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22.ドラゴンアイは凄いよ~!
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授業が終わって学舎を出る。学園の門で昨日言ってた通り、ばーちゃんと姉上が馬車で待っていたんだ。
「テテ! もう帰るの?」
あぁ~、愛しのソフィアだよ。今日もすっごく可愛いよぉ!
「あ、うん。お祖母様と姉上が待ってるんだ」
「まあ! お会いしたいわ。一緒に行ってもいいかしら。ご挨拶だけでもしたいわ」
「う、うん。いいよ」
ダメとは言えないよね~。
「ねえ、テテ。以前に相談した事があるでしょう?」
あれだよね。シャルロッテ嬢とリエン嬢の事だよね。
「双方の両親に集まってもらって話したそうなのよ。それでね、一応保留になったの」
「保留……?」
「そう、保留。テテが、もしも元に戻った場合も考えておいてほしいと言ってたでしょう? だから、保留なの。ただ、オネストとニキティスはきつくお叱りを受けたそうよ」
「そう……」
今はそれがベストかな……
「婚約者がいるのに、何をしているんだ。てね」
「うん。少しは気持ちが楽になったのかな?」
「シャルとリエンからの希望で婚約保留にしたという形になったから、もう聖女候補は言いがかりは付けられないと思うわ」
「そう。よかった」
あのままだと、2人が可哀そうだったからね。
これで、少しは落ち着くと良いなぁ。
「安心するのはまだ早いのよ、テテ」
「え……?」
「婚約が保留になったのだから良いだろうと、開き直られるかも知れないわ」
それは……そこまでいくともう救いようがないよ。
「ふふふ……そうでしょう? 私もそう思うわ」
あれ? 僕まだなにも言ってないよ?
「それくらい分かるわよ。ふふふ」
うぅーーー!!!! キュン死するぅぅーー!!
ねえねえ! 新しい死因を発見したよ! キュンキュンしすぎたら死んじゃうんだよ! なんて可愛いんだ! 天使だよ!
「テテー!!」
あぁー、せっかくのソフィアとの時間がぁぁ……
あの声は姉上だよ。あー、手を振ってるよぉ。
「あら、ラティア様だわ。相変わらずお綺麗だわ」
「あは、あははは……」
ソフィアと二人でお祖母様と姉上の待つ馬車の前まで歩いて行く。
「ねえ、テテ。全部終わったら私にも話してね。それまでは、我慢しておくわ」
ああ、必ず話すよ。だから待っててね。愛しいソフィア。
「カリア様、ラティア様、ご無沙汰しております」
「まあ! ソフィア様! お久しぶりですわ。お変わりありませんか?」
「はい、ラティア様。ありがとうございます。ラティア様もお代わりありませんか?」
「ええ、元気でやっていますわよ」
「ソフィア様、お久しぶりですね」
「カリア様、本当にご無沙汰しております」
「お元気そうで何よりです」
「カリア様、ありがとうございます」
「ばーちゃん、姉上、行きましょう」
「テテ、そうね」
「是非、ゆっくり城にもお越しください。母も喜びます」
「ありがとうございます。では、ソフィア様失礼致します」
「はい、カリア様。失礼致します。テテ、また明日ね」
そう言って、ソフィアは学舎に戻って行った。ああ……可愛いなぁ……
「テテ、見惚れてないで行くわよ」
はいはい、ばーちゃん。分かってるよ。
僕は、気持ちを切り替えて馬車に乗り込んだ。
「テテ、ソフィア様といい感じじゃない」
もう、姉上。せっかく僕が無理矢理気持ちを切り替えたのに。
「ソフィア様は何か気付いているのかも知れないわね」
ばーちゃん……?
「分かっていて、黙ってテテと婚約破棄されたのかも知れないわ」
え……? 分かっていて……?
「あなた達二人は小さい頃からそうだったじゃない。いつもお互いがお互いの事を優先していた。小さな子供なのに、いつもよ。
テテは、ソフィア様の事を。
ソフィア様は、テテの事を。
二人の婚約破棄は王様が動いて下さったらしいけど、ソフィア様は何か気付いておられるのかも知れないわね」
多分ね。聖女候補絡みだとは気付いているだろうね。
「で? 学園はどうだったの?」
そうだよ、それだ!
「ばーちゃん、ドラゴンアイで見たらね隷属だった!」
「そう!」
「うん! まだなんとかなるよ」
「そうね、まだ隷属で良かったわ。片っ端から眷属化されていたらとんでもないことになる所だったわ」
「でもね、凄い人数の男子生徒が隷属されていたよ。見事に男子ばかりだよ。生徒も教師もだった」
「そうなの? もしかして、淫魔かしら?」
い、淫魔??? なんなの、それ?
ばーちゃんが教えてくれた。
淫魔とは……
男の淫魔をインキュバス。女の淫魔をサキュバスと言うんだって。
要は、性欲に関係する悪魔の一種らしい。エッチい夢を見させたりするんだって。
で、淫魔の活力は人間と性交する事なんだって。なんかさぁ、あの聖女候補にぴったりなんだけど。そう言えば、取り巻き全員と体の関係があると噂があったんだっけ。
「フフフフ、あの聖女候補はそんなになのね」
ばーちゃん、顔が怖い。
「テテ、怖くない」
はい、ごめんなさい。なんで、口に出してないのにバレちゃうんだろう?
「お祖母様、じゃあ聖女候補は男子生徒達や大司教と関係を?」
「さあ、それはどうかしら? まだ、淫魔に決まった訳じゃないからね。でも、淫魔なら元を断てば眷属化されている人も元に戻るわ」
そうか。そうなんだ。それならまだヴァンパイアよりマシかな?
でも、僕は大聖堂も見なきゃいけない気がするよ。
「テテ、そうね。どうせ大聖堂に列を作っている人達を見なきゃいけないのよ。このまま大聖堂に向かいましょう」
敵の巣窟だよ。だって『元大聖堂の巣窟』だからね。怖い怖い。
僕達は、大聖堂の馬車止めから列を作っている王都の人達を見ている。
本当に沢山の人達が並んでいて僕はビックリしたよ。大聖堂の中にもいるんでしょ?
一体、どれだけの人達が精神干渉を受けてるんだよ。
「テテ、どう?」
姉上が聞いてくる。
「私には原因が何かは見えないわ」
そうなんだ。そうか、それが鑑定眼とドラゴンアイの違いなんだ。
「ばーちゃん、姉上。皆、隷属されてます。その上、中毒です」
「そう。中毒はあの聖水よね」
「はい」
「じゃあ、隷属を解呪するだけでは駄目なのね」
「ばーちゃん、隷属の解呪と中毒をなんとかしないと」
「凄いわね。鑑定眼とこんなに違うものなのね」
中毒症状があるのは、大聖堂に列を作っている人達だけだね。
学園では中毒症状の生徒や先生はいなかった……いや、違う。
オネストとニキティス達だよ。
あの聖女候補御一行は駄目だったんだ。中毒だった。
「テテ、解毒薬を作れるかしら?」
「うん、ばーちゃん。ブランのドラゴンアイのお陰で本当に全部見えるからね。それに、姉上が成分を鑑定してくれていたから。帰ったらすぐに作るよ」
「そうね、お願い。先ずは、第2王子を解呪しなきゃね」
「ばーちゃん、僕が知る限りは第2王子は聖女候補が勧めるお茶は飲んでないから、隷属だけだと思うよ」
「帰ってレウスの話を聞いてからよ。どっちにしろ一度しっかり第2王子を見ておく必要があるわ」
そうだね。なんと言っても王子殿下だし、ソフィアのお兄さんだしね。
「テテ! もう帰るの?」
あぁ~、愛しのソフィアだよ。今日もすっごく可愛いよぉ!
「あ、うん。お祖母様と姉上が待ってるんだ」
「まあ! お会いしたいわ。一緒に行ってもいいかしら。ご挨拶だけでもしたいわ」
「う、うん。いいよ」
ダメとは言えないよね~。
「ねえ、テテ。以前に相談した事があるでしょう?」
あれだよね。シャルロッテ嬢とリエン嬢の事だよね。
「双方の両親に集まってもらって話したそうなのよ。それでね、一応保留になったの」
「保留……?」
「そう、保留。テテが、もしも元に戻った場合も考えておいてほしいと言ってたでしょう? だから、保留なの。ただ、オネストとニキティスはきつくお叱りを受けたそうよ」
「そう……」
今はそれがベストかな……
「婚約者がいるのに、何をしているんだ。てね」
「うん。少しは気持ちが楽になったのかな?」
「シャルとリエンからの希望で婚約保留にしたという形になったから、もう聖女候補は言いがかりは付けられないと思うわ」
「そう。よかった」
あのままだと、2人が可哀そうだったからね。
これで、少しは落ち着くと良いなぁ。
「安心するのはまだ早いのよ、テテ」
「え……?」
「婚約が保留になったのだから良いだろうと、開き直られるかも知れないわ」
それは……そこまでいくともう救いようがないよ。
「ふふふ……そうでしょう? 私もそう思うわ」
あれ? 僕まだなにも言ってないよ?
「それくらい分かるわよ。ふふふ」
うぅーーー!!!! キュン死するぅぅーー!!
ねえねえ! 新しい死因を発見したよ! キュンキュンしすぎたら死んじゃうんだよ! なんて可愛いんだ! 天使だよ!
「テテー!!」
あぁー、せっかくのソフィアとの時間がぁぁ……
あの声は姉上だよ。あー、手を振ってるよぉ。
「あら、ラティア様だわ。相変わらずお綺麗だわ」
「あは、あははは……」
ソフィアと二人でお祖母様と姉上の待つ馬車の前まで歩いて行く。
「ねえ、テテ。全部終わったら私にも話してね。それまでは、我慢しておくわ」
ああ、必ず話すよ。だから待っててね。愛しいソフィア。
「カリア様、ラティア様、ご無沙汰しております」
「まあ! ソフィア様! お久しぶりですわ。お変わりありませんか?」
「はい、ラティア様。ありがとうございます。ラティア様もお代わりありませんか?」
「ええ、元気でやっていますわよ」
「ソフィア様、お久しぶりですね」
「カリア様、本当にご無沙汰しております」
「お元気そうで何よりです」
「カリア様、ありがとうございます」
「ばーちゃん、姉上、行きましょう」
「テテ、そうね」
「是非、ゆっくり城にもお越しください。母も喜びます」
「ありがとうございます。では、ソフィア様失礼致します」
「はい、カリア様。失礼致します。テテ、また明日ね」
そう言って、ソフィアは学舎に戻って行った。ああ……可愛いなぁ……
「テテ、見惚れてないで行くわよ」
はいはい、ばーちゃん。分かってるよ。
僕は、気持ちを切り替えて馬車に乗り込んだ。
「テテ、ソフィア様といい感じじゃない」
もう、姉上。せっかく僕が無理矢理気持ちを切り替えたのに。
「ソフィア様は何か気付いているのかも知れないわね」
ばーちゃん……?
「分かっていて、黙ってテテと婚約破棄されたのかも知れないわ」
え……? 分かっていて……?
「あなた達二人は小さい頃からそうだったじゃない。いつもお互いがお互いの事を優先していた。小さな子供なのに、いつもよ。
テテは、ソフィア様の事を。
ソフィア様は、テテの事を。
二人の婚約破棄は王様が動いて下さったらしいけど、ソフィア様は何か気付いておられるのかも知れないわね」
多分ね。聖女候補絡みだとは気付いているだろうね。
「で? 学園はどうだったの?」
そうだよ、それだ!
「ばーちゃん、ドラゴンアイで見たらね隷属だった!」
「そう!」
「うん! まだなんとかなるよ」
「そうね、まだ隷属で良かったわ。片っ端から眷属化されていたらとんでもないことになる所だったわ」
「でもね、凄い人数の男子生徒が隷属されていたよ。見事に男子ばかりだよ。生徒も教師もだった」
「そうなの? もしかして、淫魔かしら?」
い、淫魔??? なんなの、それ?
ばーちゃんが教えてくれた。
淫魔とは……
男の淫魔をインキュバス。女の淫魔をサキュバスと言うんだって。
要は、性欲に関係する悪魔の一種らしい。エッチい夢を見させたりするんだって。
で、淫魔の活力は人間と性交する事なんだって。なんかさぁ、あの聖女候補にぴったりなんだけど。そう言えば、取り巻き全員と体の関係があると噂があったんだっけ。
「フフフフ、あの聖女候補はそんなになのね」
ばーちゃん、顔が怖い。
「テテ、怖くない」
はい、ごめんなさい。なんで、口に出してないのにバレちゃうんだろう?
「お祖母様、じゃあ聖女候補は男子生徒達や大司教と関係を?」
「さあ、それはどうかしら? まだ、淫魔に決まった訳じゃないからね。でも、淫魔なら元を断てば眷属化されている人も元に戻るわ」
そうか。そうなんだ。それならまだヴァンパイアよりマシかな?
でも、僕は大聖堂も見なきゃいけない気がするよ。
「テテ、そうね。どうせ大聖堂に列を作っている人達を見なきゃいけないのよ。このまま大聖堂に向かいましょう」
敵の巣窟だよ。だって『元大聖堂の巣窟』だからね。怖い怖い。
僕達は、大聖堂の馬車止めから列を作っている王都の人達を見ている。
本当に沢山の人達が並んでいて僕はビックリしたよ。大聖堂の中にもいるんでしょ?
一体、どれだけの人達が精神干渉を受けてるんだよ。
「テテ、どう?」
姉上が聞いてくる。
「私には原因が何かは見えないわ」
そうなんだ。そうか、それが鑑定眼とドラゴンアイの違いなんだ。
「ばーちゃん、姉上。皆、隷属されてます。その上、中毒です」
「そう。中毒はあの聖水よね」
「はい」
「じゃあ、隷属を解呪するだけでは駄目なのね」
「ばーちゃん、隷属の解呪と中毒をなんとかしないと」
「凄いわね。鑑定眼とこんなに違うものなのね」
中毒症状があるのは、大聖堂に列を作っている人達だけだね。
学園では中毒症状の生徒や先生はいなかった……いや、違う。
オネストとニキティス達だよ。
あの聖女候補御一行は駄目だったんだ。中毒だった。
「テテ、解毒薬を作れるかしら?」
「うん、ばーちゃん。ブランのドラゴンアイのお陰で本当に全部見えるからね。それに、姉上が成分を鑑定してくれていたから。帰ったらすぐに作るよ」
「そうね、お願い。先ずは、第2王子を解呪しなきゃね」
「ばーちゃん、僕が知る限りは第2王子は聖女候補が勧めるお茶は飲んでないから、隷属だけだと思うよ」
「帰ってレウスの話を聞いてからよ。どっちにしろ一度しっかり第2王子を見ておく必要があるわ」
そうだね。なんと言っても王子殿下だし、ソフィアのお兄さんだしね。
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