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はじまり
ヘブンズガーデン
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ハデスが戦線に加わったのは、人魔大戦も終宴に向かおうとしていた頃であった。
ハデスは冥界の支配者であり、人類と直接関わることが少なかったため、人魔大戦に於いても無関心を決め込んでいた事が功を奏したのである。
ゼウスが滅したと言う知らせを聞いた時、ハデスは冗談だろと一笑に付した。
彼の認識ではゼウスに敵う者はこの世に存在しない、ゼウスは天界を統べるもの、彼の繰り出す雷撃を受けて生きていられるものは居ない。
ハデスがゼウスと戦ったらどうだろう? ゼウスは雷撃に加えて天空が表出する全ての事象を支配している。
それに対しハデスは冥界の事象をもってゼウスに対する。
しかしそれらは必ず無力化されてしまうと考えられていた。
ハデスの最も得意とする溶岩流の攻撃もゼウスが氷雪を持って対抗する事で瞬く間に打ち消してしまう。
そんなゼウスが人間に瞬殺されたというのである、最初それを冗談だと受け取っても仕方のない事だっただろう。
それが事実だと知った時初めてハデスは人魔大戦に肩入れする事を考えた。
ゼウスは彼と血を分けた兄弟なのである。
普段はいがみ合っていてもそれは兄弟の範疇での事であり、第三者に殺されたとあっては放っては置けない。
ゼウスの最後の様子を彼の連れ合いであるヘラから事細かに聴いた。
ゼウスはキルケゴールの拠点であるヘブンズガーデンに攻撃を仕掛けている時に、ヘブンズガーデンの中央付近に浮遊している天体模型の中心から放出された小さな光の球体を受け止めた瞬間、灰となって消滅してしまったという事だった。
ハデスはその球体の正体が何なのかを探るため何度もヘブンズガーデンに潜入した。
ヘブンズガーデンで活動できる時間はほんの数分である。
潜入した途端、ガーデンを巡回する警備のホムンクルスに見つかり瞬く間にヘブンズガーデンの外に放り出されてしまうからだ。
ヘブンズガーデンは円筒を斜めに切り取ったような形をしていた。
それがまっすぐ垂直に立った状態で天空に浮かんでいる。
直径はおよそ1kmほどであろうか、その切り取った下部に円形の地表が形成されており、そこに一軒の白い建物が建てられている。
外から見ると斜めに切り取った円筒のように見えたそれは、内から見ると背後に高い山を頂いた丘陵地のようになっている事が分かった。
白い建物の名はハウス、その地には一軒しか建築物はなかったのでハウスと言う名称で十分だったのだろう。
そのハウスの庭先には丘陵の3分の2を占めるだろう池が横たわっている。
池と言うより湖と呼んだ方が適切だろうか?、しかしその水の透明度は尋常ではなく、湖底がくっきりと見て取れ、水面に浮かぶ落ち葉の影が湖底に揺れているのも見て取れた。
ハウスの左右も背後の山ほどではないが深い渓谷を思わせる岩肌を想わせた。
背後の山肌の中央から音を立てて湖に向かって滝が流れ落ちていた。
湖に落ちる水は湖面を押し上げることもなく何処に流れていくのであろうか? 否、そもそも流れ落ちる水流の水源は何処なのだ?
よくよく考えると、その光景は現実のものではない事が分かる。
だが、考え抜かれたその配置は目に心地よく丘陵地の静けさと遠くから聞こえる滝の音とのハーモニーは絶妙であった。
ハウスの庭先から湖の周辺に至る領域には春に咲く花、秋に咲く花の区別なく色とりどりの草花が生い茂っており、ハウスから湖への一本道がわざとらしく曲がりくねって繋がっているのだが、季節感を無視した草花はその道だけは侵略すまいと誓っているようであった。
ヘブンズガーデンに潜入するのはそれほど困難な事ではなかった。
何の障壁も、シールドもないのである。
空を飛んでその地に降り立てば良いだけであった。
尤も、その地に降り立ったら直ぐさまホムンクルスがやって来て、外敵と判断すれば何か得体の知れない力が首根っこを掴んでヘブンズガーデンの外へ放り出してしまう。
殺されるとか、傷つけられると言った事はないが、ヘブンズガーデンの外へ放り出されるのだから、空を飛ぶ術がなければ即死だろう。
ホムンクルスはと言えば、人間の姿をしたものは一体もなく、時にはウサギであったり時には狐や鷹であったりと、あまり相手を刺激しない容姿をした小動物に模したものが多かった。
警護体制を評すれば、暴力的ではないが容赦も無いと言ったところか。
ハデスが初めてその地に潜入した時、かれは『美しい』と思った。
人も魔人もその感性において大きな違いは無いのである。
魔物や魔人は美的感覚も倫理観も人のそれとはまったく違うと思っている人は多く、争いはその根本的違いによるものだと誤解されている。
しかし真実は魔人が使う魔法が人の魂を使うというその一点において、魔人は人の天敵なのである。
魔人は生れながら魔法が使える。
鳥が自分は空を飛べるのだと確信して生まれてくるように、魔人は自分は魔法を駆使できることを知って生まれてくる。
一方人族は魔法の能力を後天的に獲得する。
才能が有る無しは勿論影響するが、基本的に生まれたままの人族は魔法を使えない。後天的な学習によってその能力は得られるのだ。
なら、圧倒的に魔人が強者ではないか、そう思うかもしれない。
しかし、真実は真逆なのである。魔人は人の魂を使わなけれが魔法を使うことはできない。
人は自身が自在に魔法を使う潜在力を持つのにそれを使う手段を知らず生まれてくるのだ。
さて、話をゼウスを屠った光の球体に戻さなければなならい。
ハデスはヘブンズガーデンには天体模型が浮かんでいるという話をその目で確認すべく何度もヘブンズガーデンに潜入した。
天体模型は確かにあった。
ヘブンズガーデンの丘陵地の中心の上空50メートルの位置にこの世界の天体を模した模型が浮かんでいた。
その天体模型は小さな光る球体の周りを実際の天体の動きと同じように旋回していた。
惑星と惑星の距離は実際のそれとはかなり違うが、公転周期や自転周期は実際のそれに一致させているようである。
『つまり、あれはカレンダーだ』あの模型を見れば実際の天体が今現在どの配置にあるのかが手に取るように分かる仕掛けになっているようだった。
『とすると、あの光る球体は太陽か。』
太陽は第五元素エーテルで構成されていると聞いている。
エーテルの核が融合する時に巨大なエネルギーが放出されるのだ。
彼らの住む天体のエネルギーの殆どは太陽から放射されるそのエネルギーで賄われていると聞いている。
とすると、その一部をほんの一欠片でも受ければ、莫大なエネルギーが放出されその身を瞬時に焼いてしまうのか?
ハデスは解答を得た。
ハデスの得た答えはほぼ正解ではあった、だが、その球体を構成する物質は水素でありエーテルでは無い。
地球流に言えば、キルケゴールは核融合を模して実際にヘブンズガーデンのエネルギーとしていたのである。
その太陽の一部を切り取って敵に投げつける。ゼウスが瞬時に灰燼と化したのもうなづける結論である。
ハデスは冥界の支配者であり、人類と直接関わることが少なかったため、人魔大戦に於いても無関心を決め込んでいた事が功を奏したのである。
ゼウスが滅したと言う知らせを聞いた時、ハデスは冗談だろと一笑に付した。
彼の認識ではゼウスに敵う者はこの世に存在しない、ゼウスは天界を統べるもの、彼の繰り出す雷撃を受けて生きていられるものは居ない。
ハデスがゼウスと戦ったらどうだろう? ゼウスは雷撃に加えて天空が表出する全ての事象を支配している。
それに対しハデスは冥界の事象をもってゼウスに対する。
しかしそれらは必ず無力化されてしまうと考えられていた。
ハデスの最も得意とする溶岩流の攻撃もゼウスが氷雪を持って対抗する事で瞬く間に打ち消してしまう。
そんなゼウスが人間に瞬殺されたというのである、最初それを冗談だと受け取っても仕方のない事だっただろう。
それが事実だと知った時初めてハデスは人魔大戦に肩入れする事を考えた。
ゼウスは彼と血を分けた兄弟なのである。
普段はいがみ合っていてもそれは兄弟の範疇での事であり、第三者に殺されたとあっては放っては置けない。
ゼウスの最後の様子を彼の連れ合いであるヘラから事細かに聴いた。
ゼウスはキルケゴールの拠点であるヘブンズガーデンに攻撃を仕掛けている時に、ヘブンズガーデンの中央付近に浮遊している天体模型の中心から放出された小さな光の球体を受け止めた瞬間、灰となって消滅してしまったという事だった。
ハデスはその球体の正体が何なのかを探るため何度もヘブンズガーデンに潜入した。
ヘブンズガーデンで活動できる時間はほんの数分である。
潜入した途端、ガーデンを巡回する警備のホムンクルスに見つかり瞬く間にヘブンズガーデンの外に放り出されてしまうからだ。
ヘブンズガーデンは円筒を斜めに切り取ったような形をしていた。
それがまっすぐ垂直に立った状態で天空に浮かんでいる。
直径はおよそ1kmほどであろうか、その切り取った下部に円形の地表が形成されており、そこに一軒の白い建物が建てられている。
外から見ると斜めに切り取った円筒のように見えたそれは、内から見ると背後に高い山を頂いた丘陵地のようになっている事が分かった。
白い建物の名はハウス、その地には一軒しか建築物はなかったのでハウスと言う名称で十分だったのだろう。
そのハウスの庭先には丘陵の3分の2を占めるだろう池が横たわっている。
池と言うより湖と呼んだ方が適切だろうか?、しかしその水の透明度は尋常ではなく、湖底がくっきりと見て取れ、水面に浮かぶ落ち葉の影が湖底に揺れているのも見て取れた。
ハウスの左右も背後の山ほどではないが深い渓谷を思わせる岩肌を想わせた。
背後の山肌の中央から音を立てて湖に向かって滝が流れ落ちていた。
湖に落ちる水は湖面を押し上げることもなく何処に流れていくのであろうか? 否、そもそも流れ落ちる水流の水源は何処なのだ?
よくよく考えると、その光景は現実のものではない事が分かる。
だが、考え抜かれたその配置は目に心地よく丘陵地の静けさと遠くから聞こえる滝の音とのハーモニーは絶妙であった。
ハウスの庭先から湖の周辺に至る領域には春に咲く花、秋に咲く花の区別なく色とりどりの草花が生い茂っており、ハウスから湖への一本道がわざとらしく曲がりくねって繋がっているのだが、季節感を無視した草花はその道だけは侵略すまいと誓っているようであった。
ヘブンズガーデンに潜入するのはそれほど困難な事ではなかった。
何の障壁も、シールドもないのである。
空を飛んでその地に降り立てば良いだけであった。
尤も、その地に降り立ったら直ぐさまホムンクルスがやって来て、外敵と判断すれば何か得体の知れない力が首根っこを掴んでヘブンズガーデンの外へ放り出してしまう。
殺されるとか、傷つけられると言った事はないが、ヘブンズガーデンの外へ放り出されるのだから、空を飛ぶ術がなければ即死だろう。
ホムンクルスはと言えば、人間の姿をしたものは一体もなく、時にはウサギであったり時には狐や鷹であったりと、あまり相手を刺激しない容姿をした小動物に模したものが多かった。
警護体制を評すれば、暴力的ではないが容赦も無いと言ったところか。
ハデスが初めてその地に潜入した時、かれは『美しい』と思った。
人も魔人もその感性において大きな違いは無いのである。
魔物や魔人は美的感覚も倫理観も人のそれとはまったく違うと思っている人は多く、争いはその根本的違いによるものだと誤解されている。
しかし真実は魔人が使う魔法が人の魂を使うというその一点において、魔人は人の天敵なのである。
魔人は生れながら魔法が使える。
鳥が自分は空を飛べるのだと確信して生まれてくるように、魔人は自分は魔法を駆使できることを知って生まれてくる。
一方人族は魔法の能力を後天的に獲得する。
才能が有る無しは勿論影響するが、基本的に生まれたままの人族は魔法を使えない。後天的な学習によってその能力は得られるのだ。
なら、圧倒的に魔人が強者ではないか、そう思うかもしれない。
しかし、真実は真逆なのである。魔人は人の魂を使わなけれが魔法を使うことはできない。
人は自身が自在に魔法を使う潜在力を持つのにそれを使う手段を知らず生まれてくるのだ。
さて、話をゼウスを屠った光の球体に戻さなければなならい。
ハデスはヘブンズガーデンには天体模型が浮かんでいるという話をその目で確認すべく何度もヘブンズガーデンに潜入した。
天体模型は確かにあった。
ヘブンズガーデンの丘陵地の中心の上空50メートルの位置にこの世界の天体を模した模型が浮かんでいた。
その天体模型は小さな光る球体の周りを実際の天体の動きと同じように旋回していた。
惑星と惑星の距離は実際のそれとはかなり違うが、公転周期や自転周期は実際のそれに一致させているようである。
『つまり、あれはカレンダーだ』あの模型を見れば実際の天体が今現在どの配置にあるのかが手に取るように分かる仕掛けになっているようだった。
『とすると、あの光る球体は太陽か。』
太陽は第五元素エーテルで構成されていると聞いている。
エーテルの核が融合する時に巨大なエネルギーが放出されるのだ。
彼らの住む天体のエネルギーの殆どは太陽から放射されるそのエネルギーで賄われていると聞いている。
とすると、その一部をほんの一欠片でも受ければ、莫大なエネルギーが放出されその身を瞬時に焼いてしまうのか?
ハデスは解答を得た。
ハデスの得た答えはほぼ正解ではあった、だが、その球体を構成する物質は水素でありエーテルでは無い。
地球流に言えば、キルケゴールは核融合を模して実際にヘブンズガーデンのエネルギーとしていたのである。
その太陽の一部を切り取って敵に投げつける。ゼウスが瞬時に灰燼と化したのもうなづける結論である。
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