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第18話 これはメ〇ゾーマではない、メ〇だ
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「深淵の底より這い出る紅蓮の炎よ、中二病患者の32歳独身家賃5万のアパート住みである我の力の一端となりこの場に顕現せよっ! 最下級魔法【ファイアボール】っ!!」
うはっ! 魔法の詠唱とか一回やってみたかったんだよねぇっ!
別にこんなの言わなくても使えるっぽいけど、形から入るのってやっぱ大事だと思うわけ――
「……って何で出ないの?」
翳した右手にはそれっぽい光が灯ってるのに、肝心の【ファイアボール】が出てこない。
もしかしてガス欠?
「きぎゃ? ……きぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっ!」
「「きぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっ!」」
俺が困ってるのがツボに入ったのか、ゴブリン達は腹を抱えて笑い出した。
こいつら、マジで腹立つ。
いっその事全員ぶん殴ってやろうかな?
「出ないなら仕方ない。でもお前らなんかこの拳でワンパン――」
――ボフッ!
俺は威嚇の意味も込めて光の灯ったままの右手で拳を作り、その場で右拳をゆっくり突き出した。
すると、その突き出した拳の先に野球の球位の大きさで真ん丸とした炎が現れた。
その炎はのっそりのっそりと亀みたいにゴブリン達の元へ近づく。
……最下級魔法が相当弱いって事はなんとなく察していたけど、これは酷すぎる。
ゴブリンはそんな火の球がまたまたツボに入ったみたいで、もう笑い死にそうな勢い。
「お前ら、その火の球は見た目は酷いけど凄いんだぞっ! 何がとは言えないけど凄いんだぞ!」
やばい、この歳で子供並みの物言いしか出てこない。
あー余計にはっず――
「きぎゃ?」
顔に火照りを感じ始めていると、火の球に1番近いところにいたゴブリンがようやく笑いを収め、物珍しそうな目でそれに近づき……。
そっとそれに触れた。
――チュッ、ドンッッッッッッッッッッッッ!!!
轟く炸裂音、爆ぜるゴブリン、押し寄せる爆風、立ち上るキノコ雲と炎柱……何この威力。
さっきまでののろのろ【ファイアボール】が嘘みたいなんだけど。
ふー、上の方にいたゴブリンも炭くずになったぁ。
ごめんだけど魔法の使用者だから俺は熱くも痒くもないんだぁ。
……これもう災害じゃん。
えっと確かこんな状況で使える言葉があったはず。
「――あ、そうだ思い出した。……これはメ●ゾーマではない、メ●だ!」
俺は灰になってどこかへ飛んでゆくゴブリンを見送りながら、1度は言ってみたかった台詞を最大限格好つけて言い放つと、ゆっくり辺りを見回した。
地面は焼かれ黒く変色、火の球に触れたゴブリンのいた辺りにはバカデカイ穴まで開いている。
「あれ、どこまで繋がってんだろ」
俺は興味心を昂らせて、恐る恐るその穴に近づき覗き込んだ。
穴は深くまで続いていているようだけどくねくねと曲がっていて先が見えない。
きっとゴブリンが色んな階層を簡単に移動出来るように、後は群れで狩りをしやすくする為にこういった道を作ったのだろう。
ふわっ。
穴からそよいだ風が俺の髪を持ち上げる。
風が吹いているって事はこの先に開けた場所、或いは外があるはず。
階層を下るのに階段を探すのは面倒だし……。
思いきってここを抜けてみるか。
◇
「うわああああああああっ!! ……いや、もう慣れたな」
穴に入ってから暫く経った頃、うねっていた道は急に一本道になり、俺の身体はほぼ直下型になった道を勢いよく滑っていた。
最初は驚いたけど、ジェットコースターと同じで慣れたら大した事ないな。
「お、やっと出るかっ!」
足元で微かに見えていた光が段々と大きくなり、遂に俺は光を捕まえた。
狭くて息苦しい道を抜けて、俺は地面にぶつかる。
思った通り中々広い場所に出れたよう――
「ぎぎっ?」
顔を上げるとそこには目を丸くするメスのゴブリンとその身体に腕を回すオスのゴブリン。
……お取り込み中すいません。
俺はそおっと振り替えると、この場所から離れようとした。
だが、そんな俺の目の前にあったのはあのモンスターハウスの装置。
しかもその数は10以上。
生まれたその瞬間からゴブリンは俺のやってきた穴や他の穴に入っていく。
なるほど、こうしてこのダンジョンの状態になったのか……。
でも原因は――
「うああっ!」
メスのゴブリンの大きくてちょっとだけやらしい呻き声が響く。
「敵がいる前でなにやって――」
その声についつい突っ込みを入れようとすると、俺の正面に更にモンスターハウスの装置が増えた。
こいつらの愛の結晶ってわけなのね、この装置は。
「あんまり気が進まないけど、散々気持ちいい思いしたんだから悔いはないよな? 正直もうゴブリンが鬱陶しくて……ちょっと数減らないかなって思ってた所なんだよ」
俺は再び装置を生む2匹のゴブリンに向かい、右手を翳す。
「ん? なんかお前らの足元……まぁいいや。せめて痛くないように思い切り撃って殺る。だから、もうちょい待っててくれよな」
そして俺は右手に光を灯らせ、その光が最大まで強くなるのを待つ。
多分さっき直ぐに放てなかったのは溜めの時間が必要だったから。
溜まって直ぐにあの威力、ならもしそれが最大まで溜まった状態なら……悪いけどあんた達には溜め試し撃ちの的になってもらうよ
うはっ! 魔法の詠唱とか一回やってみたかったんだよねぇっ!
別にこんなの言わなくても使えるっぽいけど、形から入るのってやっぱ大事だと思うわけ――
「……って何で出ないの?」
翳した右手にはそれっぽい光が灯ってるのに、肝心の【ファイアボール】が出てこない。
もしかしてガス欠?
「きぎゃ? ……きぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっ!」
「「きぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃっ!」」
俺が困ってるのがツボに入ったのか、ゴブリン達は腹を抱えて笑い出した。
こいつら、マジで腹立つ。
いっその事全員ぶん殴ってやろうかな?
「出ないなら仕方ない。でもお前らなんかこの拳でワンパン――」
――ボフッ!
俺は威嚇の意味も込めて光の灯ったままの右手で拳を作り、その場で右拳をゆっくり突き出した。
すると、その突き出した拳の先に野球の球位の大きさで真ん丸とした炎が現れた。
その炎はのっそりのっそりと亀みたいにゴブリン達の元へ近づく。
……最下級魔法が相当弱いって事はなんとなく察していたけど、これは酷すぎる。
ゴブリンはそんな火の球がまたまたツボに入ったみたいで、もう笑い死にそうな勢い。
「お前ら、その火の球は見た目は酷いけど凄いんだぞっ! 何がとは言えないけど凄いんだぞ!」
やばい、この歳で子供並みの物言いしか出てこない。
あー余計にはっず――
「きぎゃ?」
顔に火照りを感じ始めていると、火の球に1番近いところにいたゴブリンがようやく笑いを収め、物珍しそうな目でそれに近づき……。
そっとそれに触れた。
――チュッ、ドンッッッッッッッッッッッッ!!!
轟く炸裂音、爆ぜるゴブリン、押し寄せる爆風、立ち上るキノコ雲と炎柱……何この威力。
さっきまでののろのろ【ファイアボール】が嘘みたいなんだけど。
ふー、上の方にいたゴブリンも炭くずになったぁ。
ごめんだけど魔法の使用者だから俺は熱くも痒くもないんだぁ。
……これもう災害じゃん。
えっと確かこんな状況で使える言葉があったはず。
「――あ、そうだ思い出した。……これはメ●ゾーマではない、メ●だ!」
俺は灰になってどこかへ飛んでゆくゴブリンを見送りながら、1度は言ってみたかった台詞を最大限格好つけて言い放つと、ゆっくり辺りを見回した。
地面は焼かれ黒く変色、火の球に触れたゴブリンのいた辺りにはバカデカイ穴まで開いている。
「あれ、どこまで繋がってんだろ」
俺は興味心を昂らせて、恐る恐るその穴に近づき覗き込んだ。
穴は深くまで続いていているようだけどくねくねと曲がっていて先が見えない。
きっとゴブリンが色んな階層を簡単に移動出来るように、後は群れで狩りをしやすくする為にこういった道を作ったのだろう。
ふわっ。
穴からそよいだ風が俺の髪を持ち上げる。
風が吹いているって事はこの先に開けた場所、或いは外があるはず。
階層を下るのに階段を探すのは面倒だし……。
思いきってここを抜けてみるか。
◇
「うわああああああああっ!! ……いや、もう慣れたな」
穴に入ってから暫く経った頃、うねっていた道は急に一本道になり、俺の身体はほぼ直下型になった道を勢いよく滑っていた。
最初は驚いたけど、ジェットコースターと同じで慣れたら大した事ないな。
「お、やっと出るかっ!」
足元で微かに見えていた光が段々と大きくなり、遂に俺は光を捕まえた。
狭くて息苦しい道を抜けて、俺は地面にぶつかる。
思った通り中々広い場所に出れたよう――
「ぎぎっ?」
顔を上げるとそこには目を丸くするメスのゴブリンとその身体に腕を回すオスのゴブリン。
……お取り込み中すいません。
俺はそおっと振り替えると、この場所から離れようとした。
だが、そんな俺の目の前にあったのはあのモンスターハウスの装置。
しかもその数は10以上。
生まれたその瞬間からゴブリンは俺のやってきた穴や他の穴に入っていく。
なるほど、こうしてこのダンジョンの状態になったのか……。
でも原因は――
「うああっ!」
メスのゴブリンの大きくてちょっとだけやらしい呻き声が響く。
「敵がいる前でなにやって――」
その声についつい突っ込みを入れようとすると、俺の正面に更にモンスターハウスの装置が増えた。
こいつらの愛の結晶ってわけなのね、この装置は。
「あんまり気が進まないけど、散々気持ちいい思いしたんだから悔いはないよな? 正直もうゴブリンが鬱陶しくて……ちょっと数減らないかなって思ってた所なんだよ」
俺は再び装置を生む2匹のゴブリンに向かい、右手を翳す。
「ん? なんかお前らの足元……まぁいいや。せめて痛くないように思い切り撃って殺る。だから、もうちょい待っててくれよな」
そして俺は右手に光を灯らせ、その光が最大まで強くなるのを待つ。
多分さっき直ぐに放てなかったのは溜めの時間が必要だったから。
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