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マリエッタ編
恋は混戦模様
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もう、ブランカ様ったら全然わかってないんだから!!
私はマリエッタ=ベル=クローネ。
以前、小さな頃に王宮のパーティーで声をかけていただいて以来、ブランカ様の事が大好き!
なのに、彼女ったらちっとも気づいてくれなくて、いっつも私に「好きな人はできた?」とか、「誰が良いと思う?」とかしつこく聞いてくるの。だから最初から言っているじゃない。
「ブランカ様だ」って!!
幼いブランカ様がご病気の後、療養のために王都を離れた時はとっても寂しかった。だって、一番最初に私に優しくして下さったのも、キレイなご自分のドレスをわからないように私に下さったのも、みんなブランカ様だったから。
だから、彼女がいつ王都にお戻りになっても胸を張って会えるように、一生懸命努力をしたの。
引っ込み思案だった性格もブランカ様のようになりたくてなおしたし、苦手な勉強だって頑張った。いつかブランカ様のお役に立てるように『光』の癒し魔法だって懸命に練習したわ。最初から効果が強力だったわけでは無いのよ?
ブランカ様ならきっとこの王立学園にいらっしゃると思っていたから、入学できるように努力した。だから彼女が編入して同じクラスになれた時、とってもとっても嬉しかったの!!
彼女の一番になりたくて、私の方を向いて欲しくて、『ブランカ様の隣は誰にも渡さない!』と、闘志を燃やしたわ!
ブランカ様ったらすっごく鈍感で、カイル様やリューク様、ライオネルやジュリアン、ユーリスまでもが熱い視線で彼女を見つめているのに、全く気が付いていらっしゃらないの。それどころか私に勧めてくるものだから、彼らの事がちょっと気の毒になっちゃった。だからと言ってこのポジションを誰にも譲るつもりは無いけれど……。
そんなブランカ様が、なぜか妙に張り切っていたのがこの『競技会』。ご自分はお出にならないくせに、お守りがわりのチョーカーとかお料理だとか、何だか慌ただしくいろいろご準備されている。
しかもせっかくご自分で用意したものをなぜか私に渡すように言ってきたり、当日のランチを一緒に用意しようと誘ってきたり……。ブランカ様とご一緒できるのは嬉しいけれど、それがみんな彼らの為だっていうのがとっても悔しいわ!!
だからもちろん、彼らがブランカ様にこれ以上惹かれないように、彼女に良い所を見せようと張り切り過ぎないように私は頑張っているの。
そりゃ、みんなとってもカッコいいし、学園内には女生徒のファンが多くいるのも知っている。だったらその中から適当に選びなさいな。ブランカ様ほど優しくて可愛くて美人で頭が良くて素敵な女性はいないだろうけれど、でも彼女はダ~メ。
だって、私のだから。
ブランカ様の周りをうろちょろしているリューク様にしたって、隙あらば話しかけようとしているカイル様にしたって、同じクラスなのを良い事にすぐに構おうとするライオネルにしたって、油断ができないのは皆同じ。最近はそこに初等部のユーリスやジュリアンまでもが加わってきた。
さっきの馬術競技でもユーリスは嬉しそうに笑いかけてきたし、ジュリアンは満面の笑みでこちらに向かって手を振り返してきたし。本当は全部ブランカ様に対してなんだけど、鈍い彼女はご自分だとは思わずに、私に向けたものだと勘違いしていらっしゃった。まあ、ライバルを増やしたくないから敢えて訂正する気はないけれど。
ブランカ様に良い所を見せようと頑張ったせいか、初等部馬術はユーリスが優勝でジュリアンが準優勝。彼女は表彰式まで見ようかどうしようかと迷っていらしたけれど、彼らが「貴女の為に頑張りました」と口を滑らせたらいけないので、私はサッサと退散。ブランカ様が彼らを選ばずに私の後をついて来て下さった時は、ちょっとだけ胸がスッとしたわ!
剣術にしたって中等部の三人とも、ブランカ様の立ち位置をしっかり確認していた。カイル様やリューク様は慣れたもので、試合の時は集中していたけれど、終わるとこちらを見て爽やかに微笑んでいらしたもの。それを見た女生徒達がキャーキャー騒ぐのを「スゴイわね」と一蹴。私にしてみれば、全く気づいてらっしゃらないブランカ様の方がスゴイけれど。
そこへいくとライオネルは慣れていないからか、常にブランカ様を意識して、試合中もチラチラとこちらを見ていた。ちゃんと応援しているから大丈夫なのに、虫を追い払う私に彼女が気を取られ横を向いた隙に、カイル様にあっさり負けてしまっていた。
まだまだ甘いわね? いくら日頃鍛えているんだと上半身はだけて猛アピールしていても、それだけじゃあカイル様やリューク様には勝てないわよ? まあ、だれが優勝してもブランカ様を渡すつもりは無いけどね?
剣術競技中等部の決勝戦は、カイル様対リューク様。去年と同じ顔合わせなんだそう。
「で、ブランカ様はどちらを応援します? カイル様? リューク様?」
「じゃあ、マリエッタの応援したい方で。どっち?」
せっかくブランカ様のお好きな方を聞き出そうと思っていたのに、私に振るんじゃ意味ないですわ! まあ、今後も妨害はさせてもらいますけど。
なのに決勝前に休憩を挟んだからか、一旦席を外されたブランカ様の後をリューク様が、その後をカイル様が追って行った。まったく、お二人ともどれだけブランカ様の事がお好きなの?
でも、戻ってらしたカイル様は楽しそうでリューク様のお顔は強張っていらした。一番最後に戻ってらしたブランカ様はケロッとしていたから、トラブルがあったわけでは無いみたい。
でも、続く剣術の決勝戦では、リューク様がまさかの不調。カイル様の激しい突き込みをギリギリの所で避けていらした。その後は持ち直して激しい応酬が続き、時々はご自分から仕掛けていたものの、顔色は悪いしさっきまでの覇気が感じられない。やっぱり休憩中に何かあったのかしら?
結局、最後にカイル様の剣を躱しきれずにリューク様が負けてしまった。だから、思わずブランカ様に「残念だったわねー」と言ったら、不思議そうな顔をされてしまった。
ああ、もう! ご自分が原因だって事に気付いていらっしゃらないのかしら? 休憩中にお二人と何かあったんじゃないの?
超鈍感でお二人の気持ちにまったく気がついていないとはいえ、それでもブランカ様は負けてしまったリューク様に声をかけに行った。こういう所が天然で、みんなから愛される理由でしょうね? リューク様も確実に元気が出る事でしょう。
お二人で少し話をしただけで、予想通り笑顔になったリューク様。ブランカ様の頭を嬉しそうにポンポンしていらっしゃる。
優勝したはずのカイル様、スルーされてしまってお可哀想。女生徒達に囲まれてお祝いの言葉を次々に受けているけれど、笑顔で応えながらも視線は誰かを探している。
ようやく見つけたブランカ様は、リューク様と仲良くお話をしていらしたから、今度はカイル様の顔色が変わっていらした。
これでもしカイル様が馬術で負けたら、確実にブランカ様のせいよね?……と思っていたら、同点のリューク様との再試合で本当に負けてしまわれた。結果、中等部馬術の優勝はリューク様、準優勝はカイル様、三位がライオネルとなっていた。
ブランカ様からライオネルへの感想を求められたから、「ま、あのお二人が相手だと仕方が無いんじゃないかしら?」と正直に応えておいたわ! でも、何でライオネル? ブランカ様はリューク様を応援していらしたんじゃないの?
まったくもう!
学園名物『競技会』の優勝候補達の成績を、実はご自分が左右しているってこと、思ってもいないのかしら?
さっき放送されたけど、初等部の総合優勝はユーリスで、準優勝はジュリアンですって! 二人とも、貴女に褒められたくて頑張っていたのがバレバレよね?
なのに、当の本人はのんきに鼻歌なんか歌っている。
「マリエッタ、今からランチを用意するから、あなたはこの中の気になる誰かと先にお庭で待っていて?」
ですって!
それならそれで、彼らには申し訳ないけれど、徹底的に邪魔をさせていただきますわ! どうせブランカ様ったら、みんなから寄せられる好意には気付いていらっしゃらないみたいだし……。
私が気になるのは、ブランカ様ただ一人。でも、ブランカ様の手料理はみんなが気になるのでしょうね? 私の大好きな彼女が、恋人を作るだなんて耐えられない。一人だけに笑いかけて愛情を注ぐだなんて嫌だもの。だから当分、このままで。
だってブランカ様は私のもの、なんですからね?
私はマリエッタ=ベル=クローネ。
以前、小さな頃に王宮のパーティーで声をかけていただいて以来、ブランカ様の事が大好き!
なのに、彼女ったらちっとも気づいてくれなくて、いっつも私に「好きな人はできた?」とか、「誰が良いと思う?」とかしつこく聞いてくるの。だから最初から言っているじゃない。
「ブランカ様だ」って!!
幼いブランカ様がご病気の後、療養のために王都を離れた時はとっても寂しかった。だって、一番最初に私に優しくして下さったのも、キレイなご自分のドレスをわからないように私に下さったのも、みんなブランカ様だったから。
だから、彼女がいつ王都にお戻りになっても胸を張って会えるように、一生懸命努力をしたの。
引っ込み思案だった性格もブランカ様のようになりたくてなおしたし、苦手な勉強だって頑張った。いつかブランカ様のお役に立てるように『光』の癒し魔法だって懸命に練習したわ。最初から効果が強力だったわけでは無いのよ?
ブランカ様ならきっとこの王立学園にいらっしゃると思っていたから、入学できるように努力した。だから彼女が編入して同じクラスになれた時、とってもとっても嬉しかったの!!
彼女の一番になりたくて、私の方を向いて欲しくて、『ブランカ様の隣は誰にも渡さない!』と、闘志を燃やしたわ!
ブランカ様ったらすっごく鈍感で、カイル様やリューク様、ライオネルやジュリアン、ユーリスまでもが熱い視線で彼女を見つめているのに、全く気が付いていらっしゃらないの。それどころか私に勧めてくるものだから、彼らの事がちょっと気の毒になっちゃった。だからと言ってこのポジションを誰にも譲るつもりは無いけれど……。
そんなブランカ様が、なぜか妙に張り切っていたのがこの『競技会』。ご自分はお出にならないくせに、お守りがわりのチョーカーとかお料理だとか、何だか慌ただしくいろいろご準備されている。
しかもせっかくご自分で用意したものをなぜか私に渡すように言ってきたり、当日のランチを一緒に用意しようと誘ってきたり……。ブランカ様とご一緒できるのは嬉しいけれど、それがみんな彼らの為だっていうのがとっても悔しいわ!!
だからもちろん、彼らがブランカ様にこれ以上惹かれないように、彼女に良い所を見せようと張り切り過ぎないように私は頑張っているの。
そりゃ、みんなとってもカッコいいし、学園内には女生徒のファンが多くいるのも知っている。だったらその中から適当に選びなさいな。ブランカ様ほど優しくて可愛くて美人で頭が良くて素敵な女性はいないだろうけれど、でも彼女はダ~メ。
だって、私のだから。
ブランカ様の周りをうろちょろしているリューク様にしたって、隙あらば話しかけようとしているカイル様にしたって、同じクラスなのを良い事にすぐに構おうとするライオネルにしたって、油断ができないのは皆同じ。最近はそこに初等部のユーリスやジュリアンまでもが加わってきた。
さっきの馬術競技でもユーリスは嬉しそうに笑いかけてきたし、ジュリアンは満面の笑みでこちらに向かって手を振り返してきたし。本当は全部ブランカ様に対してなんだけど、鈍い彼女はご自分だとは思わずに、私に向けたものだと勘違いしていらっしゃった。まあ、ライバルを増やしたくないから敢えて訂正する気はないけれど。
ブランカ様に良い所を見せようと頑張ったせいか、初等部馬術はユーリスが優勝でジュリアンが準優勝。彼女は表彰式まで見ようかどうしようかと迷っていらしたけれど、彼らが「貴女の為に頑張りました」と口を滑らせたらいけないので、私はサッサと退散。ブランカ様が彼らを選ばずに私の後をついて来て下さった時は、ちょっとだけ胸がスッとしたわ!
剣術にしたって中等部の三人とも、ブランカ様の立ち位置をしっかり確認していた。カイル様やリューク様は慣れたもので、試合の時は集中していたけれど、終わるとこちらを見て爽やかに微笑んでいらしたもの。それを見た女生徒達がキャーキャー騒ぐのを「スゴイわね」と一蹴。私にしてみれば、全く気づいてらっしゃらないブランカ様の方がスゴイけれど。
そこへいくとライオネルは慣れていないからか、常にブランカ様を意識して、試合中もチラチラとこちらを見ていた。ちゃんと応援しているから大丈夫なのに、虫を追い払う私に彼女が気を取られ横を向いた隙に、カイル様にあっさり負けてしまっていた。
まだまだ甘いわね? いくら日頃鍛えているんだと上半身はだけて猛アピールしていても、それだけじゃあカイル様やリューク様には勝てないわよ? まあ、だれが優勝してもブランカ様を渡すつもりは無いけどね?
剣術競技中等部の決勝戦は、カイル様対リューク様。去年と同じ顔合わせなんだそう。
「で、ブランカ様はどちらを応援します? カイル様? リューク様?」
「じゃあ、マリエッタの応援したい方で。どっち?」
せっかくブランカ様のお好きな方を聞き出そうと思っていたのに、私に振るんじゃ意味ないですわ! まあ、今後も妨害はさせてもらいますけど。
なのに決勝前に休憩を挟んだからか、一旦席を外されたブランカ様の後をリューク様が、その後をカイル様が追って行った。まったく、お二人ともどれだけブランカ様の事がお好きなの?
でも、戻ってらしたカイル様は楽しそうでリューク様のお顔は強張っていらした。一番最後に戻ってらしたブランカ様はケロッとしていたから、トラブルがあったわけでは無いみたい。
でも、続く剣術の決勝戦では、リューク様がまさかの不調。カイル様の激しい突き込みをギリギリの所で避けていらした。その後は持ち直して激しい応酬が続き、時々はご自分から仕掛けていたものの、顔色は悪いしさっきまでの覇気が感じられない。やっぱり休憩中に何かあったのかしら?
結局、最後にカイル様の剣を躱しきれずにリューク様が負けてしまった。だから、思わずブランカ様に「残念だったわねー」と言ったら、不思議そうな顔をされてしまった。
ああ、もう! ご自分が原因だって事に気付いていらっしゃらないのかしら? 休憩中にお二人と何かあったんじゃないの?
超鈍感でお二人の気持ちにまったく気がついていないとはいえ、それでもブランカ様は負けてしまったリューク様に声をかけに行った。こういう所が天然で、みんなから愛される理由でしょうね? リューク様も確実に元気が出る事でしょう。
お二人で少し話をしただけで、予想通り笑顔になったリューク様。ブランカ様の頭を嬉しそうにポンポンしていらっしゃる。
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ようやく見つけたブランカ様は、リューク様と仲良くお話をしていらしたから、今度はカイル様の顔色が変わっていらした。
これでもしカイル様が馬術で負けたら、確実にブランカ様のせいよね?……と思っていたら、同点のリューク様との再試合で本当に負けてしまわれた。結果、中等部馬術の優勝はリューク様、準優勝はカイル様、三位がライオネルとなっていた。
ブランカ様からライオネルへの感想を求められたから、「ま、あのお二人が相手だと仕方が無いんじゃないかしら?」と正直に応えておいたわ! でも、何でライオネル? ブランカ様はリューク様を応援していらしたんじゃないの?
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さっき放送されたけど、初等部の総合優勝はユーリスで、準優勝はジュリアンですって! 二人とも、貴女に褒められたくて頑張っていたのがバレバレよね?
なのに、当の本人はのんきに鼻歌なんか歌っている。
「マリエッタ、今からランチを用意するから、あなたはこの中の気になる誰かと先にお庭で待っていて?」
ですって!
それならそれで、彼らには申し訳ないけれど、徹底的に邪魔をさせていただきますわ! どうせブランカ様ったら、みんなから寄せられる好意には気付いていらっしゃらないみたいだし……。
私が気になるのは、ブランカ様ただ一人。でも、ブランカ様の手料理はみんなが気になるのでしょうね? 私の大好きな彼女が、恋人を作るだなんて耐えられない。一人だけに笑いかけて愛情を注ぐだなんて嫌だもの。だから当分、このままで。
だってブランカ様は私のもの、なんですからね?
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