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第4章 立ち向かう
124ーシールド
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「大丈夫ですよぅ」
「サキ、そう?」
「はいぃ。みんな度胸はありますからぁ」
「分かった」
「向かいにはシゲ爺が行ってる筈ッス」
『ココ、おれが先に行くぞ!』
「え、ノワ!?」
『おれが先に行ってくる! おれなら早いぞ!』
「ノワ、でも」
「お嬢、大丈夫ッス。ノワ、行けるな」
「アンアン!」
「よしッ!」
隆とノワが出入口のドアをそっとあけて外の様子を窺う。
「大丈夫ッス。お嬢、ノワを出します! ノワ! ゴーッ!」
ドアの隙間からノワが飛び出した。耳をピンと立て全速力で走って行く。弾丸の様に走り抜け、アッという間に向かいの屋舎に辿り着いた。そして、ノワが鳴き叫ぶ。
「アンアンアン!!」
すると、中からドアが開いた。顔を出したのはクリスティー先生だ。
俺がドアを少し開けて顔を見せる。手でそっちに合流すると合図する。クリスティー先生が頷く。よしッ。
「みんな、走るわよ! 殿下、走りますよ!」
「はいッ!」
「ああッ!」
ドアを開け、皆一斉に向かいの屋舎を目指して走り出す。そう距離はない。魔物はまだ姿も見えていない。大丈夫だ。
「慌てないでね! 大丈夫よ!」
俺は最後から付いて行く。先頭を走っていた爺さんがクリスティー先生の元に辿り着く。次々と向かいの屋舎へと入って行く。よし、大丈夫だ。
「ココ、何してんだ!?」
「キリシマ、ディオシスお祖父さまを見てくるわ!」
「馬鹿ッ! 何言ってんだッ!」
「ココ様! それよりシールドでっす!」
クリスティー先生の声が聞こえた。そうだ、シールドがあった。
ああ、俺は焦っていたのか!?
「サキ、シールドを張るわ!」
「はいですぅ!」
咲と2人して邸の前庭の方へと走って行く。後ろから、隆とノワも来ている。
シールドを張るほんの数秒、俺は無防備になってしまう。それを考慮して2人はついてきているんだ。
邸の中から、ユリシスじーちゃんが叫んでいる。
「ココォッ!! 何をしているぅッ!!」
「お祖父さまッ! シールドを張りますッ!」
「おぉぅッ!!」
邸からじーちゃんや父、兄達が出て来た。そして、裏へと走る。
破られた防御壁近辺では魔物と戦闘になっている筈だ。そこに皆向かうんだ。
少しでも魔物を中に入れない様に。少しでも犠牲者が出ない様に。
前庭に到着した俺は息を整える。
「ふぅ~……」
「お嬢さまぁ、大丈夫ですぅ。お守りしますぅ」
「そうッス!」
「アン!」
ははは、頼もしいぜ。
息を整え、深呼吸して両手を空に向ける。そして俺は静かに詠唱した。
「シールド……」
目には見えていないが、邸を透明なシールドが包み込む。そして、順に魔石を辿りシールドが展開されていく。
邸から次々と魔石が反応し森との境にシールドが展開されていった。
「お嬢さまぁ、完璧ですぅ」
「凄いッス!」
「アンアン!」
「これでなんとかなるわ」
『ココ!!』
一安心したのも束の間。俺の頭の中に霧島の声が響いた。
「え? キリシマ!?」
『ココ! 戻ってくれ! 魔物が入り込んでいるぞ!』
なんだと!? もっと早くシールドに気付いていれば! ディオシスじーちゃんは大丈夫なのか!?
「サキ、リュウ、ノワ。戻るわよ!」
「はいですぅ」
「了ッス!」
「アンアン!」
いつの間にか、咲や隆も手に武器を持っている。咲は短剣だ。腰には鞭を挿している。隆はロングソードだ。いつの間に持っていたんだよ。
「お嬢さまぁ」
そう言って、咲に手渡された俺の短剣。持っていたのかよ!
「ふふふぅ」
ああ、やっぱ武器を仕込んでいるんだ。こえーなぁ。だが、心強い!
「いくぞぉッ!」
俺が言うより先にノワが駆け抜ける。やっぱワンちゃんじゃないんだな。風を纏い、疾風の様に駆け抜けて行く。
「はえーな」
「ノワちゃん、早いですねぇ」
「フェンリルッスから」
「そうだった」
呑気な事を言ってるよ。だが、お陰で変な肩の力が抜けたよ。ありがとう。
邸の敷地内にもう魔物が入り込んでいた。武器を手にしたメイドさん達が応戦している。皆、一切怯まず魔物を討伐していく。強いなぁ。
それを躱しながら、俺達は母や王子のいる屋舎へと急ぐ。
母とクリスティー先生がいた屋舎へ王子や作業場の皆が避難している。その屋舎を狙っているかの様に魔物が押し寄せてきていた。
もっとずっと森の方、防御壁があるだろう辺りではじーちゃん達や父達が戦闘をしているのだろう。魔物の雄たけびや剣の音が聞こえてくる。シールドの外側でも戦っているみたいだ。
ああ、上から見て魔法攻撃できれば良いんだけど。それよりも今はこっちだ。
皆が避難している屋舎に迫る魔物達。それを目掛けておれは魔法をぶっ放す。
「ウインドアロー!」
矢の様な風が魔物に向かって飛んでいく。
「アンアンアン!!」
ノワが同じ様に風属性魔法を放つ。しかも広範囲だ。ノワ、小さいのに強いなぁ。
「さすがフェンリル」
「ね、そうですねぇ。ウインドアロー!」
咲も魔法を放つ。
「喋ってないで討伐するッスよ! ウインドエッジ!」
隆は風の刃を飛ばしながら、ロングソードで斬り付ける。
裏にはメイドさん達だけでなく、従者達も皆武器を持って戦っている。皆やる気だ。
こんな事をされて、大人しくやられるわけないじゃん。ああ、なんかムカついてきたぞ。酷い事ばっかしやがって。
「あ、お嬢さまぁ。怒ってますねぇ」
「咲、そりゃ怒るだろうよ!」
「ですよねぇ」
そんな話しをしながら討伐ってどうよ? 咲、余裕じゃん。
「ココ! 中もだ!」
「キリシマ!?」
なんだよ、霧島がいるのにどうしたよ。
「俺の魔法だと威力が強すぎてだな!」
「何言ってんだ!?」
ほんと、お間抜けなドラゴンだよ。
急いで棟の中へと入って行く。
「サキ、そう?」
「はいぃ。みんな度胸はありますからぁ」
「分かった」
「向かいにはシゲ爺が行ってる筈ッス」
『ココ、おれが先に行くぞ!』
「え、ノワ!?」
『おれが先に行ってくる! おれなら早いぞ!』
「ノワ、でも」
「お嬢、大丈夫ッス。ノワ、行けるな」
「アンアン!」
「よしッ!」
隆とノワが出入口のドアをそっとあけて外の様子を窺う。
「大丈夫ッス。お嬢、ノワを出します! ノワ! ゴーッ!」
ドアの隙間からノワが飛び出した。耳をピンと立て全速力で走って行く。弾丸の様に走り抜け、アッという間に向かいの屋舎に辿り着いた。そして、ノワが鳴き叫ぶ。
「アンアンアン!!」
すると、中からドアが開いた。顔を出したのはクリスティー先生だ。
俺がドアを少し開けて顔を見せる。手でそっちに合流すると合図する。クリスティー先生が頷く。よしッ。
「みんな、走るわよ! 殿下、走りますよ!」
「はいッ!」
「ああッ!」
ドアを開け、皆一斉に向かいの屋舎を目指して走り出す。そう距離はない。魔物はまだ姿も見えていない。大丈夫だ。
「慌てないでね! 大丈夫よ!」
俺は最後から付いて行く。先頭を走っていた爺さんがクリスティー先生の元に辿り着く。次々と向かいの屋舎へと入って行く。よし、大丈夫だ。
「ココ、何してんだ!?」
「キリシマ、ディオシスお祖父さまを見てくるわ!」
「馬鹿ッ! 何言ってんだッ!」
「ココ様! それよりシールドでっす!」
クリスティー先生の声が聞こえた。そうだ、シールドがあった。
ああ、俺は焦っていたのか!?
「サキ、シールドを張るわ!」
「はいですぅ!」
咲と2人して邸の前庭の方へと走って行く。後ろから、隆とノワも来ている。
シールドを張るほんの数秒、俺は無防備になってしまう。それを考慮して2人はついてきているんだ。
邸の中から、ユリシスじーちゃんが叫んでいる。
「ココォッ!! 何をしているぅッ!!」
「お祖父さまッ! シールドを張りますッ!」
「おぉぅッ!!」
邸からじーちゃんや父、兄達が出て来た。そして、裏へと走る。
破られた防御壁近辺では魔物と戦闘になっている筈だ。そこに皆向かうんだ。
少しでも魔物を中に入れない様に。少しでも犠牲者が出ない様に。
前庭に到着した俺は息を整える。
「ふぅ~……」
「お嬢さまぁ、大丈夫ですぅ。お守りしますぅ」
「そうッス!」
「アン!」
ははは、頼もしいぜ。
息を整え、深呼吸して両手を空に向ける。そして俺は静かに詠唱した。
「シールド……」
目には見えていないが、邸を透明なシールドが包み込む。そして、順に魔石を辿りシールドが展開されていく。
邸から次々と魔石が反応し森との境にシールドが展開されていった。
「お嬢さまぁ、完璧ですぅ」
「凄いッス!」
「アンアン!」
「これでなんとかなるわ」
『ココ!!』
一安心したのも束の間。俺の頭の中に霧島の声が響いた。
「え? キリシマ!?」
『ココ! 戻ってくれ! 魔物が入り込んでいるぞ!』
なんだと!? もっと早くシールドに気付いていれば! ディオシスじーちゃんは大丈夫なのか!?
「サキ、リュウ、ノワ。戻るわよ!」
「はいですぅ」
「了ッス!」
「アンアン!」
いつの間にか、咲や隆も手に武器を持っている。咲は短剣だ。腰には鞭を挿している。隆はロングソードだ。いつの間に持っていたんだよ。
「お嬢さまぁ」
そう言って、咲に手渡された俺の短剣。持っていたのかよ!
「ふふふぅ」
ああ、やっぱ武器を仕込んでいるんだ。こえーなぁ。だが、心強い!
「いくぞぉッ!」
俺が言うより先にノワが駆け抜ける。やっぱワンちゃんじゃないんだな。風を纏い、疾風の様に駆け抜けて行く。
「はえーな」
「ノワちゃん、早いですねぇ」
「フェンリルッスから」
「そうだった」
呑気な事を言ってるよ。だが、お陰で変な肩の力が抜けたよ。ありがとう。
邸の敷地内にもう魔物が入り込んでいた。武器を手にしたメイドさん達が応戦している。皆、一切怯まず魔物を討伐していく。強いなぁ。
それを躱しながら、俺達は母や王子のいる屋舎へと急ぐ。
母とクリスティー先生がいた屋舎へ王子や作業場の皆が避難している。その屋舎を狙っているかの様に魔物が押し寄せてきていた。
もっとずっと森の方、防御壁があるだろう辺りではじーちゃん達や父達が戦闘をしているのだろう。魔物の雄たけびや剣の音が聞こえてくる。シールドの外側でも戦っているみたいだ。
ああ、上から見て魔法攻撃できれば良いんだけど。それよりも今はこっちだ。
皆が避難している屋舎に迫る魔物達。それを目掛けておれは魔法をぶっ放す。
「ウインドアロー!」
矢の様な風が魔物に向かって飛んでいく。
「アンアンアン!!」
ノワが同じ様に風属性魔法を放つ。しかも広範囲だ。ノワ、小さいのに強いなぁ。
「さすがフェンリル」
「ね、そうですねぇ。ウインドアロー!」
咲も魔法を放つ。
「喋ってないで討伐するッスよ! ウインドエッジ!」
隆は風の刃を飛ばしながら、ロングソードで斬り付ける。
裏にはメイドさん達だけでなく、従者達も皆武器を持って戦っている。皆やる気だ。
こんな事をされて、大人しくやられるわけないじゃん。ああ、なんかムカついてきたぞ。酷い事ばっかしやがって。
「あ、お嬢さまぁ。怒ってますねぇ」
「咲、そりゃ怒るだろうよ!」
「ですよねぇ」
そんな話しをしながら討伐ってどうよ? 咲、余裕じゃん。
「ココ! 中もだ!」
「キリシマ!?」
なんだよ、霧島がいるのにどうしたよ。
「俺の魔法だと威力が強すぎてだな!」
「何言ってんだ!?」
ほんと、お間抜けなドラゴンだよ。
急いで棟の中へと入って行く。
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