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人形
垣間見
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朝方──朝食を済ませて、出掛けようとしていたところへ扉を叩く音。
「コロン?」
随分早いなと。いつもの待ち合わせ場所で待っていればいいのに、何かあったのかと……扉の前へ急ぐ。
「どうした、の……」
言葉に詰まる。硬直する体。
目が、動かせなかった。
「──神無(カンナ)」
彼女が……立っていたから。予想外の訪問者。家が近い幼馴染み、オトナシの妹であり……彼女達の母親と同じで、僕を邪険にしている存在。
──なんで、わざわざ。
顔を直接合わせるのは数年ぶりだった。それくらい避けに、避けられてきたから。
だから──今更なんだと言うのか。
短い髪から覗く、冷ややかな視線が恐ろしくて……つい反射的に扉を閉めようとしてしまった。
がっ、と……そこへ手を掛けられる。驚いて身を引いた。ずいっと隙間から近付けてくる顔は無表情で恐怖を覚える。
閉じようとした扉下部の隙間に足も入れられ、閉めるに閉められない……オトナシとは色違いの、青い長靴がやんわりと形を歪めた。
冷や汗が頬をつたる。更に冷たい視線を感じて、目線はとても合わせられなかった。
「アンタ、何考えてるの」
「何、って……」
無理矢理閉めるか、逃げ出したい気持ちで一杯なのを抑えて……扉を少し戻す。彼女の足を痛めないかは気掛かりだった。
けれど当人はお構いなし。吐き捨てる言葉は、氷のように冷たく突き刺さった。
「何も考えないなら人形と同じ」
彼女が理解できない、何を言わんとしているのか。そもそも現状すら把握しきれていないというのに。
──とても顔が見られなかった。
勿論言葉を返すことも出来ず……そうしていると、僕達の間を沈黙だけが流れる。
少し間を開けてから、カンナは静かな声で付け足した。
「お姉ちゃん──どこ」
最後に尋ねられた言葉も、即座には頭に入ってこなかった。彼女はすぐに帰り、その後にやっと飲み込む。
──どういうこと?
家にも帰っていないとは思いもしなかった。実は数年前に、全く顔を出さない時期があったのだ。その時は自宅に閉じ籠っていたそうで、訳も分からず、理由も明かされず。時間が過ぎるとまたひょっこりやって来て、元に戻った経由があった。
なのでてっきり家にいるものだと思い込んでいたが……違うのだとしたら話が変わってくる。
──オトナシ?
何処にいるのだろうと……本当に今更ではあるが、心配が募る。
「どうしたの? 顔色悪いよ」
それも──コロンといる時は安らいだ。彼には余計な心配をかけまいと首を横に振る。
「何でもないよ、ありがとう」
「そう?」
せめて彼といる時は……心和んだ。何も嫌なことを思い出さずに済んだ、楽しいことだけで良かった。
そんな考えが甘いなんて──当然なのに。
「また明日」
「うん、また明日」
でもその時は、些細な会話すらただただ嬉しかった。
家に帰ると、珍しく兄さんと出くわす。
──そうだ、オトナシのこと。
何か知っているかもしれないと、口を開こうとした瞬間……違うことを尋ねられる。
「お前……最近コロンといるのか」
「え? ああ、うん……そうだよ」
僕の交友関係に関心を持つなんて意外だった。少し嬉しく感じたが……次の一言で一変する。
「アイツは……やめておけ」
頭がカーっと、熱くなる。
──何でそんなことを言われなければいけないのか。
彼は僕の大切な友人。だけどカズエ兄さんも大切な家族だ……極力荒立てないように、言う。
それでも──声は震えていた。
「何で……兄さんが、そんなこと言うの。今まで何も言わなかった癖に」
荒立てないつもりだったのに、自然と口調は強くなっていた。言い返したのも記憶の中では初めてだった。
「……そうだな」
物言いたげだったが、兄さんは目を伏せてそれ以上は何も言ってこなかった。すぐに地下へと潜っていったので会話はそこで終わった。
──コロンが、何?
もやもやとした気持ちだけが重なっていった。
──早く会えば、さっぱりするだろう。
何を思って兄さんが言ったのか想像もつかない。けれど、マリオネットが弱いのは事実。彼のことをよく知らずに、好ましく思わないのは当然かもしれない。
友人の魅力を一番に理解し、同時に助けてもらっているのは自分──間違えようのない事実。
早く早くと気持ちが急き、いつも避けていた道を通っていた。
そこで──彼等と久しく出会う。
「よっ、なんか久しぶりだな」
壁にもたれて二人でたたずんでいる所に出くわす。周りには他に誰もいなかったが、相変わらずキドとランさんは一緒にいた。
──彼等の雰囲気が徐々に暗くなっていることにも気付けずに。
しまったと思い、道を戻ろうとすると……肩を捕まれる。
「なんですか」
「いきなりひでぇ挨拶だな。元気だったか?」
意外だったのは──肩に手を置いて引き留めたのは、キドではなくランさんだったこと。
その表情は……切羽詰まったもの。
「センチくん、頼みがある」
いつになく真剣な面持ちで詰め寄ってくるランさんに驚く。
「僕達には君が必要なんだ。君のじ──」
けれど……彼等はコロンと違う。友人ではない。急いでいる今に至っては妨害でしかない。
「どうせまたチームに入れって言うんでしょ。お断りします」
親切にしてくれたのは──彼等だったのに。
申し訳なかったけれどランさんの手を剥がし、払いのけた。先を急ぐと伝えるが……今度は手首を捕まれて、前へ進めない。仕方なしに振り返ると、次はキドだった。
「なに!」
いつもなら笑顔を浮かべているランさんも表現を曇らせたまま。僕達の様子を見守っているようだった。
「この際、俺等のことはいい」
「ちょっと、キド!」
はっとして、怒声をあげるランさん。二人のそんなやり取りを見るのは初めてだった。
「ランは黙ってろ。取り敢えずお前……最近コロンとつるんでるらしいな」
──また。
名前にピクリと反応。キドを睨み付けた。
「だから何」
「アイツはやめとけ」
瞬時に掴んでいる手を強く払いのけた。
「何でそんなこと言われなきゃいけないの」
「何でもクソもない。これは冷やかしじゃない、忠告だ」
──全く、同じ発言。
カズエ兄さんと同じことを言われて、再び頭に血がのぼる。
どうしてこうも……僕達の関係を否定するのだろうか。
「コロンを悪く言うな!」
「悪くじゃねぇ、事実だ。関わるとお前が危ねぇんだよ。アイツは──」
──続きなんて聞きたくなかった。
足は既に駆け出した後だった。
「お前達みたいに無理矢理巻き込む奴等がいるから、コロンも生きにくいんだ!」
「おいセンチ!」
キドの伸ばされた手は空しく宙を漂うだけだった。
一人いなくなった空間に……残った二人の会話は重苦しい。
「キド……もう他人の心配をしている場合じゃないでしょ」
「いやそうだけどよ……どうしても、な」
「本当に、昔からバカだね……僕達にもあの子にも、残されてる時間はもうないよ……」
「わーってるって。次会った時は容赦してやんねぇよ」
「本当に?」
「ああ。ランがな」
「あのねぇ……」
ランはもう笑わない。それを見てキドは歯を見せて笑った。
──僕達を否定する世界なんて嫌いだ。
走りながら思う。ただ早く逢いたかった。
「あ、センチくん!」
コロンが弱い立場なのは、この世界のせいだ。でも関係ない──僕達だけの時は。せめて僕達でいる時だけは、ただ共にいられることを楽しみたかった。
「ごめん、お待たせ」
彼の人の良さそうな笑みに、笑って返した。
周りに何と言われようが構わない。いつまでもこの喜びが続けばいいと思った。
だけど、知らぬところでその影は近付いてきていた──。
当たり前の毎日が訪れなくなるのは、何の前触れもなく突然で。
「よぉコロン、久しぶりな気がするな」
いつもの待ち合わせ場所に早く現れたのは彼でなく……彼等だった。
足音に喜んで振り返った表情から笑みは一瞬で消え去り、反射的に駆け出そうと足が動く。
「お前最近上手くやってるみたいだなぁ。だったら、俺等とまたやろうぜ。なぁ──」
それも他の者で通せん坊。いつか、いや……いつも見ていた光景。
空からの水が肌を冷たく叩いた。
「コロン?」
随分早いなと。いつもの待ち合わせ場所で待っていればいいのに、何かあったのかと……扉の前へ急ぐ。
「どうした、の……」
言葉に詰まる。硬直する体。
目が、動かせなかった。
「──神無(カンナ)」
彼女が……立っていたから。予想外の訪問者。家が近い幼馴染み、オトナシの妹であり……彼女達の母親と同じで、僕を邪険にしている存在。
──なんで、わざわざ。
顔を直接合わせるのは数年ぶりだった。それくらい避けに、避けられてきたから。
だから──今更なんだと言うのか。
短い髪から覗く、冷ややかな視線が恐ろしくて……つい反射的に扉を閉めようとしてしまった。
がっ、と……そこへ手を掛けられる。驚いて身を引いた。ずいっと隙間から近付けてくる顔は無表情で恐怖を覚える。
閉じようとした扉下部の隙間に足も入れられ、閉めるに閉められない……オトナシとは色違いの、青い長靴がやんわりと形を歪めた。
冷や汗が頬をつたる。更に冷たい視線を感じて、目線はとても合わせられなかった。
「アンタ、何考えてるの」
「何、って……」
無理矢理閉めるか、逃げ出したい気持ちで一杯なのを抑えて……扉を少し戻す。彼女の足を痛めないかは気掛かりだった。
けれど当人はお構いなし。吐き捨てる言葉は、氷のように冷たく突き刺さった。
「何も考えないなら人形と同じ」
彼女が理解できない、何を言わんとしているのか。そもそも現状すら把握しきれていないというのに。
──とても顔が見られなかった。
勿論言葉を返すことも出来ず……そうしていると、僕達の間を沈黙だけが流れる。
少し間を開けてから、カンナは静かな声で付け足した。
「お姉ちゃん──どこ」
最後に尋ねられた言葉も、即座には頭に入ってこなかった。彼女はすぐに帰り、その後にやっと飲み込む。
──どういうこと?
家にも帰っていないとは思いもしなかった。実は数年前に、全く顔を出さない時期があったのだ。その時は自宅に閉じ籠っていたそうで、訳も分からず、理由も明かされず。時間が過ぎるとまたひょっこりやって来て、元に戻った経由があった。
なのでてっきり家にいるものだと思い込んでいたが……違うのだとしたら話が変わってくる。
──オトナシ?
何処にいるのだろうと……本当に今更ではあるが、心配が募る。
「どうしたの? 顔色悪いよ」
それも──コロンといる時は安らいだ。彼には余計な心配をかけまいと首を横に振る。
「何でもないよ、ありがとう」
「そう?」
せめて彼といる時は……心和んだ。何も嫌なことを思い出さずに済んだ、楽しいことだけで良かった。
そんな考えが甘いなんて──当然なのに。
「また明日」
「うん、また明日」
でもその時は、些細な会話すらただただ嬉しかった。
家に帰ると、珍しく兄さんと出くわす。
──そうだ、オトナシのこと。
何か知っているかもしれないと、口を開こうとした瞬間……違うことを尋ねられる。
「お前……最近コロンといるのか」
「え? ああ、うん……そうだよ」
僕の交友関係に関心を持つなんて意外だった。少し嬉しく感じたが……次の一言で一変する。
「アイツは……やめておけ」
頭がカーっと、熱くなる。
──何でそんなことを言われなければいけないのか。
彼は僕の大切な友人。だけどカズエ兄さんも大切な家族だ……極力荒立てないように、言う。
それでも──声は震えていた。
「何で……兄さんが、そんなこと言うの。今まで何も言わなかった癖に」
荒立てないつもりだったのに、自然と口調は強くなっていた。言い返したのも記憶の中では初めてだった。
「……そうだな」
物言いたげだったが、兄さんは目を伏せてそれ以上は何も言ってこなかった。すぐに地下へと潜っていったので会話はそこで終わった。
──コロンが、何?
もやもやとした気持ちだけが重なっていった。
──早く会えば、さっぱりするだろう。
何を思って兄さんが言ったのか想像もつかない。けれど、マリオネットが弱いのは事実。彼のことをよく知らずに、好ましく思わないのは当然かもしれない。
友人の魅力を一番に理解し、同時に助けてもらっているのは自分──間違えようのない事実。
早く早くと気持ちが急き、いつも避けていた道を通っていた。
そこで──彼等と久しく出会う。
「よっ、なんか久しぶりだな」
壁にもたれて二人でたたずんでいる所に出くわす。周りには他に誰もいなかったが、相変わらずキドとランさんは一緒にいた。
──彼等の雰囲気が徐々に暗くなっていることにも気付けずに。
しまったと思い、道を戻ろうとすると……肩を捕まれる。
「なんですか」
「いきなりひでぇ挨拶だな。元気だったか?」
意外だったのは──肩に手を置いて引き留めたのは、キドではなくランさんだったこと。
その表情は……切羽詰まったもの。
「センチくん、頼みがある」
いつになく真剣な面持ちで詰め寄ってくるランさんに驚く。
「僕達には君が必要なんだ。君のじ──」
けれど……彼等はコロンと違う。友人ではない。急いでいる今に至っては妨害でしかない。
「どうせまたチームに入れって言うんでしょ。お断りします」
親切にしてくれたのは──彼等だったのに。
申し訳なかったけれどランさんの手を剥がし、払いのけた。先を急ぐと伝えるが……今度は手首を捕まれて、前へ進めない。仕方なしに振り返ると、次はキドだった。
「なに!」
いつもなら笑顔を浮かべているランさんも表現を曇らせたまま。僕達の様子を見守っているようだった。
「この際、俺等のことはいい」
「ちょっと、キド!」
はっとして、怒声をあげるランさん。二人のそんなやり取りを見るのは初めてだった。
「ランは黙ってろ。取り敢えずお前……最近コロンとつるんでるらしいな」
──また。
名前にピクリと反応。キドを睨み付けた。
「だから何」
「アイツはやめとけ」
瞬時に掴んでいる手を強く払いのけた。
「何でそんなこと言われなきゃいけないの」
「何でもクソもない。これは冷やかしじゃない、忠告だ」
──全く、同じ発言。
カズエ兄さんと同じことを言われて、再び頭に血がのぼる。
どうしてこうも……僕達の関係を否定するのだろうか。
「コロンを悪く言うな!」
「悪くじゃねぇ、事実だ。関わるとお前が危ねぇんだよ。アイツは──」
──続きなんて聞きたくなかった。
足は既に駆け出した後だった。
「お前達みたいに無理矢理巻き込む奴等がいるから、コロンも生きにくいんだ!」
「おいセンチ!」
キドの伸ばされた手は空しく宙を漂うだけだった。
一人いなくなった空間に……残った二人の会話は重苦しい。
「キド……もう他人の心配をしている場合じゃないでしょ」
「いやそうだけどよ……どうしても、な」
「本当に、昔からバカだね……僕達にもあの子にも、残されてる時間はもうないよ……」
「わーってるって。次会った時は容赦してやんねぇよ」
「本当に?」
「ああ。ランがな」
「あのねぇ……」
ランはもう笑わない。それを見てキドは歯を見せて笑った。
──僕達を否定する世界なんて嫌いだ。
走りながら思う。ただ早く逢いたかった。
「あ、センチくん!」
コロンが弱い立場なのは、この世界のせいだ。でも関係ない──僕達だけの時は。せめて僕達でいる時だけは、ただ共にいられることを楽しみたかった。
「ごめん、お待たせ」
彼の人の良さそうな笑みに、笑って返した。
周りに何と言われようが構わない。いつまでもこの喜びが続けばいいと思った。
だけど、知らぬところでその影は近付いてきていた──。
当たり前の毎日が訪れなくなるのは、何の前触れもなく突然で。
「よぉコロン、久しぶりな気がするな」
いつもの待ち合わせ場所に早く現れたのは彼でなく……彼等だった。
足音に喜んで振り返った表情から笑みは一瞬で消え去り、反射的に駆け出そうと足が動く。
「お前最近上手くやってるみたいだなぁ。だったら、俺等とまたやろうぜ。なぁ──」
それも他の者で通せん坊。いつか、いや……いつも見ていた光景。
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