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9 過去の英雄
84 魔力の根源 2
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「何かに対して努力できる才能というのは、まさに神の恩恵だ。特に、それが国……いや世界中から認められていないような物の場合は特にだ。この世に最初から認められたものなど存在しない。努力する者が認められるように進化させたから認められるようになったのだ。おそらく魔力もこれからそうなることだろう」
リグダミスは静かにそう語った。
おそらくは僕が世界のために魔力を進化させると言いたいのだろうが、もちろん僕にそんなつもりは一切ない。技術というのはいつの時代も誰かの利益のために進化し、時にそれは戦争のためであった。今回のこともそうだが、僕はこの世界に対して何らかの利益をもたらすために何かをしてやるつもりは一切ない。もし仮に、それが妹の利益になるなら話は別だが、そんなことはありえない。
世界を変えるほどの技術向上というイベントの裏側には、かなり大きなリスクが生じるものだ。
「そうかもしれません……ですがそれは僕がやることではありません」
僕はあっさりとそう言い切ってみせた。
リグダミスから賃金を受け取ったという点では、僕は彼に従うべきなのかもしれない。だが、貰った賃金と比べるとそのリスクはつり合いが取れていないように感じる。
自分の想像とは違った返事だったろうに、リグダミスは毅然とした態度を変えない。
「確かにそうだ。そんなことは最初からわかっていたし、私自身もそうでないことを祈っていた。雑種の犬種なんて言う存在がそんな大層なことをしでかしてしまっても構わないのかと、疑問にすら思っていた」
「初めて意見が一致しましたね」
不本意だが、差別主義者と同じ意見だ。
しかし、そう思ったのは僕だけではなかったらしい。彼の顔はいつにもなく苦々しい。
「不本意ながらだが……一致してしまった。だっだらどうする? そういえば、お前は文字が読めないのに図書館に通い詰めているらしいが、そこにはほんの内容を読み聞かせてくれる獣人がいるらしいじゃないか?」
「ええ、いつもお世話になっています。村では村の言語を少しだけ教えてもらいましたが、教育機関が発達していないこの国では一番メジャーなベスティエ文字すら教えてもらっていませんからね」
その質問が今までの会話とどう関係しているのかわからないが、何となく馬鹿にされているような雰囲気は感じた。だからと言って、今見たないじわるな返しをするのはいけないことだと重々理解はしている。ほんの少しだけ反省だ。
そんな僕の嫌味を気にするでもなく、さも面白いジョークでも聞いたかのような表情で、まるで幼子のような笑みを浮かべてリグダミスはいつの間にかイチゴが入れていたであろう水を飲み干して、それでも毅然とした態度で悠々と語り始める。
「ああ、それは面白いことだ。この国はこれほどまでに発展しているというのに、識字率は70パーセントを下回っているもしかしたら60パーセントすら下回るかもな。言語を話すことは出来ても、読み書きは出来ない住民が3分の1近く……いや以上を占めているというわけだ。だがそれがネックでもあるというわけだ」
識字率の低さはネックでしかないと思う。そもそも、この国の教育機関の小規模さを考えると、60パーセントでも十分高いと言わざるを得ないと思うのだが……そんなことよりも――
「――それが今の話とどう関係あるのですか?」
話の流れを切ってしまって悪いが、なぜ彼がそんな話を始めたのかが一切理解できない。さっきまでは魔法の話をしていたはずだ。それがどうして識字率の話になっているのだろう。その答えは本人からではなく、黙って話を聞いていたイチゴの口から聞くことになった。
「魔法使用率のことを言いたいのか?」
イチゴはどこか得意げな顔をしているが、僕はそんな言葉を聞いたことがない。というより、魔法の使用率と識字率で考えても何ら関連性がないように思える。彼女の答えは間違っているのではないだろうか……なんて考えてみたが、リグダミスの拍手によってその考えはかき消されることとなった。
「そうだ。イザベラ君の言うとおり魔法使用率の問題はズバリ、識字率に関係する。古の魔法は文字によって書き連ねられたらしいが、今はどうだ? 魔法と言えば、ポーション作成能力と呼ばざるを得ない。雑種、お前は勉強するときどうする?」
リグダミスは楽しそうに持論を話した後で、唐突にそんなことを尋ねてくる。
言いたいことが何となくわかってきた。
「文献を読みますね」
「文献を読んでも意味が分からなかったら?」
「知っている人に頭を下げてでも教えを乞いますね」
貴族らしくなく、ククク、と笑うと彼は声たかだかに言って見せた。
「そうだ! 普通の獣人ならばそこまでする。命がかかっていればな。だが、勉強しなくても生きて行くには事欠かない程度の日銭を稼げるとなればどうだ? そこまで必死になれるか!?」
いつは冷静でいるはずのリグダミスは両手を交えて熱弁する。そんな奴などいないと言い切る勢いだ。
確かに彼の言うとおりかもしれないが、妹を持った今の僕にならなよくわかる。
「家族のことを思えば必死にならざるを得ないと思うのですが……いや、家族がいなくても少しでもいい暮らしがしたいと思ったら、必死で努力するんじゃないですか?」
人類とは身勝手で独りよがりな生物でもあるが、それと同時に人を思いやれる生物なのかもしれない。たとえ僕がそういう風に扱われたように、他人をおとしめるようなことをする人間がいたとしても、そんな人間であったとしても身近な人間は大切にしていると信じたい。そう信じることだけが唯一の救いだと僕は思う。
しかし、リグダミスは僕と意見がほんの少し違うらしい。彼は小さく息を吐くと、身振りそぶりもやめいつものように冷静に淡々と自分の意見を語り始める。
「努力の仕方を知っている獣人ならな……だがしかし、そもそも文字の読めない獣人は文献を読むことも出来なければ、そこからそれを知っていそうな人物を探すことすら出来ない。なにより、全く何もわからぬことを他人に教えてもらうことなど不可能に近い。どのような者であっても、赤の他人にものを教えてもらうとなると、最低限の知識は持ち合わせていなければならない。もし教えを乞うことが出来たとしても、文盲では教えてもらったことを紙に書き綴ることすら出来まい。だから――」
「――文盲は魔力の根源を知る機会がない。故に、識字率が低いと魔法使用率も低くなると……確かにそうだ。だがリグダミス、それはあくまで予想でしかない。そういうデータがあるわけでもないからな」
そんな彼の意見を遮り、イチゴは軽く否定した。
リグダミスは静かにそう語った。
おそらくは僕が世界のために魔力を進化させると言いたいのだろうが、もちろん僕にそんなつもりは一切ない。技術というのはいつの時代も誰かの利益のために進化し、時にそれは戦争のためであった。今回のこともそうだが、僕はこの世界に対して何らかの利益をもたらすために何かをしてやるつもりは一切ない。もし仮に、それが妹の利益になるなら話は別だが、そんなことはありえない。
世界を変えるほどの技術向上というイベントの裏側には、かなり大きなリスクが生じるものだ。
「そうかもしれません……ですがそれは僕がやることではありません」
僕はあっさりとそう言い切ってみせた。
リグダミスから賃金を受け取ったという点では、僕は彼に従うべきなのかもしれない。だが、貰った賃金と比べるとそのリスクはつり合いが取れていないように感じる。
自分の想像とは違った返事だったろうに、リグダミスは毅然とした態度を変えない。
「確かにそうだ。そんなことは最初からわかっていたし、私自身もそうでないことを祈っていた。雑種の犬種なんて言う存在がそんな大層なことをしでかしてしまっても構わないのかと、疑問にすら思っていた」
「初めて意見が一致しましたね」
不本意だが、差別主義者と同じ意見だ。
しかし、そう思ったのは僕だけではなかったらしい。彼の顔はいつにもなく苦々しい。
「不本意ながらだが……一致してしまった。だっだらどうする? そういえば、お前は文字が読めないのに図書館に通い詰めているらしいが、そこにはほんの内容を読み聞かせてくれる獣人がいるらしいじゃないか?」
「ええ、いつもお世話になっています。村では村の言語を少しだけ教えてもらいましたが、教育機関が発達していないこの国では一番メジャーなベスティエ文字すら教えてもらっていませんからね」
その質問が今までの会話とどう関係しているのかわからないが、何となく馬鹿にされているような雰囲気は感じた。だからと言って、今見たないじわるな返しをするのはいけないことだと重々理解はしている。ほんの少しだけ反省だ。
そんな僕の嫌味を気にするでもなく、さも面白いジョークでも聞いたかのような表情で、まるで幼子のような笑みを浮かべてリグダミスはいつの間にかイチゴが入れていたであろう水を飲み干して、それでも毅然とした態度で悠々と語り始める。
「ああ、それは面白いことだ。この国はこれほどまでに発展しているというのに、識字率は70パーセントを下回っているもしかしたら60パーセントすら下回るかもな。言語を話すことは出来ても、読み書きは出来ない住民が3分の1近く……いや以上を占めているというわけだ。だがそれがネックでもあるというわけだ」
識字率の低さはネックでしかないと思う。そもそも、この国の教育機関の小規模さを考えると、60パーセントでも十分高いと言わざるを得ないと思うのだが……そんなことよりも――
「――それが今の話とどう関係あるのですか?」
話の流れを切ってしまって悪いが、なぜ彼がそんな話を始めたのかが一切理解できない。さっきまでは魔法の話をしていたはずだ。それがどうして識字率の話になっているのだろう。その答えは本人からではなく、黙って話を聞いていたイチゴの口から聞くことになった。
「魔法使用率のことを言いたいのか?」
イチゴはどこか得意げな顔をしているが、僕はそんな言葉を聞いたことがない。というより、魔法の使用率と識字率で考えても何ら関連性がないように思える。彼女の答えは間違っているのではないだろうか……なんて考えてみたが、リグダミスの拍手によってその考えはかき消されることとなった。
「そうだ。イザベラ君の言うとおり魔法使用率の問題はズバリ、識字率に関係する。古の魔法は文字によって書き連ねられたらしいが、今はどうだ? 魔法と言えば、ポーション作成能力と呼ばざるを得ない。雑種、お前は勉強するときどうする?」
リグダミスは楽しそうに持論を話した後で、唐突にそんなことを尋ねてくる。
言いたいことが何となくわかってきた。
「文献を読みますね」
「文献を読んでも意味が分からなかったら?」
「知っている人に頭を下げてでも教えを乞いますね」
貴族らしくなく、ククク、と笑うと彼は声たかだかに言って見せた。
「そうだ! 普通の獣人ならばそこまでする。命がかかっていればな。だが、勉強しなくても生きて行くには事欠かない程度の日銭を稼げるとなればどうだ? そこまで必死になれるか!?」
いつは冷静でいるはずのリグダミスは両手を交えて熱弁する。そんな奴などいないと言い切る勢いだ。
確かに彼の言うとおりかもしれないが、妹を持った今の僕にならなよくわかる。
「家族のことを思えば必死にならざるを得ないと思うのですが……いや、家族がいなくても少しでもいい暮らしがしたいと思ったら、必死で努力するんじゃないですか?」
人類とは身勝手で独りよがりな生物でもあるが、それと同時に人を思いやれる生物なのかもしれない。たとえ僕がそういう風に扱われたように、他人をおとしめるようなことをする人間がいたとしても、そんな人間であったとしても身近な人間は大切にしていると信じたい。そう信じることだけが唯一の救いだと僕は思う。
しかし、リグダミスは僕と意見がほんの少し違うらしい。彼は小さく息を吐くと、身振りそぶりもやめいつものように冷静に淡々と自分の意見を語り始める。
「努力の仕方を知っている獣人ならな……だがしかし、そもそも文字の読めない獣人は文献を読むことも出来なければ、そこからそれを知っていそうな人物を探すことすら出来ない。なにより、全く何もわからぬことを他人に教えてもらうことなど不可能に近い。どのような者であっても、赤の他人にものを教えてもらうとなると、最低限の知識は持ち合わせていなければならない。もし教えを乞うことが出来たとしても、文盲では教えてもらったことを紙に書き綴ることすら出来まい。だから――」
「――文盲は魔力の根源を知る機会がない。故に、識字率が低いと魔法使用率も低くなると……確かにそうだ。だがリグダミス、それはあくまで予想でしかない。そういうデータがあるわけでもないからな」
そんな彼の意見を遮り、イチゴは軽く否定した。
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