206 / 249
第6章 王都
206ーまた解呪
しおりを挟む
「これがノワか。この辺りを彷徨いているのか?」
「アン!」
「はい。ノワが側に寄れば黒いモヤモヤが逃げて行きます」
ノワちゃんはずっとお行儀よくお座りをしている。お利口さんだ。
「それは凄いな」
「例のブラックフェンリルなのだろう?」
「はい、殿下。まだ子供なので普通の黒い子犬に見えますが」
「まあ! 可愛らしいのね」
「ココ嬢は初めてだな。私の妻だ」
「お初にお目に掛かります。ココアリア・インペラートと申します」
「お話は聞いているわ。とっても可愛らしい方なのね。私はマリスティナ・ヴェルムナンドです。殿下を助けて下さってありがとう」
ニッコリされた。
ブラウンブロンド色の髪を編み込みながらアップにしていて、涼しげなブルーの瞳の美人さんだ。
「ココ嬢、ティナも見てくれないか?」
見るというのはもちろん精神干渉を受けているかどうかだ。
「はい」
返事をしてそのまま心の中で『鑑定眼』と呟いた。
「どうだ?」
「残念ですが、軽い解呪が必要です」
「ココ嬢、リアは!? リアも見てくれないか」
「はい」
ああ、この程度なら周りも全く気が付かないだろう。
「残念ですが。でも1番軽い様に思います」
「ココ嬢、そうなのか!? リアは全く分からないな」
「そうだと思います。軽い解呪で大丈夫です」
「殿下、やはり私もでしたわね」
「ああ。だが、まだ軽いそうじゃないか。私の時は凄かったぞ」
「まあ、そうなのですか?」
第1王子妃のマリスティナ様。やはりと言う言葉が出たという事は、自覚があったのか?
「ティナには話したんだ。そしたら多分自分もだと言い出してな」
「殿下を解呪して頂いてから、些細な事なのですが、あら? と思う事がありましたのよ。それで、何かあったのかとお聞きしたら解呪してもらったなどと仰るから驚いたの」
なるほど。その些細な事に気付けるかどうかだ。セシリア嬢なんて、自分も軽い精神干渉を受けているのにも関わらず城の異変に気付いていた。軽い初期の精神干渉ならこの程度なのだろうか?
どっちにしろだ。
「殿下、解呪させて頂いてもよろしいですか?」
「もちろんだ」
「リアを助けてほしい」
よし、いくぞ。
「ココ、待ちなさい。1人で大丈夫なのか?」
「ロディ兄さま、大丈夫です。お2人共軽いですから。それより兄さま。後をつけたいです」
「ロディ様、俺が試してみますよ」
「リュウ、危険だ」
「危険だと思ったらそこまでにします」
「アン!」
「ノワも行くか?」
「アン!」
「リュウ、約束だ。深追いはしない事」
「はいッス」
「じゃあ、やるわよ」
「了ッス」
隆が入り口で待機する。追いかけるといっても、壁をすり抜けられたらどうにもならない。ドアを抜けてどこかに飛んでくれればまだマシだ。
よし、とにかく解呪だ。俺は手を翳した。先ずは第1王子妃だ。
「ディスエンチャント」
直ぐに黒いモヤモヤが背中や首筋辺りから浮き出てくる。そして……
「ピュリフィケーション」
第1王子妃の体から離れ、ドアをすり抜けていった。
「行ってくるッス」
「アン!」
「リュウ、頼んだ」
隆が直ぐに後を追いかける。ノワの方が先を走っている。
次はセシリア嬢だ。
「ディスエンチャント」
同じ様に黒いモヤモヤが出る。これもまたドアをすり抜けて行った。
ロディ兄がドアを開けて外を見る。
「同じ方向へ飛んで行くな」
「ロディ兄さま、あっちは城のまだ奥ですね」
「あの方向は私達王族の私室がある方だ」
第1王子がそれを見て言った。城の最奥だ。
「お2人とも、ふらついたりしませんか?」
「大丈夫よ」
「はい、私も大丈夫です」
「何か目の前に掛かっていた靄が晴れた様な気分ですわね」
「マリスティナ様、私もです。私は掛かっていないと思っていたのに」
「リアも城に来る事が多いからだろう。だが、いつの間になのだろう」
「本当ですわ。私は限られた場所しか行きませんから」
ん? 限られた場所のみ……て、そこに手掛かりがないか?
「セシリア様、どちらに行かれたか覚えておられますか?」
「ココ、そうだな。手掛かりになるかも知れない」
だろ? 行った場所と、会った人を調べてみる価値はあるぞ。
セシリア嬢は、本当に限られた場所にしか行っていなかった。王族としてのマナーや教養を教わる部屋とその教師達、そして第2王子の執務室のみだった。
「ロヴィ兄さま、お部屋を確認したいです」
「王子殿下、よろしいですか?」
「もちろんだ」
「私が案内しよう」
第2王子に先導されて、セシリア嬢が行った部屋を見て回った。
「ココ、焦るんじゃないよ」
「はい、ロディ兄さま」
大丈夫だ。こんな時はどうやって見ていくのか、クリスティー先生について教わったからな。
先ずは出入口だ。ドアを開ける前から鑑定眼で見る。
第2王子が、ドアノブに手を掛けようとした。
「あ、殿下。駄目です。離れて下さい」
やっぱりだ。絶対にまず最初はここだろうと思ったんだ。領地の邸の第3王子が最初に使っていた部屋に設置されたものと一緒だ。
「ココ、あるのか?」
「はい、ロディ兄さま」
「なら、他の部屋も確認する必要があるね」
「はい。クリスティー先生と話せるか試してみます」
俺はクリスティー先生の意見を聞きたくて念話を試した。
『クリスティー先生』
☆ ☆ ☆
※第1王子妃の名前を変更しました。
読んで頂きありがとうございます。
今日は先にハルちゃんを投稿しております。宜しくお願い致しまっす!
「アン!」
「はい。ノワが側に寄れば黒いモヤモヤが逃げて行きます」
ノワちゃんはずっとお行儀よくお座りをしている。お利口さんだ。
「それは凄いな」
「例のブラックフェンリルなのだろう?」
「はい、殿下。まだ子供なので普通の黒い子犬に見えますが」
「まあ! 可愛らしいのね」
「ココ嬢は初めてだな。私の妻だ」
「お初にお目に掛かります。ココアリア・インペラートと申します」
「お話は聞いているわ。とっても可愛らしい方なのね。私はマリスティナ・ヴェルムナンドです。殿下を助けて下さってありがとう」
ニッコリされた。
ブラウンブロンド色の髪を編み込みながらアップにしていて、涼しげなブルーの瞳の美人さんだ。
「ココ嬢、ティナも見てくれないか?」
見るというのはもちろん精神干渉を受けているかどうかだ。
「はい」
返事をしてそのまま心の中で『鑑定眼』と呟いた。
「どうだ?」
「残念ですが、軽い解呪が必要です」
「ココ嬢、リアは!? リアも見てくれないか」
「はい」
ああ、この程度なら周りも全く気が付かないだろう。
「残念ですが。でも1番軽い様に思います」
「ココ嬢、そうなのか!? リアは全く分からないな」
「そうだと思います。軽い解呪で大丈夫です」
「殿下、やはり私もでしたわね」
「ああ。だが、まだ軽いそうじゃないか。私の時は凄かったぞ」
「まあ、そうなのですか?」
第1王子妃のマリスティナ様。やはりと言う言葉が出たという事は、自覚があったのか?
「ティナには話したんだ。そしたら多分自分もだと言い出してな」
「殿下を解呪して頂いてから、些細な事なのですが、あら? と思う事がありましたのよ。それで、何かあったのかとお聞きしたら解呪してもらったなどと仰るから驚いたの」
なるほど。その些細な事に気付けるかどうかだ。セシリア嬢なんて、自分も軽い精神干渉を受けているのにも関わらず城の異変に気付いていた。軽い初期の精神干渉ならこの程度なのだろうか?
どっちにしろだ。
「殿下、解呪させて頂いてもよろしいですか?」
「もちろんだ」
「リアを助けてほしい」
よし、いくぞ。
「ココ、待ちなさい。1人で大丈夫なのか?」
「ロディ兄さま、大丈夫です。お2人共軽いですから。それより兄さま。後をつけたいです」
「ロディ様、俺が試してみますよ」
「リュウ、危険だ」
「危険だと思ったらそこまでにします」
「アン!」
「ノワも行くか?」
「アン!」
「リュウ、約束だ。深追いはしない事」
「はいッス」
「じゃあ、やるわよ」
「了ッス」
隆が入り口で待機する。追いかけるといっても、壁をすり抜けられたらどうにもならない。ドアを抜けてどこかに飛んでくれればまだマシだ。
よし、とにかく解呪だ。俺は手を翳した。先ずは第1王子妃だ。
「ディスエンチャント」
直ぐに黒いモヤモヤが背中や首筋辺りから浮き出てくる。そして……
「ピュリフィケーション」
第1王子妃の体から離れ、ドアをすり抜けていった。
「行ってくるッス」
「アン!」
「リュウ、頼んだ」
隆が直ぐに後を追いかける。ノワの方が先を走っている。
次はセシリア嬢だ。
「ディスエンチャント」
同じ様に黒いモヤモヤが出る。これもまたドアをすり抜けて行った。
ロディ兄がドアを開けて外を見る。
「同じ方向へ飛んで行くな」
「ロディ兄さま、あっちは城のまだ奥ですね」
「あの方向は私達王族の私室がある方だ」
第1王子がそれを見て言った。城の最奥だ。
「お2人とも、ふらついたりしませんか?」
「大丈夫よ」
「はい、私も大丈夫です」
「何か目の前に掛かっていた靄が晴れた様な気分ですわね」
「マリスティナ様、私もです。私は掛かっていないと思っていたのに」
「リアも城に来る事が多いからだろう。だが、いつの間になのだろう」
「本当ですわ。私は限られた場所しか行きませんから」
ん? 限られた場所のみ……て、そこに手掛かりがないか?
「セシリア様、どちらに行かれたか覚えておられますか?」
「ココ、そうだな。手掛かりになるかも知れない」
だろ? 行った場所と、会った人を調べてみる価値はあるぞ。
セシリア嬢は、本当に限られた場所にしか行っていなかった。王族としてのマナーや教養を教わる部屋とその教師達、そして第2王子の執務室のみだった。
「ロヴィ兄さま、お部屋を確認したいです」
「王子殿下、よろしいですか?」
「もちろんだ」
「私が案内しよう」
第2王子に先導されて、セシリア嬢が行った部屋を見て回った。
「ココ、焦るんじゃないよ」
「はい、ロディ兄さま」
大丈夫だ。こんな時はどうやって見ていくのか、クリスティー先生について教わったからな。
先ずは出入口だ。ドアを開ける前から鑑定眼で見る。
第2王子が、ドアノブに手を掛けようとした。
「あ、殿下。駄目です。離れて下さい」
やっぱりだ。絶対にまず最初はここだろうと思ったんだ。領地の邸の第3王子が最初に使っていた部屋に設置されたものと一緒だ。
「ココ、あるのか?」
「はい、ロディ兄さま」
「なら、他の部屋も確認する必要があるね」
「はい。クリスティー先生と話せるか試してみます」
俺はクリスティー先生の意見を聞きたくて念話を試した。
『クリスティー先生』
☆ ☆ ☆
※第1王子妃の名前を変更しました。
読んで頂きありがとうございます。
今日は先にハルちゃんを投稿しております。宜しくお願い致しまっす!
82
お気に入りに追加
2,968
あなたにおすすめの小説

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

前世の記憶さん。こんにちは。
満月
ファンタジー
断罪中に前世の記憶を思い出し主人公が、ハチャメチャな魔法とスキルを活かして、人生を全力で楽しむ話。
周りはそんな主人公をあたたかく見守り、時には被害を被り···それでも皆主人公が大好きです。
主に前半は冒険をしたり、料理を作ったりと楽しく過ごしています。時折シリアスになりますが、基本的に笑える内容になっています。
恋愛は当分先に入れる予定です。
主人公は今までの時間を取り戻すかのように人生を楽しみます!もちろんこの話はハッピーエンドです!
小説になろう様にも掲載しています。

世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。

フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!

(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。

転生したら悪役令嬢の兄になったのですが、どうやら妹に執着されてます。そして何故か攻略対象からも溺愛されてます。
七彩 陽
ファンタジー
異世界転生って主人公や何かしらイケメン体質でチートな感じじゃないの!?ゲームの中では全く名前すら聞いたことのないモブ。悪役令嬢の義兄クライヴだった。
しかしここは魔法もあるファンタジー世界!ダンジョンもあるんだって! ドキドキワクワクして、属性診断もしてもらったのにまさかの魔法使いこなせない!?
この世界を楽しみつつ、義妹が悪役にならないように後方支援すると決めたクライヴは、とにかく義妹を歪んだ性格にしないように寵愛することにした。
『乙女ゲームなんて関係ない、ハッピーエンドを目指すんだ!』と、はりきるのだが……。
実はヒロインも転生者!
クライヴはヒロインから攻略対象認定され、そのことに全く気付かず義妹は悪役令嬢まっしぐら!?
クライヴとヒロインによって、乙女ゲームは裏設定へと突入! 世界の破滅を防げるのか!?
そして何故か攻略対象(男)からも溺愛されて逃げられない!? 男なのにヒロインに!
異世界転生、痛快ラブコメディ。
どうぞよろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる