性的に奔放なのが常識な異世界で

霧乃ふー  短編

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後編

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 ああ。
 揺蕩う夢の中で、人肌を感じる。
 酷く心地いい。
 このまま眠っていたい。甘い眠りに微睡んで、優しい夢をこのままずっとみていたい。
 そう、願った。

◇◇◇◇◇◇

 ぱちっ。
 朝の光を感じて、目を開けた。
 起き上がろうとすると、違和感を感じる。

「……ん?はあ?ジル!……な、んで?」

 俺の隣に何故かジルがいた。これまで、こんなことはなかった。
 俺はまず自分とジルが服を着ているか確認した。ちゃんと着ている。
 ジルを揺すって起こそうとしてみた。

「ジル、起きろよ」

「……んん、……ヨハン兄さん、ふわあっ。おはよう」

 にこにこと朝の挨拶をするジルに話を聞く。ジル曰く、俺と同じように家族セックスはしたくないので、避難しにきたそうだ。
 これからは毎晩、一緒に寝て欲しいと言われた。気持ちがわかる俺は強く拒絶することが出来ずに、なし崩し的に一緒に眠ることになった。

 それからは、毎晩一緒に眠るようなった。

 この頃からだろうか、毎晩ではないが結構な頻度でジルとセックスする夢を見るようになった。最初は、なんとなくふわふわとした夢だったが、最近はリアルになってきた。

 家族セックスはいやだと言っておきながら、天使な弟とセックスしている夢を見るなんて節操無さすぎて泣けてくる。だが、ジルを見ると夢での痴態が頭に浮かびそういう目で見ることも多くなってきた。

 最近では現実で手を出す訳にはいかないから、夢の中では積極的にジルとセックスをつい、してしまう。

 まあ、そんな日々を送っていたのだ。

◇◇◇◇◇◇

 昼、俺は屋敷で椅子に腰かけながら本を読んでいた。読み終わると本を机に置き、瞼を閉じて少しの眠りについた。
 
「……」

「……ヨハン、にい、……、ん」

 ああ。
 ジルに呼ばれる声が聞こえる。
 またいつもの夢か。
 この夢は夜に見るのにな。昼に見るのは初めてだ。

 いつものようにジルに抱き締め引き寄せキスをする。ジルを連れてベットにいき、服を脱がせていく。

「……えっ?あれ?……兄さん?」

「……まだいつものように、魔石で催眠かけてないのにな」

「まあ、いっか♡」

 何か、ボソボソと俺には聞こえない位の声でジルが呟いているが何をいっているのかはわからない。

 慣れたように俺はジルのアナルに指をいれて、押し広げていく。

「はああんっ♡ん、んんっ♡」

 ぱっくりと開き既にとろとろに濡れている穴に何本も指をいれていく。

 じゅぽ♡ずぶっ♡ぐぐっ♡

「ひゃああっ♡いいよぉ♡兄さんのゆびでくちゅくちゅされるのすきぃ♡ひんっ♡」

「ははっ、ジルのおまんこ準備出来すぎでしょ。そんなにいいのかよっ♡」

 ぐちゅ♡ぐぐっ♡くりくりくり♡♡

 もう既にジルの感じる場所は把握している。くりくりと指でそこを慣れたように弄くり倒す。

「うああっ♡やあああっ♡あっ♡あっ♡やぁぁっ~~!!♡♡♡」

「体びくびくしちゃって、気持ち良さそう……はあっ……♡」

 俺が弄くるままにびくびくと反応を返すジルに、興奮が止まらない。

 ぐちゅ♡ぐちゅ♡ぐぷっ♡ぐぐぷっ♡

「はひっ♡ああっ♡あ、あっ、ああっ♡♡」

「ジル、かわいい♡もう、とろとろだっ♡」

 とろとろなおまんこをもっとよくしてあげようと思い、中に入れた指をじゅぽしゅぽと掻き回している。

 じゅぼ♡ぶぶっ♡ちょぽ!♡ちょぽ!!♡

「兄さん!♡いい、いいよぉ♡もう、だめっ♡ああっ♡あああぁあああっ~~~!!!♡♡♡」

 真っ白い育ち盛りの体を震わせてジルは快楽の喜びを全身で感じていた。

「はあっ♡はあっ♡んんっ♡」

 体勢を変え、まだ息の荒いジルを無視して興奮しきっていた俺はジルの肉穴に肉棒を沈み込ませていった。
 ジルの若い肉穴はおいしそうに肉棒を飲み込み限界まで広げれ、先ほどの快楽にぼんやりしていたが新たな刺激を受けて、

「ひぃっ♡ひくっ♡あああっ!!♡♡♡」

 まだ高い声色から可愛らしい喘ぎ声が漏れる。

「ジルっ♡キスしながら前立腺よしよしされるのと、腰掴んで奥とんとんされるのどっちがいい?♡」

「やあっ♡わかっ、んないよぉっ♡ああんっ♡」

「ああ、もう、仕方ないなあっ♡」

「ああっ♡んぅっ♡はあんっ♡はふっ♡」

 可愛すぎてたまらない。
 一度出して置こうと思い細腰を掴み、

 どちゅん!!♡♡どちゅん!!♡♡

「はぐっ♡あひっ♡ひっ♡あっ、あっ、あひっ♡ああんっ♡」

 腰で肉穴をぐちゅっ♡ぐちゅっ♡とかき混ぜて、俺は精液を奥に放った。

 びゅるっ~~♡びゅるっ~~♡♡

「んくっ♡はあっ、はあっ♡」

「ああっ♡あぁあっ~~、おなか、あついよぉ♡♡♡♡」

 肉穴をきゅんきゅんさせながら、どろどろの精液を幸せそうにごくごくと飲み込んでいった。ジルは精液がお腹にじわぁ~と広がるのが大好きで、今回もその感触に感じてぶるぶると震えている。

「ああっ♡ひあわせだよぉ♡兄さん、だいすきぃ♡んくっ♡」

 俺の精液を受けとめた腹を撫でるジルの手に手を重ねる。

「今日は、腹がたぷたぷになるまでしてあげるっ♡おらっ!♡♡♡」

「はうっ♡んぅ~~!♡♡」

ぐりっ♡ぐりっ♡ぐりっ♡
とんっ♡とんっ♡とんっ♡

「ああっ♡あんっ♡あっ、あっ、ああんっ♡」

「ああっ♡兄さんっ♡兄さんっ♡あひぃっ♡」

パンパンパンパンっ!!♡♡♡♡

「ああんっ♡い、いぎゅううぅ~~!♡♡♡」

 体をびくんびくんと震わせて、白目を剥きながらジルは気を失った。

「ジル、まだだめだよ♡まだ付き合って貰わなくちゃ♡」

 ジルは気を失ったが、まだまだ止まれない俺はそのまま腰を振り続けた。
 何度目かの射精をして満たされ満足した俺はジルを抱き締めたまま横になった。

 いい夢みれたなと、夢の中でまぶたを閉じた。

◇◇◇◇◇◇

 夢ではないことを知っているジルが起きて、

「もう、兄さんは仕方ない人なんだから♡」

「……兄さん、だいすきだよ♡」

 と言ったことを、俺は知らない。

 

 

 

 

 






  

 



 

 





 

 
  



 
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