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人生を斜交いに生きた男 実話 51
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要は少しは身の立つように考えてくれれば良いんやが、後3分で10分になるで」
「わ、分かった、取り敢えずビラは止めてくれ、善処するから」
「そうか電話借りるで」
社長の電話を〈当時は黒電話〉借りて日頃行きつけの喫茶店に電話して、一人芝居を
「わしや、ビラまきは一旦止めよか。後で電話するし」
ハッタリをかました。社長は少しホッとした顔に
…こいつは一体何もんや!右翼なのか?後ろに誰かがいるのか…
「社長喉渇いたし、ホットコーヒーでも」
「分かった、気が付かんで」
事務員を呼び、コーヒーとケーキを注文してくれた。立場が完全に逆転した。
結局、円満退社解決金として100万円プラスに今月分の給与を合わせて128万円で決着し、書面にして貰った。唯直ぐには用意出来ないので1週間後に払う事にしてくれと。この会社には○○警察、元署長が天下りで顧問とかで在籍していたのだ、俺の前科、前歴の有無、指名手配犯⁉️思想、バックに誰かいるのか⁈。然しこの時点では何も無く綺麗なものだった。
「社長、この間に妙な動きがあればこればら撒くし。わしは失う物が無いし、怖いもんは無いし。両親もいないので!!」
ビラ4枚を置いてとどめを刺して部屋を出た。その足で岡田の席に
「この間の不正の件どうなっだんや?ちゃんと報告する義務があるやろう。オーバーな調査しゃがって、上司だからヘコヘコする人間ばかりと思うなよ」
周りの空気が一瞬で凍りついた。
12名の人達が成り行きを下を向きながら ロバの耳に
「あ、あの件は解決したので、、、」
「だったら報告せんかい、お前が黒幕やと噂があるが、どうやねん」
捨て台詞を残し、部長の席に行き、無言で軽く会釈を交わし本社を後にした。
岡田と部長は犬猿の中で、これで岡田はかなりマイナス評価になるだろう。
~やったでぇー。金も嬉しいが、会社に勝った勝利感が気持ち良かった。
唯、一抹の不安は俺か彼女に何かされないかと懸念をしたが、兎に角元ヤクザが6人もいるのでその伝手で何か仕掛けてこないか⁈ 1週間は内心ヒヤヒヤしたが、何事も無く約束の日、本社に行くと明らかに事務所の雰囲気がソフトに、これ以上揉めて欲しくないと、、、事務員が社長室に案内まで。 続く
「わ、分かった、取り敢えずビラは止めてくれ、善処するから」
「そうか電話借りるで」
社長の電話を〈当時は黒電話〉借りて日頃行きつけの喫茶店に電話して、一人芝居を
「わしや、ビラまきは一旦止めよか。後で電話するし」
ハッタリをかました。社長は少しホッとした顔に
…こいつは一体何もんや!右翼なのか?後ろに誰かがいるのか…
「社長喉渇いたし、ホットコーヒーでも」
「分かった、気が付かんで」
事務員を呼び、コーヒーとケーキを注文してくれた。立場が完全に逆転した。
結局、円満退社解決金として100万円プラスに今月分の給与を合わせて128万円で決着し、書面にして貰った。唯直ぐには用意出来ないので1週間後に払う事にしてくれと。この会社には○○警察、元署長が天下りで顧問とかで在籍していたのだ、俺の前科、前歴の有無、指名手配犯⁉️思想、バックに誰かいるのか⁈。然しこの時点では何も無く綺麗なものだった。
「社長、この間に妙な動きがあればこればら撒くし。わしは失う物が無いし、怖いもんは無いし。両親もいないので!!」
ビラ4枚を置いてとどめを刺して部屋を出た。その足で岡田の席に
「この間の不正の件どうなっだんや?ちゃんと報告する義務があるやろう。オーバーな調査しゃがって、上司だからヘコヘコする人間ばかりと思うなよ」
周りの空気が一瞬で凍りついた。
12名の人達が成り行きを下を向きながら ロバの耳に
「あ、あの件は解決したので、、、」
「だったら報告せんかい、お前が黒幕やと噂があるが、どうやねん」
捨て台詞を残し、部長の席に行き、無言で軽く会釈を交わし本社を後にした。
岡田と部長は犬猿の中で、これで岡田はかなりマイナス評価になるだろう。
~やったでぇー。金も嬉しいが、会社に勝った勝利感が気持ち良かった。
唯、一抹の不安は俺か彼女に何かされないかと懸念をしたが、兎に角元ヤクザが6人もいるのでその伝手で何か仕掛けてこないか⁈ 1週間は内心ヒヤヒヤしたが、何事も無く約束の日、本社に行くと明らかに事務所の雰囲気がソフトに、これ以上揉めて欲しくないと、、、事務員が社長室に案内まで。 続く
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