59 / 69
人生を斜交いに生きた男 続き 60
しおりを挟む
そんな中で何となく仕事をこなしている折に2ヶ月後輩の山崎から相談事があるので、朝礼が終わって其々に散っていく行きつけの喫茶店で合流した。
先に私が店でコーヒーを飲んでいると山崎が入ってきた。38歳で既婚者。がっちりした体格で如何にも力持ちタイプ。今迄ゆっくりと話した事がなかったので、この会社に来るまでの経緯を聞いたら、18歳から遠洋貨物船の船乗り一筋で来たが、時代の流れで外国人へと登用の道が開かれて日本人は肩たたき制度に選出され、退職金上乗せ2800万円で辞めて、いきなりの大金を持っての丘の上のカッパになったので、全くの世間知らずが災いに。女の扱いも疎くてトラブルになったようだ。
船乗りの時のHの欲望は全て金で処理をしてたので女心の駆け引き、扱いはてんでオンチなのに無類の女好きなのでカモにされるタイプなのだ。
車は当時流行のトヨタのマーク∥を乗り回していたので金回りの良い奴に見られてスナックに行ってもからかわれたり、金を使う割にはHまで中々進展せず、モテたい故に退職金をポロッとこぼすと女の目がキラキラと光り余計カモにされていたようだ。
そんなこんなで、ある1人の女に950万円の大金が貸し倒れに。それも一回のセックスもないとの事。
で、借用書があるのは625万円分だけで、後は無いとの事。相手の名は さとみ といい、喫茶店のオーナーで一階がお店で2階は住居に。それ以上の事は分からないとの事。きっかけは車が停めやすいので何気なく入った店のママに嵌められたと。バイトの娘2人と3人で切り回しているようだ。
ママの妖艶な魅力に惹かれて9割以上が男性客。
バイトの娘もママの引き立て役なのでわざとブスを採用しているのだ。兎に角女王様扱いを望み、気分屋でツンデレ難しいタイプなのだ。
いつも短めの横スリットがあるスカートに胸元が大きく抉れた服を意識して着て、コーヒーを置く時にノーブラなので乳房が見える計算尽くめの仕草をするので大抵の男はメロメロに。山崎もその1人で何回も通う内に色々と話を、その折にポロッと退職金の話が、それからはママの態度が大きく変わったのだ。わざわざ暇な時間に来る様に指示をしてその時間に行くと、他のお客さんから死角になる席に座らせて、ママが横や向かいに座ったり、わざと下着が見える仕草をしたり、たまには手を握ったりで、山崎は完全にノックアウト状態に。 続く
先に私が店でコーヒーを飲んでいると山崎が入ってきた。38歳で既婚者。がっちりした体格で如何にも力持ちタイプ。今迄ゆっくりと話した事がなかったので、この会社に来るまでの経緯を聞いたら、18歳から遠洋貨物船の船乗り一筋で来たが、時代の流れで外国人へと登用の道が開かれて日本人は肩たたき制度に選出され、退職金上乗せ2800万円で辞めて、いきなりの大金を持っての丘の上のカッパになったので、全くの世間知らずが災いに。女の扱いも疎くてトラブルになったようだ。
船乗りの時のHの欲望は全て金で処理をしてたので女心の駆け引き、扱いはてんでオンチなのに無類の女好きなのでカモにされるタイプなのだ。
車は当時流行のトヨタのマーク∥を乗り回していたので金回りの良い奴に見られてスナックに行ってもからかわれたり、金を使う割にはHまで中々進展せず、モテたい故に退職金をポロッとこぼすと女の目がキラキラと光り余計カモにされていたようだ。
そんなこんなで、ある1人の女に950万円の大金が貸し倒れに。それも一回のセックスもないとの事。
で、借用書があるのは625万円分だけで、後は無いとの事。相手の名は さとみ といい、喫茶店のオーナーで一階がお店で2階は住居に。それ以上の事は分からないとの事。きっかけは車が停めやすいので何気なく入った店のママに嵌められたと。バイトの娘2人と3人で切り回しているようだ。
ママの妖艶な魅力に惹かれて9割以上が男性客。
バイトの娘もママの引き立て役なのでわざとブスを採用しているのだ。兎に角女王様扱いを望み、気分屋でツンデレ難しいタイプなのだ。
いつも短めの横スリットがあるスカートに胸元が大きく抉れた服を意識して着て、コーヒーを置く時にノーブラなので乳房が見える計算尽くめの仕草をするので大抵の男はメロメロに。山崎もその1人で何回も通う内に色々と話を、その折にポロッと退職金の話が、それからはママの態度が大きく変わったのだ。わざわざ暇な時間に来る様に指示をしてその時間に行くと、他のお客さんから死角になる席に座らせて、ママが横や向かいに座ったり、わざと下着が見える仕草をしたり、たまには手を握ったりで、山崎は完全にノックアウト状態に。 続く
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

リアル男子高校生の日常
しゅんきち
エッセイ・ノンフィクション
2024年高校に入学するしゅんの毎日の高校生活をのぞいてみるやつ。
ほぼ日記です!短いのもあればたまに長いのもだしてます。
2024年7月現在、軽いうつ状態です。
2024年4月8日からスタートします!
2027年3月31日完結予定です!
たまに、話の最後に写真を載せます。
挿入写真が400枚までですので、400枚を過ぎると、古い投稿の挿入写真から削除します。[話自体は消えません]

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。


うつ病WEBライターの徒然なる日記
ラモン
エッセイ・ノンフィクション
うつ病になったWEBライターの私の、日々感じたことやその日の様子を徒然なるままに書いた日記のようなものです。
今まで短編で書いていましたが、どうせだし日記風に続けて書いてみようと思ってはじめました。
うつ病になった奴がどんなことを考えて生きているのか、興味がある方はちょっと覗いてみてください。
少しでも投稿インセンティブでお金を稼げればいいな、なんてことも考えていたり。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる