ふたなり性徒会

あお

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ふたなり性徒会の人々

5話『更科寧々~後輩の身体を使ってMスマホの実験その1~』

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 寧々は生徒会室を後にした。スマホとふたなり薬をカバンに忍ばせ、科学室へと向かう。
 道中、生徒とすれ違うけど会長みたいに人気のある生徒会メンバーじゃないので、特に声をかけられることも少ない。
 地味な髪型・地味な性格の寧々。

 ガラガラッ。

 科学室の扉を開いて中にはいる。

「先輩! 待っていたんです」
「……まだ残ってたのね。いつも実験熱心で偉いわ」

 科学室の中で待っていたのは、一年の河原早紀(かわはらさき)。
 ショートヘアにメガネをしている。寧々より身長は低く小柄だ。胸は大きいわけじゃないが、ところどころ肉付きは良く、女性の体のラインが白衣の上からでもしっかりわかる。もしかしたら着痩せするタイプなのかもしれない。

 寧々はなめるように、彼女のつま先から頭にねっとりとした視線を這わせる。

「私を待っていたって何か実験でわからないことでもあった?」
「そういうわけじゃないんですけど……」

 彼女は顔を赤らめ少しもじもじする。だが、特段抵抗もない様子で、普段なら誰もが驚くことを口にする。

「寧々先輩。私と今からえっちしてくれませんか!」

 普段の寧々なら驚くところかもしれない。
 生徒会のセックス三昧の日々がバレてしまったのではないかと。
 だが今回は開発したスマホの洗脳に寄るものだ。
 実験は半分以上成功した。
 寧々は生徒会室のパソコンに繋がっている監視カメラへ顔向けると、小さくウィンクする。

「ふーん。あなたにそんな趣味があったとはね。学園の放課後の部室で先輩と二人きりの状況でえっちしようなんて、とんだド変態だったのね。……私、正直がっかりしたかも」

 と演技してみせる。
 だが早紀は我慢できないといったようすでまくしたてる。

「どうしてかわかりません……でもさっきから無性に寧々先輩のことが頭から離れなくなって。それで先輩が部室に入ってきた時に、私の中で何かが壊れてしまって……先輩。本当はこんなことイケナイってわかってます。でもこのまま帰ったら今日はきっと眠れないと思います。だから、お願いします」

 寧々の返事を聞く前に彼女は白衣を脱ぎ、ブレザーのボタンを外しだす。完全にヤル気まんまんだ。

 全ては計画通り、という状況だが、寧々はまだまだ演技を続ける。

「しょうがないわね」

 そして部室の鍵を閉めると、早紀に向かって口を開く。その広角は少し釣り上がり、普段部活で見せるおとなしいねねとは少し違う。まるでこれから怯える小動物を襲う前の肉食動物のように。

「神聖な部室で、えっちを懇願するなんてお仕置きが必要ってこといいわね?」

 そして寧々も白衣を脱いでブレザーを椅子にかける。
 スカートも脱ぎ捨て、ショーツも取り払うと、そこにはさっき飲んだふたなり薬の影響で生えた、勃起したチンポがあった。

「ふぁぁ♥ 先輩……すごいです……♥」

 すでにメスの顔になった早紀はその肉棒をまじまじと見つめている。
 寧々の肉棒は郁美とは違い色白だ。だが仮首も立派で、その先端で膣中をかき回されれば並の女ならあっという間にイッてしまうだろう。
 見た目は上品。だがその上品な中にも、メスをイカせて昇天させようとする脈動を感じる。逆に言えばその気品さがエロさを醸し出していると言っても過言ではないかもしれない。

「じゃあお仕置きの時間ね。どうするかは私が決めるわよ。だってお仕置きだもの」
「はい♥ 寧々先輩。部室で先輩とえっちすることばかり考えていた、どうしようもない脳内ピンクの私はどうしたらいいですか」
「しゃぶりなさい。私の白くて美しい勃起したチンポをしゃぶってイカせて頂戴」
「わかりました……はむぅ♥」

 科学室のテーブルに腰を下ろして両脚をだらんと開く更科寧々。
 早紀はその両太ももに手を当てると、寧々のそびえ立つ肉棒に顔を落としていった。
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