晴海様の神通力

篠崎流

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真理

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更に二日後の九月最初の祭日の早朝というか深夜だが晴海の携帯にメールで連絡が入る、善幸から頼まれた子が来るそうなのだがECMにも社宅にも来ず、晴海一人で指定住所に来れないか?との事だったので「なんで僕一人??」と疑問に思いつつもメールで返信OKを出した

都内、世田谷の指定住所で時間も指定されたので、まあ兎に角行ってみようと午前八時前に目的の場所にタクシー使って移動した

時間通りに着いて降りて暫く五分くらいだろうか、棒立ちで辺りを見回してたが声を掛けられた

「あ、あの…神宮寺さんですか?平泉真理(ヒライズミマリ)で御座います」と
「えーと…もしかして善幸さんからの?」
「そ、そうです」

答えた彼女は学生服、両手に晴海の写真を持って探してたらしい、なんか大分緊張してるのかオドオドしてる

「えっと…とりあえずお店の予約は入れてありますのでこちらへ…」
「あ、はい」と従って付いていき更に五分歩いてまあまあ高そうな個室付きのホテルラウンジに入った、そうしてお互いテーブル席に対座して説明を始める

彼女はアヤネの一歳下で、数回の交流があるらしい、というのも「若くて優秀」と善幸が評する通り眼を掛けて指導しているそうで、京極にもよく訪問するので挨拶程度はした事はある

一応神宮寺と四家の輪にある家なのだが、どちかと言えば一般側で京極の一派の傘下遠縁に中る。

平泉家は本来兵とか血族を融通したりしない程度に一般社会側で活動している普通の企業家で彼女も箱入りの超お嬢様なので別に神宮寺に尽くせとか、退魔の歴史という教育はされていない。

彼女は家と四家の歴史を幼い頃に読み興味を持ち、自分がその一族の輪に有る事を知り両親に強請って善幸を紹介されて以来、京極の業の伝授と修行を受け始めた、そうして自身も強く退魔士として活動したいと思い今に至っているそう

真面目で努力家で紙術も基本の防御符、治癒符、式紙四聖獣の青龍を習得する、訓練も相当しているが霊力という絶対的な才能には恵まれなかった

それが当人も善幸も悔しく思っており今回、晴海の事を説明し真っ先に推薦したが、当然他の子と違って淫楽訓練どころか男性との一般的な付き合いすらない、つまり処女な訳だが

当事者はどういう手段で霊力を上げるかという所知って尚どんな事でもするという強い意思で受けて来ているので拒否は出来ないだろう

外見は普通というか、十六歳の身長も百五十無いくらいでちっちゃいが、体格はよく鍛えているんだろうなという肩幅とか腰回りや腿とか結構あって高校の制服で来てるが隠せないくらいのかなり主張の激しい巨乳

セミロング髪の一本お下げで完全に後ろに纏めたデコ出し、顔は眼の印象が強く大きめのタレ目で優しい感じで美形という程でもない、一般的に言うとどこにでも居そうな地味巨乳みたいな感じ

今回こうした形での顔合わせになったのは、マリ自身が高校一年で学校を変えられない、長期東京に住んで退魔の活動をするという事に消極的というか、実家が許さない事もあり、修行にしろ退魔士としての活動にしろ京極の枠か西でやりたいという強い思いがある為、このような形になった

「それで外で一対一で会うて事に成ったのか」
「は、はい。晴海さんの所でお世話になるには難しいというか指導も活動も地元に近い所で行いたいので…」
「なるほど」
「で、で~、ですね…私何をどうしても全然霊力が伸びなくて晴海さんのご負担に成らないように…その、休みとかに私が時々来て力を譲っていただければと。ダメデスカ!?」

(なるほど…ECMに預けるとかこっちで活動する訳じゃないから霊力移譲だけでいいて事か。つまりどうにも成らない霊力だけ強化してあげて地元に戻せば西の個の強い退魔士として活動出来る
(どうせこっちに住まない訳だし、他の子とかに
面通ししなくていいし)
(要するにマリさんが偶に東京来て外で会って性交で移譲すればいい、ま、アヤネとかよく思わないかも知れないしな色々配慮の結果という事だね)

「あの~?」
「あ、はい」
「やっぱりダメですか?…あんまり好みじゃない?ですよね…チビ地味で太目で可愛くもないし…」
「あ~いや、そういう訳じゃ…ちょっと色々問題もあるし」
「問題?ですか?」

「えっと、僕の力、要するに霊力分け与えなんだけどサイクルがあって、一定の時間とタイミングが必要なんだ、今はあんまり良くないというか(前回から一週手前くらいだし)今日行っても効果が低く成るかもしれないのが一点」
「なるほど」
「それと、マリさんは全く経験無いんだよね?いいの?そんな事で決めて」
「い、いえ、凄く素敵な方だなと…思います。それに
私どんな苦行でも行う所存、覚悟です!」

まあでも、そこまで深刻に捉える事でもないかとも思う、お互い、どの道同意してる人には霊力の受け渡しは積極的にやっていこうと決めた訳だし、基本得はあっても誰も損してないのは確かだし

「分かった、じゃあどっかに部屋を…」
「いえ、もう借りてます」

そう、だからホテルラウンジな訳で。予め取ってある五階の号室に案内し早速シャワーを使いに行く、一応出た所で、先に軽く霊力計で図るが確かに普通だ

「あの其れは?」
「霊力計測機がこのメガネに組み込まれている、一応、事の前に図っておこうとね…受け渡しも人に寄ってかなり差があるし」
「そんなのあるんですね…」
「こっち、関東の専門家ではポピュラーに成りつつある装備だね、何れ西にも渡ると思うけど…うん、97だって。一般人平均を100としてるから普通だね」
「そんなに直ぐ分かるんですか?」
「ああ、西の計測は滅茶苦茶仰々しいしね、僕も最初驚いた
そのくせ曖昧だし」
「やっぱり少ないんですね…あれだけ頑張ったのに全然変わってない…」
「まあ、何れにしろ試してみようか。論より証拠だし」
「は、はい」

と晴海もマリをベットに招き入れ仰向けに倒してタオルを取って軽くおっぱいをマッサージするように前戯をするが
やはり大分緊張してるのか力入ってガチガチである

それと「相手が何を求めているのか」という事を根源にした
意識と映像での割り込み反映は起きないらしい、全く経験も知識もゼロの相手の場合、どうして欲しいとかも無いので派生しないともいう

「…それはそれで難しいな」とは思ったのが

手探りでそうして前戯してるだけでもマリの体の力抜けていくマニュアルは発生しないが篭絡は効いてるので問題ないらしい

症状は其々だが篭絡はアヤネらのように淫楽訓練してない、耐性が無い一般の女子に効くと結構ヤバイ

外面の印象の通りだが太ってる訳ではなくてよく運動というか修行しているらしいので、筋力が付きやすい所はいい感じにパツパツしてるし、厚着でも隠せない巨乳も張りがあって掴んで揉むと手に余る、且つ感触がよい、一般的には恵体ていうのだろうかそうして話ながら進めるが

「口淫、要するに口でも移譲の効果はあるけど、どうする?」

と会話しながら下の具合も指で確認するのだが、彼女の膣も
既に最高潮に仕上げれてるらしく、人差し指で膣、親指で陰核を浅く刺激しただけで体を足先からピンと張って仰け反って、凄いハァハァしている。希望を聞いただけなのだが、もう堪らないらしい

「あ…そんな…口でなんて、治まらないですぅ」

みたいな感じ。これは一般側の女性に篭絡が効くと大体こうなるという証明でもある、勿論人それぞれだがアヤネが五日耐えた後の限界状態を想像してみればよい。少なくともアレに近い状態に直ぐに仕上げられる

じゃあそろそろ、と横に向き合った状態で始めたので
そのまま正対横位の体勢で男根を割れ目に滑らすように馴染ませてと思ってスマタに近い事を始めるのだが、マリの方がもう無理らしくそのまま逆に押し倒されて馬乗りから自ら騎乗で挿入する

「いっ!?」と一瞬驚いたように痛みを表現したがそれも一瞬らしくペタンと座るように奥挿入し腰を前後左右に刺激を求めてうねらせる

それも最初の10秒くらいで、膝を立てて背筋を伸ばした直立上下の騎乗に移行する。しかも最初からラストスパートに早い

プレイとかテクというよりもどうしたら一番自分に刺激があって気持ちいいか?という本能の行動でそうなってる

側から見てると晴海側はなんか背徳感みたいのはある、本能が理性を残したまま遥かに上回って行為に至らしめている訳で

「こんな…初めてなのひ…自分から・うぐぅ…」
「マリさん、激しいって…」
「ああ…ごめんなひゃい…止まんないの許して…」

とか半泣きで言いながら滅茶苦茶にお尻振って上下動して略逆レみたいな状態だし、しかも晴海がイクまで本能の全開放が終わらないので当事者がどう思って様とそれは続く

が、最初から最後まで激しい行為なので時間的にはそう続かない。三分手前でマリの膣での激し過ぎる上下の最中に暴発中出しさせられる

それで一応スパートは減速するが晴海の射精に合わせて相手もイクので「ひっ!あ!ああ!」と相手も断続的に細かく絶頂してるようで、反応と反動で上下されて追撃みたいな形になり、晴海がもう出なくなるまでに6回程射精が続いた

なので、終わった後も熱が冷めても快感と余韻が強すぎて彼女も座った体勢のまま10分くらい、天井を見るように上を向いて身動き取れず、ずっと激しい呼吸したままだった

ある程度我に戻った後、其々また整えて帰り支度をするがマリは無言だった、恥ずかし過ぎ、顔見れない、という所であるが

まあ、それはしょうがない。初Hであれだけの事を自分でしてありえないくらい乱れた訳だし

晴海もそこには触れず事後にどれくらい移譲が起きたかを計測するが「アレ?」と思った。バイオリズムのピークでもないのにかなりの受け渡しが発生してる

「あれ?確か元は97だったはずなのに…」
「え?」
「128まで伸びてる…」
「そんなに!?」
「タイミング的にはそれ程良い時期じゃないのに結構多いな…まあ、人に寄るんだけど」
「す、すごい」

そう、バイオリムのピークというのは晴海の篭絡の力が周囲に影響するピークであって受け渡しはまた別なのである

そうしてホテルを出て、一応携帯番号交換し
「ま、また来ます…その時はまたよろしく…」みたいな感じで名残惜しそうに、手を振ってマリも帰ったので晴海も本部に戻る


疑問もまた発生したが、此れに関しては雹に移譲した後の前例があるので分かる、晴海は移譲放出するので蓄財された霊力はガクっと下がるが

一日後くらいには計測不能まで戻ってるのでおそらく蓄財は早く、行為による移譲も早いサイクルで出来る可能性もある。

アヤネに説明を受けた際に、蓄財しきっていない場合には効果も下がるニュアンスの事も聞いているが、そこまで受け渡しでの実数が大きく下がらないなら二週に拘る事も無い訳だし

これは実際試すのも簡単。今日渡したのであまり間を置かずに試してみればいい

そういう訳で、更に翌日に変動値が分かってて、まだ少なく
必要であろう桜子に移譲含めた行使をしてみようと思ったが夜には分隊・横浜拠点、方面に居る事が多いので昼間のが良いだろう

その為前例に従い学校に居る内にメールしておき校外で会う約束をする、マリとの出会いで参考になったのだが一対一での秘密交流の類はああいう施設を使った方がよいので予め予約を入れて置いてホテルの号室で合流となった

待ち合わせは15時だが大分先に来てたぽく、晴海が部屋に入った時には準備万端で待ってた、一応自分もシャワーで軽く流し、全裸ベット待機の桜の所へ行く

この辺で指示ビジョンも割り込んでくるので晴海も従ってその通りに行動する男根を差し出してしゃぶらせながら自分で足を抱えて開かせて、同時に手マンもする、略会話等はせずに口に差し出すと受け入れて口に含んで行為するし足を持って開けと言えばその通りする

基本的に自分で要求出来ない、「誰がそんな事するか」風を外面には出すのだが拒否する訳でもなくやれと言えばその通りにする

そういう自尊心がありながらも自分から求められないので命令して欲しい、という部分がHの時はよく出るのでこれはこれで分かってれば可愛い

勃起が最高潮になった所で早速正常位で挿入する、なるべくゆっくり二回往復させた後、早めに五回突いて、奥で止めてまた、味合わせるように2,3回のの字に回して往復して激しく突く

こうして焦らしながらも責めてやると色々な表情が見えて良い。ゆっくり抜き差しすると睨み目で直視しながら「う…ぐ…くく」と耐えて

止めて待機すると顔反らして目を閉じて体を小刻みに震えさせて休みフイを突いてまた激しく往復してやると、またこっちを見て怒り泣き顔みたいに堪えつつも「ん・くっ!・ひっ!」とリズミカルに声を殺して喘ぐ

意図せずに反応に興奮したのもあるが五分くらいコレを繰り返し桜子も破顔して折れた

「も、もうダメ…、晴海様…許して…!イカせて…」と理性が負けて要求し出しだので

此処でスパート掛けて晴海もそのまま膣内射精するが桜子はスパートの直後にイッてるので、出されて止まるまで暫く
絶頂中の長い追い打ちみたいな状態になって絶叫しながら中出しを受けた

ラスト15秒くらいの間に立て続けに強い絶頂+激しい突きを受けたので終わった後も30分くらい桜は動けず、放心状態だった。早めに予定を組んどいてよかった

で、行為後暫く休んだ後、霊力計測してみるが、あくまで今までの数字を参考にすればだが桜子は、初期・63→二回目・85なので、22くらい一回で受け渡しが発生する

それで今回104まで伸びていたので19移譲した事になる、確かに晴海の方がエネルギーが溜まってないと効果が下がる、というのは一応事実だろうが正直誤差の範囲だろう。これなら二週待ちする事もない

桜子は自分で起きて整える状態になるまで結局一時間くらい掛ったので退出は16時過ぎだったが

まあただなんか凄く喜んでるぽい
「ちょっと強引な晴海様も好き…」「もう一回…」
みたいな感情が暫く結構強めに流れて来てたし

「そういえば横浜支部の方は?」
「はい、現在略丸ごと獅童の一族が来てますね父と私を除いて九人居ます、その内先に私と同行して来た六人は、こちらのマニュアルシステムと装備の運用講習も終えていますので昨日から警戒パトロール等も始めています」
「なるほど頼もしいね」
「ええ、もし宜しければ視察されますか?」
「そうだね、折角出て来た訳だし」

として晴海は桜子のバイクに同乗させてもらい支部まで同行する

そうしてビル内に招かれて既に滞在している獅童の一派と桜子の父である京一とも二階に設定した司令部の様な部屋で面会する、元々道場主の様な立場でもあり見た目から「師」という出で立ちではある

和装の合気道に近い袴道着で細身で背が高く、細身だがガッチリした体格のオールバックの落ち着いた、でも覇気のある
如何にも強そうな中年男性である

「この度は突然のご不幸、まずはお悔やみを」とした後
同時に両手でがっちり握手されて謝意も述べられた

「我々にこの様な機会を与えて頂き感謝に堪えません」
「いえ、お気になさらずに。希望と実行する力を持つと判断したからお任せしました、贔屓も二心も無いので自信をもって中ってください」
「そう言われると救われます、恐縮です」
「それに、父も考えて居なかった訳ではないので」
「それは?」

そこで晴海も父から言われた見解を伝えた

「なるほど…確かに我々も上下に拘っていた点も多いかもしれませんな」
「話せば分かる、事もあると思います。同じ目的を共有する者同士であれば」
「確かに」
「とは言え、僕も其れに気づいたのは最近ですが」

「それと今日は外に出たついでに視察の形で来たのですが状況は?」
「はい」

元の獅童の家族、父、娘と、門下でありながら事情を知る縁者の兵等既に九人入っている。予報発信受信装置も屋上に敷設してあり

装備、通信・サーモ・線量計ゴーグルや防御服、バイク隊、特殊車両も人数分外に用意されている。それからビルもカメラ、赤外線探知装置、窓も高耐久なモノに変えてあるし警戒パトロールも各個に始まっている。希望者が思いのほか多い為、規模或いは、そのまま支部拡大等も可能だろうとの事

横浜支部は、Eに対して経験者も居る為公共機関からの要請を受けて派遣援護人員として出す事も可能だとした

「了解です、人員が確定し資料が揃ったら送ってくださいECM本部の支部人員として公共機関から要請出来る様にしますので」
「はっ」

その後施設内で新たに開発部から齎された装備やシステム、また、元々獅童で行っているやり方、戦い方なども見せてもらい夕食にも招待されて談話し和やかなまま終える

「では本部へお送りします」とされたが
これは受けずに、一人で戻るとした

「まだ路線が動いてるし公共交通機関があるから往復しなくていいよ」として
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