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4.ドラゴンさんと遭遇
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フワフワした感触にそーと目を開けると周りが薄暗いのに真っ白だと解るほどキレイな羽毛の塊の中にいた。
フワフワなにコレ、顔を上げて私は固まった。
大きな生き物の上に座っていたようで大きな生き物は緑の瞳でジーと見ていた。
えーとこれってドラゴン・・でもウロコじゃないんだ。
鳥みたいな羽もあるし・・・
けど鳥じゃないよね・・・
クチバシはないしとジロジロ眺めていたらドラゴンさんが口きいた!
「なぜそこにいる」
ゾクッとした。いい声 、体がしびれるかと思った。
「わかりません」
「降りろ 」と怒られた。
「はい」
降りようとしたとき雲が晴れ満月が顔を出し周りが明るくなった。
「ほぉーオマエ月光神の神族か、銀の瞳に銀の髪・・月光を浴びたとたん姿が変わったぞ」
「え・・私、髪も目も黒ですが?」
「湖の水面を見てみろ」
私はドラゴンさんの横に広がる湖をのぞきこんだ。
「ヒッー エー」
私の口から声がもれました。
髪と瞳が銀色に変わり輝いています。
短かった髪が肩まであります。
ほほをつねってみました、痛いです。
どうやら夢ではないようです。
私は深呼吸をしてドラゴンさんにドキドキしながら話しかけてみました。
「ここ、どこでしょうか・・」
ドラゴンさんはジロリと緑の目を向けた。
「ラピス王国の月光の森だ。この地はもっとも多くの女神の恩恵を受けた聖地だ」
やっぱり日本じゃない異世界なんだどっどどうしよう、頭がクラクラする。
私はよろけて木に手を付き座り込んだ。
体が熱い胸が苦しい。
「おい、どうした」
ドラゴンの全身が輝きながら小さくなり人型になると月子に駆け寄り抱き上げると歩きだした。
「だれ・・」
私は上を見上げた、目がかすんでよく見えない。
「寝てろ」
この声、あ~んゾクゾクする。
ドラゴンさんの声だ、いい声。
私は目を閉じた。
◇
◇
◇
◇
◇
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