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生徒会の人と対面(1)
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奏汰先輩と別れた後、僕はそのまま生徒会室に向かった。
今日来年度の生徒会メンバーが決まったから、その顔合わせだ。
僕は今まで、同じ1年S組の庶務の双子としか話したことがない。
全員有名人なので、顔だけは見たことがある。
生徒会室の扉を開けると、既に何人かメンバーがいた。
生徒会室の中は、広い部屋に各自の机と椅子があり、部屋の横には本棚とソファーまであった。
部屋の後方に2つ扉があることから、他の2部屋に繋がっているのだろう。
もしその部屋も生徒会のものだったらかなり広いスペースとなる。
「「あー!葵だー!」」
双子の庶務、如月 唯月と如月 皐月が声をかけてきた。
2人は一卵性双生児で、とてもよく似ている。
茶髪で目も少し茶色っぽい。
身長も低く、可愛らしいとはこういうことか、と思わせる容貌だ。
2人とも、抱きたいランキング4位である。
「いっちゃーん、さっちゃーん!これからよろしくねぇ~」
そう言うと双子が飛びついてきた。
これを受け止めるのもこの1年で慣れたものだ。
いたずら好きのでも憎めない可愛い2人だ。
2人とは同じS組で過ごした。
顔見知りがいて少し安心した。
「会計の齋木 葵さんですね」
そう言って微笑んだのは、色素の薄い、眼鏡をかけた美人だった。
「私は副会長になる大城 薫です。よろしくお願いしますね。」
「んー…かおちゃん先輩って呼びますねぇ~!よろしくおねがいしまぁ~す」
「は、はぁ、まぁいいでしょう。」
大城先輩は思ったよりいい人そうだ。
そして正面から見るとかなりの儚げ美人だ。
今まで遠くからしか見た事なかったが、近くで見ると、体格は華奢ですぐ壊れてしまいそうな見た目をしている。
抱きたいランキング1位なのも頷ける。
今日来年度の生徒会メンバーが決まったから、その顔合わせだ。
僕は今まで、同じ1年S組の庶務の双子としか話したことがない。
全員有名人なので、顔だけは見たことがある。
生徒会室の扉を開けると、既に何人かメンバーがいた。
生徒会室の中は、広い部屋に各自の机と椅子があり、部屋の横には本棚とソファーまであった。
部屋の後方に2つ扉があることから、他の2部屋に繋がっているのだろう。
もしその部屋も生徒会のものだったらかなり広いスペースとなる。
「「あー!葵だー!」」
双子の庶務、如月 唯月と如月 皐月が声をかけてきた。
2人は一卵性双生児で、とてもよく似ている。
茶髪で目も少し茶色っぽい。
身長も低く、可愛らしいとはこういうことか、と思わせる容貌だ。
2人とも、抱きたいランキング4位である。
「いっちゃーん、さっちゃーん!これからよろしくねぇ~」
そう言うと双子が飛びついてきた。
これを受け止めるのもこの1年で慣れたものだ。
いたずら好きのでも憎めない可愛い2人だ。
2人とは同じS組で過ごした。
顔見知りがいて少し安心した。
「会計の齋木 葵さんですね」
そう言って微笑んだのは、色素の薄い、眼鏡をかけた美人だった。
「私は副会長になる大城 薫です。よろしくお願いしますね。」
「んー…かおちゃん先輩って呼びますねぇ~!よろしくおねがいしまぁ~す」
「は、はぁ、まぁいいでしょう。」
大城先輩は思ったよりいい人そうだ。
そして正面から見るとかなりの儚げ美人だ。
今まで遠くからしか見た事なかったが、近くで見ると、体格は華奢ですぐ壊れてしまいそうな見た目をしている。
抱きたいランキング1位なのも頷ける。
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