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27化け狐は今日も世界を生きていく
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「さあ宴だ宴!」
祝杯を天へと突きあげた八代師匠の声と共に、あちこちから一斉に歓声が轟いた。僕はそんな彼らの光景を、苦い笑みを浮かべながら見ていた。
「ほら、あなたも飲みなさい?」
「ええ、ぼくはお酒は弱いんだけどね……」
かいがいしく世話を焼くエメリーが、「あーん」と言いながら隣に座った男性に箸を近づける。男は、困ったように笑いながら、けれど照れをごまかすように勢いよく食いついた。
「ん?美味しい……」
「でしょ?シトラス直伝の一品だもの」
エメリーに話を振られたシトラスが、エメリーの恋人に向かってブイ、とピースサインを向ける。
そんなシトラスの口元は食事カスで汚れていて隣に座るシュウが布巾で口元を拭っていた。
「んー、眠い」
相変わらずどこまでも我を行くシトラスは、突然そう告げると、シュウの膝に頭を置いて、体を抱くように丸くなって寝息を立て始めた。
シュウは孫を見るような愛おしそうな眼でシトラスを見つめながら、その黒髪を撫でた。
「お疲れ様でした」
祝宴の食事作りを手伝っていたシトラスへの言葉が彼女に聞こえていたかは定かではない。
そんなある程度落ち着いた空気の漂う一角とは異なり、あまり広くもない部屋の中央付近では嵐が吹き荒れていた。
「はははははッ」
「あははははッ」
師匠と朱雀。
酒乱のふたりはすでにいくつもの杯を空にして、中身のない酒瓶をたくさん床に転がし、楽しくて仕方がないとばかりに笑っていた。
ばしんと師匠が背中を叩けば、朱雀もまたおかしそうに八代の肩を叩く。
熟練夫婦のような、腐れ縁の幼馴染のような、とても気やすいふたりの間柄が、その空気が、僕は嫌いじゃなかった。
まあ、節度を守ってお酒を楽しんでいる間は、だけれどね。
そのうちに酔っ払ったふたりは連れ立ってからみ酒を楽しみ始めた。
そんな師匠と朱雀の対象になったのは、白虎と、その下僕。
あれだけ朱雀の酒にうるさく言っていた白虎ミラは、けれどこの場の誰よりもザルだった。無言で杯を空にし続ける白虎が大きな盃を突き出せば、つかみどころのない優男が、献身的に酒を注ぐ。
その男の背中には、揺れる九本の尻尾が見えた。
ユキメが九尾の魔の手から逃れた際に生じた九尾と白虎の戦いは、白虎の勝利に終わったらしい。つまり、九尾は負けた。
弱肉強食を謳っていた九尾は白虎の軍門に下り。
そして、これまでのふるまいからは予想もつかないほど彼は白虎に献身的に尽くし始めた。
彼はどこまでもまじめで、だからこそ彼が生まれ育つ中で培った大自然の中の弱肉強食という在り方から自分自身が外れるのをよしとしなかった。
内心で何を考えているのかは不明だが、九尾は僕とユキメに詫び、そしてユキメが命令したこともあり、今では立派な白虎の配下である。
その心が現在どこに向かっているかは、彼の尊厳に掛けて秘密にしようと思う。
そして、部屋の隅では小動物枠的な立ち位置のミネルバとフラフが、祝宴が始まってから今までずっと言い合いを続けていた。
「俺がハクトの親友だ」
「ハクトのお母さんだから大丈夫!」
もう何十回、下手したら三桁に上るくらい、ふたりはそんなよくわからない言い合いをしていた。できれば恥ずかしいのでやめてほしい。親友だなんてそんな断言されるのは、気恥ずかしさがすごいのだ。確かに僕はミネルバのことを友人だと思っているし、親友と表現してもいいかもしれない。最近では僕が人化を教えて、ミネルバが僕にたくさんの知識を授けてくれている。知恵の獣の名前は伊達ではなかった。
それからフラフ、君は僕のお母さんじゃない。僕のお母さんは――
「大体、ハクトの母親はあいつらだろうが!」
「お母さんだから大丈夫!」
「……お前、ただそのフレーズが好きなだけなのか?」
ようやく不毛な言い争いの決着が見えようとしていた。
そして、あいつら、とミネルバが指さしたその先には、楽しそうに料理に舌鼓を打つ狐としての僕のお母さんにして、現在七歳ほどの少女。それからその母親であり僕の人間としてのお母さんの姿があった。
図太い娘と比較してしまうからか、母の慌てふためきようはすごかった。しゃべるミミズクやら尻尾の生えた男、気が付けば猫又姿になってしまっているシトラス、狐や巨鳥の姿に戻って部屋を圧迫しながら酒をついばみ始めた師匠と朱雀を見て、彼女は目を回して、娘の膝へと倒れた。
そんな母親を、娘である少女は愛おしそうに撫でていた。
確か今日は、狐としてのお母さんが、母親を半ば無理やり引きずってこの場に来たのだ。そして、妖とかその手の話に一切耐性がなかった母親は、たった今キャパオーバーして気を失ってしまっていた。
お母さんにお礼を言いたい。
おそらくはそんな心残りから始まった僕の二度目の生。それはたくさんの縁と不思議な奇縁によって成り立ち、その繋がりが今目の前に広がっていて。
カオスになりつつある集団を見ながら、けれど僕はワクワクしていた。
隣を見れば、白無垢姿のユキメが笑っていて。僕も、ユキメに向かって笑う。
きっと明日も明後日も、こんな楽しい日々が続いていくのだ。
さて、明日は何をしようか?先立つものがあるといいだろうし、ここはひとつ、ユキメと一緒に喫茶テルセウスでバイトをするというのはどうだろうか。
それは間違いなく、笑顔溢れる楽しい時間に違いない。
こうして僕は今日も妖狐として、そして一柱の神として、ユキメと共にこの世界を生きていく。
祝杯を天へと突きあげた八代師匠の声と共に、あちこちから一斉に歓声が轟いた。僕はそんな彼らの光景を、苦い笑みを浮かべながら見ていた。
「ほら、あなたも飲みなさい?」
「ええ、ぼくはお酒は弱いんだけどね……」
かいがいしく世話を焼くエメリーが、「あーん」と言いながら隣に座った男性に箸を近づける。男は、困ったように笑いながら、けれど照れをごまかすように勢いよく食いついた。
「ん?美味しい……」
「でしょ?シトラス直伝の一品だもの」
エメリーに話を振られたシトラスが、エメリーの恋人に向かってブイ、とピースサインを向ける。
そんなシトラスの口元は食事カスで汚れていて隣に座るシュウが布巾で口元を拭っていた。
「んー、眠い」
相変わらずどこまでも我を行くシトラスは、突然そう告げると、シュウの膝に頭を置いて、体を抱くように丸くなって寝息を立て始めた。
シュウは孫を見るような愛おしそうな眼でシトラスを見つめながら、その黒髪を撫でた。
「お疲れ様でした」
祝宴の食事作りを手伝っていたシトラスへの言葉が彼女に聞こえていたかは定かではない。
そんなある程度落ち着いた空気の漂う一角とは異なり、あまり広くもない部屋の中央付近では嵐が吹き荒れていた。
「はははははッ」
「あははははッ」
師匠と朱雀。
酒乱のふたりはすでにいくつもの杯を空にして、中身のない酒瓶をたくさん床に転がし、楽しくて仕方がないとばかりに笑っていた。
ばしんと師匠が背中を叩けば、朱雀もまたおかしそうに八代の肩を叩く。
熟練夫婦のような、腐れ縁の幼馴染のような、とても気やすいふたりの間柄が、その空気が、僕は嫌いじゃなかった。
まあ、節度を守ってお酒を楽しんでいる間は、だけれどね。
そのうちに酔っ払ったふたりは連れ立ってからみ酒を楽しみ始めた。
そんな師匠と朱雀の対象になったのは、白虎と、その下僕。
あれだけ朱雀の酒にうるさく言っていた白虎ミラは、けれどこの場の誰よりもザルだった。無言で杯を空にし続ける白虎が大きな盃を突き出せば、つかみどころのない優男が、献身的に酒を注ぐ。
その男の背中には、揺れる九本の尻尾が見えた。
ユキメが九尾の魔の手から逃れた際に生じた九尾と白虎の戦いは、白虎の勝利に終わったらしい。つまり、九尾は負けた。
弱肉強食を謳っていた九尾は白虎の軍門に下り。
そして、これまでのふるまいからは予想もつかないほど彼は白虎に献身的に尽くし始めた。
彼はどこまでもまじめで、だからこそ彼が生まれ育つ中で培った大自然の中の弱肉強食という在り方から自分自身が外れるのをよしとしなかった。
内心で何を考えているのかは不明だが、九尾は僕とユキメに詫び、そしてユキメが命令したこともあり、今では立派な白虎の配下である。
その心が現在どこに向かっているかは、彼の尊厳に掛けて秘密にしようと思う。
そして、部屋の隅では小動物枠的な立ち位置のミネルバとフラフが、祝宴が始まってから今までずっと言い合いを続けていた。
「俺がハクトの親友だ」
「ハクトのお母さんだから大丈夫!」
もう何十回、下手したら三桁に上るくらい、ふたりはそんなよくわからない言い合いをしていた。できれば恥ずかしいのでやめてほしい。親友だなんてそんな断言されるのは、気恥ずかしさがすごいのだ。確かに僕はミネルバのことを友人だと思っているし、親友と表現してもいいかもしれない。最近では僕が人化を教えて、ミネルバが僕にたくさんの知識を授けてくれている。知恵の獣の名前は伊達ではなかった。
それからフラフ、君は僕のお母さんじゃない。僕のお母さんは――
「大体、ハクトの母親はあいつらだろうが!」
「お母さんだから大丈夫!」
「……お前、ただそのフレーズが好きなだけなのか?」
ようやく不毛な言い争いの決着が見えようとしていた。
そして、あいつら、とミネルバが指さしたその先には、楽しそうに料理に舌鼓を打つ狐としての僕のお母さんにして、現在七歳ほどの少女。それからその母親であり僕の人間としてのお母さんの姿があった。
図太い娘と比較してしまうからか、母の慌てふためきようはすごかった。しゃべるミミズクやら尻尾の生えた男、気が付けば猫又姿になってしまっているシトラス、狐や巨鳥の姿に戻って部屋を圧迫しながら酒をついばみ始めた師匠と朱雀を見て、彼女は目を回して、娘の膝へと倒れた。
そんな母親を、娘である少女は愛おしそうに撫でていた。
確か今日は、狐としてのお母さんが、母親を半ば無理やり引きずってこの場に来たのだ。そして、妖とかその手の話に一切耐性がなかった母親は、たった今キャパオーバーして気を失ってしまっていた。
お母さんにお礼を言いたい。
おそらくはそんな心残りから始まった僕の二度目の生。それはたくさんの縁と不思議な奇縁によって成り立ち、その繋がりが今目の前に広がっていて。
カオスになりつつある集団を見ながら、けれど僕はワクワクしていた。
隣を見れば、白無垢姿のユキメが笑っていて。僕も、ユキメに向かって笑う。
きっと明日も明後日も、こんな楽しい日々が続いていくのだ。
さて、明日は何をしようか?先立つものがあるといいだろうし、ここはひとつ、ユキメと一緒に喫茶テルセウスでバイトをするというのはどうだろうか。
それは間違いなく、笑顔溢れる楽しい時間に違いない。
こうして僕は今日も妖狐として、そして一柱の神として、ユキメと共にこの世界を生きていく。
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