晴海様の神通力

篠崎流

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忠誠

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それから晴海の篭絡の力の変化、進化だが一応「こんな感じ成ったみたい」とはアヤネにも報告はしたが、これは特別先の様に深く相談する事はしなかった。

というのも、一々相手にお願いするのもどうかと思った事と今度のは自分で実験しながら認知すればいいやと思った事がある

まあ、元々そこまで篭絡の力自体を重要視してはいないのもあるが

そんなこんなで、晴海も数日様子を見ながら以前言われた通り、経験で知っていこうと試みるが変化した篭絡の力は、思ったより使いやすい事も分かった

周り皆女性なので、雑談とか会議の一対一報告とかではそれとなく「抱いてみたい」とか向けて見たり、おっぱいとかお尻とか見て「触ってみたい」とか無理矢理思って行使してみるが、桜に出た症状の様に、やはり断片的に映像が視界に割り込んでくる事もあり、やろうと思えば出来るぽい

しかも「こうすればいいよ」と実際に映像マニュアルみたいのが出ても晴海がその行動を取らなければ、相手にも簡単には発動しない事も分かった

つまり、意図的に篭絡を行使しても発動はするが、指示に従わずに何もしない、割り込んでくる映像を押すというか、選択的に実行動に移らなければ、ただ流れていくだけでこれまでと違い相手に強い影響も起きないらしい

これは実際試し済みだが、アスカと雑談する事があって行使してみたが、ジっと見つめられてテレテレで少し感情的にHなモードに傾いただけで、晴海が行動しなければそれ以上も無かった「進化」というか「安定している」という発揮が見て取れる

ある程度実験してみて明らかに成った時点で詳細を報告する

「それは便利ですね…」
「僕の方がどう発動させても、結局行使しなければ効かないから事故は考えなくていいのかもしれない、ただ」
「ただ?」
「これでもまだ不完全な発現だとすると頭痛いけど…」
「そうですね…しかもその条件ですと、より晴海様の自制が要求されますし、ま、まあ、無理に抑える必要も無いと言えば無いですけど」
「より狙って渡せる、という意味ではいいのかも」
「ですねぇ」

事故が無い、交流の少ない相手にも効く、好みが分かるという意味では、大きな進歩でマイナスはないだろう、何れにしろ限界がどこか分からないし、晴海には霊力はこれまで通り一定期間で貯まる訳で、そのタイミングで特定の相手に渡す事は違いは無いのでこれも追々で良いだろう


桜子が来てから二か月、7月半ば。彼女も落ち着いたというか
疎外感も無く成り、独断的行動も無くなった、尤も、そう思って行動したのも彼女の誤解の面もあるが

一度、報告の為に一日休みを取り本家の屋敷に向かう、桜子が集めた情報を伝える必要がある。というのも泰斗の成人は
来月なので事前に晴海の事で分かった事を伝達しておかないといけない

そうして列車で移動後、泰斗の保持する自宅、屋敷に入り送り出された時の様に、彼の自室で平伏して報告するが、その内容も泰斗が知りたかった事に意図して絞った報告となった

「ふむ、晴海はやはり継ぐ事には消極的か」
「はい、一般社会で生活・教育を受けた事もありますが本家、神宮寺という立場や組織、また運用面で何か教育をされたという事でもなく明確に《困る》と仰ってました」
「まあ、それはそうだろうな。碌に家の事も組織の事も知らんのに抜擢されても困るだろう」
「ですね」

「で、晴海さまの実働部隊としての成果ですが、これは霊力が極端に当人が多いというだけで、晴海様自身が武芸に特に秀でているという訳ではないそうです」
「ふむ…」
「傍に置かれている、睦・黄家・綾辻の令嬢の方が物理的戦闘力は高いとの事で」
「桜から見てどう思う?」

「直接、前線で晴海様自身が戦う事はまだ無いので何とも言えませんが、訓練とか手合わせとか見る限り、そこまでではないかと」
「そうか、つまり、集められた令嬢方を上手く使っているという事か」
「おそらく」
「ふっ…それなら結構、何れにしろ当人にその気がないというが分かっただけで十分だな」
「はっ」
「ご苦労だった」
「ははっ」

と、そこでまた何時ぞやの様に、会話が止まり、桜子から切り出した

「あの…私の今後は?」
「ふむ、どうしたい?」
「で、出来れば、このまま監視を続けたくあります」
「そうだな…、お前も前線に出る機会も得られた訳だし
継続して監視しておいてもいいだろう…。どうせ此処に居てもあまり役に立たない」
「はっ」
「まあ、何か分かったら報告しろ」
「はい、失礼します」

と桜子も早々に会談・報告を終わらせて退出、直ぐに東京に戻る事になる

「役に立たない」と言われれば以前ならショックな言葉だが
今は全くそうではなかった

寧ろ「これでまた晴海様の傍に居られる」と嬉しいくらいだった、そう、もう彼女の心も居場所も此処には無かったのである

ただそれは単に「晴海のが好き」というだけの事ではない、全てを与えられるのは彼の元に居てこそと、強く確信していたから

報告も嘘を付いている訳でもなく、晴海にとっての秘密部分、例えば篭絡の力や分け与えは言わなかったのも彼にとって不利になると考えたからだ

同時、御大、慶が熟考すると言う理由もここにある。
泰斗は年長であるし、非常に冷静で論理的で判断力もあるのだが、桜子に対する態度の様に、逆に言えば、冷徹で人の心が分からない、自分以外の全ては道具として見ている部分が強い

それもまた責任者・統制者としては必要な資質ではあるが慶は長男に譲る事を躊躇する理由にも成っている

晴海の篭絡の力の進歩があったが、じゃあ次は誰かなと考えるとやはり名雪が残る。事故発動しないが霊力を勝手に集めて蓄財する力は変わる訳でもなく、そのまま貯めてもしょうがないし勿体ないとも考えたのもあるが

正直事Hな話になると、晴海が苦手だし避けた面もあるし今ならすんなりいけるというのもある

名雪は朱音経由で一応、一部事情も知ってるそうなので率直に聞いてみる事にした。彼女の休暇日で丁度平日祭日の日がある

訓練場で今日も開発部の試射や他のメンツの指導に付き合っているが、一通り終わって、昼食を終えた所で自身のECMの個室に戻る所で声を掛ける

「ああ、晴海様、何用か?」

通路での立ち話になったが、まあ別に人目がある訳ではないのでいいだろう、そこで雑談の軽い感じで簡易に聞いてみる

「名雪さんはやっぱ霊力底上げとか必要?」
「私か?、まああればあったで助かるとは思うが現状でも問題無いと言えば無いな」
「だよね…そのままでもフツーに戦えてるし…」
「どうしたんだ急に?」

で、実は…と説明した

「ふむ…、晴海様の勝手に霊力を貯めこむ体質か。丁度ピーク三日前と」
「そういう感じで、今急を要する移譲相手が居ないんだけどやっぱり名雪さんも何れ必要かな、と思って」
「そうだなぁ、私も霊力があまり多くないので貰えるならそれはそれで有難いな、色々術とか複合業も使える様になるだろうし」
「なるほど」
「で、晴海様は私を抱いても構わんのか?」
「え、まあ。特に問題ないけど…」
「では、私も構わない」
「分かった、じゃあ…(考えといて」と続ける前に

「うむ、では三十分後にECMの私の私室へ来てくれ」

みたいに即決定された

「え、あ、はい」みたいに晴海も流れと勢いで同意する

篭絡の力を使うとか、誘うとか、予定を合わせてとかする前に超速で話が終わった。

そのまま名雪もツカツカとさっさと歩いて戻ったので、まあとても不安ではあるが、決定されたので従うしかないだろう

そうして指定された通り、一旦晴海も戻って軽くシャワーして洗って、特に連絡を取り合うとかもなくダイレクトに彼女の部屋へ行きノックして

「開いてるぞ」と言われた為、そのままおじゃまして
一応、中から鍵も掛けた

例によって、狭い個室なので、まあ適当に、壁に収納出来るタイプの引き出しベットに腰掛けて待つが彼女も用意を終えたらしく、別室、要するに風呂に誘導する

「晴海様、風呂の用意が出来たぞ」
「シャワーなら終わってるけど…」

とまあ、言われたらしょうがないので脱衣所に入った所で
全裸でお出迎えされ「どれどれ」と背後から抱きしめられて脱がされる「慣れている」というより、名雪の場合は今までの娘の中で一番、夜伽、お勤めの訓練を受けているからでもある

実際の恋愛的付き合いは無く、どちらかというとモテるタイプでもない、背は高いし、モデルスタイルだし、普段はぶっきらぼうだし、中性的美形で、何をやっても完璧、まず殆どの男性は声を掛けない

でも成れているのは睦は元は忍の系統で、勿論、元々くノ一的な性業すらあるし、大体神宮寺男子に娶られるか側室の1人とかに必ず入るから、あらゆる性的プレイは完璧に教育してあるというだけの事で、そもそも彼女の目標も神宮寺の男子の子供宿すにある訳で、自身もそれ程変な事だ、とも思ってないから

そんで、バスタブの無い風呂の床に敷いた防水ウレタンマットみたいに仰向けに寝かされて捕食されるように、両手足を使って上から抱かれ

横に置いてある桶を取って中身を両者の間に
盛大に流し込む

「うひゃ、なにこれ?」
「ん?知らんか?温感ローションだ」

そうして双方をテカテカぬるぬるにした状態で自分の体を使って強く密着させて上下して洗い同時に愛撫するが

「なんだ、もう勃起したのか」
「いやこれ、凄いHいし」
「ふむ、こうした行為は初めてか?」
「無いでしょ…」
「他の娘は何をしていたのだ、ちゃんと晴海様を楽しませないとダメだろう」

とか言って勃起した男根を自分の股に滑らせ、すまたに移行する

そのまま五分程ゆっくり繰り返され「そろそろ堪らないか?」と見切って腰だけ使って器用に誘導して挿入

お互いが「うあ…」と控えめに声が出て、双方味合わせる様に奥挿入して、慣れるまで止めて、少しづつ名雪も動き始めるが此れは堪らない

名雪の内部は数の子に近い感じで大小が不規則にあるような感じ、それ程狭く無く当たりは強く無く、上下で入れ抜きの往復でランダムに大小の部分で撫でる感じが変わるのでかなり良い

最初から最後まで抱きついての騎乗なのだが何しろ動きの変化が細かい

締めたり緩めたり、遅くしたり早くしたり、前後左右、のの字に回しながら、小刻みに早く腰振りしつつ男根の根っこから亀頭までしごいたりの上下をランダムに合わせて行う為、常に一定で無い様に「業」として行使してくる

「楽しませないとダメだろう」というのはこういう事なんだろう、名雪はそうは見えないがその業にも精通している訳で
「男性を喜ばせる」「沢山出していただく」「責める」という事に寄っている

ただ篭絡の力は発揮されているのだろう、晴海の高まりに合わせて彼女の方も自然に反応が強くなり厳しい所で動きを止める

どっちかというとあまり反応を見せないタイプで、他の子と違って強烈な快感も来ないのだが、それでも一定の力の影響はある

「はっ・はっ」というランニングぽい喘ぎだけど、同調した高まりに合わせて「ひっ、くっ」みたいに少し強く成る。

本番行為は一五分前後だが、長めなのは名雪が限界に近くなると、休んで寸止めされる。ある程度お互いリンクされた症状が出ると相手が限界近いのも分かるのでそうなるのだが、元々焦らして沢山頂くなので素でもある

そうして三回程寸止めされて
「もう無理か?」と問われて最後に奥挿入のまま小刻みな騎乗で出させられるが此処も同時イキする。あまり声を出さない彼女だが相当ヤバイらしく、「ぐぅ…!」と堪える様に激しく体をくねらせ長い絶頂を受け、そのまま晴海の上にクタっと倒れて余韻に浸った

三分くらいして波が引いて、優しくキスを強請って流して掃除した後も脱衣所で着替えまでさせてから解放する、それはそれで恐縮してしまうが偶にはいいのかもしれない

そうして力を使う云々の前で全部終わった、名雪の場合テクではあるが素もある、そういう習いを受けたので性交の相手には負担を掛けない手法ではあるが、同時に私心としてもなんか色々してあげちゃう系でもある

そんな感じで部屋を出たけど
「最初にHしてたら逆に篭絡されてそう…」とは思う程度には良かったが

後日、やはり確認の為に司令部に来てもらい霊力検査をしてもらうと118から134まで伸びてた

「ふむ、あれだけの事で結構伸びるんだな」
「人に寄るぽいね、雹は四十前後みたいだし」
「では定期的に私も貰おう…フフ」な感じだった

「そんなにしょっちゅうは無理ですよ…霊力の蓄財に時間掛かるし」
「まあ、他の娘にも必要だしな、順番という事になるか」

と言った通りで、睦にも術というか体術的なモノはそこそこある、忍術の発展型で物理と霊術を合わせた様な特殊なモノだが許容量が多ければ多いで、有用との事だ

簡単に言うとメイの流星錘の業に近い、道具に霊力を入れて別の効果を発揮する系統で、苦無等の手裏剣に注入して操って飛ばすとかそういう感じのモノで、多く持っていればそれだけ余分に撃ったりできるらしい。現状そこまで当人が必要としていないというだけだが

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