あの日、彼女を失った僕とあの日から僕を救いたい彼女

   あの日、彼女を失った。
 
 生徒会長であり、幼馴染であり、大切な人であった彼女を僕は目の前で亡くした。彼女を守れなかった自分の無能さに絶望し、いつしか僕の世界から色が消えていく。彼女がいない世界に色なんていらない、そう思っていた矢先に夢で彼女との再会を果たす。彼女と夢で会う日を重ねるごとに不思議と色覚が戻り始めたが、それとは反対に彼女と会う時間は短くなっていった。そして、僕の色覚が完全に戻ると彼女は…
彼女の最後の言葉がきっとあなたにも届きますように。
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