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第4章
76.死闘その3(新章22話)主人公視点
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拝啓、大好きなママへ、敵が強いです。
「頑張れーレン様―♪」
拝啓、掛けがえのないママへ、リリィがウザいです。
「魔剣!うろ覚え騎士道一刀両断、断罪!!!」
大きくなった魔剣を回転させる、何体かは吹き飛ばしたがほとんどに躱される。そもそも重くて動かない。これもダメ。
初めての大量の敵との戦いの中で、頭が回らない、テンパり癖は何度か死線を潜り抜けた程度で治る物でもないらしく、無駄にMPを浪費していく
「クリーン!!!」
【ガブロボぅ♡】
子憎たらしいのはクリーンが見切られ始めている事。MP面と崩落の危険を考えて威力を抑えているとはいえ、効果範囲を認識されつつある。
「クリーン!」
【がバフ グヒィ♡】
オマケに瀕死で倒れている仲間を防御に使われる。一人はみんなの為に精神の恐ろしさを垣間見ている。
「レン様後ろ!キャー素敵ぃ!」
更にひどいのはリリィが石化を解除したことだ。運が強いからなのか状態異常のかかりが悪い。戦闘中にもう1回かけたのに今度は更に早く解除された。これもグッドラックスキルの効果なのかもしれないし、
「キャー抱いて―!そこぉー!!!」
夫婦円満魔法は相手への愛情が不可欠な魔法。リリィの事、体の顔以外あんまり好きじゃないのも
この効果の低い原因の一旦かもしれない。
「リリィ、いい加減飛んでくれ!弓使いは軒並み倒したから今上空なら結構安全なの!」
「レン様、それがまだ羽だけ石化状態なのです!なので飛ぶことは出来ません!」
「もう、お前嫌い!」
「レン様の罵倒!もっと、もっと罵ってくださいましぃ。リリィは責めるのも責められるのも大好物に御座いますぅ!」
「あぁ!クリーーーン!」
リリィを守りながら、少なくなっていくMPを気にしながら、いまだに増える魔獣を相手に、戦う。きつすぎる。
くそ。これでも弱い相手にはめっぽう強いと思っていたのに。
助けてください!もう持ちません!雲の国侮り過ぎてましたぁ!
僕の叫びはもちろんユリアに届くことは無く、僕は必死の防戦を続けた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お気に入り登録お待ちしております。
「頑張れーレン様―♪」
拝啓、掛けがえのないママへ、リリィがウザいです。
「魔剣!うろ覚え騎士道一刀両断、断罪!!!」
大きくなった魔剣を回転させる、何体かは吹き飛ばしたがほとんどに躱される。そもそも重くて動かない。これもダメ。
初めての大量の敵との戦いの中で、頭が回らない、テンパり癖は何度か死線を潜り抜けた程度で治る物でもないらしく、無駄にMPを浪費していく
「クリーン!!!」
【ガブロボぅ♡】
子憎たらしいのはクリーンが見切られ始めている事。MP面と崩落の危険を考えて威力を抑えているとはいえ、効果範囲を認識されつつある。
「クリーン!」
【がバフ グヒィ♡】
オマケに瀕死で倒れている仲間を防御に使われる。一人はみんなの為に精神の恐ろしさを垣間見ている。
「レン様後ろ!キャー素敵ぃ!」
更にひどいのはリリィが石化を解除したことだ。運が強いからなのか状態異常のかかりが悪い。戦闘中にもう1回かけたのに今度は更に早く解除された。これもグッドラックスキルの効果なのかもしれないし、
「キャー抱いて―!そこぉー!!!」
夫婦円満魔法は相手への愛情が不可欠な魔法。リリィの事、体の顔以外あんまり好きじゃないのも
この効果の低い原因の一旦かもしれない。
「リリィ、いい加減飛んでくれ!弓使いは軒並み倒したから今上空なら結構安全なの!」
「レン様、それがまだ羽だけ石化状態なのです!なので飛ぶことは出来ません!」
「もう、お前嫌い!」
「レン様の罵倒!もっと、もっと罵ってくださいましぃ。リリィは責めるのも責められるのも大好物に御座いますぅ!」
「あぁ!クリーーーン!」
リリィを守りながら、少なくなっていくMPを気にしながら、いまだに増える魔獣を相手に、戦う。きつすぎる。
くそ。これでも弱い相手にはめっぽう強いと思っていたのに。
助けてください!もう持ちません!雲の国侮り過ぎてましたぁ!
僕の叫びはもちろんユリアに届くことは無く、僕は必死の防戦を続けた。
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