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13.王子もかよ〜!
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翌日、父と兄とばーちゃんは、王様に報告する為に城に行った。
僕はいつも通り、学園だ。
「いい? 忘れずにネックレスをつけて行くのよ! 効果も検証したいんだからね」
はいはい。忘れずにつけていくよ。てか、僕としては聖女候補に会わない事を祈るけど。
そんな僕の思いなんて、いつも裏切られてしまうのさ。本当、いつもだよ。なんで来るんだよ! マジ、超ウザイ!
「テティス様、こんにちはッ!」
僕が、いつもの様に裏庭のベンチで1人昼を食べていた。
来やがったよ、ゾロゾロと。聖女候補御一行様だよ。やっぱホイホイ買っておこうかな。
とりあえず、無視だよね。無視、無視。
「………… 」
「テティス、聞こえているだろう? 無視するなよ」
また、ニキティスだよ。こいつ何なんだよ。下僕なの!?
「ぼ、僕は昼を食べてるんだ。邪魔しないでほしい」
「一人で寂しく食べても美味しくないでしょうぅ? あたしが、聖女候補のあたしが一緒に食べてあげますよッ! ねッ!」
ピョコンとツインテールを揺らして聖女候補が言う。
だから、お前らを避けてるって分かってよ! ピョコンピョコン揺らすなよ! ウザイんだから! ツインテールを頭の上で縛って風船でもつけてやろうか!
「い、いらない。迷惑」
「テティス、お前ミーアが優しく言ってくれてるのに、その態度は何だよ!」
ニキティスが僕を手で突こうとした。
――――バシッ!
目に見えない何かに弾かれた! 何だ!? どうなってんの!?
「痛ッ……」
「何? 今、ニキティスを弾いた!?」
オネストが驚いて声をあげた。
「テティス、卑怯だぞ! 何なんだよ!?」
知らないよ! 僕だって聞きたいよ!
「やめてッ! 暴力はいけないわッ! あたしの為に喧嘩なんてしないでぇッ!」
もう、頭がわいてんの? 怒る気力もなくなっちゃった。脱力だよ。
「ミーア、行きましょう。テティスに構う必要はありませんよ」
オネスト、お前達ホント何様なの? お前たちが勝手に来たんだろ?
でも、お陰で聖女候補御一行は去って行った。良かったぁ。
あれ? そう言えば気持ち悪くならなかった。
ばーちゃん作のペンダントのお陰かな? スゲーじゃん! ばーちゃん天才じゃん! 帰ったら報告しなきゃ!
なんて、僕は呑気な事を考えていた。
俺が学園から戻っても、ばーちゃん達はまだ帰ってなかった。
夕食の時間になって、やっとばーちゃんと父と兄が帰ってきた。
「ばーちゃん、おかえり!」
「ああ、テテ。ただいま」
あれ? 疲れてる? いつもの勢いがないよ?
あれれ? 父も兄もだ。どうしたの? 城で何があったの?
「とにかく、先に夕食にしよう。義母上、その後に話しましょう」
「そうね」
やだな、気になるじゃん。食べながら話してよ。
「テテ、後でな」
「兄上、分かりました」
仕方ない。大人しく食べよう。超気になるけど。
食事のあと、父の執務室に皆が集まった。
あ、そうだ! 忘れてた!
「ばーちゃん! あのネックレス、めちゃ効果があったよ!」
「テテ、そうなの?」
「うん! 気持ち悪くならなかった!」
「そう! じゃあ効果はあるのね」
それどころか! と、俺はニキティスを弾いた話しをした。
「凄いね。ばーちゃんそんな効果があるなんて言ってなかったらビックリしたよ」
「テテ、私は精神異常の完全防御しか付与してないわよ」
「え? じゃあ何で?」
「あー、多分それ俺だ」
えぇッ!? なんでブランが!?
「いや、試しにと思ってさぁ。テテに俺の加護を授けておいたんだ」
「ブラン、加護って!」
「ばーちゃん、怒るなよ?」
「怒る訳ないでしょ。ありがとう。テテを守ってくれたのね」
「まあ、な。テテは友達だしな。俺もテテに助けられたし」
ブラン、そんな力持ってたの!? 凄いじゃん!
「俺、まだ人間に加護を授けた事なんてないからさぁ。上手くできるか半信半疑だったんだけど。
でも、あれだよ。ばーちゃん、俺の加護で弾いたのならその聖女候補の力は絶対に『聖』じゃないぜ?」
「そうね」
良いものじゃないのは、最初から分かってたじゃん。今更だよ。
「テテ、ニキティスは聖女候補についているのか?」
「はい、兄上。まるで護衛の様に」
「お祖母様、どういう事でしょう?」
意味不明……
「あれだよ。干渉されてるから毒されてんだよ。悪いもんに侵されてるんだ。だから、そいつを俺の加護が弾いたんだ」
「ブラン、そうなるわね」
マジ? 染まっちゃう感じ?
「早いとこなんとかしないと、その人間達は元に戻れなくなるぞ?」
マジ!? ブラン、怖い事言わないで!
「テテ、大マジだよ。人間て精神を乗っ取られたらヤバイんだよ。精神と魂は直結してるんだ。脆いんだ」
「ブラン、やはり崩壊する?」
「ばーちゃん、最悪は狂って死ぬ」
待って待って! 僕、ニキティスもオネストも仲良くはないけど、恨みもないから。助けようよ、なんとかしてさ。
「その、男子生徒たちの事も王に報告してきた」
「父上」
「将来、この国を担う者達だからな」
まあ、確かに。このままだと無理だけどね。
「それでだ、テティス」
「はい、父上」
「明後日、第2王子が学園を視察される」
「え、何で? こんな時に」
「実はその話もあったんだ。王は、第2王子も聖女候補の精神干渉を受けているとお思いだ」
マジなのー! 何でよー! 一体どこで!?
「テテ、婚姻の儀の打ち合わせだ」
「あー…… 」
そっかー! 大聖堂で打ち合わせをするもんね。その時かー。
父の話によると……
この国の第2王子と隣国の第3王女は婚約している。これも、決して政略結婚ではない。第2王子がまだ小さい頃、王に付いて隣国に外交で訪れた際に第3王女と恋に落ちたんだ。
よくあるお話みたいにさ、身分に差がある者と恋に落ちたりしないんだよ。接点がないからね、そうそう物語みたいにはならないんだよ。
それに、余りに身分差のある婚姻はうまくいかないと分かっているから、どっちも避けるのが普通なんだよ。誰だって不幸にはなりたくないからね。
第2王子は婚姻の儀の打ち合わせで、大聖堂に行った。王女は今年自国の学園を卒業するらしい。王女の卒業を待っての婚姻なので、王子1人で行ったんだそうだよ。その時に、大司教は王子に聖女候補を紹介した。
それから、聖女候補は第2王子と暫く話していたらしい。
思えば、その頃から第2王子の言動がおかしくなったそうだ。
まず、大聖堂へ日参する様になった。聖女候補は大聖堂にいるとでも思ったのだろうね。
残念ながら、聖女候補は学園の寮に入っていて大聖堂にはいない。
行動が露骨だよね。聖女候補に会うために大聖堂へ日参するなんて。
今は離れているとはいえ、婚約者がいるのにさぁ。
「あ、父上。じゃあ、第2王子が学園に視察に来られるのは、まさか!」
「そうだ、テティス。聖女候補に会う為だろう」
単純明解だよねー。
僕はいつも通り、学園だ。
「いい? 忘れずにネックレスをつけて行くのよ! 効果も検証したいんだからね」
はいはい。忘れずにつけていくよ。てか、僕としては聖女候補に会わない事を祈るけど。
そんな僕の思いなんて、いつも裏切られてしまうのさ。本当、いつもだよ。なんで来るんだよ! マジ、超ウザイ!
「テティス様、こんにちはッ!」
僕が、いつもの様に裏庭のベンチで1人昼を食べていた。
来やがったよ、ゾロゾロと。聖女候補御一行様だよ。やっぱホイホイ買っておこうかな。
とりあえず、無視だよね。無視、無視。
「………… 」
「テティス、聞こえているだろう? 無視するなよ」
また、ニキティスだよ。こいつ何なんだよ。下僕なの!?
「ぼ、僕は昼を食べてるんだ。邪魔しないでほしい」
「一人で寂しく食べても美味しくないでしょうぅ? あたしが、聖女候補のあたしが一緒に食べてあげますよッ! ねッ!」
ピョコンとツインテールを揺らして聖女候補が言う。
だから、お前らを避けてるって分かってよ! ピョコンピョコン揺らすなよ! ウザイんだから! ツインテールを頭の上で縛って風船でもつけてやろうか!
「い、いらない。迷惑」
「テティス、お前ミーアが優しく言ってくれてるのに、その態度は何だよ!」
ニキティスが僕を手で突こうとした。
――――バシッ!
目に見えない何かに弾かれた! 何だ!? どうなってんの!?
「痛ッ……」
「何? 今、ニキティスを弾いた!?」
オネストが驚いて声をあげた。
「テティス、卑怯だぞ! 何なんだよ!?」
知らないよ! 僕だって聞きたいよ!
「やめてッ! 暴力はいけないわッ! あたしの為に喧嘩なんてしないでぇッ!」
もう、頭がわいてんの? 怒る気力もなくなっちゃった。脱力だよ。
「ミーア、行きましょう。テティスに構う必要はありませんよ」
オネスト、お前達ホント何様なの? お前たちが勝手に来たんだろ?
でも、お陰で聖女候補御一行は去って行った。良かったぁ。
あれ? そう言えば気持ち悪くならなかった。
ばーちゃん作のペンダントのお陰かな? スゲーじゃん! ばーちゃん天才じゃん! 帰ったら報告しなきゃ!
なんて、僕は呑気な事を考えていた。
俺が学園から戻っても、ばーちゃん達はまだ帰ってなかった。
夕食の時間になって、やっとばーちゃんと父と兄が帰ってきた。
「ばーちゃん、おかえり!」
「ああ、テテ。ただいま」
あれ? 疲れてる? いつもの勢いがないよ?
あれれ? 父も兄もだ。どうしたの? 城で何があったの?
「とにかく、先に夕食にしよう。義母上、その後に話しましょう」
「そうね」
やだな、気になるじゃん。食べながら話してよ。
「テテ、後でな」
「兄上、分かりました」
仕方ない。大人しく食べよう。超気になるけど。
食事のあと、父の執務室に皆が集まった。
あ、そうだ! 忘れてた!
「ばーちゃん! あのネックレス、めちゃ効果があったよ!」
「テテ、そうなの?」
「うん! 気持ち悪くならなかった!」
「そう! じゃあ効果はあるのね」
それどころか! と、俺はニキティスを弾いた話しをした。
「凄いね。ばーちゃんそんな効果があるなんて言ってなかったらビックリしたよ」
「テテ、私は精神異常の完全防御しか付与してないわよ」
「え? じゃあ何で?」
「あー、多分それ俺だ」
えぇッ!? なんでブランが!?
「いや、試しにと思ってさぁ。テテに俺の加護を授けておいたんだ」
「ブラン、加護って!」
「ばーちゃん、怒るなよ?」
「怒る訳ないでしょ。ありがとう。テテを守ってくれたのね」
「まあ、な。テテは友達だしな。俺もテテに助けられたし」
ブラン、そんな力持ってたの!? 凄いじゃん!
「俺、まだ人間に加護を授けた事なんてないからさぁ。上手くできるか半信半疑だったんだけど。
でも、あれだよ。ばーちゃん、俺の加護で弾いたのならその聖女候補の力は絶対に『聖』じゃないぜ?」
「そうね」
良いものじゃないのは、最初から分かってたじゃん。今更だよ。
「テテ、ニキティスは聖女候補についているのか?」
「はい、兄上。まるで護衛の様に」
「お祖母様、どういう事でしょう?」
意味不明……
「あれだよ。干渉されてるから毒されてんだよ。悪いもんに侵されてるんだ。だから、そいつを俺の加護が弾いたんだ」
「ブラン、そうなるわね」
マジ? 染まっちゃう感じ?
「早いとこなんとかしないと、その人間達は元に戻れなくなるぞ?」
マジ!? ブラン、怖い事言わないで!
「テテ、大マジだよ。人間て精神を乗っ取られたらヤバイんだよ。精神と魂は直結してるんだ。脆いんだ」
「ブラン、やはり崩壊する?」
「ばーちゃん、最悪は狂って死ぬ」
待って待って! 僕、ニキティスもオネストも仲良くはないけど、恨みもないから。助けようよ、なんとかしてさ。
「その、男子生徒たちの事も王に報告してきた」
「父上」
「将来、この国を担う者達だからな」
まあ、確かに。このままだと無理だけどね。
「それでだ、テティス」
「はい、父上」
「明後日、第2王子が学園を視察される」
「え、何で? こんな時に」
「実はその話もあったんだ。王は、第2王子も聖女候補の精神干渉を受けているとお思いだ」
マジなのー! 何でよー! 一体どこで!?
「テテ、婚姻の儀の打ち合わせだ」
「あー…… 」
そっかー! 大聖堂で打ち合わせをするもんね。その時かー。
父の話によると……
この国の第2王子と隣国の第3王女は婚約している。これも、決して政略結婚ではない。第2王子がまだ小さい頃、王に付いて隣国に外交で訪れた際に第3王女と恋に落ちたんだ。
よくあるお話みたいにさ、身分に差がある者と恋に落ちたりしないんだよ。接点がないからね、そうそう物語みたいにはならないんだよ。
それに、余りに身分差のある婚姻はうまくいかないと分かっているから、どっちも避けるのが普通なんだよ。誰だって不幸にはなりたくないからね。
第2王子は婚姻の儀の打ち合わせで、大聖堂に行った。王女は今年自国の学園を卒業するらしい。王女の卒業を待っての婚姻なので、王子1人で行ったんだそうだよ。その時に、大司教は王子に聖女候補を紹介した。
それから、聖女候補は第2王子と暫く話していたらしい。
思えば、その頃から第2王子の言動がおかしくなったそうだ。
まず、大聖堂へ日参する様になった。聖女候補は大聖堂にいるとでも思ったのだろうね。
残念ながら、聖女候補は学園の寮に入っていて大聖堂にはいない。
行動が露骨だよね。聖女候補に会うために大聖堂へ日参するなんて。
今は離れているとはいえ、婚約者がいるのにさぁ。
「あ、父上。じゃあ、第2王子が学園に視察に来られるのは、まさか!」
「そうだ、テティス。聖女候補に会う為だろう」
単純明解だよねー。
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