をかわせるかな?」
そう言った瞬間、突然私の身体が動かなくなった……!
(えっ!?どうして動かないのかしら……!?もしかしてさっきの攻撃のせい……?)
私が戸惑っていると、彼が再び口を開いた。
「大丈夫!殺しはしないよ!」
(そっか……それなら安心ね……!なんてことはないわ!動けないのは怖いわ……早く何とかして欲しいんだけど……!)
私が不安に思っていると、彼は再び話し始めた。
「それじゃあ行くよ……!」
(え……?ちょっと待ってほしいんだけど……!!まだ心の準備ができてないんだけど……!)
そう思っている間に彼は指をパチンと鳴らした……。
その瞬間、私の身体に衝撃が走った……!
(うわっ!?何これ……?痛いんだけど……!)
私が苦痛に悶えていると、彼が再び口を開いた。
「まだまだいくよ!」
(嘘でしょ……?これ以上やられたら本当に死んじゃうわ……早く止めて……!)
私は必死に訴えるが、彼には聞こえていないようだった……。
(お願いだから止めてよ……!!誰か助けて……!!)
その時だった!
「真菜!!」
突然聞こえてきたその声に驚いて振り向くとそこにはなんとレオンがいた!!
(嘘でしょ!?どうしてここにいるのよ!?でも助けに来てくれたのね……!嬉しいわ……!!)
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