43 / 79
第43話 コボ超スピード
しおりを挟む
「あっ! こんちわっす神様! あれ? 何か珍しいモンスターと一緒ですね。というか上からって……」
「これからちょくちょくここに来ることになる遠藤だ。後輩だからって虐めるんじゃ――。ん? コボ、遠藤がモンスターって言った?」
「ええ。モンスター特有の匂いっていうんですか、モンスターはモンスター同士で分かる事があるんですよね」
「コボルトが……喋ってる――」
暴走気味の一ノ瀬さんを仕事場に押し込んで、遠藤をコボに紹介するとコボは遠藤がモンスターである事を見抜き、不思議そうな顔を浮かべた。
遠藤はそんなコボに対して驚いている……そうだよな、モンスターがしゃべるって普通じゃないよな。俺達の感覚がちょっと狂ってんだよな。
「そういうもんなのか……。遠藤、こいつはコボルトのコボ、養殖場のリーダー的な存在で肉の生産について指揮を執っている。提携の際の肉の供給量についての相談はコボを交えて話し合う事になると思う」
「コボルトがコボルトの肉の生産……それ倫理的にどうなんだ?」
「モンスターの世の中弱肉強食ですよ。弱かったら食われる。それはどの個体も生まれたときから刷り込まれてる事で、同じ種族同士でも同じ。余裕があれば別ですけど、腹が減ってる時はガンガン同種族も食べるのがモンスターってやつです」
共食いに関しては俺も思うところがあったけど、そういうもんなのか。
「だからあんまり気にしないでください。ってなわけでよろしくお願いします」
「あ、ああ」
コボが手を差し伸べると遠藤は恐る恐るそれを握った。
マグちゃんと比べてコボの対応が柔らかいのは助かったけど、ちょっと不気味だなぁ。
なんかいい事でもあったのかな?
「今日はコボルトの肉の生産状況を遠藤に見せて、あと新しい肉の生産について話していこうと思――」
「神様、その前にあれがあるんじゃないですか、あれが」
「あれ?」
「いやあ、勿体ぶらなくてももいいですよ! マグの奴にマウントとられるのもこれで……ふふふふふふふ」
すっげぇ不気味に笑ってるんだけど。
何この子。キモイんだけど。
「えーっと。ごめんマジで分からないんだけど」
「!? もしかして、俺の事を非常食にする為にテイムしてくれない気ですか? そんな、頼みます頼みます頼みます! 俺の事もテイムしてください!」
一気に汗を拭きださせて、懇願するコボ。
あー、多分遠藤がテイムされてるのを見て、自分も行けると思ってるのか。……。
「その期待してるとこ悪いんだけどお前はまだテイム出来ないんだよ。コボルトのいるダンジョンは踏破してないから……。ま、まぁ別に非常食にするつもりはないから」
「……そ、そうですか。はは、大丈夫です。じゃあ、コボルトの肉をとりに行きましょう。ほら、遠藤もこっち来て。……はぁ」
コボは特大のため息を漏らしながら、肉の生産部屋に案内を始めるのだった。
◇
「肉の生産状況は分かった、分かりました。店用の肉の事も考えると、これはちょっと少ないですね」
「だよなぁ」
遠藤はコボルトの肉の取得状況を見て呟いた。
あれだけの企業とコラボ商品を出すってなれば、販売の規模は大きくしたいはず。
やっぱりこれだけの肉じゃ足りないよな。
使う部位とかの事もあるし、いくら商品の内容量を減らしても、今から貯蔵を始めても流石に……。
「コボ、今より肉の生産量を増やす事は出来そうか?」
「うーん、発生装置から出るコボルトの数も、装置が稼働する時間も限りがあるので、ちょおっと厳しいですね。そもそも、肉の処理の事もありますから」
「そうだな。肉の処理を外部に任せるとなると、それでまた費用もかさむしな……。もっと肉の処理を簡単に、あと出来る人員が内部に増えればいいんだけど」
「もし、急ぎじゃないんなら、ゴブリンは無理なんでコボルト達に仕込ませる事は出来ると思います。あいつら、喋れないんすけど頭はそこそこいいんで」
「時間かぁ。コボ、それは大体どれくらいかかると思う」
「数ヶ月から半年位じゃないですかね?」
俺達の会話を聞きながら遠藤は渋そうな顔を見せる。
そんな顔されても俺達が困るんだけど。
ちょっと空気も重いし、先に最下層で手に入れたオークの発生装置と生産について――。
あ、そういえばコボルトの発生装置って最下層のやつじゃないんだよな。
なら、あのダンジョンの最下層に行けば装置は手に入るか。
コボのやつもテイムモンスターにしてほしそうだし、次のダンジョン目標はあのダンジョンの踏破で決定でいいかも。
そういえば、俺は宝箱から発生装置を手にいれてるけど、他の探索者もあれ手に入れてるんだよな。
使ってる話は聞かないし、捨ててる? 倉庫番にしてる? もしかしたらダンジョン内以外にに入手先があるかもしれない。
「あ、そういえば俺の使ってた包丁が研いでも研いでも切れ味が悪くて……お手数なんですけど、新しいのもらったり出来ます? それと肉を捌く練習をさせるように追加であと数本あればいいんですけど」
「分かった。……そうだ、取り敢えずその包丁の代わりに……これ使ってみろよ」
俺はアイテム欄を開くと宝箱から入手した魔剣を取り出してコボに手渡した。
魔剣には青色の石が刀身の中央にハマっていて中二心をくすぶる見た目をしている。
確か青色は使用者を強化するバフ効果があるんだっけか。
「おおっ! こんなに立派なもの……ありがとうございますっ! じゃあちょっと今神様が仕留めた奴を……」
コボは生産状況を見せる為に殺したコボルト【RRR】に魔剣の刃を当てた。
すると……。
「え? すっごこれ……」
いつもなら面倒な血抜きを魔剣が血を吸う事で一瞬で終わり、コボの腕はあり得ない速さで動いて、あっという間にコボルト【RRR】の毛皮を剥いで部位ごとに分けてしまった。
――ヒュン
「普通に振るスピードは変わらないですし、攻撃力も上がった感じはしないんですけど……。俺の捌く技術だけ異次元に――」
「おそらく、コボは肉を捌くスキルだけを持っていて、それを自動的に強化したんだろ、だと思います。このスピードで肉の処理が出来るなら早さに関しては問題ないかもな、かもですね」
「これからちょくちょくここに来ることになる遠藤だ。後輩だからって虐めるんじゃ――。ん? コボ、遠藤がモンスターって言った?」
「ええ。モンスター特有の匂いっていうんですか、モンスターはモンスター同士で分かる事があるんですよね」
「コボルトが……喋ってる――」
暴走気味の一ノ瀬さんを仕事場に押し込んで、遠藤をコボに紹介するとコボは遠藤がモンスターである事を見抜き、不思議そうな顔を浮かべた。
遠藤はそんなコボに対して驚いている……そうだよな、モンスターがしゃべるって普通じゃないよな。俺達の感覚がちょっと狂ってんだよな。
「そういうもんなのか……。遠藤、こいつはコボルトのコボ、養殖場のリーダー的な存在で肉の生産について指揮を執っている。提携の際の肉の供給量についての相談はコボを交えて話し合う事になると思う」
「コボルトがコボルトの肉の生産……それ倫理的にどうなんだ?」
「モンスターの世の中弱肉強食ですよ。弱かったら食われる。それはどの個体も生まれたときから刷り込まれてる事で、同じ種族同士でも同じ。余裕があれば別ですけど、腹が減ってる時はガンガン同種族も食べるのがモンスターってやつです」
共食いに関しては俺も思うところがあったけど、そういうもんなのか。
「だからあんまり気にしないでください。ってなわけでよろしくお願いします」
「あ、ああ」
コボが手を差し伸べると遠藤は恐る恐るそれを握った。
マグちゃんと比べてコボの対応が柔らかいのは助かったけど、ちょっと不気味だなぁ。
なんかいい事でもあったのかな?
「今日はコボルトの肉の生産状況を遠藤に見せて、あと新しい肉の生産について話していこうと思――」
「神様、その前にあれがあるんじゃないですか、あれが」
「あれ?」
「いやあ、勿体ぶらなくてももいいですよ! マグの奴にマウントとられるのもこれで……ふふふふふふふ」
すっげぇ不気味に笑ってるんだけど。
何この子。キモイんだけど。
「えーっと。ごめんマジで分からないんだけど」
「!? もしかして、俺の事を非常食にする為にテイムしてくれない気ですか? そんな、頼みます頼みます頼みます! 俺の事もテイムしてください!」
一気に汗を拭きださせて、懇願するコボ。
あー、多分遠藤がテイムされてるのを見て、自分も行けると思ってるのか。……。
「その期待してるとこ悪いんだけどお前はまだテイム出来ないんだよ。コボルトのいるダンジョンは踏破してないから……。ま、まぁ別に非常食にするつもりはないから」
「……そ、そうですか。はは、大丈夫です。じゃあ、コボルトの肉をとりに行きましょう。ほら、遠藤もこっち来て。……はぁ」
コボは特大のため息を漏らしながら、肉の生産部屋に案内を始めるのだった。
◇
「肉の生産状況は分かった、分かりました。店用の肉の事も考えると、これはちょっと少ないですね」
「だよなぁ」
遠藤はコボルトの肉の取得状況を見て呟いた。
あれだけの企業とコラボ商品を出すってなれば、販売の規模は大きくしたいはず。
やっぱりこれだけの肉じゃ足りないよな。
使う部位とかの事もあるし、いくら商品の内容量を減らしても、今から貯蔵を始めても流石に……。
「コボ、今より肉の生産量を増やす事は出来そうか?」
「うーん、発生装置から出るコボルトの数も、装置が稼働する時間も限りがあるので、ちょおっと厳しいですね。そもそも、肉の処理の事もありますから」
「そうだな。肉の処理を外部に任せるとなると、それでまた費用もかさむしな……。もっと肉の処理を簡単に、あと出来る人員が内部に増えればいいんだけど」
「もし、急ぎじゃないんなら、ゴブリンは無理なんでコボルト達に仕込ませる事は出来ると思います。あいつら、喋れないんすけど頭はそこそこいいんで」
「時間かぁ。コボ、それは大体どれくらいかかると思う」
「数ヶ月から半年位じゃないですかね?」
俺達の会話を聞きながら遠藤は渋そうな顔を見せる。
そんな顔されても俺達が困るんだけど。
ちょっと空気も重いし、先に最下層で手に入れたオークの発生装置と生産について――。
あ、そういえばコボルトの発生装置って最下層のやつじゃないんだよな。
なら、あのダンジョンの最下層に行けば装置は手に入るか。
コボのやつもテイムモンスターにしてほしそうだし、次のダンジョン目標はあのダンジョンの踏破で決定でいいかも。
そういえば、俺は宝箱から発生装置を手にいれてるけど、他の探索者もあれ手に入れてるんだよな。
使ってる話は聞かないし、捨ててる? 倉庫番にしてる? もしかしたらダンジョン内以外にに入手先があるかもしれない。
「あ、そういえば俺の使ってた包丁が研いでも研いでも切れ味が悪くて……お手数なんですけど、新しいのもらったり出来ます? それと肉を捌く練習をさせるように追加であと数本あればいいんですけど」
「分かった。……そうだ、取り敢えずその包丁の代わりに……これ使ってみろよ」
俺はアイテム欄を開くと宝箱から入手した魔剣を取り出してコボに手渡した。
魔剣には青色の石が刀身の中央にハマっていて中二心をくすぶる見た目をしている。
確か青色は使用者を強化するバフ効果があるんだっけか。
「おおっ! こんなに立派なもの……ありがとうございますっ! じゃあちょっと今神様が仕留めた奴を……」
コボは生産状況を見せる為に殺したコボルト【RRR】に魔剣の刃を当てた。
すると……。
「え? すっごこれ……」
いつもなら面倒な血抜きを魔剣が血を吸う事で一瞬で終わり、コボの腕はあり得ない速さで動いて、あっという間にコボルト【RRR】の毛皮を剥いで部位ごとに分けてしまった。
――ヒュン
「普通に振るスピードは変わらないですし、攻撃力も上がった感じはしないんですけど……。俺の捌く技術だけ異次元に――」
「おそらく、コボは肉を捌くスキルだけを持っていて、それを自動的に強化したんだろ、だと思います。このスピードで肉の処理が出来るなら早さに関しては問題ないかもな、かもですね」
31
お気に入りに追加
1,266
あなたにおすすめの小説
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる