第三勢力のレオ

篠崎流

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俺は戦いが好きじゃないからこれでいいのだ

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翌、正午には再びアスタの所へ訪問今度はちゃんと話になった。もの凄いツヤツヤで偉く元気になった所を見るとレオの精が適合したのは間違いない

「で。上手くいったからこれで外交条件も成立だな?」
「うむ、どっちしろ余の一族としては、人間を滅ぼす選択は無いし勇者の戦略と、魔族の意図は合致しているただ、魔物全体ではこの事は話せぬので全体の話では不明だ、だが少なくとも、余の一族はお前を擁護する」
「そっか」
「双方の不戦が気に入らない者も居ないとも限りませんからねぇ」
「まあ、そうだろうな。てか魔王の方針でもなのか?」
「何だかんだ云っても力社会ですからね、命令と言っても強要でもない、ただアスタ様は何者も敵する事が出来ないので、王座は不変ですが内部クーデターでも無い限り」
「まあ、密かに俺の側と君等が組むならどんな事でも対処出来るだろう」
「とは云ってもあくまで、勇者様の存命である期間だけでしょうね」
「構わんさ、どうせ人間の中でも永遠の平和なんて無いし俺が欲しいのは俺が統制出来る間の暫定的な平和さ」
「そう割り切っているなら結構です」

「そうそう、質問も幾つかある」
「はい?」
「魔王の餌、の条件て何だ?何が俺に適合した?」
「星の意思、では不足ですね、これは私見ですが。アスタ様は淫魔の血と降魔の血のハーフです、その為、魔×魔の高い純血が悪い要素を生んだ可能性があります、両方強く出てしまった為、アスタ様も強力な能力を持ちますが反面、非常にピーキーなお体なのかと」
「適合する条件を星に示された事と合わせますと憶測の範囲ですが、強力な遺伝子、魔族の血の雑種つまり、それだけの力と尚且つ純血で無い相手の精でしか拒否反応が出るのではないかと」
「なるほど、だから強力な力を持ち、魔族側の混ざりの絶でも良いのか、オスだったら、つまり悪魔系と亜人。俺の場合、人間と悪魔、そういう事だな?」
「としか考えられませんね」

「で?俺が混ざりなのを何時知った?あるいは意図的に仕組んだのか?」
「偶然です、最初西に小悪魔を送ったのは単純に魔物の伝統方針からです、ですが勇者様はこれと相打ちし生き残る為に同化して後天的ハーフとなった、その事を知ったのは大分後、星の告知と、その後の現場からの調査です」
「監視の類はしてたのか。てか現場調査?」
「私が可能です。ビューパーストという能力を持ちますので当事者の所持品等が残っていれば、念を読み取り現場で何があったかを、ある程度過去まで戻って見る事が出来ます。幸い、ゾルとの戦いの後遺留品が残っていましたので勇者様が何故混じったかも、ビジョンで共有してます」
「成る程ね‥俺の方針も筒抜けか」
「魔物娘を口説き落とす時にも何度も仰りましたから、事実であると、であれば敵とも言い難いと」
「ふむ、アスタにはやはり俺しか適合しないとなるともしかして今後も吸われるの??」
「出来れば、ですがずっとではありませんね。勇者様はあくまで人間です、同化で寿命は多少左右されるかも知れませんが実際は分らない、ので暫くは御願いしたい」

「そっか」
「ただ、これも根本的解決には成りませんのでコチラでも、絶様の様な将軍クラスで魔族系の血を持つハーフを探しています、ただ、まだオスでは見つかっては居ないという事です」
「それも魔物はメスが強い事に由来するのか中々大変だな‥」
「ええまあ、ただ根本解決の手段も、もう一つ示されていますので」
「もしかして、アスタの血その物の変化?」
「ご名答です。出来ればですが、勇者様には今後とも沢山せっくるをして頂き、魔王様を孕ませて頂きたい」
「‥マジスカ」
「マジです」
「そうすれば余の過剰拒否も収まるらしい。問題は「血族」だからな」
「なるべく早く他の適合者を見つけてください‥」

「それまでは同意という事で宜しいですね」
「まあ、しょうがないだろうな‥彼女を餓死させるのも忍びないし‥、この関係が崩れるのも争いの火種に成りかねん」
「うむうむ、定期的に来るから宜しくな?勇者様(はぁと」
「‥」

そんな感じで、竜拠点にも魔族側が持ち込んだ転移オブジェが設置される、用意のいい事だが、ある程度、予想出来るのだから当然と云えば当然だ

これは竜拠点の元のゼノの謁見部屋と魔物本国の城、アスタの部屋への設置となった

「なあ、先がある程度予見出来るなら、今後も分るんだろ?」
「そんなに何十年も先は分らんぞ、精精1,2年だ」
「まあ、占星術には違い無いしな‥そりゃそうか」
「安心しろ、この共闘は一年範囲では続くそれ以降は知らんが」
「まあ、いいか、何でもかんでも予測済みじゃツマランしな」
「それにこれはこれで結構魔力を使う、なるべくならくだらん事に使いたくない」
「なるほど、それと、どのくらいのペースで来るんだ?」
「月一で十分だな、お前の精は美味い、ハラペコまでは無理矢理来ないぞ安心しろ」
「わかった」

そうして、両勢力で一応外交なので、書面にして不可侵条約も制定される。これも期間は二年置き、こうして置けば本国の首脳部、つまり魔物の長会議でも言い訳は付く

元々納得させた方針が「勇者が寿命で死ねば第三勢力は瓦解するそれまでは無視で良い」だから

「ではな」

短く言って、魔王妹も転移施設から跳躍し輸送と護衛隊も飛行して帰ったがラムは残った。この拠点の転移陣の入り口を悪用されても困る事もあり

魔王姉妹等、限られた者に限定した「鍵」を掛ける作業が要るらしいが

「これで暫く安心だな、一応、条約書は複写したんで鬼拠点の庁舎にも置いてくれ」
「わかった」
「レオ様は一緒に戻らんのか?」
「んー、一晩休んでかな、結構疲れたし、ラムルーが戻るまでは見届ける」
「そっか」

という訳でゼノと秋は本拠へ先に戻りレオもガチで抜かれ捲くりだったので、部屋に戻って寝たホントに結構疲れたのだろう、午後三時くらいだったが、深夜まで爆睡だった

そこで久々に「アイツ」に会った

「よう」
「おう」
「これで良かったのか?」
「まあな。てかこれ以上があるんか?」
「アスタ様を助けなきゃ向こうは勝手に瓦解したんじゃねーの?」
「で、俺が魔物側を平らげる、か?出来ると思うか?」
「‥やれなくはないだろうが、無駄だな」
「そう、これでいい、後はバランスすればいいさそれに、俺は結局、戦うのはそんなに好きじゃない」
「ま、別の意味で魔王を落としたのだからそれはそれでいいのかもな」
「ゾルもある程度楽しんだか?」
「全然、心臓止まりそうな程怖い、アスタとファックとか思い出したくもないわ」
「死ぬ訳でもないだろうに」

「まあ、そうだな、それに、こうして同化してみて分ったがメインに成らんで良かったわ」
「そう?」
「下っ端悪魔として生きてる頃の方が苦しい」
「そうかもな、生きるてのは良いも悪いも沢山ある」

「お前の中で、まどろんでいる方が楽は楽だ恐怖も不安もない、案外悪くない」
「おいおい‥」
「まあ、最大限楽しんで苦しめ。それが生きる事だ」
「言われなくてもそうするさ、俺は生きてる方が楽しい」
「利害の一致だな、じゃあな、オレは寝る、お前がまた起こされる」
「え?!」
「お前また犯られてるぞ?」
「‥ラム??」
「おう」

そこで眼が覚め、ホントに魔王(姉)に騎乗レイプされてた、今回は夢をキッチリ覚えてるので驚きはない

ただ、レオの体と意識が現実に戻ったと同時丁度、中にぶちまけた所だった

「あ、あ‥ハァ‥」と控え目な声でラムが子種を下の口で飲み干した

「おはよう御座います」
「あのなぁ‥」
「本当に、信じられないくらい美味しい‥ふふ、体がこんなに喜んでる‥」
「お前等姉妹は俺を殺す気か‥」
「大丈夫ですよ」

ラムは騎乗のまま体を前に倒し、レオにディープなキスをした、舌をねじ込んで、絡めて、自分の体液を飲ませる。とても甘く、味覚的に美味、それでいて、イヤラシイ匂いの唾液

「大丈夫」という意味はそれだった、ゴク、と飲まされながらも、レオの脱力感も治る

「んぐ、これ、て」
「私達は基本淫魔、男性の性的な能力を引き出せますのよ勿論、回復力も、うふ」

言ってラムは体を起こして、丁度直立に近い座りに戻ってまた騎乗を始める。彼女は非常に綺麗なスタイルしている

スレンダーでありながら、形の良い綺麗な上を向いた巨乳、腰も細くて、下半身は安産型で太腿も締まっていながらも良い肉付き

膣内は他の魔物娘と違い勝手に動き回ったりしないが名器ではある、タイプ的にはアルに近いイボだが、イボの一つ一つが大きめでまるで中で触手に包まれているようだ、それで居て絞るようなキツさは少ない

というのも淫魔は大抵、男性側を楽しませる事に寄っているから絶の様に、勝手に動き回って自動で抜くと男性側も女性側もプレイを調整出来ない。相手に寄って、焦らしたり、苛めたりする為に敢て強烈な名器になってない

実際ラムのプレイは凄く微妙なSで屈服感を味わえる、座ったまま真上にジャンプするようにギリギリまで抜き、重力に従ってズンと下ろす、出入りする所も常に見せつけながらも

自身も相手を、ずっと見下しながら、レオの反応を見て寸止めしたり止めたりする

嬉しそうに且つ、蔑む様に、眼を見続けながら「もう出させてくれ」という懇願を引き出して両手足の平をベットに付く様に、M字開脚の騎乗に移行する

お互いの鼻が付く距離まで顔を寄せてジッとレオを見ながら吐息を浴びせて笑顔で指示した

「見えまして?勇者様の性器、ギリギリ入っている所今から最高の射精させてあげますからね?見ながら出してください」

そう言って、両足を開いたみっともない体勢での
腰だけ上下に振る騎乗でトドメを刺した「うう‥」とレオもかなりの敗北感とM感を体験しながらも中に出した、これもまた凄くいい

ただラムも「あっ!‥すっごいの、また来た‥」みたいに言いながら、レオの上にストンを腰を落として、最奥で受け入れまるで、ヘビかナメクジみたいに体をクネクネして、震えながらイッた

流石にそのまま眠る程、疲れは無いというか強制回復されたので彼女の背中を抱きながらボーとしていた

「もしかして‥ラムも」
「いえ、姉妹と言ってもアスタとは父親違いですから私は拒否反応はありませんし、父は吸血鬼ですので血でも精でも補えますし、特に相手は選びません。ただ私も他の娘達と同じく特定の相手が居ませんので」
「そうか、なんかハメられたな」
「ついで、ですよ。ダメですか?貴方のハーレムに加わるの」
「いや。いいさアスタと一緒に来ればいい」
「ええ。それに私ともすれば、Hも強く成りますよ?もう七人も性欲の強い女ばかりで大変でしょう?」
「七人‥考えたら相当ムチャだな」

アル、秋、鳳、ゼノ、絶、アスタにラム、普通のオスならまず死んでるだろう。それでもなんとかこなせてるて事はもしかしてエロ方面も同化の影響があるのかもしれない

早朝にはお互い整えて、ラムも転移陣を潜って戻った、レオも後を、つがいになった竜オスメスに任せて塔の一階から跳躍、鬼拠点に戻った

一応、前後事情も一同に説明し、同意を取った

「まあ、事情が事情だから仕方無いよね」という事には成ったが

「けど魔王を孕ませるのが最大目標??」
「いいんじゃないか?魔族とも協力出来るのなら、大体アスタに死なれると、それはそれで困るだろう」
「けど、そのその発想は無かったな孕ませろ、か」
「うむ、丁度今日は我の日だ、我も勇者の子が欲しいぞフフ」
「まだ午前中ですが‥」
「では夜まで暇だな、特訓だ」
「何故二択なのか‥」
「元気いいなぁ‥絶姉。結構なBBAのクセに」
「な!?言う程年食ってないぞ!?」
「何を言っとるか五百歳の分際で」
「ぐっ‥口の減らんガキめ」

こんな感じでウチの高官会議は朝から騒がしい尤も、これはこれで楽しくはある、レオも何となく何時もどおりな束の間の平和を第三者的に見ながら自然と笑顔になる

「まあ、何れにしろ、当面は暇だろう何か娯楽でも持ってくるか、人間側から」
「そうですね、人間側のが娯楽は多いでしょうし」

そう何れにしろ「当面は」だ。不可侵条約も期限付きだし、これで限定平和が全部確約されたわけでもない、魔物側の本国も健在だ。人間の国側でも、拠点内でもまだまだ、トラブルはある。

ただ、このメンツが味方なら、何があっても何とかなるだろう、それもまた面白い。

実際、魔物側と第三勢力の不戦により、魔物側からのちょっかいは無くなった、魔物からすれば、わざわざ勇者と寝返った魔軍将を全部相手にするという判断はしなかったのだろう、だってメチャ無駄だし誰も勝てるとは思ってない

魔物にとっての5~60年なんて大した事じゃない、レオが衰えるか、死ぬまで待ってから侵攻再開しても構わないのである

勿論、魔物側本国でも下っ端は騒いで一部、頭悪くて、交戦的な魔物で比較的強い連中、巨人族の一部が武装決起して本国の城に侵攻したらしい

まあ、内乱の切欠だったのだが、何故か知らないが蜂起から終結まで十二時間で終った、一部の話通じない巨人の一派が本国の城前に殺到し

本国軍と対峙したが。蜂起軍の連中に「偶々」落雷が十二発程落っこちて直撃、戦う前に敗れて鎮圧されたらしい。自然災害じゃしょうがない

勿論蜂起したのはそれだけじゃない、魔物領土の一部と成っていた北側の大陸でも前線を務めていた、死の軍団がこれを不服とした。まあ、本国の命令で北へ侵攻していた所で急に停戦となれば不満も出るだろう

これを仕切っている本国会議にも出ている死族の長は、不戦条約に反対しなかった、つまり前線と司令官の意思が逆になった

「この時点で不戦だと!?ふざけるな!」と地元軍を率いて

反転し、本国の司令部へ向うが、これも船で海へ出た所で巨大大津波の竜巻に「偶々」襲われ船ごと海の藻屑と化したらしい。自然災害じゃしょうがない

意外と言っては失礼だが、魔物側でこの不戦に反対したのはこれだけ。不満というより、人間をぶん殴った方が楽しい、ていう馬鹿だけだ

それ以外の元々の住民は「ああ、停戦するのか良かった良かった」て奴が圧倒的に多かった、だって普通に自活出来る亜人系なんか戦争されても迷惑しかないし、命令で戦わされるなんて馬鹿らしいし

一通りの、魔物側の内乱も三日で片付き、里帰りしてたゼノも戻った「うむ久々に楽しかった」とか言って凄くスッキリして鬼拠点に戻って

早々に「主さま~‥反乱軍撃滅のごほうびー」とか言ってレオの部屋に向ったがきっと空耳、気のせいだろう

こうして次の二年更新の不戦まで平和?だった

人間側でのトラブルもトラブルではないがあるにはあった。まあ、おめでたい事だろう、ラディウス大将の再婚である。そうエスターと

というより所謂「出来ちゃった婚」である、勿論、魔物ハーフの娘が相手なので正式なモノではなく、籍を入れるとかじゃない、形式だけではあるが当人は満足してたのでいいだろうし

魔物ハーフとの婚姻は制度的に認められないが間の子は認知、養子縁組など可能なので、子供出来たのならこの形でいい。エスターも大事なのは形ではないし

五十歳半ばにも成って出来ちゃった婚もどうよ、とは思ったが住民も凄く歓迎してた、まあ、敵の大将と一騎打ちして倒し、二人は恋に落ちてラブラブになってドラマティックゴールインには違い無い、エスターも幸せ一杯だし国内で魔物を討伐した功績もあり、それなりの立場を貰ったし、住民も「まあ何時も一緒だしそうだよね」としか思わなかった

寧ろ、夫婦ともシュバイクに貢献した人物には違いなく否定意見も略無かった

娘のアルマは複雑だったが
「まさかこんなオチとは」とは思った

「おう、宜しくな娘よ」
「‥まあ、当人同士が良いなら良いだろう」

そう納得させるしかない

ラディウス大将の結婚式というか公式発表の契りみたいな物の後は、やはり「次」の話の期待も出た。レオと女王はまだか?みたいな話だ、前に撒いた噂のせいもあるが

「レオ様とクラルス様て仲が良いんだよね?」
「お二人が結婚してくれると凄い安心感があるんだがなぁ」

とかめっちゃ勝手に期待されてる、そのまま、動きも無く、クラルスも二十歳になった頃にも、未だ、許婚とか候補者とかも全く浮いた話も聞かないので心配する声があったのも確かだ

そもそも、クラルスは頭良すぎてマトモな男じゃ相手が務まらないだろうし、レオ様なら、という期待が出るのもしょうがない

「俺魔物娘らだけで手一杯なんだけどなぁ‥」とはあるんだが

結論から言えば、王国の閣僚からも頼まれクラルスは八人目になった、とは言え、通い婚みたいな扱い、レオは本拠は鬼拠点だしこっちのが色々移動、対応しやすい

どうせ転移陣もそういう風にネットワークしてあるし、レオが月一くらいシュバイク行ってクラルスとイチャイチャしても問題ない。そもそも、レオに期待されている部分は「子作り」が主。クラルスは女王として、単身統治でも何者も文句は言えないくらい駿才であるし、レオは別勢力での主みたいな扱い

別の国と国の統治者が結婚し、別々に其々の統治をする、てのはそんな珍しくないので問題ない

そういう流れで、レオはシュバイクに住まず婚姻だけ発表された。クラルスも断らなかった、だって最初から「凄い人だ」と思ってたし敬意を持っていた、彼と関わった人間は皆そう思ってたから

クラルスとの夜の生活でもクラルスの方が落ちた、この頃のレオは魔王姉妹とのHもあってメチャ精豪の領域に引き上げられていたし、初Hから十回くらい連続で絶頂させたし、ラブラブになるのに時間は掛からなかった

ただ、クラルスは公私共にそれで何かを疎かにする事はない夫婦として過ごしている時もHの時もあんまり自分を崩さない、こういうタイプも何か凄くいい

レオに突かれてる時も連続でイッてる時もあんまり大声出すとみっともないと思ってるらしくギュッと唇を閉じて「う、う、んう」と半泣きで、顔真っ赤にしながらも睨み眼でレオを見て耐える。

なんだろう、凄くイケナイ事をしてる感があってゾクゾクする

まあ、当然と云えば当然なんだがレオの八人の恋人の間で最初に妊娠したのはクラルスだ、人間×人間、が一番確率的には子供出来易いしこの事が発表された後、魔物の娘らも対抗心が目覚めたらしい

「オレにも早く」
「わ、わたしも」
「ボクも欲しい~」
「わらわも‥」
「我も」

勿論そうなるのである、ガチで死ねる

何にしろ生きてるてのは良くも悪くも退屈しないて事なんだろう、多分。頭痛いながらもそうした事も楽しんで皆と束の間の平穏を甘受した

俺は自分でも言った通りだが勇者のクセに、争いが好きな訳じゃない、他人を殴っていい気分に成った事もないし、誰かを殺して愉快とか、自分が強くて其れに奢れる程自信も持ってないし、皆を率いていく程偉くもない

ただ面前にあった問題をどうにかしてきただけ
だから、これからも出来る限り、どうにかしていくだけさ

第三勢力のレオ、つづく

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