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第4章 立ち向かう
119ーシールドの実験
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結局、魔石を嵌め込む柱の周りに魔物避けの柵を作ることになった。
魔物避けを混ぜた高さ1メートルほどの柵の中心に魔石を嵌め込む柱を立てる。魔物が生息する森は領地の東側だ。邸を中心にして等間隔に領地と森の境に立てるんだ。
「検証が必要でっす。どれくらいの距離なら反応するかを実際に実験してみましょう!」
あ、実験好きのクリスティー先生が張り切っているぞ。
「ココ様、必要なのですよ!」
「はい、クリスティー先生」
はいはい、俺は何でもするよ。領地の防衛の為だからな。
「ロディ兄さま、魔石はあるのですか?」
「ほら、少し前に皆で魔石に付与しただろう? あの時にね一緒に用意していたのが少しあるんだ。ココの考えは有用だと思っていたからね」
有難いね。俺が思いついた事を実際に作るよう考えてくれていたんだ。
それから、親方とクリスティー先生の集中はとんでもなかった。
俺がシールドを展開させる度に、距離を計測してメモっていく。それを何度も繰り返すんだ。
まあ、俺もそれだけ何度も実験に付き合わされたんだけど。
1度測っただけだと、偶々って場合もあるかも知れない。だから、何度も測って平均値を出すんだ。こんなに本格的に実験をするなんて思いもしなかったよ。
実験に参加する領主隊の隊員達も大変だった。親方が作った魔石を嵌め込んだ柱を地面に立てて見張るんだ。
どこまで連動できるのか距離が分からない。それを今実験しているんだ。だからまだ柱を埋め込んではいない。その為、絶えず見張らなければならない。
何度もシールドを展開して、実験した結果15メートルだった。俺の魔力で結界を張って次の魔石が反応する限界の距離だ。
「素晴らしいでっすッ!!」
「ガハハハッ! お嬢の魔力はとんでもねーなッ!」
そうなのか? 俺はよく知らんが。
「ココちゃん、スゴイわ!」
「母さま、そうなのですか?」
「そうよ! だってココちゃんの魔力のみなのよ!」
だからさ、いざとなったら母も魔力を流すだろう? なら、母も一緒に実験する方が良くね? 普通そうじゃね?
「ココ様、最小値をまず求めないとでっす」
「クリスティー先生、どうしてですか?」
「万が一の時に必ず最大値の魔力を流せる保証はないからでっす」
なるほど。そう言われてみればそうか。
しかしだな、最小値というなら……
「母さまお1人の距離も必要なのでは?」
「もちろん、奥様も試していただきますよ」
母も同じ実験をした結界、10メートルの間隔で柱を立てる事になった。
「クリスティー先生、10メートルが最小値ですか?」
「そうでっす。奥様もなかなかやりますねッ」
クリスティー先生が試してみたらもっとなんだろうな。俺達なんて比べものにならないだろう。
「私がいつもお手伝いできるとは限りませんからねッ」
そりゃそうなんだけど、ちょっと知りたい。
それと同時に、親方は柱の強度もテストをしていたらしい。物理的に岩をぶつけたり、剣で斬り付けたり、実際に魔法で攻撃してみたりしたそうなんだ。
「お嬢、こりゃぁ強いぜ。なかなかの強度だ」
「親方、そう?」
「そうさ。この中に芯を入れるってのがミソだな」
「そうそう、そうなのよ。それに魔物避けも混ぜておいたら、態々この柱に寄り付かないと思うのよ」
「ちげーねー!」
それからしっかりと10メートル、親方は測った。邸を中心に、領地の東側にある森との境を全部だ。
そこに、取り敢えずの目印も立ててある。
俺がする事は……そうだよ、また魔石に付与だ。実験に使った魔石はほんの一部だ。あと幾つもの魔石に付与しなければならない。その間に親方も急ピッチで柱を立てていった。
「はい、まだまだですよッ。頑張りましょうねッ!」
「はい、クリスティー先生」
今回の付与はクリスティー先生と2人だけだ。いくら10メートルに1つといっても森側だけで何キロあるんだって話だよ。
おまけに今回は魔石が大きい。前はアクセサリーにも出来る程度の大きさだった。今回は8歳の俺の手いっぱいになる位の大きさだ。
買ったらお高いだろうなぁ。
「それでもでっす。ココ様のこの発案のお陰で何人も領民の命が助かりまっす」
「クリスティー先生、そうですか?」
「ええ、確実にでっす。シールドを張っている内に避難できますからねッ」
「はい。そうあって欲しいです」
そうだ。逃げて欲しいんだ。一般人が魔物に敵う訳がない。だからシールドがあるうちに、逃げてきて欲しいんだ。うちの邸にさえ来てくれれば助かる。何とかなるんだ。
「ココ様、大丈夫でっす。きっと逃げて来てくれまっす」
「はい、クリスティー先生」
俺が魔石に付与すると、親方の手によってどんどん柱に埋め込まれていった。
親方は腕も良いが仕事も早い。
早速、本当に全ての魔石が反応するか、テストだ。
「ココ、いつも通りにするんだよ」
「はい、ロディ兄さま」
俺は集中する。そして一気にシールドを張った。いつもは、張り終えたらそれでおしまいだ。今回は、そこからまた魔石をはめ込んだ柱へと、次から次へと魔力が流れていく。少しの時間、魔力が持っていかれる感覚があった。それも収まった頃だ。
「ココッ! 素晴らしいじゃないかぁッ!」
どうやら見ていたらしい父が、走ってやって来てガシッと抱き締めてきた。
「父さま、シールドはどうですか?」
魔石をはめ込んだ柱の位置に領主隊が旗を持って立ってくれている。無事にシールドが展開できれば青色の旗を挙げてくれるんだ。
「見てみなさい、ココ」
「ロディ兄さま?」
邸から領地の森側の境を見ると、等間隔に青色の旗が挙がっている。領地の上空が薄らと虹色に光って見える。シールドが確実に張られている証拠だ。
「成功だよ、大成功だ!」
「兄さまッ!」
「ここからまた実験でっす。このシールドがどれ位の時間保つのか測ってみまっす」
そっか。シールドが張られたはいいが、直ぐに消えるようなら役に立たない。クリスティー先生の実験は続く。
「ココ様、もう魔力は流していませんね?」
「はい、流してません」
「では一旦旗を降ろしてもらいましょう。そして、シールドが消えたら今度は赤色の旗を挙げてもらいまっす」
「了解です」
ロディ兄が笛を吹いた。
――ピーピーピー
すると旗が下げられた。
ここからが実験だ。どれだけ保つのだろう? 自分では予想もできないんだが。
魔物避けを混ぜた高さ1メートルほどの柵の中心に魔石を嵌め込む柱を立てる。魔物が生息する森は領地の東側だ。邸を中心にして等間隔に領地と森の境に立てるんだ。
「検証が必要でっす。どれくらいの距離なら反応するかを実際に実験してみましょう!」
あ、実験好きのクリスティー先生が張り切っているぞ。
「ココ様、必要なのですよ!」
「はい、クリスティー先生」
はいはい、俺は何でもするよ。領地の防衛の為だからな。
「ロディ兄さま、魔石はあるのですか?」
「ほら、少し前に皆で魔石に付与しただろう? あの時にね一緒に用意していたのが少しあるんだ。ココの考えは有用だと思っていたからね」
有難いね。俺が思いついた事を実際に作るよう考えてくれていたんだ。
それから、親方とクリスティー先生の集中はとんでもなかった。
俺がシールドを展開させる度に、距離を計測してメモっていく。それを何度も繰り返すんだ。
まあ、俺もそれだけ何度も実験に付き合わされたんだけど。
1度測っただけだと、偶々って場合もあるかも知れない。だから、何度も測って平均値を出すんだ。こんなに本格的に実験をするなんて思いもしなかったよ。
実験に参加する領主隊の隊員達も大変だった。親方が作った魔石を嵌め込んだ柱を地面に立てて見張るんだ。
どこまで連動できるのか距離が分からない。それを今実験しているんだ。だからまだ柱を埋め込んではいない。その為、絶えず見張らなければならない。
何度もシールドを展開して、実験した結果15メートルだった。俺の魔力で結界を張って次の魔石が反応する限界の距離だ。
「素晴らしいでっすッ!!」
「ガハハハッ! お嬢の魔力はとんでもねーなッ!」
そうなのか? 俺はよく知らんが。
「ココちゃん、スゴイわ!」
「母さま、そうなのですか?」
「そうよ! だってココちゃんの魔力のみなのよ!」
だからさ、いざとなったら母も魔力を流すだろう? なら、母も一緒に実験する方が良くね? 普通そうじゃね?
「ココ様、最小値をまず求めないとでっす」
「クリスティー先生、どうしてですか?」
「万が一の時に必ず最大値の魔力を流せる保証はないからでっす」
なるほど。そう言われてみればそうか。
しかしだな、最小値というなら……
「母さまお1人の距離も必要なのでは?」
「もちろん、奥様も試していただきますよ」
母も同じ実験をした結界、10メートルの間隔で柱を立てる事になった。
「クリスティー先生、10メートルが最小値ですか?」
「そうでっす。奥様もなかなかやりますねッ」
クリスティー先生が試してみたらもっとなんだろうな。俺達なんて比べものにならないだろう。
「私がいつもお手伝いできるとは限りませんからねッ」
そりゃそうなんだけど、ちょっと知りたい。
それと同時に、親方は柱の強度もテストをしていたらしい。物理的に岩をぶつけたり、剣で斬り付けたり、実際に魔法で攻撃してみたりしたそうなんだ。
「お嬢、こりゃぁ強いぜ。なかなかの強度だ」
「親方、そう?」
「そうさ。この中に芯を入れるってのがミソだな」
「そうそう、そうなのよ。それに魔物避けも混ぜておいたら、態々この柱に寄り付かないと思うのよ」
「ちげーねー!」
それからしっかりと10メートル、親方は測った。邸を中心に、領地の東側にある森との境を全部だ。
そこに、取り敢えずの目印も立ててある。
俺がする事は……そうだよ、また魔石に付与だ。実験に使った魔石はほんの一部だ。あと幾つもの魔石に付与しなければならない。その間に親方も急ピッチで柱を立てていった。
「はい、まだまだですよッ。頑張りましょうねッ!」
「はい、クリスティー先生」
今回の付与はクリスティー先生と2人だけだ。いくら10メートルに1つといっても森側だけで何キロあるんだって話だよ。
おまけに今回は魔石が大きい。前はアクセサリーにも出来る程度の大きさだった。今回は8歳の俺の手いっぱいになる位の大きさだ。
買ったらお高いだろうなぁ。
「それでもでっす。ココ様のこの発案のお陰で何人も領民の命が助かりまっす」
「クリスティー先生、そうですか?」
「ええ、確実にでっす。シールドを張っている内に避難できますからねッ」
「はい。そうあって欲しいです」
そうだ。逃げて欲しいんだ。一般人が魔物に敵う訳がない。だからシールドがあるうちに、逃げてきて欲しいんだ。うちの邸にさえ来てくれれば助かる。何とかなるんだ。
「ココ様、大丈夫でっす。きっと逃げて来てくれまっす」
「はい、クリスティー先生」
俺が魔石に付与すると、親方の手によってどんどん柱に埋め込まれていった。
親方は腕も良いが仕事も早い。
早速、本当に全ての魔石が反応するか、テストだ。
「ココ、いつも通りにするんだよ」
「はい、ロディ兄さま」
俺は集中する。そして一気にシールドを張った。いつもは、張り終えたらそれでおしまいだ。今回は、そこからまた魔石をはめ込んだ柱へと、次から次へと魔力が流れていく。少しの時間、魔力が持っていかれる感覚があった。それも収まった頃だ。
「ココッ! 素晴らしいじゃないかぁッ!」
どうやら見ていたらしい父が、走ってやって来てガシッと抱き締めてきた。
「父さま、シールドはどうですか?」
魔石をはめ込んだ柱の位置に領主隊が旗を持って立ってくれている。無事にシールドが展開できれば青色の旗を挙げてくれるんだ。
「見てみなさい、ココ」
「ロディ兄さま?」
邸から領地の森側の境を見ると、等間隔に青色の旗が挙がっている。領地の上空が薄らと虹色に光って見える。シールドが確実に張られている証拠だ。
「成功だよ、大成功だ!」
「兄さまッ!」
「ここからまた実験でっす。このシールドがどれ位の時間保つのか測ってみまっす」
そっか。シールドが張られたはいいが、直ぐに消えるようなら役に立たない。クリスティー先生の実験は続く。
「ココ様、もう魔力は流していませんね?」
「はい、流してません」
「では一旦旗を降ろしてもらいましょう。そして、シールドが消えたら今度は赤色の旗を挙げてもらいまっす」
「了解です」
ロディ兄が笛を吹いた。
――ピーピーピー
すると旗が下げられた。
ここからが実験だ。どれだけ保つのだろう? 自分では予想もできないんだが。
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