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好転
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しばらく、こうした生活の後予定通りという訳ではないが、比較的順調に北への道を進め現在の南京辺りの大きな街で落ち着いた
既に此処は、支配地域であるが、別に個人的に円に追手がある訳でもない、故に、あくまで「流浪の楽士」の立場で普通に行動する
そこで大きな酒家のお抱え楽士として活動、彼女の「音」は既に名士の所まであったと云えるし比較的周囲に馴染み易い
生きる為に必要なモノ、技術も得ているし、基本一人でも困る事も無かった
もう、本当に「ここで生き死にも悪くないな」としか思わなかった、実際、どこへ行っても困りはしないし、帰って何か良い事がある訳でもない
特にこの街では他と比較に成らない程大きく安定している、既に、もう中央の支配地でもあるし、軍も大きく、将も居る、故に、安全ではある、帰る事を考えなければ
居心地の良さから円はそこに居座った
地元の民、官共に、ウケが良く、音の仕事で困る事も無い、学士でもある事から、教えもやって食材なんかも沢山貰う、不自由と言える部分すら、もう殆ど無かった
そんな中である日、より、大きな好転、と言えるかどうか分らないが酒宴に招かれたm地元軍将や太守の参加する、城でのモノだった
豪華で煌びやか。多くの贅沢な料理と、多くの人の集まる場である
勿論、芸子の類も招かれ、其の中での演奏と唄だが、円はここでも頭一つ抜けた音を出した、それが、好転のキッカケである
まず、見た事も無い外見の若い娘、知と教養、学から多くの者の眼を惹き付けた一通りの芸と酒が終った後、将共に席に招かれ、酒の相手のついで話し相手をする事になった
話術が上手い訳ではなくどちらかと云えばそっけない、それでも、一方的に話しかけて「彼女」を知りたがった
無論、無礼など働く馬鹿は居ない、誰もそれなりの立場で夜盗や盗賊ではないちゃんとした国家の将兵である
「南東から‥流れついて、此処へ」
「南東?」
「海の向こうです」
聞いた一同も驚きだった、自国どころか、他所の世界の人間だったのだ
「聞いた事がある、神国とか倭国とか云ったか‥」
「皆そなたの様に美しく、教養に溢れているのか!?」
「いえ、私は、豪族の子だったので、教育は元々少し‥見た目は皆とは違っているそうです、ただ、こちらの人と違い細身な人は多いかと」
「流れ者、で終らすには余りに惜しいな‥」
「いや、それ以前に倭国の者なら言葉が分かるのではないか?!」
「そうじゃ、これは我々だけの話ではないぞ」
と、大げさな話になってくる
以前、師に言われた通りのルート、つまり、両国の橋渡しという立場である、ここで再び「帰り道」の可能性も出る事に成る
「確かに、どちらの言葉も分りますが‥」
「これは大きな成果となるぞ!」
酒宴の終り、一度円も戻る事になったが当然、アチラ側で話は進む、つまり
「上に書を出し判断を仰ぐ、そなたは暫く街に滞在せよ」という事である
正直、円にも悩む事態だが、ここで再び「帰る」或いは「倭国への繋がり」が出て来たのは悪くない、実際酒家に戻って後、周囲にあった事を伝えたが歓迎以外ない
「これは滅多に無い、いい話じゃないか!」
「都で登用されれば、稼ぎも今と比較にならないし、見初められる事になれば一生安泰だぞ!」
という意見が殆どである
円にしてみれば、その常識がイマイチ分らないが、皇の類や都での商売、あるいは召抱えられるのはこの上無く名誉で、儲かる、安泰という事らしい
「そういうモノなのか」としか彼女は思わなかったが
10日後には城から事態の進展の通達が届く、結論から言うと「都へ参れ」との事である
事情を聞いた皇帝の周囲からも、両国の言葉が出来、評判の楽士とあらば、召抱える以外無いという一致した意見らしい
「これを断るなんてありえない」という周囲の勧めから円も、深く考えずに了承を出した
そこで地元の国から護衛や馬が出され、かなり異例に近い形で本国、都への移動の道筋がつけらる
これに同道というか、乗って向かう事になったのが早く二日後、円も身支度を整え応じた
彼女の周囲の知己や酒家の主人も笑顔で見送って行く事と成った
この陸路は軍の精兵の援護の少集団であるがそれゆえに、足はあった一月程で都に辿り着く事になるが
間の移動の先々も円が眼にした光景は素晴らしいモノだった、大きな街、溢れる人、巨大な公共事業と自然など本当に眼に薬な観光ともなった
「受けてよかった」と其の時は感じたのである
だが、人間、先の事等分りはしないのである
都に辿り着いて、直ぐに宮中に案内される、そこで直ぐに部屋と衣装を与えられ
「二、三日はここで体調を整えるが良い、何れ酒宴の場を作る、そこで披露してもらう」とされた
この厚遇は既にどちらにしても召抱える前提のものだ、というのも
「仮に倭国の言葉が出来るが嘘でも、楽士の力があるならそれでいい」
「逆に楽士としての力が無いなら通訳に使えばよい」
「どちらもデマなら手打ちで捨てればいい」というだけの事である
最初から客室も与えられて、楽器も高価な弦を与えられる、衣装も見た事も無い様なシルクの手触りの白い光るようなモノで、手にした円も「なにこれ‥」としか出ない程のモノだった
無論、それだけではない、当日から周囲に世話の者がついて、身の回りの世話も行う、華な食事もそうだし部屋の外には護衛もつく
「王の客とか、召抱えて、こんな事なのか‥」としか言いようが無い
そして、「二、三日」の場は用意される、都の王、主催の担当政治官や将の労をねぎらう会合
大きくは無いが、それなりの近しい立場の人間を集めた食事会の様な酒宴であるm実際、部屋はそれほど大きくない
軽い、各将との報告会の後、料理が運ばれそれを楽しみながら、演奏も楽しむというものだ
宦官の類が参加者に耳打ちして円の事を伝える、彼も納得して呼ぶよう伝え、周囲の格責任者らにもこういう余興があると示して待たせた
ここに出て行くのだm並みの心臓では、あるいは経験の無い者では緊張してそれどころではないだろう
が、円は事も無げにその場に出て
礼を払い、座る
この時点で半数の参加者の心を掴んだ、堂々としたものだし、外見も勿論人の心を惹きつける
それは元からでもあるが、この日は事情が異なる雰囲気と、衣装、化粧も施されている
そして演奏と詩も諸侯の関心を得た、これも道具の所以もある、稀代の名器を与えられているのだ正に全てが相乗効果と成って別世界の様なひと時を齎した
そして彼女、円の最大の強みは「心」にあるm何時何時、どんな場所でも心に乱れが少ない
これ程の、生涯に何度も無い様な大舞台でもいつもの様にやってのけたそしてそれが、円の印象を「気高く」見せるのである
寧ろ彼女は「なんていい楽器なんだろう」とすら思って楽しんで弾いたのだ、これで彼女の当面の道は定まる事と成った
酒宴と会合の終りまでに更に、大人しい静かな曲を三つ程続け彼女も楽しんだ後、先に退出して部屋に戻った
諸侯も、これを手放す愚行は無い、其の日の内に、すでに夜だが官士が部屋に訪問して、宮中に留まるように告知し彼女の住む先は決まったのであった
既に此処は、支配地域であるが、別に個人的に円に追手がある訳でもない、故に、あくまで「流浪の楽士」の立場で普通に行動する
そこで大きな酒家のお抱え楽士として活動、彼女の「音」は既に名士の所まであったと云えるし比較的周囲に馴染み易い
生きる為に必要なモノ、技術も得ているし、基本一人でも困る事も無かった
もう、本当に「ここで生き死にも悪くないな」としか思わなかった、実際、どこへ行っても困りはしないし、帰って何か良い事がある訳でもない
特にこの街では他と比較に成らない程大きく安定している、既に、もう中央の支配地でもあるし、軍も大きく、将も居る、故に、安全ではある、帰る事を考えなければ
居心地の良さから円はそこに居座った
地元の民、官共に、ウケが良く、音の仕事で困る事も無い、学士でもある事から、教えもやって食材なんかも沢山貰う、不自由と言える部分すら、もう殆ど無かった
そんな中である日、より、大きな好転、と言えるかどうか分らないが酒宴に招かれたm地元軍将や太守の参加する、城でのモノだった
豪華で煌びやか。多くの贅沢な料理と、多くの人の集まる場である
勿論、芸子の類も招かれ、其の中での演奏と唄だが、円はここでも頭一つ抜けた音を出した、それが、好転のキッカケである
まず、見た事も無い外見の若い娘、知と教養、学から多くの者の眼を惹き付けた一通りの芸と酒が終った後、将共に席に招かれ、酒の相手のついで話し相手をする事になった
話術が上手い訳ではなくどちらかと云えばそっけない、それでも、一方的に話しかけて「彼女」を知りたがった
無論、無礼など働く馬鹿は居ない、誰もそれなりの立場で夜盗や盗賊ではないちゃんとした国家の将兵である
「南東から‥流れついて、此処へ」
「南東?」
「海の向こうです」
聞いた一同も驚きだった、自国どころか、他所の世界の人間だったのだ
「聞いた事がある、神国とか倭国とか云ったか‥」
「皆そなたの様に美しく、教養に溢れているのか!?」
「いえ、私は、豪族の子だったので、教育は元々少し‥見た目は皆とは違っているそうです、ただ、こちらの人と違い細身な人は多いかと」
「流れ者、で終らすには余りに惜しいな‥」
「いや、それ以前に倭国の者なら言葉が分かるのではないか?!」
「そうじゃ、これは我々だけの話ではないぞ」
と、大げさな話になってくる
以前、師に言われた通りのルート、つまり、両国の橋渡しという立場である、ここで再び「帰り道」の可能性も出る事に成る
「確かに、どちらの言葉も分りますが‥」
「これは大きな成果となるぞ!」
酒宴の終り、一度円も戻る事になったが当然、アチラ側で話は進む、つまり
「上に書を出し判断を仰ぐ、そなたは暫く街に滞在せよ」という事である
正直、円にも悩む事態だが、ここで再び「帰る」或いは「倭国への繋がり」が出て来たのは悪くない、実際酒家に戻って後、周囲にあった事を伝えたが歓迎以外ない
「これは滅多に無い、いい話じゃないか!」
「都で登用されれば、稼ぎも今と比較にならないし、見初められる事になれば一生安泰だぞ!」
という意見が殆どである
円にしてみれば、その常識がイマイチ分らないが、皇の類や都での商売、あるいは召抱えられるのはこの上無く名誉で、儲かる、安泰という事らしい
「そういうモノなのか」としか彼女は思わなかったが
10日後には城から事態の進展の通達が届く、結論から言うと「都へ参れ」との事である
事情を聞いた皇帝の周囲からも、両国の言葉が出来、評判の楽士とあらば、召抱える以外無いという一致した意見らしい
「これを断るなんてありえない」という周囲の勧めから円も、深く考えずに了承を出した
そこで地元の国から護衛や馬が出され、かなり異例に近い形で本国、都への移動の道筋がつけらる
これに同道というか、乗って向かう事になったのが早く二日後、円も身支度を整え応じた
彼女の周囲の知己や酒家の主人も笑顔で見送って行く事と成った
この陸路は軍の精兵の援護の少集団であるがそれゆえに、足はあった一月程で都に辿り着く事になるが
間の移動の先々も円が眼にした光景は素晴らしいモノだった、大きな街、溢れる人、巨大な公共事業と自然など本当に眼に薬な観光ともなった
「受けてよかった」と其の時は感じたのである
だが、人間、先の事等分りはしないのである
都に辿り着いて、直ぐに宮中に案内される、そこで直ぐに部屋と衣装を与えられ
「二、三日はここで体調を整えるが良い、何れ酒宴の場を作る、そこで披露してもらう」とされた
この厚遇は既にどちらにしても召抱える前提のものだ、というのも
「仮に倭国の言葉が出来るが嘘でも、楽士の力があるならそれでいい」
「逆に楽士としての力が無いなら通訳に使えばよい」
「どちらもデマなら手打ちで捨てればいい」というだけの事である
最初から客室も与えられて、楽器も高価な弦を与えられる、衣装も見た事も無い様なシルクの手触りの白い光るようなモノで、手にした円も「なにこれ‥」としか出ない程のモノだった
無論、それだけではない、当日から周囲に世話の者がついて、身の回りの世話も行う、華な食事もそうだし部屋の外には護衛もつく
「王の客とか、召抱えて、こんな事なのか‥」としか言いようが無い
そして、「二、三日」の場は用意される、都の王、主催の担当政治官や将の労をねぎらう会合
大きくは無いが、それなりの近しい立場の人間を集めた食事会の様な酒宴であるm実際、部屋はそれほど大きくない
軽い、各将との報告会の後、料理が運ばれそれを楽しみながら、演奏も楽しむというものだ
宦官の類が参加者に耳打ちして円の事を伝える、彼も納得して呼ぶよう伝え、周囲の格責任者らにもこういう余興があると示して待たせた
ここに出て行くのだm並みの心臓では、あるいは経験の無い者では緊張してそれどころではないだろう
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それは元からでもあるが、この日は事情が異なる雰囲気と、衣装、化粧も施されている
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そして彼女、円の最大の強みは「心」にあるm何時何時、どんな場所でも心に乱れが少ない
これ程の、生涯に何度も無い様な大舞台でもいつもの様にやってのけたそしてそれが、円の印象を「気高く」見せるのである
寧ろ彼女は「なんていい楽器なんだろう」とすら思って楽しんで弾いたのだ、これで彼女の当面の道は定まる事と成った
酒宴と会合の終りまでに更に、大人しい静かな曲を三つ程続け彼女も楽しんだ後、先に退出して部屋に戻った
諸侯も、これを手放す愚行は無い、其の日の内に、すでに夜だが官士が部屋に訪問して、宮中に留まるように告知し彼女の住む先は決まったのであった
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