晴海様の神通力

篠崎流

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襲撃再び

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更に翌日の土曜二日だが泰斗から通知

「就任式は8日の金曜の夕にする」と決定され、例の会談場に集まる事になった。

普通に平日なので晴海にとっては割と慌ただしいが、日取りは大安であること、学校も休まない、前後に一応食事会もあるのでその日時に決まったというか指定される

「またホントに近い日に決まったなぁ…」という感想はあるが、兎に角決まった事ならそれでいいだろう。晴海自身にはそれほど重要な事でもないという意識があった


当日、学校を終えて現地に向かう、これも四家承認をして移譲という形になるので人数も最小でいいが、ある程度先に行って準備もあるとの事から。15時に学校からそのまま直ぐ会合場所に向かう

随伴はどうしようというのはあるが、これも蛍子も呼ばれているので一緒に長浜に向かい、16時に到着。

蛍子と晴海は一時客間部屋を用意されて蛍子はそちらで待たされて晴海は会場大広間に呼ばれ、それほど面倒な事はなく簡単で式の流れ、手順を習い、衣装なんかも渡された

指定の18時に四家の代表が訪問し
会場に集まり広い座敷の長座敷テーブル前に分かれて着席し泰斗から一同に説明、早速だが式典を始める

簡単と言った通りで、昔は結構仰々しい面倒な事もあったが、今はそういう事は大筋省かれている。そもそも現代では必要としないモノが多い

そうして晴海を室内に招き、軽く金杯で一献、もちろんフリだけで良い。次に父は居ないのでこれも代理で泰斗から証でもある、金印、デカイ判子を譲り受け

決まっている宣誓のセリフ前半「神宮司の当主を譲り受けます」その後は各自好きに述べてよく自身の言葉でこれを述べた。

本来は緊張する場面ではあるが、晴海に限ってはあんまりない。全員知己というか知人だし。ある意味これも異例ではある

基本的に絶対的な上下が設定されている家とトップが全員友人というのは嘗てないから

「本来成人前後に行うそうだけど、こういう事態なので今日の引継ぎになります。故に、年齢的にも若輩でまだ学徒であるし経験も薄いと思う。至らぬ事も多々あるとは思うし、トップとしては頼りないかもしれない、けど今日までのようにこれからも相互に協力していきたいと思います、どうかよろしくお願いします」

「もちろんです」
「こちらこそ」

と自然と四家トップも応え
全員で一斉に「承認する」と述べて終わりだ

そうしてそのまま晴海も席に着き夕食会で雑談や挨拶、一時間程過ごして会食も解散になり一同も其々当てられた客間に戻り、其々、善幸、六花、時人は自身の運転手付きの車で先に帰り

晴海は残って次の役目もこなす、神宮司支家6家の代表と同じく会談場で待ち、それぞれの者が前に座り、平伏して顔合わせ、挨拶と紹介。

これからの晴海のすべきことなどを軽く講義する、こちらも知った相手もいるので緊張感もなくつつがなく終了の後

担当する部署は違うので役割を一応把握する、とは言え、基本的に一ノ瀬か黛の誰かに「こうする」は伝えればいいので
キッチリ把握しとけ、という程でもない

それから先に授与された印だが、晴海から書面通達する場合に承認印として使うだけで公式の場でしか使わないのでこれもそこまで頻繁に使わない

そうしてようやく、儀は終わり解散になるが、堅苦しい衣装からも解放されて制服に着戻して客間に戻ったが、いつの間にか2人増えてたが

「あれ?なんで雹とメイちゃんも居るの??」
「蛍が呼びました、一人だと暇なんで」
「ああ…そうなの」

となんか3人でゲームしてる、そういえばよく雹とメイも含めて遊んでるので、気が合うのかもしれない

「僕の方はこれで一応終わりみたいだけど」
「どうします?」
「兄さんらも残ってるし、20時過ぎてるし泊っていけとは言われてるね」
「じゃあ蛍らもそうします」
「いいの?先帰ってもいいけど」
「あんまりこういう所に泊まるのもないですし怠けさせてもらいます」
「まあ、それもいいね。何にもないから暇そうだけど」
「神宮司専用の旅館ホテルみたいな感じだから娯楽は悉く排除されてますね、部屋は多く、広く、飲み食いタダで、料理も高級で、清潔安全、風呂がデカイくらいでしょうか、コンビニがちょっと遠くにあるけど」
「探索でもしたの?」
「一応暇なんで一通り。とりあえずカラオケとかゲーセンとか売店とか入れたらどうでしょうね」
「一般に開放してないからそれ要らないでしょ…」

まあただ晴海自身はどちらでもいいので合わせて泊まる事にはした。

琵琶湖あるし、場所もよく、本来ならいい場所なんだが、一般に客をとって商売してる訳ではないのであまりやる事がないのはあるが

施設としては内容サービス類は神宮司保持だから、招かれた人は何もしなくていいくらいの待遇というか用意はされている

何頼んでも食ってもタダだし、寝るも起きるも滞在の従者みたいのが全て整えているし楽ではある。風呂はお勧めと蛍に言われたのでとりあえず晴海も入るが大衆浴場ではないので他は誰も居ない、広い所を貸し切りみたいな感じで確かによい

丁度いい、高いの二つ浴槽を用意されてて、泡、ジャグジー、プールもあったりするのを独占気分はある

なんだかんだ蛍子は泊まりたかったらしく、あるものを一通り体験してたが

風呂から戻る通路の談話室みたいな空間に置いてある最新のマッサージチェアとかも3人で並んで寝そべって使ってる
「お~」「おおおお」「あひゃひゃ」とブルブルしてるが

「子供が使う物なのかな…」とは思ったがスルーしとく

その後部屋に両者戻ったがなんでか知らないが
寿司が用意されている。

「夜食??僕要らないけど…」
「蛍が貰います」
「メイも食うぞ」
「まだ食べるの…」

どうやら彼女が頼んだらしい

「無料ていいですね」とか言って結局全部食って部屋に備え付けのネット有料チャンネルもタダらしいのでチビっ子らが映画みてゴロゴロしてる

「とりあえず僕は寝ておこう…一応学校あるし」と22時就寝
一応早朝には本拠に戻って行くつもりだし。そういう意味で言えば他三人は遊んでても問題ない、帰ってからの用事はないので妥当な人選ではあるのだろう

結構疲れてるには疲れてるのだろう、横に成った後多分直ぐ寝たらしく、そこで記憶もないし


目が覚めたのが三時。自力で起きた訳ではない

「ハルミ、ハルミ」と雹に起こされた

瞬時にあの時と同じ感覚と記憶を思い出してガバっと起きて刀を取って時計を確認する

「どうしたの⁉」と驚いて強く問うたが返したのはメイである

「なんかおかしいぞ御曹司、周囲に強い気がある」
「まさかまた襲撃⁈」
「可能性はある、用意するお」
「わ、わかった」

話しながらも晴海も装備を整え、グラスの線量計を起動、施設外の中遠距離に複数の霊力反応があり。メイも蛍も雹も既に着替えている

「包囲されてる?」
「だぞ、数も二桁くらい居る」
「とりあえず通信連絡はしておく」

と無線を入れるが圏外、部屋の有線電話も反応なし

「やられた…通信が切られてる」
「でしょうね。まあ、問題ないです人員は揃ってますから」
「もしかして蛍子ちゃん…」
「具体的・明白に晴海様を狙う動きが発生した、多分二度目はある、とは思ってました。おそらくこの場が最も孤立し易い」
「なるほど、あるとは思ってたけど。それで雹とメイちゃんを呼んだのか」
「そうなります」

「雹ちゃんはここから外へ丁度裏に中ります包囲を崩したいので」
「あい」
「メイさんは内部の人員を誘導してください、おそらく戦える人員はいないので被害を避けたい、泰斗様らも残っていますのでこれらの防衛を、それから電灯類も全部点けてください」
「いいお」
「晴海様と蛍は前を、正面入り口で可能なら敵を引っ張って迎撃したい」
「わかった」

として、部屋の窓から雹が出て裏に回り、メイは施設内の人員を叩き起こしに回り、晴海と蛍子は正面門へ急ぐ

移動しながらも線量計捜査と通信を続けるが線量計は捉えている、四方に百~三百の数字が見えてるだけで10、施設外の自然地帯に500メートル範囲に居るようだ

「数字では見えませんがおそらくコマンダーも居るでしょう、目的は晴海様だろうことは予想出来るので必ずどこかに居ます」
「そうだね…けど内部を狙われるとマズイな」
「目的は晴海様なのでおそらく我々が負けなければ大丈夫でしょう、事故に見せかけて丸ごと殺すにしても、まずは晴海様を狩れなければそれも起きない」
「なるほど、デコイになれって事か。けど全部抑えられる自信はないな…」

「それも時間が解決します」
「?」
「定期の位置把握通信が途切れたら事件があったと考えて行動するように本部に言ってあります、おそらく援護が来るでしょう」
「そんな事までしてたのか…」
「蛍の独断です」
「いや、なんにしろ助かったよ」

そうして広い玄関口から蛍が先導して外に出て、ある程度の広さのある、それでいて囲いのある外門と内門の間に陣取り、晴海が前に出て刀を発動、迎撃態勢を取った

相手は消えているがグラスの位置情報は見れてるので奇襲は受けないが、四方となると二人でいけるのか不安ではある

10秒程して、施設の内外の明かりが一斉に点灯し
暗闇も解消

グラスとサーモの表示で50Mに近づいているのは見えるが目視は分からない。その為

「隠密行動の奴は引っ張り出します、見えてる奴だけお願いします」
「わかった」
「この際、物理的被害は目をつむってもらいましょう」

言いつつ、正面外の大門にいきなり爆炎着火した、これが相手を正確に捉えて燃えながら二匹が姿を現す

出てきた相手と晴海が対峙、姿を現したのだが見た目はニメートルくらいの黒い人型というか、影人間のような相手

「よし!」と相手を打ちに行く、少なくとも素手に見えるのだが、影人間は体から影の棘みたいのを複数だして迎撃打ち返ししてくる

「くっ!意外と手強い!」

実際問題相手は姿は其々だが少なくとも150~霊力値は300の相手が含まれるなので雑魚ではない、晴海が相手でも攻防してくる

が、一匹目は晴海が斬りに行った直前に蛍の着火を受けて燃え上がり、略のけ反った同タイミングで晴海の霊刀を受けて両断

横から来るもう一匹の横突きも晴海に投げる前に蛍が爆炎で上半身を火炎を入れつつ爆発させ、咄嗟に晴海も横切りを浴びせて斬り飛ばす

これで吹っ飛んで転倒した相手を中距離から気砲を当て更に吹っ飛んで燃えながら破裂

ただ倒したのは倒したのだろうが、蜘蛛の時の様に爆散した影から小さい虫みたいな闇が四散して逃げってたので殺したのは違うのかもしれないが

相手は10→8、その間も表示は8→7と減っている
多分雹も敵を倒しているか撤退させているのだろう

「なんかやり易いな…」とボソっと言ったがそれは当然で、蛍子の行動とか攻撃タイミングとかが絶妙を越えて数秒先が見えてるようでもある、タイマンだったらここまで早く倒せてない

「なんとなくです」と何時も言ってるがそんな事はないだろう

三匹目も60メートル離れた庭のど真ん中に爆裂発火を撃って現実に引っ張り出すが、今度の相手は見た目はかなりデカイ、5メートルくらいカニというか

深海生物のサナダミズヒキガニに近い見た目で爆裂を受けて出てきたが、そのまま中距離で気にせずノシノシ歩いてくる

晴海も射撃刀を打ち込んで当てるが、動きはトロイが硬いらしく、のけ反って前進は止まるがあんまり効いてなく被弾しながらも歩いてくる

そうして30メートルまで接近してきて足を延ばして攻撃してくる。この攻撃はデカくて重い

一撃目は飛んでかわしたが、足が空振りして周りにある、ニメートルくらいの庭の敷石に巻き込んで当たって吹っ飛んだので、多分重機、クレーンくらいの威力がある

「危な!」

流石に驚くが、幸い速度は速くない、左右に早駆けを発動しつつ避けて、移動先で連続で射撃

これも全弾命中してるがのけ反る程度であんまり効いてない気がする、硬さで言えば以前相手したヘビくらい硬い

同じランクCとかでも結構強さというか、方向性に大分差がある、こういうやたら硬いのは火力が上回らないと倒せないので強敵にはなる、そうこう手こずってる間に残りも集まってくるし

実際レーダー表示は既に周囲100Mくらいの範囲に残り6が入ってる

ただそいつらの内、2は連続で蛍子が火を点けて引っ張り出し転倒させつつ、火トカゲを呼び出して下がらせて間を作り

残り1は施設の屋根にも現れるが合流した雹がイエティみたいな猿を、後ろから一匹を殴りとばして対峙して取っ組み合いの喧嘩になってる

「あまり手こずってもマズイですね、晴海様カニをさっさと倒してください」
「これ硬くて通らないんだけど…」

実際飛び回って足の攻撃をかわして斬り返したりしてるが斬り飛ばす程のダメージが通ってない

「腹か目には通るでしょ、ひっくり返します」

カニの足元から爆裂させて吹き上がらせるように宣言通りひっくり返し、あまりに宣言通りにカニが引っくり返ったのでかなり慌てて霊刀を伸ばして上から叩いて腹側から切り裂いたが、こっちも硬いらしい

一応60センチは裂傷が付いて引っくり返ったまま暴れまわるが、傷に蛍子が火を点けてカニも暴れて元の体勢に戻ったが
ダメージからか、そのまま跳躍して逃亡、一応これも撤退させる

残り5。と安心は出来ない、一旦は火で抑えたリザードマンみたいなトカゲ人間が其々体勢を立て直して、晴海と蛍子に対峙

これは霊力値は低く150くらいが2匹で問題ない
晴海は相手が持ってる三又の鉾みたいな突き攻撃を払って避けて打ち合いだが、蛍子は近接されるとマズイ

のだが、トカゲが接近して飛び掛かるが空振り、そこに居た蛍子がテレポートでもしたみたいに超速で玄関口に移動、そのまま相手を睨んで頭から吹き飛ばして発火させて転倒の所に追い打ちで寝てる所に爆破3弾して燃やし殺した

晴海も相手の鉾を払いつつ刀を伸ばし、右腕を武器ごと飛ばして、こちらもカエルみたいに跳ねながら撤退してった

残りは猿の1匹と遠距離に2だが雹のがランク上も霊力基準でも遥かに上だ、相手は200、雹は400超えなのでタイマンでは負けない、猿をぶん殴って屋根から叩き落とし

ついでに殴りつけて地面に隕石みたいにおっこちた相手に屋根から跳躍して踏みつけるように蹴り、右パンチして庭の外まで吹っ飛ばして、こりゃ堪らんと猿もヘロヘロになって逃げた

「おー!」とか万歳した

割と簡単に追い返して勝ったが実際問題蛍子が居なければ結構危ない戦いではあったろう、カニも影もそれなりに長期戦になってるはずだし


とりあえず第一波は退けたがまだ本命には会ってない、遠距離から動かないが少なくとも二匹のこってるハズ

第二波も警戒のまま話しつつ、確認、一応近距離の無線は持ってる同士の通信機で可能なので内部状況も聞くが

「内部の広間に全員集めたお、敵ぽい霊力もなし被害もなしだお」
「そっか、よかった」

「それにしても蛍子ちゃんのそれは?」
「これですか??」

と玄関から晴海の横にテレポートみたいな移動して戻ってくる

「まさかテレポートまで出来るの?…」
「いえ、藤原の秘術の一つです、神宮司から過去与えられた天駆の応用にすぎません、近距離ですが超速で移動する業です」
「そんな事出来るのか…」

警戒したまま10分待ったが以降は何も起こらず、おそらく終わったのだろう。これも内部の守備に回ったメイに伝えて施設の人員も解放

予め伝令を受けていた本部・支部から先にドローン機が三機到着し。空路から周辺をレーダー探索

ここで遠距離に線量計で捉えていた数字も消失し終わった事を確認した

更に30分後にはECMのトレーラーも到着。晴海らも施設でなく、こちらに全員同乗し、開発部と特殊警察も到着し一時封鎖と成ったため、晴海が出て一通りの説明。本件は高砂が直接捜査検証の指揮に入るとの事で

「お任せします。高砂さんのよいように」と許可も出して置く。昨日の今日だがすでにこれらの是非も晴海が出せるからだが

基本的にE案件なので現場調査、捜査の類も長時間に成らずもあるが。そのままトレーラーで東京に送り届けられる
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