人生を斜交いに生きた男 実話

朝焼け

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人生を斜交いに生きた 実話 34

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 「えー本当か?パッと見はわからんが、まぁ一回カメラテスト受けてみ、手配しとくので」
 と、話が独り歩きをし3日後にスタジオに出向き色々とやったがライトを浴びると熱で義眼が乾くので瞬きがし辛いのと痛いのだ。{手術したので涙が目ヤニになり固まるので)アクションの場合、右側からの攻めには反応が鈍くて喧嘩のシーンは難しいのと、少し身長が物足りないとかで167センチは小さい方になるので、、、この話は流れたのだが、此処が人生の大きなターニングポイントになり、逆にこの件で知られたくない事がバレたのが大きなショックに。それと仕事内容からハッタリを効かす為にも普通免許が無いのがネックに。又、身体障害者扱いの雰囲気が広まり居辛い空気が、結局これを機に辞める事にしたが、社長は強く慰留してくれたが甘える事が苦手な性格だったので、やはり現代社会は普通免許が大きな壁に。
 無理して取っていればどんな人生になっていたやら!!私の性格上、正義感が強いのでトラブった時に喧嘩になり弾みで死んでいたかも⁈楽しい仕事だったが2年3ヶ月で円満退社をしたのだ。裏では社長の愛人とその後2年も続き色々と面倒を見て貰ったが、複雑な気持ちに、裏切っている背徳感に、、、  然し人生の色々を教えて貰った貴重な時期だった。
 それからは夜の仕事は避けて、10月の後半に入っていたので東京の下町の町田でケーキの手伝いの募集があったので一時凌ぎのつもりで上手く潜り込んだのだ。此処もアパートが社宅になっているが風呂無しで近くに銭湯があったのだ。
 当時のクリスマスはケーキ屋は年に一度の最大の繁忙期で猫の手も借りたい程の忙しさなので。11月にはクリスマスの下準備が始まるのだ。チョコレートやクッキーでクリスマス用の装飾物をツリーやハウス、モミの木、バラの花を2,000個程作り冷蔵庫に保存したり、12月中旬からはスポンジを焼き貯めし、硬くならない様にチョコやパタークリームでコーティングすると日持ちするので、これが合わせて700個程。その後に1番売れる生クリーム用のスポンジを1000個程焼き、仕上げは22日から、25日は超多忙になる。今みたいな冷凍ケーキも無い時代で全て手作りの時代だったのだ。ケーキ用の箱、材料、包装紙、ビニール袋等が所狭しとあらゆるとこに置かれているが、クリスマスが終わると無くなりスッキリする。総額650万円の程の売り上げになるのだ。  続く
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