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翌日には晴海とアヤネに付いて、ECM本部に案内される。大まかなこちらのやり方や、装備、其々の人員の紹介等だが桜子にとってはどれも驚きの事ばかりだ
最新鋭の装備、探知システム、公人と協力した広範囲の捜査網、霊力に依存しない、一般警察組織でもある程度対応出来る部署・人員等、新しいモノばかりだ、何よりECM、晴海の周囲に居る各家の令嬢である
当然家の常識で言えば、桜子は下の立場なのだがこの場の人らは晴海を筆頭に、立場の上下が無い、本来、それが社会では当たり前なのだが、こういう場に入る事自体が、桜子には初めてであり躊躇いも大きかった
「ほー、獅童の長女か。アタシも知ってるよ剣術の専門だったな」
「は、はっ」
「んじゃ久々に純剣術を見せてもらおう」
「レイナさんが喧嘩したいだけじゃないかと…」
「んな事ないぞ!」
まあ、レイナと試合するかどうかは別にして、桜子の戦力の把握は必要だ「金切りの一閃」というのがどういうモノか
そもそも誰も知らないし、ECMは退魔組織ではあるし
「正直、あまり期待されても困りますが…」
そうして一応、開発部の訓練施設に行き、要望通りに的を用意する、的と言っても吊り下げるタイプの木製対人的、射撃とかに使う奴だが
桜子は自身の持っている竹光、刃引きしてある鉄の脇差程度の日本刀を抜かずに構え、的から一〇メートル程離れて、かなり強い眼光で集中する
前傾姿勢、居合の構えだが、実際抜くまでは3~4秒「フッ!」という覇気と共に遠めから横に素振りするように斬った
当然、距離があるので届く訳がないのだが斬ったと同時に室内に、金属、高音の楽器を叩いた様な澄んだ、しかし強い「キーン」という音が発生し、一〇メートル離れた対人的に
略同時、「バシ!」という裂傷を付けて叩いた
「うわ…」と眉を顰めて驚いた一同だが、業その物ではなく
同時に発生する音の方の比重が大きい
「なんだろう…この音」
「聴覚検査で聞く高低周波音みたいですねぇ…」
「あーそんな感じ」
「成程、これが「金切り」の由来か」
「はい、御覧の通りですが、残念ながら私が使っても大した威力がない、妖怪に使っても切り傷くらいにしか成りません。雑魚くらいしか戦えないという理由もお分かりかと…」
「確かに、木製マトも両断出来ないみたいだしねぇ」
「集中と霊力を余分に込めれば威力は上げられますが…残念ながら今ので私の全力の半分くらいです…」
「成程「桜殿も」霊力が低いのか」
「《も?》」
「ああ…アタシも妹の誠も霊力は低かった」
「それはわたくしもですね」
「そうなんですか?」
「まあ、其れは後からなんとかなるだろう」
「で、桜子さんは霊力はどのくらい?」
「大雑把ですが、以前図った時は0・6くらいでしたね…」
「誠より低いのか」
そこで名雪もゴーグルを起動して図ってみるが確かに、数字は六十三と計測される
「うむ、事実の様だな、63と出た」
「え⁉そんな直ぐ分かるんですか⁈」
と成ったのでまず、ECMで使っている装備類の説明をする。どうせ、今後彼女も使う事になる訳だし。ただかなりびっくりしていた様だ
「ほ、ほんとだ、凄いコレ!」と新しいおもちゃ貰った子供みたいに装備してはしゃいでたが
んで「ええ⁉計測不能て何⁉」と晴海を何気なしに図って更に驚いてたが
「まあ、晴海は999以上あるしなぁ…」
「なんという非常識な存在…、い、いえ、失礼を!」
「いや、別にいいけどね。ただ実際本当の素の霊力が幾つかは分からないけど」
「分からない??」
「僕は周囲から勝手に霊力を集める体質らしい、なんで元々素体でどのくらいなのかは全く分からない」
「聞いたことがありますね…西洋ではごくまれに居るらしいです」
「其れの亜種だと思って貰えばいいと思う」
「それにしても、皆さんも多いんですね…」
「いや、それは後天的要素だ。最初は皆低かったアスカさんだけは別だが」
「羨ましい…、けどじゃあ、元は低かった、というのは此処に来ての前線の経験とか訓練の結果なんですか」
「まあ、そんな様なもんだな」
「これは凄い」
となったが、まあ、今は明かさなくていいだろう
「ところでこの金切りの一閃て晴海の霊刀とは違うんかな?」
「僕のは霊力自体を飛ばしてるから目視できるし、違う気がする」
「いえ、根本は同じですよ」
「どういう事?」
「我が家には明確に起こりが残っています、二代目神宮寺と個人的知己だったのはご存じですか?」
「らしいね…あ、じゃあ」
「左様です。二代目から初代獅童に伝授されたものだそうです。言葉も明確に残っています」
「珍しいな」
「我々には此れしかありませんから」
「其れは本来私らも違いはないんだがな。睦と綾辻は確か近い経緯があったはず」
「そうなんだ」
「各家にある秘術はそうだと聞いている。補佐として集められた我々が生来、特別な術理を持ってたわけではない。綾辻は元は生粋な武芸者、睦は忍術をベースにしている、京極は陰陽道だし、藤原も修験道や密教を元としている。前者と後者は明確に違いがある」
「なるほど、元ベースが根本から違うのか」
「そういう事だな」
一通り、現在ECMにある装備の説明と手法、彼女の戦力の確認を終えどう運用していくかに成るが。まだまだ未知数部分が多い。この辺りに関しては晴海次第の面がある
「バイク免許はあるらしいけど、一人でどうぞて訳にはいかないなぁ」
「開発部のバイク実働部隊に同道してみては?」
「そうだね、警察・軍事の経験者で構成されているし、学びながら討伐にも関われるし」
という訳で翌日には、ECM本部に入った桜子に伝えるがまたびっくりされた
「い、いいんですか!?いきなり実働部隊に入って⁉」みたいな
「高砂さん。いや、開発部の方からも常に専門家が同道してくれると助かる、とは言われているし、あちらのバイク部隊は元プロが多いから一石二鳥かな、と」
「そ、そういう事ではなくて」
「?」
「い、いえ!務めさせて頂きます!」と、なった
彼女も、公民では名雪に近い権限を持っている、本家神宮寺周辺の警備やトラブルの対処もやっているし、退魔では掃討任務がある関係上、神宮寺からの配慮で警察組織との連携に不自由が無いように、どちらの権限も使える
名雪とは違い、実務面で警察の仕組みとか仕事とかはやってないので、組織に詳しい程ではないという程度だが、一応「巡査」という認識票を持つというだけだが
早速、軽い講習の後、開発部提供の専用バイクと装備を与えられ、研修みたいな感じでパトロールにも同行するが都内での捜査と西での捜査の違いもあるが。なにより自身の希望が即叶えられた事が大きく彼女の境界を崩していくことになる
当然、晴海・アヤネと同年なので同じ学校にとりあえず入るが、彼女はどちらかというと秀才タイプで勉学にも運動にもソツがなくこちらは特に問題ない
更に一週間経過の後、ある程度のシステム、装備、手法を覚えて、本格的にID発行と所属変更の後、ECM所属で派遣人員となる
これは、対面上の事で実際はやる事は変わらない、元々要請あれば自由に貸し出し出来るからだが、桜子は無駄足な要請も多々ある中嫌がる事もなく、積極的に応じて各所に出向する
レイナも自分がやったからよく分かるが、警察組織からの不明確な要請というのは非常に空振りが多く、本格的な戦闘に成る事は10に1も無いだろう、だから
「無駄足多くて疲れない?」と問うても
「いえ、自由裁量が認められて常に事件に関われるというのは大きな進展です」
と、寧ろ好意的に捉えていたくらいだ
桜子は個別に宿舎を貰わず、本部の個室に住み着いた、お世辞にも広い個室とは言えない、六畳一間なのだが、これも全く不満も見せず、寧ろ楽しそうにしていた
ECM本部には大抵、名雪やメイも居るし師として習うべき事も多く、併設する開発部も新しい装備等も次々試験されているので、これにも積極的に参加して交流を持つ
二週にも成らない内に、名雪の装備というか服装と同じになってたが
物事への適応性の高さもあるが、実際其れは半分。環境の変化が一番大きい というのも今まで彼女は自分の意思を優先出来る環境に居なかった
家の立場と上下、立志が内心に有っても、戦闘では前線にも加われないし、泰斗に付けられ
「泰斗様の眼に適えば側室の道もあるかもしれない…」
と喜んだが其れも叶わずなのだから
自分の要望と希望を同時に得る環境を得たから全てに全力で挑んだ面が強い
其れに関連したことだが、実際に交流を持った四家の令嬢である、求めれば応じてくれるし、何でも親切に教えてくれるし、少しも偉ぶらない
神宮寺周辺警備の時も、掃討任務も口では言わないが
「獅童の娘か」という軽視と疎外感が常にあったから
最新鋭の装備、探知システム、公人と協力した広範囲の捜査網、霊力に依存しない、一般警察組織でもある程度対応出来る部署・人員等、新しいモノばかりだ、何よりECM、晴海の周囲に居る各家の令嬢である
当然家の常識で言えば、桜子は下の立場なのだがこの場の人らは晴海を筆頭に、立場の上下が無い、本来、それが社会では当たり前なのだが、こういう場に入る事自体が、桜子には初めてであり躊躇いも大きかった
「ほー、獅童の長女か。アタシも知ってるよ剣術の専門だったな」
「は、はっ」
「んじゃ久々に純剣術を見せてもらおう」
「レイナさんが喧嘩したいだけじゃないかと…」
「んな事ないぞ!」
まあ、レイナと試合するかどうかは別にして、桜子の戦力の把握は必要だ「金切りの一閃」というのがどういうモノか
そもそも誰も知らないし、ECMは退魔組織ではあるし
「正直、あまり期待されても困りますが…」
そうして一応、開発部の訓練施設に行き、要望通りに的を用意する、的と言っても吊り下げるタイプの木製対人的、射撃とかに使う奴だが
桜子は自身の持っている竹光、刃引きしてある鉄の脇差程度の日本刀を抜かずに構え、的から一〇メートル程離れて、かなり強い眼光で集中する
前傾姿勢、居合の構えだが、実際抜くまでは3~4秒「フッ!」という覇気と共に遠めから横に素振りするように斬った
当然、距離があるので届く訳がないのだが斬ったと同時に室内に、金属、高音の楽器を叩いた様な澄んだ、しかし強い「キーン」という音が発生し、一〇メートル離れた対人的に
略同時、「バシ!」という裂傷を付けて叩いた
「うわ…」と眉を顰めて驚いた一同だが、業その物ではなく
同時に発生する音の方の比重が大きい
「なんだろう…この音」
「聴覚検査で聞く高低周波音みたいですねぇ…」
「あーそんな感じ」
「成程、これが「金切り」の由来か」
「はい、御覧の通りですが、残念ながら私が使っても大した威力がない、妖怪に使っても切り傷くらいにしか成りません。雑魚くらいしか戦えないという理由もお分かりかと…」
「確かに、木製マトも両断出来ないみたいだしねぇ」
「集中と霊力を余分に込めれば威力は上げられますが…残念ながら今ので私の全力の半分くらいです…」
「成程「桜殿も」霊力が低いのか」
「《も?》」
「ああ…アタシも妹の誠も霊力は低かった」
「それはわたくしもですね」
「そうなんですか?」
「まあ、其れは後からなんとかなるだろう」
「で、桜子さんは霊力はどのくらい?」
「大雑把ですが、以前図った時は0・6くらいでしたね…」
「誠より低いのか」
そこで名雪もゴーグルを起動して図ってみるが確かに、数字は六十三と計測される
「うむ、事実の様だな、63と出た」
「え⁉そんな直ぐ分かるんですか⁈」
と成ったのでまず、ECMで使っている装備類の説明をする。どうせ、今後彼女も使う事になる訳だし。ただかなりびっくりしていた様だ
「ほ、ほんとだ、凄いコレ!」と新しいおもちゃ貰った子供みたいに装備してはしゃいでたが
んで「ええ⁉計測不能て何⁉」と晴海を何気なしに図って更に驚いてたが
「まあ、晴海は999以上あるしなぁ…」
「なんという非常識な存在…、い、いえ、失礼を!」
「いや、別にいいけどね。ただ実際本当の素の霊力が幾つかは分からないけど」
「分からない??」
「僕は周囲から勝手に霊力を集める体質らしい、なんで元々素体でどのくらいなのかは全く分からない」
「聞いたことがありますね…西洋ではごくまれに居るらしいです」
「其れの亜種だと思って貰えばいいと思う」
「それにしても、皆さんも多いんですね…」
「いや、それは後天的要素だ。最初は皆低かったアスカさんだけは別だが」
「羨ましい…、けどじゃあ、元は低かった、というのは此処に来ての前線の経験とか訓練の結果なんですか」
「まあ、そんな様なもんだな」
「これは凄い」
となったが、まあ、今は明かさなくていいだろう
「ところでこの金切りの一閃て晴海の霊刀とは違うんかな?」
「僕のは霊力自体を飛ばしてるから目視できるし、違う気がする」
「いえ、根本は同じですよ」
「どういう事?」
「我が家には明確に起こりが残っています、二代目神宮寺と個人的知己だったのはご存じですか?」
「らしいね…あ、じゃあ」
「左様です。二代目から初代獅童に伝授されたものだそうです。言葉も明確に残っています」
「珍しいな」
「我々には此れしかありませんから」
「其れは本来私らも違いはないんだがな。睦と綾辻は確か近い経緯があったはず」
「そうなんだ」
「各家にある秘術はそうだと聞いている。補佐として集められた我々が生来、特別な術理を持ってたわけではない。綾辻は元は生粋な武芸者、睦は忍術をベースにしている、京極は陰陽道だし、藤原も修験道や密教を元としている。前者と後者は明確に違いがある」
「なるほど、元ベースが根本から違うのか」
「そういう事だな」
一通り、現在ECMにある装備の説明と手法、彼女の戦力の確認を終えどう運用していくかに成るが。まだまだ未知数部分が多い。この辺りに関しては晴海次第の面がある
「バイク免許はあるらしいけど、一人でどうぞて訳にはいかないなぁ」
「開発部のバイク実働部隊に同道してみては?」
「そうだね、警察・軍事の経験者で構成されているし、学びながら討伐にも関われるし」
という訳で翌日には、ECM本部に入った桜子に伝えるがまたびっくりされた
「い、いいんですか!?いきなり実働部隊に入って⁉」みたいな
「高砂さん。いや、開発部の方からも常に専門家が同道してくれると助かる、とは言われているし、あちらのバイク部隊は元プロが多いから一石二鳥かな、と」
「そ、そういう事ではなくて」
「?」
「い、いえ!務めさせて頂きます!」と、なった
彼女も、公民では名雪に近い権限を持っている、本家神宮寺周辺の警備やトラブルの対処もやっているし、退魔では掃討任務がある関係上、神宮寺からの配慮で警察組織との連携に不自由が無いように、どちらの権限も使える
名雪とは違い、実務面で警察の仕組みとか仕事とかはやってないので、組織に詳しい程ではないという程度だが、一応「巡査」という認識票を持つというだけだが
早速、軽い講習の後、開発部提供の専用バイクと装備を与えられ、研修みたいな感じでパトロールにも同行するが都内での捜査と西での捜査の違いもあるが。なにより自身の希望が即叶えられた事が大きく彼女の境界を崩していくことになる
当然、晴海・アヤネと同年なので同じ学校にとりあえず入るが、彼女はどちらかというと秀才タイプで勉学にも運動にもソツがなくこちらは特に問題ない
更に一週間経過の後、ある程度のシステム、装備、手法を覚えて、本格的にID発行と所属変更の後、ECM所属で派遣人員となる
これは、対面上の事で実際はやる事は変わらない、元々要請あれば自由に貸し出し出来るからだが、桜子は無駄足な要請も多々ある中嫌がる事もなく、積極的に応じて各所に出向する
レイナも自分がやったからよく分かるが、警察組織からの不明確な要請というのは非常に空振りが多く、本格的な戦闘に成る事は10に1も無いだろう、だから
「無駄足多くて疲れない?」と問うても
「いえ、自由裁量が認められて常に事件に関われるというのは大きな進展です」
と、寧ろ好意的に捉えていたくらいだ
桜子は個別に宿舎を貰わず、本部の個室に住み着いた、お世辞にも広い個室とは言えない、六畳一間なのだが、これも全く不満も見せず、寧ろ楽しそうにしていた
ECM本部には大抵、名雪やメイも居るし師として習うべき事も多く、併設する開発部も新しい装備等も次々試験されているので、これにも積極的に参加して交流を持つ
二週にも成らない内に、名雪の装備というか服装と同じになってたが
物事への適応性の高さもあるが、実際其れは半分。環境の変化が一番大きい というのも今まで彼女は自分の意思を優先出来る環境に居なかった
家の立場と上下、立志が内心に有っても、戦闘では前線にも加われないし、泰斗に付けられ
「泰斗様の眼に適えば側室の道もあるかもしれない…」
と喜んだが其れも叶わずなのだから
自分の要望と希望を同時に得る環境を得たから全てに全力で挑んだ面が強い
其れに関連したことだが、実際に交流を持った四家の令嬢である、求めれば応じてくれるし、何でも親切に教えてくれるし、少しも偉ぶらない
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