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種類にも寄るのだが、殆どの鬼は被弾で逃げ、アヤネの犬が倒した鬼も死体は略消失、なので実際の警察や開発部等が来ての証拠回収の類はされない。
どちらかと言えば周囲住民等の安否確認と現場で何があったかの報告くらいだろう
人間側も多少の被弾はあったが防御コートで切り裂きの類は止まっており身体への負傷その物は無し
そうして20分で退避封鎖も解除され、ECMの部隊も撤退することとなり翌日に持ち越すが、横浜支部の方では疲労感より達成感のが大きい
何しろ獅童一派は護衛、雑用以外での自分たちが主導の討伐参加でランクの低い鬼とは言え、自分ら単独でやれることも実感したからでもある
とりあえず被害らしい被害もなく片付いたが考慮することがまた増えた。翌日午後には本格的にECM本部指令室に集まり
議論されることとなった
「予報大だったけど実際はそれほど強くない鬼の集団だったけど?」
「正直初の事だったので驚きましたが、おそらく予報メカニズムの問題かと」
「?」
「ええとですね、電波線の発信を四方に飛ばし、これの跳ね返りや向こうが出してる波形等を受信します。妖怪に対して、なので霊力値の大小でなく、当てて戻ってきた規模の大小でも影響するのかと」
「なるほど、向こうの発信物を捉えて多い少ないみたいので判断してるから昨日の例みたいに単純に一杯居る、でも大て判断になる事もあるのか」
「おそらく。ですがこれはもう既にあまり問題ないですな」
「まあ、そうですね、予報自体は結構先行して出るので事前にこの辺て知るには問題ないですしね、今はある程度の場所まで行ければ後は線量計あるし…」
「ええ、ま、何れにしろ被害無しだったので良かったですね」
「それより驚きなのは蛍子さんだね…なんで予報より事前に分かるのか、という所だけど」
「うーん…予知ではないと思う、蛍にも曖昧な説明しか出来ないし」
「そうなの?」
「なんて言ったらいんだろう、今日は晴れるかな?て空を気にするとあっちの方が暗い、向こうから曇るのかも?みたいな」
「明確に知覚も視覚もしてない?」
「カンに近いと思う、なんとなくアッチかな?程度だし」
「そっか…まあ、でも凄い事には違いないし」
「ただあまりアテにしない方がいいかも、感覚的な事だし当たるとも言えないし」
「そうですねぇ、仮に信用して一斉に蛍さんの移動方向に人を集めろとしても、必ず正解ではない訳ですからその時のリスクのが多いですね」
「まあ、何れにしろ、蛍さんの事は継続してこちらでも調べてみます、それから線量計もまだまだ改良の余地はありますし」
「了解です」
「それから桜子さんの方だけど」
「ええ、ECMとしての初の接敵戦闘ですが思ったより上手く対応出来ましたしこちらの隊員も意気は上がってます、が、私自身もそうですが一対一でもそれなりにやれるのですがそれ以上となるとやはり難しいのも分かりました」
「殆どの人、門下の人は一閃が使えるて強いよね…」
「はい、ですが結構ムラはありますね、それからレンジ的には近・中距離までの対応になりますし、バラバラだと専守で防ぐのはある程度できますが、時間稼ぎ以上の事もそれほど出来ないかと、で、先日の件、蛍子さんが居られたので優位展開出来ましたので、やはり後衛打撃を増やすのが対応の幅を広げるかと」
「だね、昨日のは偶々アヤネも近い所に居たからよかったけど、そうじゃない場合はもっと苦戦するだろうし」
「ええ、鬼程度ですらない場合もありますし」
「ECMと開発部は提携同組織みたいなモノですし横浜支部がわりときちんとした建物ですし操作の人員とドローン機を置くのもありかと」
「可能ならお願いしたい」
「掛け合ってみます」
「それくらいかな?では解散で」
「はい」と其々司令部を出るが、桜子が残って晴海と話した
「どうしたの?」
「はい、支部のメンツを登録の際線量計調査をしましたが比較的霊力値が高い者も居りますので、アヤネさんやアスカさん、メイさんに紙術の指導などもお願いしたいです」
「あ、そうなんだ、分かった」
「こちらは晴海様向けの当事者の資料になります」
と紙プロフを分けて晴海に渡されるが
「えーと…これは?」
「はい、横浜支部の人員は元の獅童の門下生でもあります遠縁、支家の者なども参加しております、結構大人数になりましたし、もちろん女子も居りますので候補を挙げておきました」
と無茶苦茶真顔で言われた
「候補?移譲の??」
「はっ、遠回しにですが、霊力の増を望んでいる、それでいて前線に強い希望のある者で口の堅い者を選別した後、霊力を急激に増やす手段がある、と個別に説明し同意のある者で特定の相手のいない、未婚などの人です」
「…やたらと増やされても困るんだけどなぁ…」
「だ、ダメでしたか!?」
「あ、いや、ダメではないけど…(桜子さんも微妙にズレてるよね」とはあるがわからなくもない
桜子は兎も角、どちらかと言えば愛性より退魔師としての活動に比重が大きい人もいる。特に退魔師かそれに類する希望のある人は基本、生命や人生を掛けて挑んでいるし霊力というのは潜在的な才能に依存する、如何に努力しても10%上げるのもかなりの苦行で、これを驚異的に上げられる要素があるとすれば最優先で求める場合もある
何かを犠牲にするというと極端だが、それが晴海と体を交わすならそれほどの引き換えとも成らない、そう思う人も多いという事だ
「まあ、欲しい人は移譲するのはやってくつもりだし専門家にとっては霊力てのは何より欲しい物だと理屈的には分かってるからいいんだけど…」
「い、いえ、晴海様がOKならで良いかと思い候補の範囲で出しているので!」
そう交わした通りで渡されたプロフは複数あるが、其々絶対に口外しない確約と、性行為が必要までは同意してるとの事
何れも霊力の底上げ訓練等での効果があまりなく、現在の霊力値も100~120くらいと「ちょっと何かあれば活躍できる範囲が広がる」という意図した選任であり、それも理解は出来る
というのも現在は京極や藤原の基本術、例えばアヤネの紙犬とか、蛍子の使った火トカゲみたいのも輪にある者、漏洩しない者には指導して構わないとの許可も本家に貰っているのだが、実際問題として使い手の霊力値があまりに低いと略役に立たない。
紙犬も初期アヤネが使っていた通りで常人の基準値80~100くらいだと小鬼と互角くらいで覚えてもあんまり強くないしこれは他の家の術を覚えても同じ事になるから
「あー…まあとりあえず預かっておくよ」
「はっ、よろしくお願いします」
桜子も敬礼し退出。別に軍隊ではないからいらないんだが、そういう訳でアヤネとアスカに桜子から受けた要請を伝文しておく
急を要する用事はなく、後は開発部の公共側からとか蛍子の検査結果とか、他方進行待ちな状態だったので、とりあえず自身範囲で出来る事、桜子から貰ったリストの女性に電文してみる
「まあ先延ばししても忙しくなるかもしれないし早い方がいいよね…たぶん」という特に深い意味はない行動ではあるが
幸い翌日から土日で時間は取れるのでお勧めされている一人にメールで連絡してみるが、午後なら空いてるとの事で学校終わりから約束をつける
相手指定の新宿内の公園に向かい合流、なのだが顔合わせから大分緊張してるようで
「えーとこんにちわ、晴海です」
「あ…えーと、音です、よろしう」
の後凄い晴海の顔見て分かり易く真っ赤になって「…」だった
彼女は一本松音 獅童の一派ではあるが血統関係はないのだが、かなり昔から同家と協力関係にある家で、獅童流の門下にある。
早い話、退魔の家とかでなく、純粋に獅童流の皆伝を得た武家の家で。師範になり、側近になり、その関わりから後 退魔家の輪に入り、現在も支家としてその関係が続いているそう
桜子と音は友人関係であり音もあまり霊力が多くなく関係が近いわりにあまり活躍できない事もあり、今回の移譲の件も察して桜子の方から勧めたとの事
幼い頃から獅童流を習っていて単純な武力では桜子と同等で一閃も使えるし、かなり長い間一派と関係があり、指揮統率にも優れているのだがいかんせん霊力が伸びない
その為資料プロフにも「何れ部隊指揮を任せられる為」とあり現在の霊力値は97くらいなので、割と移譲の優先度も高い
年齢は18で見た目は、美醜で言えば顔は普通で釣り眉の睨み目であんまりパっと見の印象はよろしくない。髪は黒のポニテでボリュームのある毛量をテキトーに纏めてる感じ
身長は晴海と目線が同じなので162~3センチくらいで体型はよく鍛えているんだろうという凹凸のハッキリしたボディで桜子みたいに締まっているが出てる所は凄く出てる、鍛えた細身だけどグラマーな一般的に言えばセックスアピールに優れた体
男性経験はなく付き合いもあんまりない、まあ、どちらかというと顔の印象と口が可愛くないのでモテる感じでもないのは分かる
ただ「とりあえず予約入れてあるから」
「はっ、はっ!」みたいな感じでとりあえずついてくる
例によってホテルラウンジの予約席に着いて対座、これまで通り、詳細を説明するがなんか桜子に最初に明かした時と似た反応だった
「そういう訳で実際の移譲には性交が必要になるんだけど」
「直ぐですか⁉」
「あー、まあそうだよね一般的にはありえないよね…まあ強要じゃないんで無理なら」
「い、嫌ではないです…けど、その」
「?」
「ウチみたいのが相手でいいんですか?」
「僕は大丈夫だけど…」
「じゃお願いしま!」と。なり部屋に向かう事になる
「どういう事なんだろ??」と晴海も音の反応の真意がいまいち分からなかったが部屋に入って双方シャワーの後、音もベットで待ったのでとりあえず正面から仰向けに寝かせて前戯から始める
全体的に締まった体型だが適度に筋力があるのに、おっぱいが大き目で掴むとギリ手に納まらないくらいに大きい
多分カップ的にはFくらいあって指を返してくる張りもあって非常に綺麗で、下半身、腿から腰まではかなり太目という相当Hい体だ
開始一分くらいでのけ反ってハァハァし出したので局部に指を差し込んで確認するが、中も熱々のドロドロで内部構造もかなり良い感じで、カーテン袖のような縦に長い肉ヒラヒラが縦横にいっぱいある、おそらくかなりの名器だろう
篭絡も効いているのは明白だが、同時に音の心理とか内心とかも指示と同時にバリバリ流れて来る
「あ~どうしよ、こないカッコ可愛い子に一目惚れな上に初対面初体験でナマセとかウチ爆発してまう」みたいな感じに思ってたらしい
「なるほど」とは思ったが、同時にマニュアルも提供されてるので行為自体はそのまま進めるしかないだろう、目的と望みも明らかな訳だし
もう準備Okなので音の膝裏に手を掛けて持ち上げるように開かせて正常位にて入口に男根をキスさせるようにたっぷり焦らした後、亀頭まで入れる奥に入れず抜いて入口キスを繰り返して続ける
「あ!」と亀頭まで入れて声を挙げるがそのまま抜かれて入口で焦らすると
「ぁぅ…ん」みたいに反応する
なんかかなり受け身というか焦らされが好きぽいというか、弄ばれ感が好きそうな指示ではある、桜子ともちょっと似てて、口では要求出来ないけど内心は逆で凄い使って欲しいみたいな感じ
ただ入口出し入れを五分繰り返すとやっぱり折れて
半べそグシャ顔で
「虐めないで…奥、奥に」と懇願したので
これもゆっくり一分くらいかけて全部中に納めてやる
H初めてらしいがあまり抵抗感もなくヌルっとすんなり入ったが、奥到達して男根が子宮にキスした所で音の方が絶頂、凄い高い声で「ヒィ!」と喘いだ後、クタッと倒れて失神したようにうっとりしたが、晴海側は構わずそのままピストンする
ただ、あまり激しくは出来ない、音の方がほんとにどっか行きかねないくらいに快感が強いのもあるが滅茶苦茶名器なので晴海の方もゆっくり前後するしかないのもある
なにしろ洗濯板に近い横ヒダに奥から手前まで縦の長いヒダが全方位にある内部で、一つ一つの肉ビラも高め、一往復毎に背筋がゾクゾクするくらい気持ちいいから
「音の中ヤバイな…あんまりもたなそう」
「あ、ええよ中に」
そのまま中低速で続けて二分手前で同時にイクが音の方は淫楽耐性が無い為、射精を受けながらも晴海が出し尽くすまで連続でイッてる
仰向けで背中を反らしたままピンと張ってあまりそれ以外の動きが出ないのであまり激しい反応はしてないように見えるが、その体勢のまま「あ」「ぐ」と小さく言うと同時にビクッと痙攣してるのでそのリアクションを数えただけでも5回くらい連動してイッてるぽい
なので終わって抜いた後もその体勢のまま固まって動けずしばらく全裸大の字でアヒアヒしてたが
どうにか落ち着いて整えたのが30分後、とりあえず音を計測してみるが97から135まで霊力値は伸びている、40くらい上昇しているのでかなり効果はあったようで
「ホンマに⁈」と当人も驚いた
これはもちろん人に寄り伸びも千差万別なのだが
おそらく彼女は外部的要因での上昇がし易いのかもしれない
「修行の類やと殆ど変化しなかったのに…」
とも言ったので先の実里と同じく通常の訓練では効果が薄いタイプもあるのだろうか
そうしてホテルを個別に出て解散した
時間的にはまだ昼間なので本部から開発部ビルに行き、談話室、食堂で本家から預かってる書籍や報告書の類を読もうと移動、ECM本部はどっちかというとサービス系とか休憩所みたいのが無いのでこちらのが楽ではある
意外というか開発部は二錬ビルで片方にはそういう設備系もかなりある、カフェレストランと談話室セットでちゃんとしたシェフとか居るし
7時~21時まで応対してるし、ちょっとした運動施設とかシャワー室、医療室や仮眠室もある、まあ、泊まり込んでる人も普通に居るので必須と言えば必須なんだろうが
そうして適当に缶コーヒー買って席に着くがECMのメンツも普通にこっちで遊んでたりする、隅っこ奥のテーブル席で雹とメイと蛍のちびっ子三人がカードゲームしてるが
いいのだろうか
「あの一角だけ世界が違うなぁ…」とか思ったが
「あれはあれで癒しには成ってますよ」と高砂に声を掛けられた
「そうなんですかね」
「実際は成人前後ですから子供扱いは違うのですが、純粋にカワイイですからな。何気癒しになってたりはします、別に騒いだりはしない訳ですし」
「はぁ…それならいいんですが」
「それと蛍子さんの事ですが」
「あ、はい」
「継続してテスト等を行ってますが、残念ながら最初の検査で判明した以上の事はあまり進展がありませんでした」
「外部的調査とか化学とか医学とかで分かる分野じゃないですしね…」
「ええ、発火能力のような物理的とか化学的な見解が出せるモノは調査可能ですが、透視とかになると当事者の感覚部分になりますから、既にあるテストでの判別は可能ですがそれ以上となると…」
「当人もよく分からない、と言ってますしそれほど重要ではないですから」
「とりあえず現状分かった事は蛍子さんに伝えてはあります」
「はい」
「ところで晴海君のそれは?」
「家の歴史資料というか、僕は一般社会側で育てらたので経緯とか成り立ちとかあまり知らないので予習してます」
「そういえば私もよく知らないですな…差支えなければ参加しても?」
「構わないと思います」
と高砂も席に着き軽く読んでいくが
「公共側てそういう知識は提供されていないんですか?」
「されてないというより、知る機会がないですね。退魔家はどちらかと言えば民間組織に近いですが、公的分類は皇族の直下にあるというかなり特殊な立ち位置ですし、おそらくそれも現在は曖昧です」
「というと?」
「Eに関してのみ強力な権限を発揮しますが、平時は民間組織なので不干渉、こちらからアプローチを掛ける事が基本難しい状況なんですよね。場面場面で上になったり独立したりしますし秘密部分が多い」
「普段は民だから接触は出来ない、Eが発生すると公、片付くとまた民に仮に高砂さんが協力とか情報を要請しても相手が相手だから拒否出来てしまうと」
「そんな感じですね、今は晴海君がECMという組織を持ち開発部に限っては提携組織になるので大分近い関係ではありますが、一般の公共組織だとアプローチを掛けられません」
「なんで秘密なんだろう…」
「やはり案件の特殊性でしょうね…Eの事件はあるが、多くの人が知っても問題だらけ、でもE事件に具体的対処可能なのは四家、従って完全に事件を移譲し、お互い知らぬ事にしといた方が安全ではありますな」
「わからなくはないですね」
「今はECMがあるので晴海君経由で両面対応が可能になってはいますが」
「じゃあECMで結構有効なんですかね」
「基本スタンスは今までと違いないですが、官民の繋ぎという面ではかなり重要ですね、晴海君の要請、という体裁で色々私から要請出来ているので。ただどこまで広げればよいのかという面では限度はあります」
「基本一般的にはあまり知らない方がいい、ですしね」
「そうなります」
「しかし詳しい内容はそちらの資料でも不明点が多いですな」
「あくまで過去史みたいな感じです、僕も最近までよく知らなかったので、暇を見ては読んでいるですけど」
「あくまで民営みたいなモノですからな、取っておく必要もないと言えばないですが」
「私的に取ってある古物みたいな感じですしね…実際僕も要請したから出てきた、みたいな感じだし、業とかになると口伝みたいのが多いみたいだし」
「まあ、ただ勉強にはなります、正直私も知らない事が多いですから、ちょっとおとぎ話みたいだな、という感想ではありますが」
そうして雑談の後夕方には離れ本部に戻るが
私室に戻ったところでメールが入る
マリからで「明日明後日休日なのでどこかで会えませんか?」という内容で日曜なのもあり、軽く受けて「そっちに行く」とした
おそらく移譲目的だが、それでもあまり来てもらうのも遠いし悪いなと思ったのと、マリの生家は滋賀の草津らしいので丁度三家が近いのでこれも回ろうかなとも思った
どちらかと言えば周囲住民等の安否確認と現場で何があったかの報告くらいだろう
人間側も多少の被弾はあったが防御コートで切り裂きの類は止まっており身体への負傷その物は無し
そうして20分で退避封鎖も解除され、ECMの部隊も撤退することとなり翌日に持ち越すが、横浜支部の方では疲労感より達成感のが大きい
何しろ獅童一派は護衛、雑用以外での自分たちが主導の討伐参加でランクの低い鬼とは言え、自分ら単独でやれることも実感したからでもある
とりあえず被害らしい被害もなく片付いたが考慮することがまた増えた。翌日午後には本格的にECM本部指令室に集まり
議論されることとなった
「予報大だったけど実際はそれほど強くない鬼の集団だったけど?」
「正直初の事だったので驚きましたが、おそらく予報メカニズムの問題かと」
「?」
「ええとですね、電波線の発信を四方に飛ばし、これの跳ね返りや向こうが出してる波形等を受信します。妖怪に対して、なので霊力値の大小でなく、当てて戻ってきた規模の大小でも影響するのかと」
「なるほど、向こうの発信物を捉えて多い少ないみたいので判断してるから昨日の例みたいに単純に一杯居る、でも大て判断になる事もあるのか」
「おそらく。ですがこれはもう既にあまり問題ないですな」
「まあ、そうですね、予報自体は結構先行して出るので事前にこの辺て知るには問題ないですしね、今はある程度の場所まで行ければ後は線量計あるし…」
「ええ、ま、何れにしろ被害無しだったので良かったですね」
「それより驚きなのは蛍子さんだね…なんで予報より事前に分かるのか、という所だけど」
「うーん…予知ではないと思う、蛍にも曖昧な説明しか出来ないし」
「そうなの?」
「なんて言ったらいんだろう、今日は晴れるかな?て空を気にするとあっちの方が暗い、向こうから曇るのかも?みたいな」
「明確に知覚も視覚もしてない?」
「カンに近いと思う、なんとなくアッチかな?程度だし」
「そっか…まあ、でも凄い事には違いないし」
「ただあまりアテにしない方がいいかも、感覚的な事だし当たるとも言えないし」
「そうですねぇ、仮に信用して一斉に蛍さんの移動方向に人を集めろとしても、必ず正解ではない訳ですからその時のリスクのが多いですね」
「まあ、何れにしろ、蛍さんの事は継続してこちらでも調べてみます、それから線量計もまだまだ改良の余地はありますし」
「了解です」
「それから桜子さんの方だけど」
「ええ、ECMとしての初の接敵戦闘ですが思ったより上手く対応出来ましたしこちらの隊員も意気は上がってます、が、私自身もそうですが一対一でもそれなりにやれるのですがそれ以上となるとやはり難しいのも分かりました」
「殆どの人、門下の人は一閃が使えるて強いよね…」
「はい、ですが結構ムラはありますね、それからレンジ的には近・中距離までの対応になりますし、バラバラだと専守で防ぐのはある程度できますが、時間稼ぎ以上の事もそれほど出来ないかと、で、先日の件、蛍子さんが居られたので優位展開出来ましたので、やはり後衛打撃を増やすのが対応の幅を広げるかと」
「だね、昨日のは偶々アヤネも近い所に居たからよかったけど、そうじゃない場合はもっと苦戦するだろうし」
「ええ、鬼程度ですらない場合もありますし」
「ECMと開発部は提携同組織みたいなモノですし横浜支部がわりときちんとした建物ですし操作の人員とドローン機を置くのもありかと」
「可能ならお願いしたい」
「掛け合ってみます」
「それくらいかな?では解散で」
「はい」と其々司令部を出るが、桜子が残って晴海と話した
「どうしたの?」
「はい、支部のメンツを登録の際線量計調査をしましたが比較的霊力値が高い者も居りますので、アヤネさんやアスカさん、メイさんに紙術の指導などもお願いしたいです」
「あ、そうなんだ、分かった」
「こちらは晴海様向けの当事者の資料になります」
と紙プロフを分けて晴海に渡されるが
「えーと…これは?」
「はい、横浜支部の人員は元の獅童の門下生でもあります遠縁、支家の者なども参加しております、結構大人数になりましたし、もちろん女子も居りますので候補を挙げておきました」
と無茶苦茶真顔で言われた
「候補?移譲の??」
「はっ、遠回しにですが、霊力の増を望んでいる、それでいて前線に強い希望のある者で口の堅い者を選別した後、霊力を急激に増やす手段がある、と個別に説明し同意のある者で特定の相手のいない、未婚などの人です」
「…やたらと増やされても困るんだけどなぁ…」
「だ、ダメでしたか!?」
「あ、いや、ダメではないけど…(桜子さんも微妙にズレてるよね」とはあるがわからなくもない
桜子は兎も角、どちらかと言えば愛性より退魔師としての活動に比重が大きい人もいる。特に退魔師かそれに類する希望のある人は基本、生命や人生を掛けて挑んでいるし霊力というのは潜在的な才能に依存する、如何に努力しても10%上げるのもかなりの苦行で、これを驚異的に上げられる要素があるとすれば最優先で求める場合もある
何かを犠牲にするというと極端だが、それが晴海と体を交わすならそれほどの引き換えとも成らない、そう思う人も多いという事だ
「まあ、欲しい人は移譲するのはやってくつもりだし専門家にとっては霊力てのは何より欲しい物だと理屈的には分かってるからいいんだけど…」
「い、いえ、晴海様がOKならで良いかと思い候補の範囲で出しているので!」
そう交わした通りで渡されたプロフは複数あるが、其々絶対に口外しない確約と、性行為が必要までは同意してるとの事
何れも霊力の底上げ訓練等での効果があまりなく、現在の霊力値も100~120くらいと「ちょっと何かあれば活躍できる範囲が広がる」という意図した選任であり、それも理解は出来る
というのも現在は京極や藤原の基本術、例えばアヤネの紙犬とか、蛍子の使った火トカゲみたいのも輪にある者、漏洩しない者には指導して構わないとの許可も本家に貰っているのだが、実際問題として使い手の霊力値があまりに低いと略役に立たない。
紙犬も初期アヤネが使っていた通りで常人の基準値80~100くらいだと小鬼と互角くらいで覚えてもあんまり強くないしこれは他の家の術を覚えても同じ事になるから
「あー…まあとりあえず預かっておくよ」
「はっ、よろしくお願いします」
桜子も敬礼し退出。別に軍隊ではないからいらないんだが、そういう訳でアヤネとアスカに桜子から受けた要請を伝文しておく
急を要する用事はなく、後は開発部の公共側からとか蛍子の検査結果とか、他方進行待ちな状態だったので、とりあえず自身範囲で出来る事、桜子から貰ったリストの女性に電文してみる
「まあ先延ばししても忙しくなるかもしれないし早い方がいいよね…たぶん」という特に深い意味はない行動ではあるが
幸い翌日から土日で時間は取れるのでお勧めされている一人にメールで連絡してみるが、午後なら空いてるとの事で学校終わりから約束をつける
相手指定の新宿内の公園に向かい合流、なのだが顔合わせから大分緊張してるようで
「えーとこんにちわ、晴海です」
「あ…えーと、音です、よろしう」
の後凄い晴海の顔見て分かり易く真っ赤になって「…」だった
彼女は一本松音 獅童の一派ではあるが血統関係はないのだが、かなり昔から同家と協力関係にある家で、獅童流の門下にある。
早い話、退魔の家とかでなく、純粋に獅童流の皆伝を得た武家の家で。師範になり、側近になり、その関わりから後 退魔家の輪に入り、現在も支家としてその関係が続いているそう
桜子と音は友人関係であり音もあまり霊力が多くなく関係が近いわりにあまり活躍できない事もあり、今回の移譲の件も察して桜子の方から勧めたとの事
幼い頃から獅童流を習っていて単純な武力では桜子と同等で一閃も使えるし、かなり長い間一派と関係があり、指揮統率にも優れているのだがいかんせん霊力が伸びない
その為資料プロフにも「何れ部隊指揮を任せられる為」とあり現在の霊力値は97くらいなので、割と移譲の優先度も高い
年齢は18で見た目は、美醜で言えば顔は普通で釣り眉の睨み目であんまりパっと見の印象はよろしくない。髪は黒のポニテでボリュームのある毛量をテキトーに纏めてる感じ
身長は晴海と目線が同じなので162~3センチくらいで体型はよく鍛えているんだろうという凹凸のハッキリしたボディで桜子みたいに締まっているが出てる所は凄く出てる、鍛えた細身だけどグラマーな一般的に言えばセックスアピールに優れた体
男性経験はなく付き合いもあんまりない、まあ、どちらかというと顔の印象と口が可愛くないのでモテる感じでもないのは分かる
ただ「とりあえず予約入れてあるから」
「はっ、はっ!」みたいな感じでとりあえずついてくる
例によってホテルラウンジの予約席に着いて対座、これまで通り、詳細を説明するがなんか桜子に最初に明かした時と似た反応だった
「そういう訳で実際の移譲には性交が必要になるんだけど」
「直ぐですか⁉」
「あー、まあそうだよね一般的にはありえないよね…まあ強要じゃないんで無理なら」
「い、嫌ではないです…けど、その」
「?」
「ウチみたいのが相手でいいんですか?」
「僕は大丈夫だけど…」
「じゃお願いしま!」と。なり部屋に向かう事になる
「どういう事なんだろ??」と晴海も音の反応の真意がいまいち分からなかったが部屋に入って双方シャワーの後、音もベットで待ったのでとりあえず正面から仰向けに寝かせて前戯から始める
全体的に締まった体型だが適度に筋力があるのに、おっぱいが大き目で掴むとギリ手に納まらないくらいに大きい
多分カップ的にはFくらいあって指を返してくる張りもあって非常に綺麗で、下半身、腿から腰まではかなり太目という相当Hい体だ
開始一分くらいでのけ反ってハァハァし出したので局部に指を差し込んで確認するが、中も熱々のドロドロで内部構造もかなり良い感じで、カーテン袖のような縦に長い肉ヒラヒラが縦横にいっぱいある、おそらくかなりの名器だろう
篭絡も効いているのは明白だが、同時に音の心理とか内心とかも指示と同時にバリバリ流れて来る
「あ~どうしよ、こないカッコ可愛い子に一目惚れな上に初対面初体験でナマセとかウチ爆発してまう」みたいな感じに思ってたらしい
「なるほど」とは思ったが、同時にマニュアルも提供されてるので行為自体はそのまま進めるしかないだろう、目的と望みも明らかな訳だし
もう準備Okなので音の膝裏に手を掛けて持ち上げるように開かせて正常位にて入口に男根をキスさせるようにたっぷり焦らした後、亀頭まで入れる奥に入れず抜いて入口キスを繰り返して続ける
「あ!」と亀頭まで入れて声を挙げるがそのまま抜かれて入口で焦らすると
「ぁぅ…ん」みたいに反応する
なんかかなり受け身というか焦らされが好きぽいというか、弄ばれ感が好きそうな指示ではある、桜子ともちょっと似てて、口では要求出来ないけど内心は逆で凄い使って欲しいみたいな感じ
ただ入口出し入れを五分繰り返すとやっぱり折れて
半べそグシャ顔で
「虐めないで…奥、奥に」と懇願したので
これもゆっくり一分くらいかけて全部中に納めてやる
H初めてらしいがあまり抵抗感もなくヌルっとすんなり入ったが、奥到達して男根が子宮にキスした所で音の方が絶頂、凄い高い声で「ヒィ!」と喘いだ後、クタッと倒れて失神したようにうっとりしたが、晴海側は構わずそのままピストンする
ただ、あまり激しくは出来ない、音の方がほんとにどっか行きかねないくらいに快感が強いのもあるが滅茶苦茶名器なので晴海の方もゆっくり前後するしかないのもある
なにしろ洗濯板に近い横ヒダに奥から手前まで縦の長いヒダが全方位にある内部で、一つ一つの肉ビラも高め、一往復毎に背筋がゾクゾクするくらい気持ちいいから
「音の中ヤバイな…あんまりもたなそう」
「あ、ええよ中に」
そのまま中低速で続けて二分手前で同時にイクが音の方は淫楽耐性が無い為、射精を受けながらも晴海が出し尽くすまで連続でイッてる
仰向けで背中を反らしたままピンと張ってあまりそれ以外の動きが出ないのであまり激しい反応はしてないように見えるが、その体勢のまま「あ」「ぐ」と小さく言うと同時にビクッと痙攣してるのでそのリアクションを数えただけでも5回くらい連動してイッてるぽい
なので終わって抜いた後もその体勢のまま固まって動けずしばらく全裸大の字でアヒアヒしてたが
どうにか落ち着いて整えたのが30分後、とりあえず音を計測してみるが97から135まで霊力値は伸びている、40くらい上昇しているのでかなり効果はあったようで
「ホンマに⁈」と当人も驚いた
これはもちろん人に寄り伸びも千差万別なのだが
おそらく彼女は外部的要因での上昇がし易いのかもしれない
「修行の類やと殆ど変化しなかったのに…」
とも言ったので先の実里と同じく通常の訓練では効果が薄いタイプもあるのだろうか
そうしてホテルを個別に出て解散した
時間的にはまだ昼間なので本部から開発部ビルに行き、談話室、食堂で本家から預かってる書籍や報告書の類を読もうと移動、ECM本部はどっちかというとサービス系とか休憩所みたいのが無いのでこちらのが楽ではある
意外というか開発部は二錬ビルで片方にはそういう設備系もかなりある、カフェレストランと談話室セットでちゃんとしたシェフとか居るし
7時~21時まで応対してるし、ちょっとした運動施設とかシャワー室、医療室や仮眠室もある、まあ、泊まり込んでる人も普通に居るので必須と言えば必須なんだろうが
そうして適当に缶コーヒー買って席に着くがECMのメンツも普通にこっちで遊んでたりする、隅っこ奥のテーブル席で雹とメイと蛍のちびっ子三人がカードゲームしてるが
いいのだろうか
「あの一角だけ世界が違うなぁ…」とか思ったが
「あれはあれで癒しには成ってますよ」と高砂に声を掛けられた
「そうなんですかね」
「実際は成人前後ですから子供扱いは違うのですが、純粋にカワイイですからな。何気癒しになってたりはします、別に騒いだりはしない訳ですし」
「はぁ…それならいいんですが」
「それと蛍子さんの事ですが」
「あ、はい」
「継続してテスト等を行ってますが、残念ながら最初の検査で判明した以上の事はあまり進展がありませんでした」
「外部的調査とか化学とか医学とかで分かる分野じゃないですしね…」
「ええ、発火能力のような物理的とか化学的な見解が出せるモノは調査可能ですが、透視とかになると当事者の感覚部分になりますから、既にあるテストでの判別は可能ですがそれ以上となると…」
「当人もよく分からない、と言ってますしそれほど重要ではないですから」
「とりあえず現状分かった事は蛍子さんに伝えてはあります」
「はい」
「ところで晴海君のそれは?」
「家の歴史資料というか、僕は一般社会側で育てらたので経緯とか成り立ちとかあまり知らないので予習してます」
「そういえば私もよく知らないですな…差支えなければ参加しても?」
「構わないと思います」
と高砂も席に着き軽く読んでいくが
「公共側てそういう知識は提供されていないんですか?」
「されてないというより、知る機会がないですね。退魔家はどちらかと言えば民間組織に近いですが、公的分類は皇族の直下にあるというかなり特殊な立ち位置ですし、おそらくそれも現在は曖昧です」
「というと?」
「Eに関してのみ強力な権限を発揮しますが、平時は民間組織なので不干渉、こちらからアプローチを掛ける事が基本難しい状況なんですよね。場面場面で上になったり独立したりしますし秘密部分が多い」
「普段は民だから接触は出来ない、Eが発生すると公、片付くとまた民に仮に高砂さんが協力とか情報を要請しても相手が相手だから拒否出来てしまうと」
「そんな感じですね、今は晴海君がECMという組織を持ち開発部に限っては提携組織になるので大分近い関係ではありますが、一般の公共組織だとアプローチを掛けられません」
「なんで秘密なんだろう…」
「やはり案件の特殊性でしょうね…Eの事件はあるが、多くの人が知っても問題だらけ、でもE事件に具体的対処可能なのは四家、従って完全に事件を移譲し、お互い知らぬ事にしといた方が安全ではありますな」
「わからなくはないですね」
「今はECMがあるので晴海君経由で両面対応が可能になってはいますが」
「じゃあECMで結構有効なんですかね」
「基本スタンスは今までと違いないですが、官民の繋ぎという面ではかなり重要ですね、晴海君の要請、という体裁で色々私から要請出来ているので。ただどこまで広げればよいのかという面では限度はあります」
「基本一般的にはあまり知らない方がいい、ですしね」
「そうなります」
「しかし詳しい内容はそちらの資料でも不明点が多いですな」
「あくまで過去史みたいな感じです、僕も最近までよく知らなかったので、暇を見ては読んでいるですけど」
「あくまで民営みたいなモノですからな、取っておく必要もないと言えばないですが」
「私的に取ってある古物みたいな感じですしね…実際僕も要請したから出てきた、みたいな感じだし、業とかになると口伝みたいのが多いみたいだし」
「まあ、ただ勉強にはなります、正直私も知らない事が多いですから、ちょっとおとぎ話みたいだな、という感想ではありますが」
そうして雑談の後夕方には離れ本部に戻るが
私室に戻ったところでメールが入る
マリからで「明日明後日休日なのでどこかで会えませんか?」という内容で日曜なのもあり、軽く受けて「そっちに行く」とした
おそらく移譲目的だが、それでもあまり来てもらうのも遠いし悪いなと思ったのと、マリの生家は滋賀の草津らしいので丁度三家が近いのでこれも回ろうかなとも思った
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