63 / 81
推挙
しおりを挟む
そうして再び日常と勤務の日々に戻るが。
十一月六日。封書での告知が晴海に届く
内容は単純で、以前参加した四家会合の通知で四家のトップかその裁量を持つ者が参加するようにとの事だ
「なんだろう?また会合?…」
「慶様の事でしょうかね?それとも本家周辺の退魔対応でしょうか?」
「こういうのって事前に議題とか告知しないのかな」
「基本しないですね、本家でこうするという戦略とか決定の話なら、こうする、という通知になりますし、会合の場合其々の意見を聞きたいとかそういう系統になるかと」
「ふむ…何れにしろ行く必要がある、か。面倒だね忙しいのに」
「会合の場合、四家トップかそれに類する権限を持つ者の相談会の側面もありますので何か泰斗様でも決めかねているとか、そういう内容になるので何れにしろ行った方がよいかと」
「そうか…しかたないね」
「ではお付きの者は?」と成ったのだが、結果的には晴海と蛍子と桜子で行くことになった、というのも蛍子にも桜子にも通知が来てるらしいから
そうして週の金曜祭日に指定された日時に列車で三人で行き前回と同じ神宮司保持の会合場所に向かう
正午に昼食会が開かれ、二時間後には会合が始まるので一旦客室に入り時間まで待つ
今回は前半と後半に分かれておらず、参加者も家の者に限った選抜で人も多くない
善幸・六花・時人・晴海・桜子・蛍子、神宮司の支家、7人の会談になった
キッチリ午後二時に大部屋座敷に全員集合し横に長いテーブルに用意された座席に其々着席、二分程して泰斗も上座に着いてスタートする
「で?本日は?」と時人が音頭をとって問い、泰斗も答えて始める
「ああ、あれから…先の神宮司本拠の襲撃事件から三か月辺りか、父が亡くなってそれなりになる」
「はい」
「後事を定めずのままだったからな、一応こうしてオレが代理を取っているが何時までもこのままという訳にもいくまい」
「つまり泰斗様が代理を外し御大となるという事ですかな」
「いや、これは父にも言われた事、前回の会合でも熟考するとなったのも見聞きしている、晴海を次代とする意見もあるのは知っている、その為、会合を設けた」
「なるほど」
「晴海の方もその事については消極的というのも聞いているがその辺りはどうだ?」
「そうですね、僕にはECMていう組織があるしその責任者でもあるし、そこまで次代の事に拘りはないですが、父から再考してみろ、とも言われています。ただ、個人的にはどちらでもいいとも思ってます」
「ふむ、では他の者はどうか?今日決める事でなく何れの事だが意見を聞きたい」
「四家承認による決定自体はまだしないと?」
「うむ急を要する事でもないのは確かだしな」
そう問われ、其々の代表も考え込むが真っ先に意見を明確に出したのは蛍子である
「藤原は晴海様を推します、それ以外の選択はありません」と
これには晴海も桜子もギョっとした、曖昧にでもなく蛍子自身が、藤原の直系として「それ以外ない」と堂々と出したからだ
「ふむ、理由は?」
「神宮司の本来の形だからです。そもそもの起こりは退魔に対しての対処あるいは討伐、それがあったから今の栄華がある、その力があるのは晴海様だからです、おそらく、初代~二代に比類する力を持つ、これを外して選ぶ選択はない」
次に続いたのは京極でこれも晴海を推すとした
「前回も申しましたが、同じ理由で京極も晴海様を推します」
「そうじゃな、睦的にもやはりそうなる。妖怪の出現が広がる可能性があるほど初期に近い体制が望ましい」
「既に、その力と実績を立てておられる、おそらく事態の悪化に対してより直積的に対応できる」
「それに連携の面もあります、ECMは別組織とは言え、我々四家と協力し討伐も予防も広く成功させている。晴海様には面倒事かも知れませんが最善で言えば其れが望ましい」
「あんまり自覚ないんですけどね…初代とかに比較される程強いかなぁ…」
「総合力では寧ろ上回るのでは?ECMの人員、退魔師という観点で言えばアヤネさんと晴海様はおそらくBかそれ以上くらいにはなりますし、それ以外の人もC~に入りますこれほど強力な人材を備えた事も過去ないでしょう」
「そうなのか…」
「と思いますよ?善幸さんも六花さんもハッキリ言って四家の歴史ではかなり稀な強さを持ちます、全体で言えば歴代最強のハズです」
そうして意外な事に、略全員が晴海を推す形の意見で構成されたため泰斗も無視できなかった
「ふむ…皆そういう意見だそうだが、晴海はどうする?」
「うーん…僕的には本家の次代とかは考えてない、それは変わらないんだけど四家の全員が推すならそこまで否定する事ではないかなとは思います、出来ない訳じゃないだろうし」
「そうか、分かった」
「オレにしてもそこは否定しない、皆が神宮司のトップは晴海が良いとするならその方向で調整しよう」
「具体的にはどのようにしますか?」
「そうだな…何れにしろ形式上は宣誓と四家承認で決定するが、ある程度の準備も要るだろう。晴海にはこの辺りの予習をし、時期を見て式典をやる事になる」
「はっ」
「何時とは言えんが、近い内にその場を整え、改めて集まり承認し移譲を決定しよう。まあ、物理的にやる事がそれほどある訳ではないが」
「そうですな、当主就任式に合わせて四家の代表がその場で承認くらいですから」
「ああ、それに現在は晴海に統率の学習がそう必要な訳ではない、最終判断を出して命ずるだけだ」
「そうじゃな」
「では、今回はこれで仕舞にする。後日時を置いて再び通知を出す」
「はい」
「では解散する」
とし、泰斗も従者も部屋を出て、他の四家一行も退出
晴海も桜子、蛍子と同客室に戻った
「しかし驚いたな…また急にこんな事になるとは」
「はぁ、しかし桜も同感ではあります。蛍子さんが言われた通り、その形の方が今は適切なのかもしれません」
「まあ、僕も正直今更帝王学みたいな事するのかよ、みたいな感じあったけど、実際はそういうのもそんなに要らないと分かったし。決定だけで実務は支家らしいし」
「そうですね」
「そういう意味では兼任してもいいのかなと、手間もそんな無いだろうし皆の希望らしいし」
「ええ」
「それにしても、蛍子さん良かったの?ああもハッキリ言って」
「こう見えても蛍は藤原に関しての判断は委任されていますので率直に事実を述べただけです」
「まあ、直系の孫だから何れ藤原トップの形もあるんだろうけど」
「いえ、そういう事ではないです《現在》藤原の道を預かっているのは蛍です」
「え?」
「蛍が現在の藤原の代表です」
「ええ!そうだったの⁈」
「見た目で決めてません?」
「いやだってねぇ…」
「それを言ったら晴海様も大分見た目は頼りないですよ」
「確かにそうかも」
「それに泰斗様と晴海様という二人のどちらかなら他の選択はありえない、これは何も蛍の私見だけではないと思います」
「まあ、父さんも懸念を持ってたしな…それは僕もあるし」
「でしょ?」
「?、あれ、でも蛍子ちゃん兄さんとは初対面だよね??そこまで分かるの?」
「特別な力、を忘れてませんか?」
「見えるの?もしかして」
「なんとなくです」
「そう言われると説得力が違うね…」
「しかし兄さんもすんなり認めたね、そんなに当主とかには拘ってないのかな」
「後を継ぐ準備はしている、とはよく言ってましたが絶対自分が、とまでは考えていないのかもしれません」
「余計なモメ事になってもアレだしなぁ…とはあったんだけど」
「正直桜ではよくわかりません、交流があるという程でもないですし」
「そっか」
「まあ、何れにしろ、そういう方向に進めるとは決まった感じかな、その時を待つしかないかな」
「ですね」
そう一応割り切って、帰る事にした
何の会合かと、軽く考えて来たのだが思いのほか重大事が決まってしまった、とは言え、直ぐではないし時を置くとされたし、晴海自身も先日の旅から色々分かった事も多い
神宮司のトップなんて無理だろ、とは思ってたのだが。キラとも話、要請から行動を受けたのもあり内実はトップと言っても最終決定とかこうしたい、を出すだけ
うごくのは下の者なのでそんなに手間とか、予習とかも要らないんだなというのが分かった部分もある
ハッキリ言ってしまえばECMでやってる事の方が複雑だ。自身で戦闘もすれば、哨戒もやるし、人事もやれば、組織を統括とまではいかないが、方針決定、是非の判断、法律的前提とか装備類も他所との交渉もある、そう考えれば御大を仮に兼任してもそんなに面倒ではないとも思ったのもある
体制的には将軍家に似た物、とは比喩するが、今の体制もそんなに乖離してない、上がってきた要望、意見、情報を見て
どういう対応するかの可否をすればいいし、敢えて本家に常に居なくてもいいし
四家から後押しを受けたので「まあ、やっても別にいいかな」くらいの感覚ではあるが
十一月六日。封書での告知が晴海に届く
内容は単純で、以前参加した四家会合の通知で四家のトップかその裁量を持つ者が参加するようにとの事だ
「なんだろう?また会合?…」
「慶様の事でしょうかね?それとも本家周辺の退魔対応でしょうか?」
「こういうのって事前に議題とか告知しないのかな」
「基本しないですね、本家でこうするという戦略とか決定の話なら、こうする、という通知になりますし、会合の場合其々の意見を聞きたいとかそういう系統になるかと」
「ふむ…何れにしろ行く必要がある、か。面倒だね忙しいのに」
「会合の場合、四家トップかそれに類する権限を持つ者の相談会の側面もありますので何か泰斗様でも決めかねているとか、そういう内容になるので何れにしろ行った方がよいかと」
「そうか…しかたないね」
「ではお付きの者は?」と成ったのだが、結果的には晴海と蛍子と桜子で行くことになった、というのも蛍子にも桜子にも通知が来てるらしいから
そうして週の金曜祭日に指定された日時に列車で三人で行き前回と同じ神宮司保持の会合場所に向かう
正午に昼食会が開かれ、二時間後には会合が始まるので一旦客室に入り時間まで待つ
今回は前半と後半に分かれておらず、参加者も家の者に限った選抜で人も多くない
善幸・六花・時人・晴海・桜子・蛍子、神宮司の支家、7人の会談になった
キッチリ午後二時に大部屋座敷に全員集合し横に長いテーブルに用意された座席に其々着席、二分程して泰斗も上座に着いてスタートする
「で?本日は?」と時人が音頭をとって問い、泰斗も答えて始める
「ああ、あれから…先の神宮司本拠の襲撃事件から三か月辺りか、父が亡くなってそれなりになる」
「はい」
「後事を定めずのままだったからな、一応こうしてオレが代理を取っているが何時までもこのままという訳にもいくまい」
「つまり泰斗様が代理を外し御大となるという事ですかな」
「いや、これは父にも言われた事、前回の会合でも熟考するとなったのも見聞きしている、晴海を次代とする意見もあるのは知っている、その為、会合を設けた」
「なるほど」
「晴海の方もその事については消極的というのも聞いているがその辺りはどうだ?」
「そうですね、僕にはECMていう組織があるしその責任者でもあるし、そこまで次代の事に拘りはないですが、父から再考してみろ、とも言われています。ただ、個人的にはどちらでもいいとも思ってます」
「ふむ、では他の者はどうか?今日決める事でなく何れの事だが意見を聞きたい」
「四家承認による決定自体はまだしないと?」
「うむ急を要する事でもないのは確かだしな」
そう問われ、其々の代表も考え込むが真っ先に意見を明確に出したのは蛍子である
「藤原は晴海様を推します、それ以外の選択はありません」と
これには晴海も桜子もギョっとした、曖昧にでもなく蛍子自身が、藤原の直系として「それ以外ない」と堂々と出したからだ
「ふむ、理由は?」
「神宮司の本来の形だからです。そもそもの起こりは退魔に対しての対処あるいは討伐、それがあったから今の栄華がある、その力があるのは晴海様だからです、おそらく、初代~二代に比類する力を持つ、これを外して選ぶ選択はない」
次に続いたのは京極でこれも晴海を推すとした
「前回も申しましたが、同じ理由で京極も晴海様を推します」
「そうじゃな、睦的にもやはりそうなる。妖怪の出現が広がる可能性があるほど初期に近い体制が望ましい」
「既に、その力と実績を立てておられる、おそらく事態の悪化に対してより直積的に対応できる」
「それに連携の面もあります、ECMは別組織とは言え、我々四家と協力し討伐も予防も広く成功させている。晴海様には面倒事かも知れませんが最善で言えば其れが望ましい」
「あんまり自覚ないんですけどね…初代とかに比較される程強いかなぁ…」
「総合力では寧ろ上回るのでは?ECMの人員、退魔師という観点で言えばアヤネさんと晴海様はおそらくBかそれ以上くらいにはなりますし、それ以外の人もC~に入りますこれほど強力な人材を備えた事も過去ないでしょう」
「そうなのか…」
「と思いますよ?善幸さんも六花さんもハッキリ言って四家の歴史ではかなり稀な強さを持ちます、全体で言えば歴代最強のハズです」
そうして意外な事に、略全員が晴海を推す形の意見で構成されたため泰斗も無視できなかった
「ふむ…皆そういう意見だそうだが、晴海はどうする?」
「うーん…僕的には本家の次代とかは考えてない、それは変わらないんだけど四家の全員が推すならそこまで否定する事ではないかなとは思います、出来ない訳じゃないだろうし」
「そうか、分かった」
「オレにしてもそこは否定しない、皆が神宮司のトップは晴海が良いとするならその方向で調整しよう」
「具体的にはどのようにしますか?」
「そうだな…何れにしろ形式上は宣誓と四家承認で決定するが、ある程度の準備も要るだろう。晴海にはこの辺りの予習をし、時期を見て式典をやる事になる」
「はっ」
「何時とは言えんが、近い内にその場を整え、改めて集まり承認し移譲を決定しよう。まあ、物理的にやる事がそれほどある訳ではないが」
「そうですな、当主就任式に合わせて四家の代表がその場で承認くらいですから」
「ああ、それに現在は晴海に統率の学習がそう必要な訳ではない、最終判断を出して命ずるだけだ」
「そうじゃな」
「では、今回はこれで仕舞にする。後日時を置いて再び通知を出す」
「はい」
「では解散する」
とし、泰斗も従者も部屋を出て、他の四家一行も退出
晴海も桜子、蛍子と同客室に戻った
「しかし驚いたな…また急にこんな事になるとは」
「はぁ、しかし桜も同感ではあります。蛍子さんが言われた通り、その形の方が今は適切なのかもしれません」
「まあ、僕も正直今更帝王学みたいな事するのかよ、みたいな感じあったけど、実際はそういうのもそんなに要らないと分かったし。決定だけで実務は支家らしいし」
「そうですね」
「そういう意味では兼任してもいいのかなと、手間もそんな無いだろうし皆の希望らしいし」
「ええ」
「それにしても、蛍子さん良かったの?ああもハッキリ言って」
「こう見えても蛍は藤原に関しての判断は委任されていますので率直に事実を述べただけです」
「まあ、直系の孫だから何れ藤原トップの形もあるんだろうけど」
「いえ、そういう事ではないです《現在》藤原の道を預かっているのは蛍です」
「え?」
「蛍が現在の藤原の代表です」
「ええ!そうだったの⁈」
「見た目で決めてません?」
「いやだってねぇ…」
「それを言ったら晴海様も大分見た目は頼りないですよ」
「確かにそうかも」
「それに泰斗様と晴海様という二人のどちらかなら他の選択はありえない、これは何も蛍の私見だけではないと思います」
「まあ、父さんも懸念を持ってたしな…それは僕もあるし」
「でしょ?」
「?、あれ、でも蛍子ちゃん兄さんとは初対面だよね??そこまで分かるの?」
「特別な力、を忘れてませんか?」
「見えるの?もしかして」
「なんとなくです」
「そう言われると説得力が違うね…」
「しかし兄さんもすんなり認めたね、そんなに当主とかには拘ってないのかな」
「後を継ぐ準備はしている、とはよく言ってましたが絶対自分が、とまでは考えていないのかもしれません」
「余計なモメ事になってもアレだしなぁ…とはあったんだけど」
「正直桜ではよくわかりません、交流があるという程でもないですし」
「そっか」
「まあ、何れにしろ、そういう方向に進めるとは決まった感じかな、その時を待つしかないかな」
「ですね」
そう一応割り切って、帰る事にした
何の会合かと、軽く考えて来たのだが思いのほか重大事が決まってしまった、とは言え、直ぐではないし時を置くとされたし、晴海自身も先日の旅から色々分かった事も多い
神宮司のトップなんて無理だろ、とは思ってたのだが。キラとも話、要請から行動を受けたのもあり内実はトップと言っても最終決定とかこうしたい、を出すだけ
うごくのは下の者なのでそんなに手間とか、予習とかも要らないんだなというのが分かった部分もある
ハッキリ言ってしまえばECMでやってる事の方が複雑だ。自身で戦闘もすれば、哨戒もやるし、人事もやれば、組織を統括とまではいかないが、方針決定、是非の判断、法律的前提とか装備類も他所との交渉もある、そう考えれば御大を仮に兼任してもそんなに面倒ではないとも思ったのもある
体制的には将軍家に似た物、とは比喩するが、今の体制もそんなに乖離してない、上がってきた要望、意見、情報を見て
どういう対応するかの可否をすればいいし、敢えて本家に常に居なくてもいいし
四家から後押しを受けたので「まあ、やっても別にいいかな」くらいの感覚ではあるが
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
本能寺からの決死の脱出 ~尾張の大うつけ 織田信長 天下を統一す~
bekichi
歴史・時代
戦国時代の日本を背景に、織田信長の若き日の物語を語る。荒れ狂う風が尾張の大地を駆け巡る中、夜空の星々はこれから繰り広げられる壮絶な戦いの予兆のように輝いている。この混沌とした時代において、信長はまだ無名であったが、彼の野望はやがて天下を揺るがすことになる。信長は、父・信秀の治世に疑問を持ちながらも、独自の力を蓄え、異なる理想を追求し、反逆者とみなされることもあれば期待の星と讃えられることもあった。彼の目標は、乱世を統一し平和な時代を創ることにあった。物語は信長の足跡を追い、若き日の友情、父との確執、大名との駆け引きを描く。信長の人生は、斎藤道三、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康、伊達政宗といった時代の英傑たちとの交流とともに、一つの大きな物語を形成する。この物語は、信長の未知なる野望の軌跡を描くものである。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる