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25変わるもの、変わらないもの
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僕は走った。誰も追いつけないほどの速度で。
まるで、自分が風になった気がしていた。そう思えば、僕の体は文字通り一陣の風になって、あっという間にあてもない旅の果てへとたどり着いた。
何も考えずに進んでいたはずの僕は、そうして妖狐ハクトとしての生まれ故郷へとたどりついた。
靄のかかったような思考で、けれど僕は確かにその場所の現状を把握した。
僕とお母さんと兄弟姉妹が過ごした森はかつて人間たちによって切り開かれてゴルフ場となったはずで。
そして今、そのゴルフ場もまた、僕の視界の先で滅びていた。
人間たちは、いったい何を思ってこの場所をゴルフ場にしたのだろうか。
たかが十年もたたないうちにすたれてしまう場所のために、どうして大切な森を切り開いたのだろうか?
わからない。
わからないけれど、僕の中ではふつふつと怒りが込みあがってきていた。人間に対する、怒りが。
最も、その怒りの矛先も、わからなかった。
だって周囲には人ひとりいなかったから。かつて山のふもとにあった村は、ゴルフ場の一部にするために消えていて、そこには管理ようのコンクリートの建物が一つ立っているだけだった。
ゴルフ場と、駐車場と、四角い灰色の建物。
ここには、それだけしかなかった。
諸行無常、とでもいえばいいのだろうか。
ひどくあっさりと滅びたゴルフ場へと、僕は誰に止められることもなく足を踏み入れた。
ぼうぼうと生えた草を踏みしめて、僕は進んだ。
そして、立ち止まる。
地形も変わって、樹木もなく、ありとあらゆるものがとりはらわれた丘陵で、僕はばたんと背中から地面に倒れた。
両手を広げて、空を見上げる。
いつだったか、兄に喧嘩で負けてふてくされていたように。
ここは、僕の方向感覚や脳内地図が正しければ、僕たちの巣があった場所だ。
その名残なんて、もうどこにもないけれど。
それでも僕の心には、記憶には、かつての山の姿があった。
目を閉じる。
揺れる芝、歌う風、照り付ける太陽、森の力を残した大地。
その全てが、僕に小さくささやいて来る。
「うん。そうだね。きっと、それがいい」
僕は彼らの声にこたえるように、己の中の景色を思い描く。
そして、願う。
力が、僕の全身からあふれ出す。
森が歓喜を上げる。
新芽が産声を上げ、世界が一瞬にして緑に満ちていく。
荒れ果てた芝生の大地は、一瞬にして深い森へと姿を変える。
これが、僕の力。
劣等感を感じていた妖術の実力にも、今は少しも興味を抱けなかった。
脳裏によぎった誰かの姿が、声が、僕の心を揺さぶる。
心が、ひび割れる音がした気がした。
何も考えないように。
何も願わないように。
何も望まないように。
僕はかつての森の姿に戻った世界で、けれど動物たちの物音ひとつしない変わり果てた世界で、ひとり小さく膝を抱えた。
――腹の底で揺れる悪意を、押し殺しながら。
「やっと、ついた……のよね?」
長くも短い――たった二日ほどであれど精神的疲労の大きい旅の果て。そこにたどり着き、けれど私は見えて来た大地を眺めて首を傾げた。探す相手まで目前に来て、魂が歓喜を叫んでいて、心はひどく逸るのに、けれどその場所へ足を向けるのを拒むように私は立ち止まってしまった。
動きたいのに、動きたくなくて。
近くて、けれどひどく遠くて。
もし会えなかったらどうしようと、そんな疑念が首をもたげた。
――大丈夫、ハクトはきっと私に会ってくれる。
そんな根拠のない言葉を言い聞かせなければ、足は一歩も前には出てくれなかった。
遠くに見えるのは、広い、広い森。
人間が一歩も足を踏み入れなさそうな、ひっそりとした森。けれど、その静けさはどこか不吉で。
何より、視界の先にあるのはかつて失われたはずの森。
ハクトの故郷が、そこにあった。
彼はどういう思いでその場所を作り出したのだろうか?
私はそう心の中でハクトに尋ねて、けれどすぐに首を振って思考を追い払った。
今大事なのは、ハクトに会って、言葉を交わすことだ。
そうすれば、誤解は解けるのだ。
そもそも、私は九尾とは結婚する気なんてないのだ。
力に有無を言わせて従わせるようなオスとつがいになろうなど思えない。ましてや、私は妖として長い時を生きるのだ。そんな時間の全てを、共にいて楽しい相手と一緒になりたかった。
だから、私はハクトを選ぶ。
ハクトとの時間は、かけがえのないものだった。
その全てが光り輝いていたし、ハクトの一挙手一投足を見ているだけで楽しくて、ころころと変わる表情が愛おしくて、私の心を震わせる彼の声が好きで、彼と一緒にいるだけで楽しかった。
私は、楽しかったわよ。私は、ハクトじゃなきゃダメなの。ハクトが名付けた私の名前を、ハクトに呼んでほしいの。
ねぇ、ハクト。そこに、いるんでしょう?
森へと、一歩を踏み出して。
けれど私は、それより先に進めなかった。
私の足は、手は、体は、見えない壁のようなものに阻まれた。
私は森の入り口で、ハクトに拒絶された。
「ユキメ――」
「ちょっと待ってて」
少し変わった渡り綿毛のフラフが何かを言おうとしたけれど、まだ私は諦めていない。私は大きく息を吸って、森の奥で眠っているだろうハクトに向かって呼びかける。
「ハクト――――ッ」
木霊が響き、森の中を私の声が伝わっていく。きっと、その声はハクトに届いて。
けれど、私の声は森の中に吸い込まれていくだけで、その場はしぃんと静まり返っていた。
手を伸ばす。
やっぱり、森の前に見えない壁のようなものがあった。
それは、私の侵入を強く拒んでいた。
そうして、私は森の違和感の正体に気づいた。
森には、生命の活気がなかった。生命の営みがなかった。
目の前の森は張りぼてで、動物のいない静まり返った外見だけの森だった。
ハクトは、全てを拒んでいた。私も、人間も、動物も、妖も。全てを排除して、形ばかり拵えた過去の記憶の中に引きこもっていた。
私はそれを責められない。私には、責める権利がない。
ただ、私は無力だった。
どれほど妖術を全力で行使したって、命の気配がしない森が、私に応えてくれることはなかった。
「ごめんなさい、ハクト……」
九尾に勝てなくて、弱くてごめんなさい。
ハクトに九尾に捕まっていることを伝えられなくてごめんなさい。
関係が壊れるのが怖くて、ずっと一緒にいてほしいと言えなくてごめんなさい。
傷つけてしまってごめんなさい。
ハクトに追いつくのが遅くてごめんなさい。
膝を追って、そう謝り続ける以外に、私にできることはなかった。
視界がにじむ。
憎いほど青い空の下で、私は喉が擦り切れるほど大きな声で謝り続けた。
けれど多分、私の声はハクトには届いていなかった。
涙で揺らいだ私の視界の端を、小さな影が通り過ぎていく。
フラフ、ではない。フラフもまた、森に拒まれた存在だったから。ハクトに侵入を禁止された存在だったから。それにフラフは、彼女ほどは大きくない。
少女は、私がフラフの道案内の末に出会った一人の少女は、ためらうことなく私の先へ、全てを拒む結界の先へと、一歩を踏み入れて。
するりと、何の抵抗もなく、彼女は森へと足を踏み入れた。
そのまま、少女はすたすたと去っていく。背中が遠ざかっていく。
慌てて後を追おうと手を伸ばしても、私は森へと入れない。
訳が分からなかった。
どうして彼女は、森に入れたのだろうか?
やっぱり、私が意識してハクトに排除されているということだろうか。
フラフもまた森にはいれないのだから、ハクトと関わった皆が、この森へと足を踏み入れることをハクトは許していないのだろうか。
「大丈夫だよ、だってお母さんだから!」
そんなことを、宙を揺蕩うフラフが告げた。私はもう、何を言い返す気力もなかった。
ただ茫然と、木々の先に消えて行く、足取り軽やかな少女の背中を見続けた。
私は、無力だった。だから私は、ただ願う。
「お願い、私はもう、どうなってもいいから、ハクトに嫌われたままでも、二度と名前を呼んでもらえなくても構わないから」
構わなくなんてないけれど。そう告げるだけで心が張り裂けそうに痛かったけれど。
「だから、お願い。ハクトを……助けて」
ハクトが変わらずに生きて行ってくれれば、それでいい。
頬を伝った涙の感触が、消える。地面にこぼれた雫のように、私の言葉は虚空に消えた。
私の願いは、少女に届いたのだろうか。
まるで、自分が風になった気がしていた。そう思えば、僕の体は文字通り一陣の風になって、あっという間にあてもない旅の果てへとたどり着いた。
何も考えずに進んでいたはずの僕は、そうして妖狐ハクトとしての生まれ故郷へとたどりついた。
靄のかかったような思考で、けれど僕は確かにその場所の現状を把握した。
僕とお母さんと兄弟姉妹が過ごした森はかつて人間たちによって切り開かれてゴルフ場となったはずで。
そして今、そのゴルフ場もまた、僕の視界の先で滅びていた。
人間たちは、いったい何を思ってこの場所をゴルフ場にしたのだろうか。
たかが十年もたたないうちにすたれてしまう場所のために、どうして大切な森を切り開いたのだろうか?
わからない。
わからないけれど、僕の中ではふつふつと怒りが込みあがってきていた。人間に対する、怒りが。
最も、その怒りの矛先も、わからなかった。
だって周囲には人ひとりいなかったから。かつて山のふもとにあった村は、ゴルフ場の一部にするために消えていて、そこには管理ようのコンクリートの建物が一つ立っているだけだった。
ゴルフ場と、駐車場と、四角い灰色の建物。
ここには、それだけしかなかった。
諸行無常、とでもいえばいいのだろうか。
ひどくあっさりと滅びたゴルフ場へと、僕は誰に止められることもなく足を踏み入れた。
ぼうぼうと生えた草を踏みしめて、僕は進んだ。
そして、立ち止まる。
地形も変わって、樹木もなく、ありとあらゆるものがとりはらわれた丘陵で、僕はばたんと背中から地面に倒れた。
両手を広げて、空を見上げる。
いつだったか、兄に喧嘩で負けてふてくされていたように。
ここは、僕の方向感覚や脳内地図が正しければ、僕たちの巣があった場所だ。
その名残なんて、もうどこにもないけれど。
それでも僕の心には、記憶には、かつての山の姿があった。
目を閉じる。
揺れる芝、歌う風、照り付ける太陽、森の力を残した大地。
その全てが、僕に小さくささやいて来る。
「うん。そうだね。きっと、それがいい」
僕は彼らの声にこたえるように、己の中の景色を思い描く。
そして、願う。
力が、僕の全身からあふれ出す。
森が歓喜を上げる。
新芽が産声を上げ、世界が一瞬にして緑に満ちていく。
荒れ果てた芝生の大地は、一瞬にして深い森へと姿を変える。
これが、僕の力。
劣等感を感じていた妖術の実力にも、今は少しも興味を抱けなかった。
脳裏によぎった誰かの姿が、声が、僕の心を揺さぶる。
心が、ひび割れる音がした気がした。
何も考えないように。
何も願わないように。
何も望まないように。
僕はかつての森の姿に戻った世界で、けれど動物たちの物音ひとつしない変わり果てた世界で、ひとり小さく膝を抱えた。
――腹の底で揺れる悪意を、押し殺しながら。
「やっと、ついた……のよね?」
長くも短い――たった二日ほどであれど精神的疲労の大きい旅の果て。そこにたどり着き、けれど私は見えて来た大地を眺めて首を傾げた。探す相手まで目前に来て、魂が歓喜を叫んでいて、心はひどく逸るのに、けれどその場所へ足を向けるのを拒むように私は立ち止まってしまった。
動きたいのに、動きたくなくて。
近くて、けれどひどく遠くて。
もし会えなかったらどうしようと、そんな疑念が首をもたげた。
――大丈夫、ハクトはきっと私に会ってくれる。
そんな根拠のない言葉を言い聞かせなければ、足は一歩も前には出てくれなかった。
遠くに見えるのは、広い、広い森。
人間が一歩も足を踏み入れなさそうな、ひっそりとした森。けれど、その静けさはどこか不吉で。
何より、視界の先にあるのはかつて失われたはずの森。
ハクトの故郷が、そこにあった。
彼はどういう思いでその場所を作り出したのだろうか?
私はそう心の中でハクトに尋ねて、けれどすぐに首を振って思考を追い払った。
今大事なのは、ハクトに会って、言葉を交わすことだ。
そうすれば、誤解は解けるのだ。
そもそも、私は九尾とは結婚する気なんてないのだ。
力に有無を言わせて従わせるようなオスとつがいになろうなど思えない。ましてや、私は妖として長い時を生きるのだ。そんな時間の全てを、共にいて楽しい相手と一緒になりたかった。
だから、私はハクトを選ぶ。
ハクトとの時間は、かけがえのないものだった。
その全てが光り輝いていたし、ハクトの一挙手一投足を見ているだけで楽しくて、ころころと変わる表情が愛おしくて、私の心を震わせる彼の声が好きで、彼と一緒にいるだけで楽しかった。
私は、楽しかったわよ。私は、ハクトじゃなきゃダメなの。ハクトが名付けた私の名前を、ハクトに呼んでほしいの。
ねぇ、ハクト。そこに、いるんでしょう?
森へと、一歩を踏み出して。
けれど私は、それより先に進めなかった。
私の足は、手は、体は、見えない壁のようなものに阻まれた。
私は森の入り口で、ハクトに拒絶された。
「ユキメ――」
「ちょっと待ってて」
少し変わった渡り綿毛のフラフが何かを言おうとしたけれど、まだ私は諦めていない。私は大きく息を吸って、森の奥で眠っているだろうハクトに向かって呼びかける。
「ハクト――――ッ」
木霊が響き、森の中を私の声が伝わっていく。きっと、その声はハクトに届いて。
けれど、私の声は森の中に吸い込まれていくだけで、その場はしぃんと静まり返っていた。
手を伸ばす。
やっぱり、森の前に見えない壁のようなものがあった。
それは、私の侵入を強く拒んでいた。
そうして、私は森の違和感の正体に気づいた。
森には、生命の活気がなかった。生命の営みがなかった。
目の前の森は張りぼてで、動物のいない静まり返った外見だけの森だった。
ハクトは、全てを拒んでいた。私も、人間も、動物も、妖も。全てを排除して、形ばかり拵えた過去の記憶の中に引きこもっていた。
私はそれを責められない。私には、責める権利がない。
ただ、私は無力だった。
どれほど妖術を全力で行使したって、命の気配がしない森が、私に応えてくれることはなかった。
「ごめんなさい、ハクト……」
九尾に勝てなくて、弱くてごめんなさい。
ハクトに九尾に捕まっていることを伝えられなくてごめんなさい。
関係が壊れるのが怖くて、ずっと一緒にいてほしいと言えなくてごめんなさい。
傷つけてしまってごめんなさい。
ハクトに追いつくのが遅くてごめんなさい。
膝を追って、そう謝り続ける以外に、私にできることはなかった。
視界がにじむ。
憎いほど青い空の下で、私は喉が擦り切れるほど大きな声で謝り続けた。
けれど多分、私の声はハクトには届いていなかった。
涙で揺らいだ私の視界の端を、小さな影が通り過ぎていく。
フラフ、ではない。フラフもまた、森に拒まれた存在だったから。ハクトに侵入を禁止された存在だったから。それにフラフは、彼女ほどは大きくない。
少女は、私がフラフの道案内の末に出会った一人の少女は、ためらうことなく私の先へ、全てを拒む結界の先へと、一歩を踏み入れて。
するりと、何の抵抗もなく、彼女は森へと足を踏み入れた。
そのまま、少女はすたすたと去っていく。背中が遠ざかっていく。
慌てて後を追おうと手を伸ばしても、私は森へと入れない。
訳が分からなかった。
どうして彼女は、森に入れたのだろうか?
やっぱり、私が意識してハクトに排除されているということだろうか。
フラフもまた森にはいれないのだから、ハクトと関わった皆が、この森へと足を踏み入れることをハクトは許していないのだろうか。
「大丈夫だよ、だってお母さんだから!」
そんなことを、宙を揺蕩うフラフが告げた。私はもう、何を言い返す気力もなかった。
ただ茫然と、木々の先に消えて行く、足取り軽やかな少女の背中を見続けた。
私は、無力だった。だから私は、ただ願う。
「お願い、私はもう、どうなってもいいから、ハクトに嫌われたままでも、二度と名前を呼んでもらえなくても構わないから」
構わなくなんてないけれど。そう告げるだけで心が張り裂けそうに痛かったけれど。
「だから、お願い。ハクトを……助けて」
ハクトが変わらずに生きて行ってくれれば、それでいい。
頬を伝った涙の感触が、消える。地面にこぼれた雫のように、私の言葉は虚空に消えた。
私の願いは、少女に届いたのだろうか。
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