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第19話 被ってないけど被ってる
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キィィィィィン……ビガッ!
完全に溜まりきったのか、右手に灯った光から火花が散り、甲高い音が響いた。
「喰らえ、【ファイアボール】!!」
俺の叫び声と共に右手から火の球が飛び出した。
いや、もう速すぎて火の球に見えん。
パッと見レーザー光線とかそんなレベ――
「「ぎ――」」
――ッドガン゛!
ゴブリン達の断末魔さえかき消して、【ファイアボール】は炸裂、一瞬でフロア全体を赤一色で染め上げた。
天井には俺が来た時に通ったものよりも遥かにデカイ穴が空き、モンスターハウスの装置も消し飛んだ。
ただ、ゴブリン達が大事そうに足で包んでいた水晶玉のようなものだけは消える様子がない。
自分で言うのもなんだけど、俺が今使った【ファイアボール】の威力は頭がおかしいレベルなのに。
「こんだけ焼かれても焦げ1つない、か」
フロアから火が完全に消えたところで、俺はその水晶に触れた。
『人間による最終フロア到達を確認しました。ステータス画面或いはこの水晶の画面から最深部と入口を選択し、瞬時に移動出来るようになりました。どちらかへのゴブリンなどのモンスターとは異なる為、従来の方式を変更、個人によるモンスターハウス装置(ゴブリン)の発生が可能になりました。スタンピードの可否決定が可能になりました。更に深い階層を構成。褒美の宝箱を出現させました。ダンジョンの修復を開始します。またスタンピードを不可に設定するとダンジョン内にて著しく強い者が侵入した場合の処理にスタンピードが使用されず、代わりにモンスターの進化を早めるシステムが起動されます』
水晶にはずらっと説明が表示され、一頻り読み終わる頃に『スタンピード:可,否』と『入口転送』の文字とボタン、が表示された。
スタンピードっていうのはダンジョンで溢れたモンスターが外で漏れ出す事で……俺がここに到達してなかったら結構まずい状況だったんじゃないか?
「あっぶねぇ。取りあえずこれは『否定』ボタンを押して……もうここには用がないし早速戻るか」
俺は適当に設定をすると、取りあえず帰還する為に『入口転送』のボタンを押したのだった。
◇
「うぉっ本当に移動し――。げほっごほぉっ、け、煙たっ!!」
ジェットコースターの急降下のような感覚、所謂た●ひゅんが起こると、目の前の景色が一瞬で変わった。
見覚えのある入口、壁、床……が全く見えないんだけどっ!
そっか、上の階層は【ファイアボール】の煙が登ってようやく到着して……げほっおぇ!
い、息が……。
は、早く外に……。
「そっちかっ! げほっ!」
俺は煙の中に見えた一筋の光を追って走った。
折角の魔法だったのにこれじゃあ一酸化炭素中毒になっちまうよ!
「げほっ! はーはーはーっ……。だ、だずかった」
光の中に飛び込み、慌てて煙のない場所に移動すると、俺は大きく息を吸った。
ぷはーっ。
空気が旨いってのは本当はこういう事なんじゃないか?
「あ、あの大丈夫で――」
「あ、はい。なんとかこの通り。ピンピンですよ!」
丁度ダンジョンの入口近くにいた女性が気に掛けて走って来てくれたみたいだ。
小鳥遊君もそうだったけど、探索者の中にもいい人はいるもんだ。
「ってどうしました? もしかして俺の顔に何かついて――」
女性が全く動こうとせず、じっと視線を送ってくる事に違和感を感じた俺は、自分の身体に変なところがないか見回したのだが……
「あっ……」
「その、えっと、この煙、きっと中で火が回っているですよね?その、外に出る途中で燃えてしまったのは理解してますから!」
そういえば俺ずっと裸だった。
あははははっ。
やっべぇこれじゃあ俺変質者じゃん。
「すみませんっ! とと、とにかく、着るものっ! せめてここはなんか被せないとっ!」
「見たところもう被っているような……。あっ今のは気にしないでください」
とんでもない下ネタぶち込んできたんだけどこの人。
そもそも俺が裸って分かってるのに何で目を背けないの?
裸の俺が言うのもなんだけど……痴女なの?
「――よっ……と。取りあえずこれで大丈夫か」
「水です、飲んでください」
「あ、ありがとうございます」
急いで服を取り出して着替えると女性はスッとペットボトルを差し出してくれた。
優しいけど着替えの最中もこの人、俺の事をずっとガン見してたんだよなぁ。
「落ち着いたみたいなので聞きたいんですけど、あなたはこのダンジョンからゴブリンが溢れてきている事を知って侵入していた、流石に身一つだけじゃ殲滅は無理だから火を放ち殲滅した。これで間違いないですよね?」
間違いだらけなんですけどって……もうゴブリン外に出てたの?
「殲滅というか原因はとり除けましたけど、その、それは――」
「ありがとうござしましたっ! あなたの勇気ある行動に感謝します! 実は私、上司にモンスターの増えたダンジョンは逆にチャンスだって言われて……この後仲間と無理矢理ダンジョンに行かされるところだったんです!私、自分の会社のモンスターを解体して素材を触れるっていうところに惹かれて入社して、それなのに探索者の資格をとれって言われて、とったらとったで苦手な戦闘戦闘戦闘戦闘……」
「あ、あの落ち着いてくだ――」
パシャッ!
「火を放ってスタンピードをたった1人で止めた勇者……っと。これ投稿しても――」
「あ、あんまりそういうのは――」
突然SNS上に俺の画像が投稿されそうになり、それを止めようとすると、足元にあった頭くらいの石に足をぶつけて……そのまま女性の元に倒れ込んでしまった。
意外に女性のフィジカルが強かったから共倒れはしなかったけど……この柔らかいのはもしかして
「えっとそのすみま――」
「投稿しちゃいました。ま、まぁ知名度が上がればランクも上がって色々有利ですから……。すみません」
32歳の無鉄砲おじさん。
はぁい、ネットタトゥー入りましたぁー!
『この場所にモンスターハウス発生装置(ゴブリン)を設置できます。設置しますか?』
俺がガックリと肩を落とし、地面に手と膝を着けるとまたアナウンスが。
「あ、あの大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫で――」
『モンスターハウス発生装置(ゴブリン)を設置しました。以降の設置はアイテム欄から行えます』
あ、今ので設置する判定になっちゃったか……。
直ぐに解除出来るよね? 出来るよね!? .ねえ!?
完全に溜まりきったのか、右手に灯った光から火花が散り、甲高い音が響いた。
「喰らえ、【ファイアボール】!!」
俺の叫び声と共に右手から火の球が飛び出した。
いや、もう速すぎて火の球に見えん。
パッと見レーザー光線とかそんなレベ――
「「ぎ――」」
――ッドガン゛!
ゴブリン達の断末魔さえかき消して、【ファイアボール】は炸裂、一瞬でフロア全体を赤一色で染め上げた。
天井には俺が来た時に通ったものよりも遥かにデカイ穴が空き、モンスターハウスの装置も消し飛んだ。
ただ、ゴブリン達が大事そうに足で包んでいた水晶玉のようなものだけは消える様子がない。
自分で言うのもなんだけど、俺が今使った【ファイアボール】の威力は頭がおかしいレベルなのに。
「こんだけ焼かれても焦げ1つない、か」
フロアから火が完全に消えたところで、俺はその水晶に触れた。
『人間による最終フロア到達を確認しました。ステータス画面或いはこの水晶の画面から最深部と入口を選択し、瞬時に移動出来るようになりました。どちらかへのゴブリンなどのモンスターとは異なる為、従来の方式を変更、個人によるモンスターハウス装置(ゴブリン)の発生が可能になりました。スタンピードの可否決定が可能になりました。更に深い階層を構成。褒美の宝箱を出現させました。ダンジョンの修復を開始します。またスタンピードを不可に設定するとダンジョン内にて著しく強い者が侵入した場合の処理にスタンピードが使用されず、代わりにモンスターの進化を早めるシステムが起動されます』
水晶にはずらっと説明が表示され、一頻り読み終わる頃に『スタンピード:可,否』と『入口転送』の文字とボタン、が表示された。
スタンピードっていうのはダンジョンで溢れたモンスターが外で漏れ出す事で……俺がここに到達してなかったら結構まずい状況だったんじゃないか?
「あっぶねぇ。取りあえずこれは『否定』ボタンを押して……もうここには用がないし早速戻るか」
俺は適当に設定をすると、取りあえず帰還する為に『入口転送』のボタンを押したのだった。
◇
「うぉっ本当に移動し――。げほっごほぉっ、け、煙たっ!!」
ジェットコースターの急降下のような感覚、所謂た●ひゅんが起こると、目の前の景色が一瞬で変わった。
見覚えのある入口、壁、床……が全く見えないんだけどっ!
そっか、上の階層は【ファイアボール】の煙が登ってようやく到着して……げほっおぇ!
い、息が……。
は、早く外に……。
「そっちかっ! げほっ!」
俺は煙の中に見えた一筋の光を追って走った。
折角の魔法だったのにこれじゃあ一酸化炭素中毒になっちまうよ!
「げほっ! はーはーはーっ……。だ、だずかった」
光の中に飛び込み、慌てて煙のない場所に移動すると、俺は大きく息を吸った。
ぷはーっ。
空気が旨いってのは本当はこういう事なんじゃないか?
「あ、あの大丈夫で――」
「あ、はい。なんとかこの通り。ピンピンですよ!」
丁度ダンジョンの入口近くにいた女性が気に掛けて走って来てくれたみたいだ。
小鳥遊君もそうだったけど、探索者の中にもいい人はいるもんだ。
「ってどうしました? もしかして俺の顔に何かついて――」
女性が全く動こうとせず、じっと視線を送ってくる事に違和感を感じた俺は、自分の身体に変なところがないか見回したのだが……
「あっ……」
「その、えっと、この煙、きっと中で火が回っているですよね?その、外に出る途中で燃えてしまったのは理解してますから!」
そういえば俺ずっと裸だった。
あははははっ。
やっべぇこれじゃあ俺変質者じゃん。
「すみませんっ! とと、とにかく、着るものっ! せめてここはなんか被せないとっ!」
「見たところもう被っているような……。あっ今のは気にしないでください」
とんでもない下ネタぶち込んできたんだけどこの人。
そもそも俺が裸って分かってるのに何で目を背けないの?
裸の俺が言うのもなんだけど……痴女なの?
「――よっ……と。取りあえずこれで大丈夫か」
「水です、飲んでください」
「あ、ありがとうございます」
急いで服を取り出して着替えると女性はスッとペットボトルを差し出してくれた。
優しいけど着替えの最中もこの人、俺の事をずっとガン見してたんだよなぁ。
「落ち着いたみたいなので聞きたいんですけど、あなたはこのダンジョンからゴブリンが溢れてきている事を知って侵入していた、流石に身一つだけじゃ殲滅は無理だから火を放ち殲滅した。これで間違いないですよね?」
間違いだらけなんですけどって……もうゴブリン外に出てたの?
「殲滅というか原因はとり除けましたけど、その、それは――」
「ありがとうござしましたっ! あなたの勇気ある行動に感謝します! 実は私、上司にモンスターの増えたダンジョンは逆にチャンスだって言われて……この後仲間と無理矢理ダンジョンに行かされるところだったんです!私、自分の会社のモンスターを解体して素材を触れるっていうところに惹かれて入社して、それなのに探索者の資格をとれって言われて、とったらとったで苦手な戦闘戦闘戦闘戦闘……」
「あ、あの落ち着いてくだ――」
パシャッ!
「火を放ってスタンピードをたった1人で止めた勇者……っと。これ投稿しても――」
「あ、あんまりそういうのは――」
突然SNS上に俺の画像が投稿されそうになり、それを止めようとすると、足元にあった頭くらいの石に足をぶつけて……そのまま女性の元に倒れ込んでしまった。
意外に女性のフィジカルが強かったから共倒れはしなかったけど……この柔らかいのはもしかして
「えっとそのすみま――」
「投稿しちゃいました。ま、まぁ知名度が上がればランクも上がって色々有利ですから……。すみません」
32歳の無鉄砲おじさん。
はぁい、ネットタトゥー入りましたぁー!
『この場所にモンスターハウス発生装置(ゴブリン)を設置できます。設置しますか?』
俺がガックリと肩を落とし、地面に手と膝を着けるとまたアナウンスが。
「あ、あの大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫で――」
『モンスターハウス発生装置(ゴブリン)を設置しました。以降の設置はアイテム欄から行えます』
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