人生を斜交いに生きた男 実話

朝焼け

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人生を斜交いに生きた男 実話 9

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それと授業参観日はシスターや保母さんが教室を掛け持ちで回るので
 「親無し、外人の子や」
 からかわれたり、又クラス内で紛失騒ぎがあると真っ先に施設の子供が疑われたり、後で勘違いで見付かってもきっちりと謝罪もしないし、教師もケジメを付ける指導もしない。よって悔しさで苦虫を噛んだ様な後味の悪さが、、、
 教師も心無い人や偏見が強かったり、逆に情の深い人もいたりで色々人間の裏側を見た嫌な気分だったが兎に角学校だけは休まなかった。休んだら自分に負けた事になるのでは⁉️片道20分以上歩くが、一般の子供はバス通学してたりそれを横目で観ながら〈クソ 〉特に雨の日や、真冬寒い日は辛かったが、この時の通学が後々の健康の源になったと今では思っている。
 クラス内でイジメもあったが、今みたいな陰湿ではなかった。それに私にはクラスのボスが
 「小田には絶対に手を出すな!出したらわしが相手なるしな」
 周りを一喝してたので面と向かっての嫌がらせは無かった。同情心から守ってくれたのか⁉️そういう意味では付いていたのだ。
 中学生になれば、たまにはラブレターも貰ったり、一般的に色気付いてくるのも大人への通り道なのか!スカートを覗いたり、お尻を触ったり、風呂や便所を覗いたり。当時の便所は水洗で無くポットン式なので夏は臭くて覗きも大変だった。蚊やハエを払いながら見付かれば一発で食事抜きだがそのリスクを背負ってでも見たい誘惑に負けたりで、然し頑張った割には暗かったり、遠目だったり、角度が悪くてばっちりとは見えないが秘密めいたドキドキ感にときめいたものだ。
 保母さんの部屋も大人の雰囲気があり覗くが中々うまく行かなかった。
 中学生は勉強の時間が夜8時から9時迄で母屋の食堂部屋を使用し、男女共同でするので保母さんが同席して居眠り、女子にちょっかいを出さないかと目を光らせていたのだ。
 私は兎に角勉強が大嫌いで、成績は下の方だった。嫌いになった理由は片目と片眼も弱視なので黒板の字が見え難いのと、施設という何とも言えない負い目があり、活発で明るい子供にはなり難い環境だし、質問したり、隣の子供に聞いたりも出来ずにどんどん勉強に遅れ、益々苦手になっていったのだ。  続く
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