日本が危機に?第二次日露戦争

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第21話

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ウクライナでの戦況はウクライナ有利に進んでいた。そしてここで日本本国では大きい動きが出てきた。樺太や北方領土、千島列島など第二次世界大戦以前は日本が保有していた日本固有の領土を取り戻すのに全力投球していた陸自部隊が完全に平定に成功して行政なども復活し始めて平常運転を再開させ始めていた。更に元々ロシアで警察として働いていて素直に従った警察等(殆ど全員)は日本式の教育で再教育が終わっていた。普通なら日本の警察を送るところだろうがロシア語を喋れない為このような措置が取られた。但しその代わりに、一部の陸自部隊は相変わらず駐留を続けることと相なった。そしてロシア軍に所属していた兵士等も地元出身の徴収兵ばかりだった為素直に指揮官等が幽閉された後はなった。そして日本に忠誠を誓う先をかえた。何せ彼らも自分の身を守りたかったし戦争に出たくなかった。日本が奪還した事によって樺太などにいる人々には正しい情報が流れ始めて洗脳がどんどん溶けていったし言論の自由が戻って人々は前よりも幸せだとも感じ始めていた。その結果陸自部隊の多くは奪還したエリアから引き上げることが可能となっていった。そしてその兵士らはウクライナへ援軍として送られる事になった。樺太や千島列島は日本国内扱いの為周辺海域の守備は海上保安庁と米軍が行ってくれるなどロシアが手を出せない状態になっていった。いくらプーチンが狂っていたといえど流石に核戦争を起こす気は無かったようだ。



そして日本からさらなる援軍が来る準備をしている一方でザポリージャ州とヘルソン州から来たウクライナ軍が合流した事によって奪還のスピードが急速に上がっていった。徐々にふた方面からロシア軍を攻めていって遂にはマリウポリは目と鼻の先まで来ていた。更に幸運な事にロシア軍はドネツク州側からのマリウポリの入り口らへんで足止めされていてヘルソン側などにはロシア軍がまだ回ってきていなかった。現在はロシア軍はウクライナ、日本連合部隊にこてんぱんにされているところだ。そして謎な事にロシア軍は重要拠点には兵士を置いていたが兵士不足がひどく小さい拠点には殆どいなくて大体1、2人ぐらいだった。その為に異常に早い速さで奪還できたのだ。更に運のいい事にロシア軍は砲弾などを置いて逃げたから行く先々で補給ができた。その結果南部方面ではウクライナの勝利はかなり近かった。


後の課題は東部とクリミアからロシア軍を追い出すことだけだ。ただし東部では苦戦しているのに対して現在クリミアではパルチザンによるロシアボカンが相次いでいてそれにウクライナ軍がドローン攻撃をして爆発が多発していた。ただし全体的に西側有利だった。そして西側からの支援も加速していた。特に日本に対しては戦闘機の供与も行われていた。そして日本は未だ空自を送っていないが空自を援軍をして送る準備もす進めていたしポーランドなどは部品と称して多くの東側戦闘機をウクライナに供与していた。



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