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1節[第二章]
第十三話『エイム様と舞踏会!?』
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「レインさんには返しきれない恩が出来てしまいましたね…。」
ジィーブ様は疑ったことを深く謝罪した。私は慌てて止めたけど貴族としてって言われたからなんも言い返せなくなっちゃった。
それからシオン君には三人が兄であることを説明した。いまいちピンと来てなさそうだったけどまぁ仲良くはなったみたい。ノイン様は許してないみたいだけど…
「シオンはここにいた方が幸せでしょうしこちらにお世話になってもよろしいですか?」
「はい!私もシオン君が従者でそばにいてくれたら嬉しいので!」
これからもシオン君とは仲良くしたいしね~。運が良ければシオンの結婚シーンまで見れるかもだし!生きれればね??
「そうですか!ありがとうございます!それじゃあシオンレインさんのところで頑張ってね。」
「無理はしすぎないように仕事はキッチリね。」
「はい!ありがとうございます!レイン様のために僕頑張ります!!」
二人は仲良く会話出来てるけど、ノイン様だけ下向いてるわね…。かなりシオンに嫌われてるのが堪えてるみたい…。仕方ない、一肌脱ぐか!
「ノイン様?」
「…ごめん。」
「へっ?」
「疑って悪かった、あとシオンを助けてくれてありがとう…。」
関西弁抜けちゃってる…よっぽど後悔してるみたいね…。そんな事言わないでも許すのに…。でも、そう思ってくれてるのは嬉しいかな!
「謝らないでください。ノイン様は唯一の弟のために一人の家族のために必死だったんですもの!そのお気持ちは何より大切なものです、これからも真っ直ぐなノイン様でいらしてくださいね。」(ニコッ
「おっおう!///」
照れちゃって!可愛い~!!
「それでは失礼致します。」
「またお越しください。」
そうしてシオンの件は一件落着、ハーベスト家への誤解は解け平和な暮らしが戻る…
「今の微笑みは少し妬けるぞ。」
はずだった…。
そういえばいたはエイム様…。ずっと喋らなかったから忘れてた。この世界推しが多すぎて構うのも大変なんだよね…。まぁパラダイスに変わりないんだけど…。
「やけるとはどういう意味で仰ったのですか?」
やけるって何?日焼け??そういえばこの世界日焼け止めあるの?
「分からないならいい…本題に入りたいんだが、中で話さないか?」
あっ、本題あるんですねやっぱり…。
「わかりました。先程の部屋ではなんですから中から行ける庭園に行きませんか?ちょうどたくさんのお花が咲く時期ですから!」
「そうか…君が庭園に行きたいのならそこで話そう。」
やったぁ!庭園で紅茶を飲みたいって前の世界でずっと思っていたことが現実になる!エイム様ありがとう!!
そう思っていたのも最初だけ…。想像してたのはこう紅茶とスイーツがあって綺麗な花がたくさん咲いてる中でゆっくり太陽の温もりを感じながら時を過ごす的な感じだと思ってたのに…
「三日後のパーティーで私と踊って欲しい。」
こんなこと言いはるんですよこの人!!踊るの!?エイム様と!?そりゃ婚約者だから一緒におどらないといけないんだろうけど!私生まれてこのかた踊ったことありませんけど!?大丈夫ですかね!?
「実は社交界で君と私が一緒にいる姿を見たことがないから婚約は形だけでウィンター家が無理やり取り付けたのではないかという噂が広まってるらしいんだ。」
はい、出席確定。噂じゃなくて真実ねそれ?勘良すぎんその人。誰だたどり着いたやつ。探偵になれ。間違いなく流行るよ。
「一度二人で踊り婚約がお互い合意した正式なものであり噂は嘘だと表明したいんだ。参加してくれないか?」
そりゃ推しからの誘いを断る私じゃないけど…。
「エイム様はそれで本当によろしいのですか?」
「えっ?」
だってそうでしょ?噂は事実だし。
「私が無理やりエイム様に婚約を申し込んだのは事実です。それに社交界ではエイム様の名で貴族の名に恥じる行為ばかりしてしまって…そんな私とエイム様はまだ婚約したままでいて下さるのですか?」
嫌ならすぐに婚約破棄しても構わない。だってエイム様が嫌がることなんて私したくないし!何よりこれまでレインがした行為はあまりいいものとは呼べない…。シオンの話は原作と違ったけどエイム様の婚約者だからって強がってたのは事実だから。
「婚約は切らないし君のした行為も気にしていない。私は、君と踊りたい。」
「!?///」
そっそんな真っ直ぐに言われると恥ずかしい…///。
「今の君はもう前の君ではない。見違えるように魅力的で美しい女性になった。君の婚約者で私は嬉しい。だから…」
そういうとエイム様は椅子から立ち、片膝をついた。よく見る貴族のポーズ。これはあれだ…手の甲差し出さないといけないやつだ!でもめっちゃ恥ずかしい!うわっ!こっちにエイム様が微笑んでる!?手を出せの合図だわ!断れねぇ!!
私は静かに左手を差し出した。エイム様が私の左手の甲にキスをする。
「三日後の夜ウィンター家の前で来てくれるのを待っている。無理に来なくていい、君が私と踊りたいなら来て欲しい。」
立ち上がったエイム様は庭園を出ようと歩き始めた。まだ顔が熱い!恥ずかしいのが止まんない!だけどこのままボーッと見送るわけにもいかない!
そうして扉の方を振り向くと、エイム様が優しい笑みで私を見つめていた。
「君の照れ顔を見れただけで今日はいい日だな。」
あれ?
「お邪魔した。私は少しスベイスと話してから帰るとしよう。レインはゆっくりするといい、庭園でゆっくりしたかったのだろう?」
ばっバレてる!?
「あっ…はい。ありがとうございます///」
余計恥ずかしさ増したわ!!というかさっきのセリフ…。
『「君の照れ顔を見れただけで今日はいい日だな。」』
これって確かヒロインルートでエイム様がヒロインに言うセリフじゃ…。気の所為??
その頃、春の家紋フィーダー家では…
「エミ様、三日後の舞踏会へのご用意は如何なさいますか?」
「そうね~舞踏会にエイムが来るんだからうんとオシャレしなくちゃ!!最近買ったあの可愛いピンクのドレスにするわ!アクセも靴もドレスに合わせて!エイム様はきっと漆黒の服をまとって現れるはずだから、隣で踊るのに引き立つピンクで会場とエイム様を虜にするの!あぁ舞踏会が楽しみだわ♡」
花やフリルをふんだんに使ったドレスをまとった少女は窓から空を眺める。
「このエミ・フィーダー、あなたの運命の相手はここにいますよ。」
空に両手を掲げ愛おしそうに目を細める。
「待っててね愛しの王子様♡」(ニコッ
ジィーブ様は疑ったことを深く謝罪した。私は慌てて止めたけど貴族としてって言われたからなんも言い返せなくなっちゃった。
それからシオン君には三人が兄であることを説明した。いまいちピンと来てなさそうだったけどまぁ仲良くはなったみたい。ノイン様は許してないみたいだけど…
「シオンはここにいた方が幸せでしょうしこちらにお世話になってもよろしいですか?」
「はい!私もシオン君が従者でそばにいてくれたら嬉しいので!」
これからもシオン君とは仲良くしたいしね~。運が良ければシオンの結婚シーンまで見れるかもだし!生きれればね??
「そうですか!ありがとうございます!それじゃあシオンレインさんのところで頑張ってね。」
「無理はしすぎないように仕事はキッチリね。」
「はい!ありがとうございます!レイン様のために僕頑張ります!!」
二人は仲良く会話出来てるけど、ノイン様だけ下向いてるわね…。かなりシオンに嫌われてるのが堪えてるみたい…。仕方ない、一肌脱ぐか!
「ノイン様?」
「…ごめん。」
「へっ?」
「疑って悪かった、あとシオンを助けてくれてありがとう…。」
関西弁抜けちゃってる…よっぽど後悔してるみたいね…。そんな事言わないでも許すのに…。でも、そう思ってくれてるのは嬉しいかな!
「謝らないでください。ノイン様は唯一の弟のために一人の家族のために必死だったんですもの!そのお気持ちは何より大切なものです、これからも真っ直ぐなノイン様でいらしてくださいね。」(ニコッ
「おっおう!///」
照れちゃって!可愛い~!!
「それでは失礼致します。」
「またお越しください。」
そうしてシオンの件は一件落着、ハーベスト家への誤解は解け平和な暮らしが戻る…
「今の微笑みは少し妬けるぞ。」
はずだった…。
そういえばいたはエイム様…。ずっと喋らなかったから忘れてた。この世界推しが多すぎて構うのも大変なんだよね…。まぁパラダイスに変わりないんだけど…。
「やけるとはどういう意味で仰ったのですか?」
やけるって何?日焼け??そういえばこの世界日焼け止めあるの?
「分からないならいい…本題に入りたいんだが、中で話さないか?」
あっ、本題あるんですねやっぱり…。
「わかりました。先程の部屋ではなんですから中から行ける庭園に行きませんか?ちょうどたくさんのお花が咲く時期ですから!」
「そうか…君が庭園に行きたいのならそこで話そう。」
やったぁ!庭園で紅茶を飲みたいって前の世界でずっと思っていたことが現実になる!エイム様ありがとう!!
そう思っていたのも最初だけ…。想像してたのはこう紅茶とスイーツがあって綺麗な花がたくさん咲いてる中でゆっくり太陽の温もりを感じながら時を過ごす的な感じだと思ってたのに…
「三日後のパーティーで私と踊って欲しい。」
こんなこと言いはるんですよこの人!!踊るの!?エイム様と!?そりゃ婚約者だから一緒におどらないといけないんだろうけど!私生まれてこのかた踊ったことありませんけど!?大丈夫ですかね!?
「実は社交界で君と私が一緒にいる姿を見たことがないから婚約は形だけでウィンター家が無理やり取り付けたのではないかという噂が広まってるらしいんだ。」
はい、出席確定。噂じゃなくて真実ねそれ?勘良すぎんその人。誰だたどり着いたやつ。探偵になれ。間違いなく流行るよ。
「一度二人で踊り婚約がお互い合意した正式なものであり噂は嘘だと表明したいんだ。参加してくれないか?」
そりゃ推しからの誘いを断る私じゃないけど…。
「エイム様はそれで本当によろしいのですか?」
「えっ?」
だってそうでしょ?噂は事実だし。
「私が無理やりエイム様に婚約を申し込んだのは事実です。それに社交界ではエイム様の名で貴族の名に恥じる行為ばかりしてしまって…そんな私とエイム様はまだ婚約したままでいて下さるのですか?」
嫌ならすぐに婚約破棄しても構わない。だってエイム様が嫌がることなんて私したくないし!何よりこれまでレインがした行為はあまりいいものとは呼べない…。シオンの話は原作と違ったけどエイム様の婚約者だからって強がってたのは事実だから。
「婚約は切らないし君のした行為も気にしていない。私は、君と踊りたい。」
「!?///」
そっそんな真っ直ぐに言われると恥ずかしい…///。
「今の君はもう前の君ではない。見違えるように魅力的で美しい女性になった。君の婚約者で私は嬉しい。だから…」
そういうとエイム様は椅子から立ち、片膝をついた。よく見る貴族のポーズ。これはあれだ…手の甲差し出さないといけないやつだ!でもめっちゃ恥ずかしい!うわっ!こっちにエイム様が微笑んでる!?手を出せの合図だわ!断れねぇ!!
私は静かに左手を差し出した。エイム様が私の左手の甲にキスをする。
「三日後の夜ウィンター家の前で来てくれるのを待っている。無理に来なくていい、君が私と踊りたいなら来て欲しい。」
立ち上がったエイム様は庭園を出ようと歩き始めた。まだ顔が熱い!恥ずかしいのが止まんない!だけどこのままボーッと見送るわけにもいかない!
そうして扉の方を振り向くと、エイム様が優しい笑みで私を見つめていた。
「君の照れ顔を見れただけで今日はいい日だな。」
あれ?
「お邪魔した。私は少しスベイスと話してから帰るとしよう。レインはゆっくりするといい、庭園でゆっくりしたかったのだろう?」
ばっバレてる!?
「あっ…はい。ありがとうございます///」
余計恥ずかしさ増したわ!!というかさっきのセリフ…。
『「君の照れ顔を見れただけで今日はいい日だな。」』
これって確かヒロインルートでエイム様がヒロインに言うセリフじゃ…。気の所為??
その頃、春の家紋フィーダー家では…
「エミ様、三日後の舞踏会へのご用意は如何なさいますか?」
「そうね~舞踏会にエイムが来るんだからうんとオシャレしなくちゃ!!最近買ったあの可愛いピンクのドレスにするわ!アクセも靴もドレスに合わせて!エイム様はきっと漆黒の服をまとって現れるはずだから、隣で踊るのに引き立つピンクで会場とエイム様を虜にするの!あぁ舞踏会が楽しみだわ♡」
花やフリルをふんだんに使ったドレスをまとった少女は窓から空を眺める。
「このエミ・フィーダー、あなたの運命の相手はここにいますよ。」
空に両手を掲げ愛おしそうに目を細める。
「待っててね愛しの王子様♡」(ニコッ
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