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第6章 王都
198ー潜入か?
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「でもあのモヤモヤはどこに行くんでしょうね? 不思議です」
「あれはね、精神干渉を掛けた本人に戻るらしいわよ。クリスティー先生がそう言ってたわ」
「やだぁ、怖いぃ~」
なんて急にブリブリぶりっ子じゃん。本当は後を追いかけてみようかとか考えてんだろう? イケイケじゃん。
「でも、ココ様。追いかけたくなりませんか?」
「なるわね」
「ですよね~」
「こらこら、ダメだよ」
ロディ兄に叱られちゃった。先に言われてしまうと出来ないじゃん。
「ココ、だから追いかけては駄目だ」
「でも、ロディ兄さま。追いかけたら犯人が分かりますよ?」
「そうだけどね。危険だろう?」
「ん~、そうですか?」
「ノワちゃんに追いかけてもらいますか?」
いやいや、それも危険じゃん。変わらないじゃん。
「そうですか?」
「そうよ」
メイドさん、大胆だね。可愛いノワちゃんに危ない事をさせちゃダメだよ。まさかノワまで黒いモヤモヤを食べてしまったりしないよな? ノワはそんな事をしないと思いたい。ノワは知らん顔をして、後ろ脚で首筋をカッカッカッカと掻いている。まるでワンちゃんだ。
「見ているとつい追いかけたくなるんですよ。フワフワ~ッて飛んでいくんです」
「そうなの?」
「はい。ですから後を……」
「ダメだからね」
「はぁ~い」
プププ。ほらまた言われちゃった。念押しされちゃった。
「残念ですぅ」
やる気だったのかよ! まさかもうやっちゃったりしてないよな?
「フフフ」
こえ~、うちのメイドさん達アグレッシブで怖いよ。
「もうあと数日で全部回れるんじゃないかな」
「流石に建物の中も全部だから日数がかかりましたね」
と、ノワの方は順調に進んでいる。それにしても、最近父とバルト兄は何をしているんだ?
じーちゃんの邸ではあまり見かけないぞ。
「ココが起きてくる頃にはもう出かけているからね」
「ロディ兄さま、そうなんですか?」
「ほら、ユリシスお祖父様とディオシスお祖父様も見かけないだろう?」
「はい、邸が静かです」
「ハハハ、騎士団の訓練に参加しているんだよ」
ああ、とうとう我慢できなくなったか。身体を動かしたくて仕方ないんだろうな。
「ココ、それもそうなんだけど潜入の意味もあるんだよ」
「え、ユリシスお祖父さまがですか?」
「ああ。そうなんだ」
グスタフじーちゃんの息子と連絡を取り合っているらしい。俺はまだ会った事がない。
「お2人共文官だよ」
「騎士団じゃないんですね?」
「ああ。次男の方が騎士団付きの事務官だ」
なるほど、その線からの潜入か。
俺はやる事もないから、その騎士団へ見学に行った。
「気合が足らんぞぉーッ!」
ん? この声はうちのドンじゃね? いや、うちの父だ。何してんだよ、調べてんのじゃないのか?
「精神一到!!」
「おぉー!!」
いかん、これはもう馴染んでいるぞ。当たり前のように鍛練を仕切っているじゃないか。
「お嬢、予想できた事っス」
「はいですぅ」
「そうだけどさぁ」
本当、脳筋だね。バルト兄はどうした?
「バルトーッ! どうした! 弛んでいるぞーッ!」
ああ、参加しているんだね。じゃあ当然、ユリシスじーちゃん達もいるだろうな。
ちょっと鍛練場の隅から離れて見ていた。だって「ココも参加しろ!」とか言われたら嫌じゃん。
このまま鍛練が終わるまで見ていよう。
「ココーッ!」
空気を読まない奴がいたよ。そうだよ、小汚い小さなとかげさんだ。
「とかげじゃねーぞッ!」
ぴゅーッて飛びながらキックしてきた。そんなの、痛くも痒くもないぜ。ペチッて音がするだけだ。霧島も本気じゃないしな。
「キリシマ、こっそり見ているんだから来るんじゃないわよ」
「なんでだよ、一緒にやろうぜッ」
それが嫌だからコッソリ見てるんじゃないか。なんで遥々王都まで来て、鍛練しなきゃいけないんだよ。
「ココ、楽しいからに決まってるだろ?」
「キリシマ、楽しくないわよ」
「えぇッ!? そうなのか!?」
なんで驚いてんだよ。楽しい訳ないじゃん。キツイだけだよ。
分かってるか? 俺はまだ8歳の幼女なんだぞ。それを大の大人に混じって鍛練なんてさ、キツイに決まってるだろう。
「ココ、来たのか」
「あ、ディオシスお祖父さま。やっぱり鍛練していたんですね」
「アハハハ、仕方ないね」
まあね、父やユリシスじーちゃんがじっとしている訳ないよな。
あれのどこが潜入なのだろう? 俺には全く分からない。
「ハハハ、そうだね」
「ディオシスお祖父さま、本当に鍛練をしているだけじゃないですよね?」
「ん? さあ、どうだろうね」
もう、ディオシスじーちゃんはいつもこうだ。俺はまだ子供だからか?
俺だって役に立ちたいんだよ。
「ココ、充分役に立っているよ。状態異常無効はとても有難い」
「そうですか?」
「ああ。よぉーく見てごらん」
じーちゃんが鍛練している騎士団を見る。騎士団の鍛練を良く見ろって事か?
いや、違う。騎士団にも精神干渉を受けている者がいるんだ。じーちゃんの言う通り、よぉ~く見ていると分かる。
「だろう?」
「はい、驚きました」
「これで篩に掛けているんだ」
一目瞭然とはいかない。鍛練をした事がない人には一緒に見えてしまうかも知れない。その程度の変化なんだ。でも、領地で毎日欠かさず鍛練をしてきた俺の目には違って見えたんだ。
☆ ☆ ☆
読んで頂きありがとうございます!
今日はこの後ハルちゃんを投稿します。
宜しくお願いしまっす!
「あれはね、精神干渉を掛けた本人に戻るらしいわよ。クリスティー先生がそう言ってたわ」
「やだぁ、怖いぃ~」
なんて急にブリブリぶりっ子じゃん。本当は後を追いかけてみようかとか考えてんだろう? イケイケじゃん。
「でも、ココ様。追いかけたくなりませんか?」
「なるわね」
「ですよね~」
「こらこら、ダメだよ」
ロディ兄に叱られちゃった。先に言われてしまうと出来ないじゃん。
「ココ、だから追いかけては駄目だ」
「でも、ロディ兄さま。追いかけたら犯人が分かりますよ?」
「そうだけどね。危険だろう?」
「ん~、そうですか?」
「ノワちゃんに追いかけてもらいますか?」
いやいや、それも危険じゃん。変わらないじゃん。
「そうですか?」
「そうよ」
メイドさん、大胆だね。可愛いノワちゃんに危ない事をさせちゃダメだよ。まさかノワまで黒いモヤモヤを食べてしまったりしないよな? ノワはそんな事をしないと思いたい。ノワは知らん顔をして、後ろ脚で首筋をカッカッカッカと掻いている。まるでワンちゃんだ。
「見ているとつい追いかけたくなるんですよ。フワフワ~ッて飛んでいくんです」
「そうなの?」
「はい。ですから後を……」
「ダメだからね」
「はぁ~い」
プププ。ほらまた言われちゃった。念押しされちゃった。
「残念ですぅ」
やる気だったのかよ! まさかもうやっちゃったりしてないよな?
「フフフ」
こえ~、うちのメイドさん達アグレッシブで怖いよ。
「もうあと数日で全部回れるんじゃないかな」
「流石に建物の中も全部だから日数がかかりましたね」
と、ノワの方は順調に進んでいる。それにしても、最近父とバルト兄は何をしているんだ?
じーちゃんの邸ではあまり見かけないぞ。
「ココが起きてくる頃にはもう出かけているからね」
「ロディ兄さま、そうなんですか?」
「ほら、ユリシスお祖父様とディオシスお祖父様も見かけないだろう?」
「はい、邸が静かです」
「ハハハ、騎士団の訓練に参加しているんだよ」
ああ、とうとう我慢できなくなったか。身体を動かしたくて仕方ないんだろうな。
「ココ、それもそうなんだけど潜入の意味もあるんだよ」
「え、ユリシスお祖父さまがですか?」
「ああ。そうなんだ」
グスタフじーちゃんの息子と連絡を取り合っているらしい。俺はまだ会った事がない。
「お2人共文官だよ」
「騎士団じゃないんですね?」
「ああ。次男の方が騎士団付きの事務官だ」
なるほど、その線からの潜入か。
俺はやる事もないから、その騎士団へ見学に行った。
「気合が足らんぞぉーッ!」
ん? この声はうちのドンじゃね? いや、うちの父だ。何してんだよ、調べてんのじゃないのか?
「精神一到!!」
「おぉー!!」
いかん、これはもう馴染んでいるぞ。当たり前のように鍛練を仕切っているじゃないか。
「お嬢、予想できた事っス」
「はいですぅ」
「そうだけどさぁ」
本当、脳筋だね。バルト兄はどうした?
「バルトーッ! どうした! 弛んでいるぞーッ!」
ああ、参加しているんだね。じゃあ当然、ユリシスじーちゃん達もいるだろうな。
ちょっと鍛練場の隅から離れて見ていた。だって「ココも参加しろ!」とか言われたら嫌じゃん。
このまま鍛練が終わるまで見ていよう。
「ココーッ!」
空気を読まない奴がいたよ。そうだよ、小汚い小さなとかげさんだ。
「とかげじゃねーぞッ!」
ぴゅーッて飛びながらキックしてきた。そんなの、痛くも痒くもないぜ。ペチッて音がするだけだ。霧島も本気じゃないしな。
「キリシマ、こっそり見ているんだから来るんじゃないわよ」
「なんでだよ、一緒にやろうぜッ」
それが嫌だからコッソリ見てるんじゃないか。なんで遥々王都まで来て、鍛練しなきゃいけないんだよ。
「ココ、楽しいからに決まってるだろ?」
「キリシマ、楽しくないわよ」
「えぇッ!? そうなのか!?」
なんで驚いてんだよ。楽しい訳ないじゃん。キツイだけだよ。
分かってるか? 俺はまだ8歳の幼女なんだぞ。それを大の大人に混じって鍛練なんてさ、キツイに決まってるだろう。
「ココ、来たのか」
「あ、ディオシスお祖父さま。やっぱり鍛練していたんですね」
「アハハハ、仕方ないね」
まあね、父やユリシスじーちゃんがじっとしている訳ないよな。
あれのどこが潜入なのだろう? 俺には全く分からない。
「ハハハ、そうだね」
「ディオシスお祖父さま、本当に鍛練をしているだけじゃないですよね?」
「ん? さあ、どうだろうね」
もう、ディオシスじーちゃんはいつもこうだ。俺はまだ子供だからか?
俺だって役に立ちたいんだよ。
「ココ、充分役に立っているよ。状態異常無効はとても有難い」
「そうですか?」
「ああ。よぉーく見てごらん」
じーちゃんが鍛練している騎士団を見る。騎士団の鍛練を良く見ろって事か?
いや、違う。騎士団にも精神干渉を受けている者がいるんだ。じーちゃんの言う通り、よぉ~く見ていると分かる。
「だろう?」
「はい、驚きました」
「これで篩に掛けているんだ」
一目瞭然とはいかない。鍛練をした事がない人には一緒に見えてしまうかも知れない。その程度の変化なんだ。でも、領地で毎日欠かさず鍛練をしてきた俺の目には違って見えたんだ。
☆ ☆ ☆
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