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第6章 王都
220ー大聖堂なのに
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「あの……あなた方は?」
「ああ、辺境伯の家族です。王都に来たので挨拶に来ていたんだ」
「そうなのですか。教皇様はどうなるのでしょう?」
「寝かして差し上げてください。ココ」
「はい。今日1日は目が覚めないと思います。でも、大丈夫ですよ。貴方もふらつきませんか?」
「はい、私はもう大丈夫です」
良かった。霧島、有難う。
『何水臭い事言ってんだ。これしきどうって事ねーよ』
ハハハ、男前だな。
『あたぼうよ! 俺は頼りになるかっちょいいドラゴンだからな!』
ああ、それを言わなきゃいいのに。残念な奴だ。
『え、マジか?』
『マジよ』
隣の枢機卿はどうだ? まだ気を失ったままなのか?
じーちゃん達と隣の部屋へと移動する。
「あ、あの……一体何が?」
お付きの人に支えられてはいるが、枢機卿らしき人がソファーに移動しようとしていた。ゆっくりと深くソファーに座り、大きく息を吐いている。
「大丈夫ですか?」
「はい、一体何が? あなた方は?」
「私はディオシス・インペラートと申します」
「インペラート……辺境伯の……?」
「はい。私は前辺境伯の弟です。これは辺境伯の次男でロディシス、こっちは次女のココアリアです。貴方方は精神干渉を受けておられたのです」
「な、何……精神干渉ですか……!?」
「はい。まだふらつきますか? 先ほど、このココアリアが解呪したのです」
「まだ、少しふらつきますが……いや、頭はスッキリとしております」
「手遅れにならなくて良かったですよ」
「どうして、この様な……? 大聖堂でなんという事を……」
そうだな、気持ちは分かるぞ。まさか神聖な大聖堂で精神干渉をされるなんて夢にも思わないだろう。じーちゃんが城と王都の一連の事を話して聞かせた。
そして、領地にいる司教様が連絡が取れないと心配されていると。
「城まで……何ということだ。そうなのですか……辺境伯様のご一家は魔法にも秀でておられるのですな」
「領地ではクリスティー殿に師事しております」
「なんと! あのエルフのクリスティー殿ですか!?」
「はい。代々お世話になっております」
「どこに居られるのかと思っておりましたが、辺境伯領に居られましたか!?」
「ハハハ。どうやら我が一家を気に入って下さっている様で」
また、クリスティー先生で驚かれたよ。やっぱ有名人なんだな。
「その、教皇様は?」
「同じ様に精神干渉をされておりました。しかし、それが深かったようです。今日1日は意識が戻らないだろうかと」
「そうですか……今まで何をしていたのか……頭の中に靄が掛かったようで……」
「精神干渉とはそのようなものらしいです」
「なんという事だ。大聖堂で精神干渉など、普通は出来る筈がない……どうして……!?」
枢機卿が自分の膝に肘をつき頭を抱えている。
何が切っ掛けだったのか、分からないよなぁ? しかも神聖な場である筈の大聖堂でだ。
「何か芝居でも見ているような感じだったのです。自分がしている事なのに、そうではないような……不思議な感覚でした。今はもうスッキリしております。有難うございます。しかし、他の者もその精神干渉をされていたのでしょうか?」
「他の皆様は軽かった様です。解呪はすんでおります。が、この大聖堂の至る所に精神干渉の魔法陣がありました」
「なんと……なんという事だ。大聖堂始まって以来の大失態です。私達は気付かなければならない立場だというのに……」
そんな事を言っても仕方がない。きっと敵は俺達よりも魔法に秀でている者なのだろう。
『ヒューマンは脆いからな。魔力量も多い方じゃない。ココみたいなのは特別だぜ』
そうなんだろうな。でも霧島がこんなに広範囲で解呪できると分かった。なら、城の解呪もそうすれば良いんじゃね? 楽勝じゃね?
「ココ、王都の人達もだ」
ああ、そうだった。王都の人達も解呪が必要な人達がいるんだ。大聖堂がこんな状態だったのだから、俺達が思っているより多いのかも知れない。
『ココ、クリスティー先生が魔法陣をくれるだろう。それをここにも設置すりゃあいいんだ』
『そっか。大聖堂で精神干渉に掛かった人達が多いでしょうしね」
『おうよ』
『キリシマ、偶には頭の良い事を言うのね』
『偶にはってなんだよー! 俺様は知性も高いドラゴンなんだぜ!』
ほら、また自分で言った。そこだよ、そこ。
『あ、そうか?』
『そうよ』
意外にも大聖堂で大規模な解呪をする事になったが、もう大丈夫そうだ。
『ココ、油断すんな。最後まで鑑定眼は使うんだぞ』
『ええ、分かったわ』
念のため、教皇と枢機卿の部屋を鑑定眼で確認し、帰りも大聖堂の中を鑑定眼で見て戻ってきた。だが、今日は大々的に解呪したからな。多分、敵にも勘付かれている事だろう。
この先どう出て来るのか。そりゃあ、黙ってはいないだろうな。
「ココォ! やっと戻ったか!」
父だ。今日はいるんだな。ガシィッと抱き締められ、背中をバシバシと叩かれる。相変わらず声がデカイ。そして、暑苦しい。
「アレクシス、大聖堂も解呪してきたんだ」
「なんとぉッ!?」
「ディオシス殿、別室で報告を頼みます」
またみんな揃って談話室だ。今日は姉のエリアリアとロディ兄の婚約者アンジェリカもいる。それに、バルト兄の隣を陣取っているのは婚約者のキャリーナだ。全員集合だね。
面倒な気がする。
「お嬢、顔に出てるッス」
「そう?」
「はいぃ」
そりゃあ、仕方ない。だって面倒なんだもん。
☆ ☆ ☆
読んで頂きありがとうございます。
今日はこの後ハルちゃんも投稿します。
宜しくお願いします!
「ああ、辺境伯の家族です。王都に来たので挨拶に来ていたんだ」
「そうなのですか。教皇様はどうなるのでしょう?」
「寝かして差し上げてください。ココ」
「はい。今日1日は目が覚めないと思います。でも、大丈夫ですよ。貴方もふらつきませんか?」
「はい、私はもう大丈夫です」
良かった。霧島、有難う。
『何水臭い事言ってんだ。これしきどうって事ねーよ』
ハハハ、男前だな。
『あたぼうよ! 俺は頼りになるかっちょいいドラゴンだからな!』
ああ、それを言わなきゃいいのに。残念な奴だ。
『え、マジか?』
『マジよ』
隣の枢機卿はどうだ? まだ気を失ったままなのか?
じーちゃん達と隣の部屋へと移動する。
「あ、あの……一体何が?」
お付きの人に支えられてはいるが、枢機卿らしき人がソファーに移動しようとしていた。ゆっくりと深くソファーに座り、大きく息を吐いている。
「大丈夫ですか?」
「はい、一体何が? あなた方は?」
「私はディオシス・インペラートと申します」
「インペラート……辺境伯の……?」
「はい。私は前辺境伯の弟です。これは辺境伯の次男でロディシス、こっちは次女のココアリアです。貴方方は精神干渉を受けておられたのです」
「な、何……精神干渉ですか……!?」
「はい。まだふらつきますか? 先ほど、このココアリアが解呪したのです」
「まだ、少しふらつきますが……いや、頭はスッキリとしております」
「手遅れにならなくて良かったですよ」
「どうして、この様な……? 大聖堂でなんという事を……」
そうだな、気持ちは分かるぞ。まさか神聖な大聖堂で精神干渉をされるなんて夢にも思わないだろう。じーちゃんが城と王都の一連の事を話して聞かせた。
そして、領地にいる司教様が連絡が取れないと心配されていると。
「城まで……何ということだ。そうなのですか……辺境伯様のご一家は魔法にも秀でておられるのですな」
「領地ではクリスティー殿に師事しております」
「なんと! あのエルフのクリスティー殿ですか!?」
「はい。代々お世話になっております」
「どこに居られるのかと思っておりましたが、辺境伯領に居られましたか!?」
「ハハハ。どうやら我が一家を気に入って下さっている様で」
また、クリスティー先生で驚かれたよ。やっぱ有名人なんだな。
「その、教皇様は?」
「同じ様に精神干渉をされておりました。しかし、それが深かったようです。今日1日は意識が戻らないだろうかと」
「そうですか……今まで何をしていたのか……頭の中に靄が掛かったようで……」
「精神干渉とはそのようなものらしいです」
「なんという事だ。大聖堂で精神干渉など、普通は出来る筈がない……どうして……!?」
枢機卿が自分の膝に肘をつき頭を抱えている。
何が切っ掛けだったのか、分からないよなぁ? しかも神聖な場である筈の大聖堂でだ。
「何か芝居でも見ているような感じだったのです。自分がしている事なのに、そうではないような……不思議な感覚でした。今はもうスッキリしております。有難うございます。しかし、他の者もその精神干渉をされていたのでしょうか?」
「他の皆様は軽かった様です。解呪はすんでおります。が、この大聖堂の至る所に精神干渉の魔法陣がありました」
「なんと……なんという事だ。大聖堂始まって以来の大失態です。私達は気付かなければならない立場だというのに……」
そんな事を言っても仕方がない。きっと敵は俺達よりも魔法に秀でている者なのだろう。
『ヒューマンは脆いからな。魔力量も多い方じゃない。ココみたいなのは特別だぜ』
そうなんだろうな。でも霧島がこんなに広範囲で解呪できると分かった。なら、城の解呪もそうすれば良いんじゃね? 楽勝じゃね?
「ココ、王都の人達もだ」
ああ、そうだった。王都の人達も解呪が必要な人達がいるんだ。大聖堂がこんな状態だったのだから、俺達が思っているより多いのかも知れない。
『ココ、クリスティー先生が魔法陣をくれるだろう。それをここにも設置すりゃあいいんだ』
『そっか。大聖堂で精神干渉に掛かった人達が多いでしょうしね」
『おうよ』
『キリシマ、偶には頭の良い事を言うのね』
『偶にはってなんだよー! 俺様は知性も高いドラゴンなんだぜ!』
ほら、また自分で言った。そこだよ、そこ。
『あ、そうか?』
『そうよ』
意外にも大聖堂で大規模な解呪をする事になったが、もう大丈夫そうだ。
『ココ、油断すんな。最後まで鑑定眼は使うんだぞ』
『ええ、分かったわ』
念のため、教皇と枢機卿の部屋を鑑定眼で確認し、帰りも大聖堂の中を鑑定眼で見て戻ってきた。だが、今日は大々的に解呪したからな。多分、敵にも勘付かれている事だろう。
この先どう出て来るのか。そりゃあ、黙ってはいないだろうな。
「ココォ! やっと戻ったか!」
父だ。今日はいるんだな。ガシィッと抱き締められ、背中をバシバシと叩かれる。相変わらず声がデカイ。そして、暑苦しい。
「アレクシス、大聖堂も解呪してきたんだ」
「なんとぉッ!?」
「ディオシス殿、別室で報告を頼みます」
またみんな揃って談話室だ。今日は姉のエリアリアとロディ兄の婚約者アンジェリカもいる。それに、バルト兄の隣を陣取っているのは婚約者のキャリーナだ。全員集合だね。
面倒な気がする。
「お嬢、顔に出てるッス」
「そう?」
「はいぃ」
そりゃあ、仕方ない。だって面倒なんだもん。
☆ ☆ ☆
読んで頂きありがとうございます。
今日はこの後ハルちゃんも投稿します。
宜しくお願いします!
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