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イケメンの力
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いくら待っても立夏ちゃんのお母さん、美加さんは食堂にこない。言われることを予想しているからか、それとも私と話したくないのか。私だって昨日気まずいまま別れたから、本当はあまり顔を合わせたくない。
だけど、小学校は義務教育。
それくらい私だって知っている。
学校に行きたくても行けない子供たちを何人も見てきた。地震の後「友達と遊びたい」という子より「学校に行って勉強したい」という子どもの方が圧倒的に多かった。出過ぎた真似をしているのはわかっているけれど、いくら売れっ子でも学校には行っておいた方がいいと思う。
それなら迎えに行こうかと椅子から腰を浮かせかけた時、ようやく美加さんが立夏ちゃんと一緒にやって来た。話してみてわかったけれど、立夏ちゃんは素直な子だ。口が悪いのは、子供なりに一生懸命だからなのだと思う。今も不安そうな顔でお母さんと一緒に来ている。
「それで、何か文句があるんですか? 昨日のことなら、すぐ済むって言いましたよね?」
座るなり口を開いた美加さん。
大人しいだけの人ではなさそうだ。
おろおろする立夏ちゃんに微笑みかけると、私はゆっくり話した。
「いえ、そのことではありません。ああ、多少は関係していますが、今日は他に聞きたいことがありまして」
「昨日お会いしたばかりでいきなり? うちの子は、今が大事な時なんです。まさか、他のプロダクションの差し金じゃあないでしょうね? リッカの邪魔をしに来たんじゃありませんよね?」
話す前からグッタリしてしまった。
だけどここで負けるわけにはいかない。
頼りになる綺麗なおネェさん……真希さんは既に出張でいない。この時間に家にいるのは、たぶん私くらいなものだろう。
「タレントさんってお忙しいですよね? だからこそ、家に帰った時は母親の笑顔で癒されるべきだと思うんです」
そう切り出した私。
まずはお母さんである美加さんの話を聞くことにした。だっていくら我が子が可愛いとはいえ、母親業と父親業、マネージャーの仕事も一手に引き受けているのだ。彼女自身が疲れていないわけがない。我が子のためのパワーはすごい人だと思う。
女子高時代、クラスで聞き上手な子がいた。その子はまず、相手の話をちゃんと聞く。決して否定せず、わかるわかると頷いてくれた。最後にちょこっとアドバイスのようなものをくれる。ついたあだ名は『仙人』。女子高生に『仙人』というのもどうかと思うけれど、彼女はその特技を活かして将来はカウンセラーになりたいと言っていた。ピッタリだと思った。頭のいい彼女は、どっかの大学の心理学部に通っているはずだ。
彼女のように上手くはできないけれど、愚痴を聞くくらいなら私にもできると思う。美加さんがもし、話してくれるのなら。
立夏ちゃんの助けもあって、美加さんは少しずつ業界の苦労話をしてくれた。プロデューサーがどうだとか仕事の質だとか他の子役が、スタッフが、お弁当の品数が……
私は美加さんの話に聞いた後で、「それなら」と本題に入った。言いたいのは、スケジュール管理をプロに任せてはどうかということ。小学校にちゃんと通えるように調整した方がいいのでは、と言いたかった。
だけど、美加さんは自分の意志を曲げなかった。
「あのね、素人にはわからないかもしれないけれど。子役なんて世の中にいっぱいいるから、毎日テレビに出ていないと忘れられてしまうの。それに、今まで私が側にいたから売れたのよ? 立夏は私がいないとダメなの。まだ小さいし。そうよね? 立夏」
立夏ちゃんは何も言わない。
頭のいいこの子は、きっともうわかってしまっているんだ。
「えっと……でも、一流の芸能人にはプロのマネージャーがいますよね? あと、付き人も。リッカちゃんは可愛いし特別だから、毎日テレビに出なくても忘れられないかなあって」
「当たり前でしょ? 私に似たんだもの。でも、今がチャンスなの。学校のことはそのうち考えるから。それより撮影が始まったばかりでちょうど大変な時期なの。引っ越さなくちゃいけないのはわかっているけれど、もう少し待って下さる?」
「うえ?」
それは私が決めることではないし、契約も済んでしまっている。まさか、一週間経っても出て行かないつもりなんじゃあ。
「でも、それは……」
それだと、私の住むところが無くなってしまう。せっかく田舎から出て来て『生玲荘』で頑張ろうと思ったのだ。いつまでも真希さんに甘えている場合じゃないし、来月からは学校も始まる。そろそろ自分の荷物も取り寄せたい。
ああ、でも。今は立夏ちゃんを小学校に行かせるべきだと訴える方が先?
焦って言葉を続けようとした時、食堂にのんきな声が響いた。
「あっれー見ない顔だね。君、もしかしてここの新しい住人?」
近づいてきたのは柔らかそうな茶色の髪の、見目麗しいモデルのような男の人。オシャレなスーツを着ている。
「初めまして。大下 美羽です」
知らない人でも挨拶大事!
ここにいるってことは『生玲荘』の人だよね?
「ああ、君が美加さんの後に入る……。僕は神崎 誠也。103号室だよ。夜はいないけど、昼間ならいるかもしれないから遊びに来てね」
神崎さん? じゃあこの人が真希さんの恋人かもしれない人? 確かに真希さんの言う通りすこぶるイケメンだけど、何だかチャラそう。
でも、ちょこっと待っていただきたい。
今まさに引っ越しの話をしていたところ。
それをまあ、さらっと言ってしまうなんて。
部屋に遊びに来てってどういうことだろう?
都会の人の社交辞令?
真希さんの恋人かもしれないし、男の人の部屋に遊びに行くってダメでしょう。
「誠也君聞いて! あのね、この人ったらひどいの~」
ど、どどーした? 美加さん。
いきなり甘えた声出しちゃって。
ニコニコしながら彼女の話を聞いてあげてる神崎さん。慣れているし、これからお仕事だってことは、もしかしてホストさん?
「そうか……大変だったんだね、美加さん」
よしよしと、髪を撫でる優しい仕草が様になっている。立夏ちゃん、お母さんを見て肩を竦めるのは、子供っぽくないからやめた方が……
「だけどね、彼女の言う事にも一理あるよ?」
おや? てっきり美加さんの味方をするかもしれないと思っていたホストさん。もしかして、私の言いたいことをわかってくれた?
「最近の美加さんは疲れているせいか、いつもの輝きが減っている。僕もそこは心配していたんだ。それにね、よく考えて? 僕のような売れないタレントでも、事務所と契約していてマネージャーらしきものが付いている。『リッカ』が一流でい続けるためには、サポートしてくれる人がいた方がいいと、僕も思うよ?」
それ、さっき私が言ったけど。
でも撃沈。美加さんが考えを変えるとは思えない。
「そうねぇ。誠也君がそう言うなら。マネージャーの件、考えてみようかしら?」
「○○プロダクションだったよね? あそこなら、有能な人がいっぱいいるって業界でも有名だから」
そんでよかと?
いつの間にか、話がまとまる方向に行くようだ。さすがはホスト……タレントさん。まあ、経験も何もない小娘に言われるよりも、同じ業界のイケメンから言われた方が納得できたのだろう。ポン、ポンと慰めるように私の肩を叩いてくれた、立夏ちゃん。その優しさが痛い――
「じゃあ僕はこれで。バイトがあるから、またね!」
イケメンは去り際も華やかだった。
美加さんはウインクした彼を見て、ウットリしている。
で? 結局話はどうなったの?
「仕方がないわね。みんながそう言うのなら」
うん。立夏ちゃんのお母さん何だか考えを変えてくれたみたい。結局イケメンの力ってことかな?
それとももしかして、彼は助けに入ってくれたのかな?
だけど、小学校は義務教育。
それくらい私だって知っている。
学校に行きたくても行けない子供たちを何人も見てきた。地震の後「友達と遊びたい」という子より「学校に行って勉強したい」という子どもの方が圧倒的に多かった。出過ぎた真似をしているのはわかっているけれど、いくら売れっ子でも学校には行っておいた方がいいと思う。
それなら迎えに行こうかと椅子から腰を浮かせかけた時、ようやく美加さんが立夏ちゃんと一緒にやって来た。話してみてわかったけれど、立夏ちゃんは素直な子だ。口が悪いのは、子供なりに一生懸命だからなのだと思う。今も不安そうな顔でお母さんと一緒に来ている。
「それで、何か文句があるんですか? 昨日のことなら、すぐ済むって言いましたよね?」
座るなり口を開いた美加さん。
大人しいだけの人ではなさそうだ。
おろおろする立夏ちゃんに微笑みかけると、私はゆっくり話した。
「いえ、そのことではありません。ああ、多少は関係していますが、今日は他に聞きたいことがありまして」
「昨日お会いしたばかりでいきなり? うちの子は、今が大事な時なんです。まさか、他のプロダクションの差し金じゃあないでしょうね? リッカの邪魔をしに来たんじゃありませんよね?」
話す前からグッタリしてしまった。
だけどここで負けるわけにはいかない。
頼りになる綺麗なおネェさん……真希さんは既に出張でいない。この時間に家にいるのは、たぶん私くらいなものだろう。
「タレントさんってお忙しいですよね? だからこそ、家に帰った時は母親の笑顔で癒されるべきだと思うんです」
そう切り出した私。
まずはお母さんである美加さんの話を聞くことにした。だっていくら我が子が可愛いとはいえ、母親業と父親業、マネージャーの仕事も一手に引き受けているのだ。彼女自身が疲れていないわけがない。我が子のためのパワーはすごい人だと思う。
女子高時代、クラスで聞き上手な子がいた。その子はまず、相手の話をちゃんと聞く。決して否定せず、わかるわかると頷いてくれた。最後にちょこっとアドバイスのようなものをくれる。ついたあだ名は『仙人』。女子高生に『仙人』というのもどうかと思うけれど、彼女はその特技を活かして将来はカウンセラーになりたいと言っていた。ピッタリだと思った。頭のいい彼女は、どっかの大学の心理学部に通っているはずだ。
彼女のように上手くはできないけれど、愚痴を聞くくらいなら私にもできると思う。美加さんがもし、話してくれるのなら。
立夏ちゃんの助けもあって、美加さんは少しずつ業界の苦労話をしてくれた。プロデューサーがどうだとか仕事の質だとか他の子役が、スタッフが、お弁当の品数が……
私は美加さんの話に聞いた後で、「それなら」と本題に入った。言いたいのは、スケジュール管理をプロに任せてはどうかということ。小学校にちゃんと通えるように調整した方がいいのでは、と言いたかった。
だけど、美加さんは自分の意志を曲げなかった。
「あのね、素人にはわからないかもしれないけれど。子役なんて世の中にいっぱいいるから、毎日テレビに出ていないと忘れられてしまうの。それに、今まで私が側にいたから売れたのよ? 立夏は私がいないとダメなの。まだ小さいし。そうよね? 立夏」
立夏ちゃんは何も言わない。
頭のいいこの子は、きっともうわかってしまっているんだ。
「えっと……でも、一流の芸能人にはプロのマネージャーがいますよね? あと、付き人も。リッカちゃんは可愛いし特別だから、毎日テレビに出なくても忘れられないかなあって」
「当たり前でしょ? 私に似たんだもの。でも、今がチャンスなの。学校のことはそのうち考えるから。それより撮影が始まったばかりでちょうど大変な時期なの。引っ越さなくちゃいけないのはわかっているけれど、もう少し待って下さる?」
「うえ?」
それは私が決めることではないし、契約も済んでしまっている。まさか、一週間経っても出て行かないつもりなんじゃあ。
「でも、それは……」
それだと、私の住むところが無くなってしまう。せっかく田舎から出て来て『生玲荘』で頑張ろうと思ったのだ。いつまでも真希さんに甘えている場合じゃないし、来月からは学校も始まる。そろそろ自分の荷物も取り寄せたい。
ああ、でも。今は立夏ちゃんを小学校に行かせるべきだと訴える方が先?
焦って言葉を続けようとした時、食堂にのんきな声が響いた。
「あっれー見ない顔だね。君、もしかしてここの新しい住人?」
近づいてきたのは柔らかそうな茶色の髪の、見目麗しいモデルのような男の人。オシャレなスーツを着ている。
「初めまして。大下 美羽です」
知らない人でも挨拶大事!
ここにいるってことは『生玲荘』の人だよね?
「ああ、君が美加さんの後に入る……。僕は神崎 誠也。103号室だよ。夜はいないけど、昼間ならいるかもしれないから遊びに来てね」
神崎さん? じゃあこの人が真希さんの恋人かもしれない人? 確かに真希さんの言う通りすこぶるイケメンだけど、何だかチャラそう。
でも、ちょこっと待っていただきたい。
今まさに引っ越しの話をしていたところ。
それをまあ、さらっと言ってしまうなんて。
部屋に遊びに来てってどういうことだろう?
都会の人の社交辞令?
真希さんの恋人かもしれないし、男の人の部屋に遊びに行くってダメでしょう。
「誠也君聞いて! あのね、この人ったらひどいの~」
ど、どどーした? 美加さん。
いきなり甘えた声出しちゃって。
ニコニコしながら彼女の話を聞いてあげてる神崎さん。慣れているし、これからお仕事だってことは、もしかしてホストさん?
「そうか……大変だったんだね、美加さん」
よしよしと、髪を撫でる優しい仕草が様になっている。立夏ちゃん、お母さんを見て肩を竦めるのは、子供っぽくないからやめた方が……
「だけどね、彼女の言う事にも一理あるよ?」
おや? てっきり美加さんの味方をするかもしれないと思っていたホストさん。もしかして、私の言いたいことをわかってくれた?
「最近の美加さんは疲れているせいか、いつもの輝きが減っている。僕もそこは心配していたんだ。それにね、よく考えて? 僕のような売れないタレントでも、事務所と契約していてマネージャーらしきものが付いている。『リッカ』が一流でい続けるためには、サポートしてくれる人がいた方がいいと、僕も思うよ?」
それ、さっき私が言ったけど。
でも撃沈。美加さんが考えを変えるとは思えない。
「そうねぇ。誠也君がそう言うなら。マネージャーの件、考えてみようかしら?」
「○○プロダクションだったよね? あそこなら、有能な人がいっぱいいるって業界でも有名だから」
そんでよかと?
いつの間にか、話がまとまる方向に行くようだ。さすがはホスト……タレントさん。まあ、経験も何もない小娘に言われるよりも、同じ業界のイケメンから言われた方が納得できたのだろう。ポン、ポンと慰めるように私の肩を叩いてくれた、立夏ちゃん。その優しさが痛い――
「じゃあ僕はこれで。バイトがあるから、またね!」
イケメンは去り際も華やかだった。
美加さんはウインクした彼を見て、ウットリしている。
で? 結局話はどうなったの?
「仕方がないわね。みんながそう言うのなら」
うん。立夏ちゃんのお母さん何だか考えを変えてくれたみたい。結局イケメンの力ってことかな?
それとももしかして、彼は助けに入ってくれたのかな?
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『綺麗になるから見てなさいっ!』(*´꒳`*)アルファポリス発行レジーナブックス。書店、通販にて好評発売中です。
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