元王子妃は不当な扱いを受けてきたので貴方の国を未来永劫呪わせていただきます 〜わたくしは隣国で滅びゆくさまを見ておりますね〜

風少女

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序章

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パウリーネ・オリーヴィア・ニコラ・カトリン・ヘルツォ・トータ・エルレンマイヤー・リューベック

この話の主人公。十四歳。
エルレンマイヤー・リューベック家は王族の分家で、百年ほど前の王子が臣籍降下してできた筆頭公爵家。それ以後何度も王女の臣籍降嫁があったため、王族の血は濃い。兄は現公爵。
一応第二王子のルートヴィヒの婚約者。
六歳時の洗礼の日に襲撃を受け、本来は違う作用のはずの呪文が何故か「精神が違う世界に飛んでいく」呪文に変わってしまい、日本に飛ぶことになった。日本ではJKの深南陽子として大学一年生まで過ごし、大学へ向かっていたら元の世界に戻っていた。その時のことを記録してある魔力で動く仕様のパソコンは宝物。
優秀で、魔法薬や魔術具を作ったりするのが得意。料理に挑戦中。反面、戦いはザコ。体力が完璧に終わっている。
最上級魔法の使い手。
過去には義母のリーゼロッテと父親のクラウスに虐待されており、今でも心の傷は残っている。
守護聖女の名前はカトリン。聖カトリンは、宗教戦争の時に敵味方関係なしに治療を施した医師兼看護師で、神の声を聞いたとかなんとか。
なお、エルレンマイヤー・リューベック家のリューベックは王族の血が流れていることを示す。普段は名前にはつかないため(あまりにも長過ぎる!)ルートヴィヒは分からなかった。


アルフレート・ラインハルト・ナターナエル・マヌエル・ヘルツォ・エルレンマイヤー・リューベック

パウリーネの兄。二十歳。
パウリーネ大好きで、アルフレート曰く「第二夫人」。既婚者←おい
ふわふわした茶色の髪に、吸い込まれるような紫の瞳。背が高く、ジークフリートと並ぶと兄弟に見える。実際に兄弟のような仲の良さ。呼び捨てする仲。容姿だけなら百点満点。
シスコン気味。
こんな人でも相当苦労してきていて、昨年父親と母親両方を亡くしたばかりで引き継ぎに苦労していた。優秀であり、最上級魔法の使い手。
領民からは親しまれている。
パウリーネがルートヴィヒに苦労する原因の一つで、「駄目王子を壊してきてくれるかい?」と言った。
なんだかんだパウリーネからも好かれており、精神が違う世界に飛んでいっていたことを最初にパウリーネが相談した相手。
守護聖人の名前がマヌエル。聖マヌエルは巨大地震など災害が起きた時に国中を回って祈りを捧げ、神を見たと言われている。


ルートヴィヒ・アウレリウス・イェルン・ローマン・ゾーン・リューベック

ヴェンツィス王国第二王子。十五歳。
パウリーネの頭痛の種で、婚約者。
金髪碧眼。イケメンとは言えず、兄のジークフリートとは全くもって似ても似つかない。王となる資格を持つ紫の瞳を持っていないので王にはなれない。
婚約者持ち(しかも婚約者は国の筆頭公爵家令嬢で優良物件)なのにハインリーケと仲良くしている。
守護聖人の名前はローマン。国を救うために生贄となった人物。


ジークフリート・ヴェンツェル・ツェーザル・ヘルフリート・クロンプリンツ・リューベック

ヴェンツィス王第一王子で王太子。アルフレートと同い年で二十歳。
未婚で、現在は他国へ遊学へ出ている。
アルフレートと似ていて、髪と目の色も同じ。背の高いアルフレートを越す背の高さで、アルフレートとは兄弟に見える。実際兄弟のように仲が良い。呼び捨てする仲。
ヴェンツィス中の女性をきゃあきゃあ言わせていた元凶。
こともあるほどの顔立ちの良さで、声もキレイである。なおかつ剣や槍、弓、果てはなどで恐ろしいまでの強さを発揮していて、狩りの腕前もすごい。
さらにはダンスや楽器、魔術具や魔法薬の作成も得意で性格も良く、人当たりがよいのでとなっている。が、動物に懐かれないという短所がある。植物も育てると必ず枯れるなど、人間以外の生き物には正直言って好かれていない。
守護聖人の名はヘルフリート。聖ヘルフリートは神のお告げを聞き、それを周りに広めて多くの人の命を救ったとされる。
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